ピアノ引越の運送費用相場は?依頼前の注意点や安く抑えるコツを解説
- ピアノ引越の費用は?
- ピアノ運送を安くする方法とは?
- ピアノ運送を依頼するときの注意点とは?
引越しの際、重い家具や家電製品を運ぶのはとても大変な作業です。中でも難しい搬出物として挙げられるのがピアノです。
この記事ではピアノ引越を考えている方に、ピアノ運送の相場を紹介します。ピアノ運送を依頼するときの注意点や費用を安くする方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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ピアノ運送の費用相場
ピアノ運送の費用は、ピアノの種類や求められる特殊作業の内容、運ぶ距離によって変わってきます。ここでは、以下の4つの種類から費用をみていきましょう。
- アップライトピアノ
- グランドピアノ
- 電子ピアノ
- エレクトーン
アップライトピアノ
アップライトピアノは、グランドピアノと比べて運搬費用が安いです。
運送距離 | 費用 |
---|---|
〜30km | 2万円以下 |
〜100km | 25,000円 |
100km〜 | 3万円以上 |
費用も比較的リーズナブルで、30km以内の近距離であれば2万円以下で抑えられることが多いです。
100km以内の隣県程度の距離であれば、25,000円くらいが相場です。区間によって細かく料金が決められているので、100kmを超えると最低でも3万円以上はかかります。
階段での運搬や、クレーンを使った特殊搬出の必要がない場合の相場です。
グランドピアノ
グランドピアノはアップライトピアノよりも奥行きがあるため、料金もそれに伴って高くなります。平均的な相場は、アップライトピアノの1.5倍から2倍です。
運送距離 | 料金 |
---|---|
〜30km | 25,000円〜4万円 |
〜100km | 4〜5万円 |
100km〜 | 5万円〜 |
30km圏内の運送であれば25,000円から4万円程度、隣県まで行く100km以内の運送だと4万円から5万円ぐらいでしょう。
運搬距離が100kmを超えると最低でも5万円、東京から大阪だと8万円から10万円程度かかることが多いです。フェリーを使う場合は30万円以上かかることも珍しくありません。
電子ピアノ
電子ピアノの場合は家電製品として扱えるため、専門の業者ではなく引っ越し業者に依頼できます。プラスチックや金属を使っているので、比較的繊細な作業が必要がありません。木製のピアノよりも扱いが簡単なので、アップライトピアノよりも数割安めの運送費用を設定している会社が多いでしょう。
エレクトーン
エレクトーンは、ピアノの中でも運送費用が安いです。調律や整調・整音の必要がないので、電子ピアノと同じくどの業者でも依頼できます。
運送距離 | 料金 |
---|---|
〜10km | 約13,000円 |
〜40km | 約18,000円 |
ピアノ運送の費用が上がるケース3パターン
ピアノ運送を依頼する際に予想より金額が上がる場合があります。事前に金額が上がる条件を知っておくことで、想定外の事態を防げます。
ここからは追加費用がかかる以下の3つのパターンについて紹介するので、ピアノ運送を依頼する際の参考にしてください。
- 長距離の運送の場合
- 階段やエレベーターでの運搬が必要な場合
- 運搬にクレーン車が必要な場合
長距離の運送の場合
ピアノを運搬する距離が長くなればなるほど、料金が高くなります。多くの場合100km圏内であれば、距離によって料金が設定されています。100km以上の距離の場合は、関東から関西、関東から福岡というように区間で料金設定されていることが多いでしょう。
離島や山間部の場合、フェリーや特殊車両が必要なケースがあります。雪が降る時期だと作業が大変になるため、追加料金をかけている会社もあるでしょう。
階段やエレベーターでの運搬が必要な場合
階段やエレベーターでの運搬が必要になる場合、スタッフの人数や安全に運ぶ技術が必要です。特にグランドピアノの場合は、狭い場所を通過させるために解体作業が行われます。
基本料金に加えて、少なくとも5,000円から2万円くらいの追加料金がかかることを覚えておきましょう。
運搬にクレーン車が必要な場合
クレーン車を使う場合は、1回あたり1万円から2万円の車両のレンタル費用がかかります。ピアノの大きさや、どの高さまで吊る必要があるのかによっても、車両の大きさが変わります。
上階に吊り上げるための大型クレーン車が必要な場合は、5万円から7万円程度かかることもあるので事前に確かめておきましょう。
ピアノ運送費用を安く抑えるコツ3選
1. 複数の業者で見積もりを取る
業者ごとに使用する機材や持っているノウハウが異なるため、会社によっては数万円もの金額の差が出ることもあります。
必ず一社だけでなく複数の会社に見積もりを出して、サービスの内容と費用を比較することが重要です。より安心で費用の安いところを見つけて、お得に引っ越しができるようにしましょう。
2. 引越し先から近い業者を選ぶ
業者によっては出張費が発生する可能性があるため、引越し先から近い業者を選ぶようにしましょう。例えば、河合楽器製作所の場合は3,300円かかります。
依頼する前にホームページに確認することで、出張費がいくらなのかわかります。余計な出費を増やさないためにも、引越し先から近い業者に依頼しましょう。
3. ピアノを手放すか種類を変えることも検討
遠方に運送したり大きなグランドピアノを運ぶとなると、相当な費用がかかります。ほとんど使っていないのであれば、ピアノを手放したり小さなサイズに変更したりすることも検討してみましょう。
ピアノを売却して、引越し先で新たに購入するのも1つの手です。運送費用がかからないうえ、新しいピアノに触れることができるので検討する価値はあります。
ピアノの運送業者を選ぶ3つのコツ
1. 過去の実績を確認する
ピアノの運送業者選びに失敗しないために、業者の過去の実績を確認しましょう。ホームページや口コミを確認する際は、自宅にあるピアノと同じ機種や型番の運搬実績があるかを確認するのがおすすめです。過去に同じピアノを運んでいる場合は、運送の流れがわかっているため安心して依頼できるでしょう。
2. 見積もりを出してくれる
ピアノ運送の業者を選ぶ際には、見積もりを出してくれるところを選びましょう。見積もりを出してくれることで費用の予想がつき、安心して依頼できます。
3. 保証が設定されている
ピアノの運送を依頼するときに、運送内容に保証が設定されているか確認しましょう。万が一ピアノを落としたり、傷をつけたりする可能性も考えられます。
高価なピアノだった場合、高い修理費を払わなければいけません。全額保証なのか修理してくれるのかを確認して、もし修理してくれる業者なら安心して依頼できるでしょう。
ピアノ運送を依頼する際に注意すべき2つのこと
ピアノの運送を業者に依頼する場合には、以下の2点に注意しましょう。後々余計なトラブルに発展することがないように、しっかりと事前のリサーチを行っておくことが大事です。
- クレーン車が必要なら家の前のスペースを確認する
- 引越し前にピアノに汚れやキズがないか確認する
クレーン車が必要なら家の前のスペースを確認する
搬入出の際にクレーン車を使う必要が発生したら、家の前にクレーン車を停められるかをチェックしましょう。また、家の前の道路が狭い場合は、占有許可を取る必要があるのか依頼する業者に聞いてみましょう。
過去にピアノ運搬を依頼したことがある場合でも、クレーン車が停められるスペースがあるか必ず確認しましょう。
引越し前にピアノに汚れやキズがないか確認する
ピアノ運搬が始まる前にピアノの汚れやキズがないか事前に確認しましょう。汚れやキズがある場合は、写真を撮ることをおすすめします。
引越し後に見覚えのないキズや汚れがついていたときに確認のために使えるでしょう。業者とのトラブルを防ぐためにも、ピアノの状況を事前に把握する必要があります。
おすすめのピアノ運送業者5選
ピアノ運送の費用や安くする方法、依頼する際に確認するべきことを紹介しました。しかし、どの運送業者を使っていいかわからない方も多いでしょう。
ここでは、おすすめのピアノ運送業者を5つ紹介します。
- ピアノ運送株式会社
- 池田ピアノ運送株式会社
- 日本ピアノ運輸株式会社
- 東京ピアノ運送株式会社
- ピアノ引越センター
1. ピアノ運送株式会社
ピアノ運送株式会社は、1910年設立の歴史ある運送会社です。全国に15ヶ所の拠点があり、全国どこにいても依頼ができます。
ピアノの最適な保管環境である15〜25度で保管してくれるため、運送後も状態のいいピアノを保てるでしょう。運送の他にも、調律のサービスもあるのですぐにいい状態のピアノを弾けます。
2. 池田ピアノ運送株式会社
池田ピアノ運送株式会社は、全国に運送可能であり、パワーゲートの付いた特殊車両を使うことで作業時間が約30分で完了します。作業時間が短い上に、「思いやりピアノ引越し便」というサービスを使うと、16,500円の利用が可能です。
思いやりピアノ引越し便は、「大切なものだから壊されたくない」「デリケートなものだから安心して任せたい」などの悩みを解決するためのサービスです。無料見積もりを実施しているので、気になる方は問い合わせてみましょう。
3. 日本ピアノ運輸株式会社
日本ピアノ運輸株式会社は、半世紀にわたりピアノ運送をやってきた会社です。100万台以上のピアノ運送の実績があり、全国どこでも配送が可能です。
熟練のピアノ職人によるクリーニングや調律のサービスがあり、ピアノのメンテナンスも十分でしょう。運送の他にピアノの買取も行っており、査定は無料です。
4. 東京ピアノ運送株式会社
東京ピアノ運送株式会社は全国に配送可能な会社であり、ピアノの他に精密機器や重量物運送も行っています。
作業の際には作業名刺を渡し、作業工程や時間などを説明してくれるでしょう。ピアノを運送する際に、玄関や縁側にキズがつかないように布団を使って保護もしてくれます。ピアノと家への配慮をきちんとしている業者だといえるでしょう。
5. ピアノ引越センター
ピアノ引越センターは、1970年に設立された長い歴史のある業者です。ピアノ運送の他にも、一時保管や調律、専門技術士の修理のサービスがあります。
全国に配送可能ですが、特に近畿圏に力を入れています。無料見積もりを実施しているので、気になった方は問い合わせてみましょう。
まとめ
ピアノ運送の相場や費用を安くする方法、ピアノ運送を依頼するときの注意点を紹介しました。
ピアノの運送にはノウハウと大変な作業が求められることから、家財道具の引っ越し作業よりも費用がかかります。そのため、実績があり信頼でき、かつできるだけお得な料金で行ってくれるところを探す必要があります。
「比較ビズ」なら、必要事項を記入する2分ほどの手間で最適なピアノ運送業者をみつけられます。無料見積もりも可能なので、ぜひご活用ください。

もしも今現在、
- 適切な物流・運送会社の選び方がわからない
- 信頼性や安全性の確認方法が知りたい
- 運送料金の見積もりが適正か判断に困っている
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の物流・運送会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで適切な会社を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
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