【車の運搬費用解説】3つのやり方別で解説

最終更新日:2021年06月17日
【車の運搬費用解説】3つのやり方別で解説

引っ越しをすることになったら、家具や食器など家の中のものをすべて引っ越し会社にお願いして移動することになります。その際に、自動車も持って行かないといけません。車が何台もあるとか、かなり遠い場所というケースだと輸送会社に依頼して運ぶことが多くなります。どのように輸送手続きが進んでいくのか、どのくらいの費用がかかるのかをチェックして、スムーズに引っ越しができるようにしましょう。

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車を輸送する手段とは?

まずは、そもそも車を遠方まで輸送するにはどんな手段があるのかをチェックしてみましょう。それぞれの方法のメリットとデメリットを知り、自分たちのケースで最も優れたものを選ぶことができます。

引っ越し会社にまとめて頼む

家財道具の輸送を引っ越し業者に頼んでいるのであれば、自動車の輸送ができるかどうかも聞いてみると良いです。会社によって違いはありますが、中にはオプションという形で自動車輸送を手がけているところもあります。

といっても、多くの会社は自動車輸送を自ら行っているわけではなく、提携している会社に依頼することが多いです。そのため、中間手数料もかかって相場が多少高くなることがあります。

一方で、家財道具の引っ越しの契約をする時にまとめて行えますので、すべての手続きを同時に済ませられるというメリットがあります。引っ越しというのはかなり作業が多くて忙しいものですので、手間を省けるというのは、多少割高になってもメリットの方が大きいと考える人もいるはずです。

自動車輸送専門会社に依頼する

距離が長いとかそもそも引っ越し業者で車の輸送をしていないというケースでは、専門の自動車輸送会社に依頼することになります。また、専門の会社に依頼した方が料金が安くなることもありますので、別々に頼んだ方が良いと考えられる状況もあります。

専門の業者だけあって、様々な車種に対応していますし、日本全国どこでも届けてくれるというところが多いです。細かな点まで配慮して、引っ越しの日時に合わせてくれるなどの柔軟な対応をしてくれるので、引っ越し業者と別に依頼しても大きな問題とはなりません。

自分で運転して輸送する

業者に依頼せずに、すべて自分で運転して運ぶというのも一つの手段です。家財道具を移す時に一緒に自分で運転していくこともできますし、別のタイミングで車だけを運ぶこともできます。

費用の面では安くなることが多いですが、遠方だと体力的に疲れてしまいますし時間もかなり取られます。引っ越しに伴う輸送であれば、家財道具の移動だけでもかなり忙しいですし、疲れてしまうものですので、無理をせずに輸送できる手段を探した方が安全ということも考えた方が良いでしょう。

車を輸送する際の手続きの流れ

引っ越し会社に頼むにしても輸送専門会社に依頼するにしても、基本的な手続きは一緒です。どのような流れで進んでいくのかを見て、スムーズに依頼できるようにしましょう。

業者の選定と打ち合わせ

会社によって費用が結構変わってくるものなので、できるだけ複数の会社に相見積もりを取った方が良いです。そのため、引っ越し業者だけでなく、いくつかの輸送会社に見積もりを取ってもらいましょう。

運んでもらいたい車の種類と目的地を指定して、見積もりを出してもらいます。その際には、どんなサービスが含まれているかもチェックします。

場合によっては保険に加入した方が安心ということもありますし、受け渡しの方法や輸送そのものの方法も異なることがあるからです。費用だけでなく、どんな形で輸送がなされるのかも担当者と打ち合わせしましょう。

料金の確認とサービス内容の決定

見積もりをチェックして業者を選んだら、最終的にサービスの内容を決めて料金を決定します。後述しますが、車の輸送はいろいろな要素で料金が変動することがあります。

同じ会社でも時期をずらすなどすることで、料金が安くなることもありますので、その点も話し合ってベストな輸送ができるように考えることが大事です。納得できたら、最終的に日程や細かな受け渡しの手段、料金を確定して契約します。

状態チェックを一緒に行う

輸送を行う当日に、業者の担当者と一緒に自動車をすべてチェックします。傷がついているところはないか、傷がある場合はどこに付いているかを見て書類に残します。

状態チェックは必ず業者任せにするのではなく、自分でもしっかりと行いましょう。傷がある箇所について書類を作成したなら、その内容が合っているかどうかについてもチェックした方が良いです。

車内に貴重品が残っていないかどうかにもついても確かめましょう。盗難などの危険性があると思わなくても、万が一の事故などに遭った場合のことを考えて、自分の手元から離れることになる車の中にはできるだけ物は残さない方が安心です。

引き渡しと輸送

状態チェックが終わったら、車を引き渡して輸送をしてもらいます。引き渡しは、自宅まで来てくれることもありますし、自分で店舗まで持ち込むこともできます。それによって費用が変わってくる要素でもありますので、引き渡し手段についても考えておきましょう。

輸送は基本的には車載車に載せて、陸送という形でなされます。ただし、かなり遠方であったり離島だったりする場合はフェリーを使うこともあります。さらに、高級車などはコンテナタイプの車載車を使うことも可能です。

目的地での受け取り

目的地まで輸送したら、指定の場所で受け取ることになります。自分たちが先行して移動することができるのであれば、最短時間で受け取ることができますが、後から目的地に着く場合は待機してもらうことになります。

その際には、いつ受け取りができるかを明確に定めておく必要があります。会社や輸送手段によって留め置きできる日数が決まっていることが多いので、できるだけタイムラグを短くするようにしましょう。

受取の際には、引き渡しの際に確認した車の傷を記載した書類を見ながら、新たな傷ができていないかをチェックします。やはり、ここでも業者側と自分でしっかりと見て、後々トラブルに発展しないようにしましょう。

車の輸送をする時の注意点

大事な自動車を運搬する際には、ちょっとしたことが大きなトラブルにつながることもありえます。問題なく輸送をして、スムーズに引っ越し作業を終えられるように、前もって気を付けるべき点を確認しておくと良いでしょう。

自分でやる方が安いとは限らないケースも

まず運搬手段そのものを選ぶ際ですが、たいていは業者に依頼するよりも自分で運転した方が安くあがるのは事実です。しかし、中には自分で運転した方が高くつくこともありますので注意しましょう。

遠方だとガソリン代に高速代など、運転するだけでもかなりの費用となることがあります。もちろん陸送をすれば、同じようにコストがかかるのですが、何台かまとめて輸送する方式だと場合によっては多少安くなることもあります。

また、フェリーを使って送った方が、ずっと運転するよりも安いということはありえます。そのため、まずは自分ですべて運転する場合にかかる費用と、依頼する場合の料金を調べて比較することが大事です。

多少の費用の違いが出るとしても、それにかける時間や労力などを考えると、トータルでは頼んだ方が良いということになるケースも多いものです。下調べをしっかりとすることで、より良い方法を見つけられるわけです。

傷の確認は双方の合意の下でしっかりと行う

車の輸送でトラブルになりやすいのが、輸送後に傷が見つかった場合です。運搬途中に傷がついてしまったのかもしれませんし、元々傷があってそれに気づかなかっただけなのかもしれません。

これは書類も何も作っていなければ、証明のしようがない点ですので、引き渡しの際の傷のチェックは確実に行うようにしましょう。その際に作った書類に記載されていない傷が付いた場合は、輸送中にできたということを証明できます。

また、受け渡し時のチェックも必ず丁寧に行いましょう。さっと見ただけでは分からない傷ができている可能性もあるからです。特に、下回りなどは車載車に載せる時などにこすってしまうことがあるので、周囲だけでなく下ものぞいてみた方が安心です。

保険の加入

業者のサービス内容に保険が含まれているかどうかも確認しましょう。もちろん、運搬途中に起きた事故によって車が破損した場合は、輸送会社が補償をしてくれます。

しかし、フェリーを使って輸送する場合など、免責になるケースも存在します。その場合は、オーナーが自分負担で修理をしなければならない可能性が出てきます。そのため、まずは何かあった場合、どこまで保証してくれるのかを尋ねましょう。

その上で、業者の保証が及ばない部分がある場合、損害保険に加入することも一つの手段です。一度だけの保険ですのでそれほど高額ではなく、安心のために、入るだけの価値はあります。

到着の遅れが生じることもある

契約の際に到着日時をしっかりと定めますが、どうしても遅れが生じてしまうこともあります。天候や災害などによって陸送ルートに問題が出ることも考えられるからです。

特にフェリーを使って輸送する場合には、天候次第で欠航したり遅延したりする可能性は十分にありえます。そのことも事前に考えておいた方が良いでしょう。

受け取りの場所と予定を確認

業者側の遅延もありますし、自分たちの予定が狂ってしまうこともありますので、受け取りの予定をきちんと定めると共に、遅れた場合の対応についても確認しておきましょう。アクシデントの可能性も考えて、できるだけ余裕のある予定を組んでおくのがベストです。

場合によっては、目的地での留め置きができないというケースもありますので、引っ越しで忙しいとしても明確に予定を組んでおくべきです。特に、初めて行く土地での受け取りだと、場所が分からずに苦労することもありますので注意が必要です。

ガソリンを抜いておくべきケースもある

陸送をする場合、事故防止のためにガソリンをある程度抜いておくことが求められるケースがあります。事前に業者にガソリンの量について気を付けるべきかを質問しておきましょう。

それに合わせてガソリンを入れたり、ちょっと走らせて消費したりすることになります。業者の方で必要に応じてガソリンの抜き取りをすることもできますが、別料金がかかるので注意しましょう。

車を運搬する際の費用

どのくらいの費用がかかるかというのは、依頼を決める大きなポイントとなります。全体的な相場と、費用変動の要素をチェックしてみましょう。

基本的な相場

陸送費用の相場は、距離によって変わってきます。たとえば、同じ県か隣の県くらいであれば2、3万円で済みます。それが5時間から10時間くらいの距離となると、3万円から10万円くらいと幅が出てきます。

具体的な例を挙げると、ニーズの多い東京から大阪の場合で4万円台というのが相場です。また、フェリーを使うくらいの距離、たとえば北海道から福岡までの区間だと10万円くらいが相場となります。

車種によって費用が変わる

こうした平均的な費用に加えて、車種による違いが出てきます。軽自動車だと1割くらい安くなりますし、逆に大きな車だと割り増しされることになります。

特に全長が2.0mを超える車については、使う車載車の種類が変わってくるためぐっと費用がアップする傾向にあります。商用バンなどは全長が長いためどうしても費用が上がり、場合によっては相場の倍以上になることもあります。

繁忙期だと高くなることも

繁忙期は料金を高めに設定している会社が多いです。具体的には2月から4月の、引っ越しが多いシーズンです。2割から3割程度は割り増しとなることが多いので、上手にシーズンを選ぶことも大事です。

そもそも繁忙期は予約を取ること自体が難しいこともあるので、早めに行動しないといけません。早めに予約すれば料金が割引されるのであれば、その分を相殺できます。

陸送費用を安く抑えるコツ

決して安くない費用ですので、できるだけお得に済ませることができればベストです。そのためにできるコツを確認してみましょう。

専門会社への見積もりもする

引っ越し業者にオプションとして自動車輸送を依頼すると、いろいろな事情で割高になることがあります。そのため、輸送専門会社にも見積もりを依頼しましょう。

中間マージンがないなどの理由で、より安くなることも多いです。どちらにしても、複数の会社に相見積もりをしてもらうというのは、コストを下げるための基本と言えます。

時期をずらす

繁忙期を避けることができれば、より安くできます。そのため、家財道具の引っ越しの時期はずらせないとしても、車だけは後から、もしくは先に運搬してしまうということも検討してみましょう。

さらに、できるだけ早めに決めて予約をすることで、割引を受けられる可能性があります。引っ越しが決まったら、すぐにシーズンごとの料金を複数の会社で確認するのがコツです。

まとめ

車の運搬は区間や車種、業者によって費用が変わってきます。できるだけお得に行うためにも、相見積もりが必須です。そこで、「比較ビズ」の一括比較サービスを利用して見るのは賢い方法です。

実績のある輸送会社や引っ越し会社を検索して、簡単にいくつもの見積もりを確認できます。手数料もかかりませんので、気軽に使えるのもうれしいところです。

比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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