レスポンシブデザインとは?作成方法やメリットとデメリットを解説!
- なぜレスポンシブデザインは必要なのか?
- レスポンシブデザインの作成手順は?
- レスポンシブデザインを作成する際の注意点は?
「Webサイトを運営しているが、レスポンシブデザインが何かわからない…」とお悩みの方必見!
この記事ではWebサイトの制作や運用に携わる方に向けて、レスポンシブデザインの基本情報やメリット・デメリットを解説します。最後まで読めば、レスポンシブデザインの作成手順がわかります。
Webサイトが各デバイスに対応することが求められ、レスポンシブデザインは必要不可欠なデザイン手法です。レスポンシブデザインにおすすめのテンプレートも紹介しているため、デバイスの多様性に対応する方法が知りたい方はぜひ参考にしてください。
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レスポンシブデザインとは
レスポンシブデザインとは、Webサイトやアプリなどのコンテンツを、さまざまなデバイスに最適な表示に調整する手法のことです。PCやスマートフォン、タブレットなどで閲覧する際に、文字や画像などを最適なサイズに自動調整し、使いやすい表示を提供します。
レスポンシブデザインが求められる理由
現在、スマートフォンやタブレットなど、多種多様なデバイスを利用するユーザーが増えています。
Webサイトを閲覧するユーザーは、PCだけではなく、スマートフォンやタブレットからのアクセスがかなり高い比率を占めています。そのため、Webサイトを作成する際は、さまざまなデバイスに対応できるようにしましょう。
レスポンシブデザインの作成手順
Webサイトやアプリを作成する際は、さまざまなデバイスで最適な表示を実現するため、レスポンシブデザインが必要です。
ここでは、レスポンシブデザインを作成する手順を解説します。
- レイアウトの設計
- メディアクエリの設定
- 画像の最適化
- テストと修正
1. レイアウトの設計
Webサイトの全体的なレイアウトを設計します。
PCやスマートフォン、タブレットなどのデバイスでどのように表示されるかを考慮しながら、画面の幅に応じてコンテンツをレイアウトしましょう。
2. メディアクエリの設定
CSSのメディアクエリを使用し、デバイスの画面サイズに応じて、レイアウトやフォントサイズ、画像のサイズなどを調整しましょう。具体的には、スマートフォン用の画面幅やタブレット用の画面幅、PC用の画面幅など、複数のメディアクエリを設定します。
メディアクエリとは?
メディアクエリとは、Webページの表示媒体や画面サイズ、解像度などの特性に応じて、CSSのスタイルを切り替える機能です。
CSSの@mediaルールを使用し、指定した条件(メディアタイプ、画面幅、解像度など)に一致する場合に適用されるスタイルを指定できます。たとえば、以下のCSSコードでは、スクリーンの幅が600px以下の場合に、h1要素のフォントサイズを20pxに変更できます。
@media screen and (max-width: 600px) {
h1 {
font-size: 20px;
}
}
これにより、スマートフォンやタブレットなどの小さい画面で表示される際に、適切なフォントサイズで表示されます。
3. 画像の最適化
Webサイトで使用する画像は、表示に時間がかかる場合があるため、画像の最適化が重要です。
画像ファイルサイズを小さくするために、適切なフォーマット(JPEG、PNG、GIFなど)を選択しましょう。
4. テストと修正
Webサイトをさまざまなデバイスでテストし、問題がないかどうかを確認します。
レスポンシブデザインの実装には、デバイスやブラウザの種類によって異なる表示結果になる可能性があります。そのため、テスト結果に応じてCSSを修正しましょう。
レスポンシブデザインのメリット3つ
レスポンシブデザインには、各デバイスでの最適な表示方法を提供するための利点があります。
ここでは、レスポンシブデザインのメリットを3つ解説します。
- ユーザビリティが向上する
- SEOに好影響を与える
- 将来の対応性がある
ユーザビリティが向上する
レスポンシブデザインの最大のメリットの1つは、ユーザビリティの向上です。レスポンシブデザインを採用することで、異なるデバイスからWebサイトにアクセスするユーザーに、最適な表示を提供できます。
ユーザーは、自分の好みのデバイスで快適にWebサイトを閲覧できるため、Webサイトにとどまる時間が長くなります。
SEOに好影響を与える
レスポンシブデザインは、異なるデバイスに対応するため、1つのURLで表示されます。これにより、SEOにおいて重要なコンテンツの重複問題が解決されます。
1つのURLでコンテンツを提供できるため、検索エンジンのクローラーに対しても、Webサイトの評価が向上するでしょう。
将来の対応性がある
レスポンシブデザインは、デバイスの進化に対応できるため、将来的なデバイスの増加にも柔軟に対応できます。たとえば、新しいスマートフォンやタブレットが発売された場合、既存のレスポンシブデザインのWebサイトはそのデバイスに自動的に対応できます。
レスポンシブデザインを採用していない場合、新デバイスに対応するために別途デザインを変更する必要があり、大幅なコストと時間がかかるでしょう。
レスポンシブデザインのデメリット2つ
レスポンシブデザインを採用することで、ユーザーに最適な表示を提供できますが、この手法にはいくつかのデメリットも存在します。
以下に、レスポンシブデザインのデメリットを2つ解説します。
- デザインが複雑になる
- パフォーマンスの低下につながる可能性がある
デザインが複雑になる
レスポンシブデザインは、異なるデバイスにあわせてレイアウトや表示内容を最適化するため、複雑なデザインが必要な場合があります。異なるデバイスにあわせたレイアウトや表示内容の考慮が必要なため、デザインを自由に組み合わせながら設定しましょう。
パフォーマンスの低下につながる可能性がある
Webサイトの見た目と機能を各デバイスにあわせて最適化する際、その過程でパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。レスポンシブデザインは、異なるデバイスにあわせてコンテンツを調節し、多くのCSSやJavaScriptが必要となるためです。
そのため、ページの読み込み時間が長くなり、パフォーマンスの低下につながる可能性があることに注意しましょう。
レスポンシブデザインにおすすめのテンプレート2つ
デザインのスキルが十分でない場合や、時間的制約がある場合は、テンプレートを使用することで簡単にレスポンシブデザインを実現できます。
ここでは、特におすすめのレスポンシブデザイン用テンプレート2つを紹介します。
- Bootstrap:プログラミングの手助けをしてくれるフレームワーク
- Materialize:Googleのマテリアルデザインに基づいたフレームワーク
Bootstrap:プログラミングの手助けをしてくれるフレームワーク
Bootstrapは、最も人気のあるフレームワークの1つで、レスポンシブデザインに最適なテンプレートを提供しています。HTMLやCSS、JavaScriptをベースにしたテンプレート集で、デザインスキルのない方でも簡単にレスポンシブデザインを実現できます。
グリッドシステムを使用することで、コンテンツを自動的に配置し、画面サイズにあわせて自動的にレイアウトを調整可能です。モバイルデバイスに最適化されたナビゲーションバーや、豊富なUIコンポーネントのライブラリが用意されています。
Materialize:Googleのマテリアルデザインに基づいたフレームワーク
Materializeは、Googleのマテリアルデザインに基づいており、レスポンシブデザインに優れたテンプレートを提供しています。
ボタンやナビゲーション、フォームなど、さまざまなコンポーネントが含まれています。コンポーネントを組み合わせることで、簡単にWebサイトやアプリのUIを構築できるでしょう。
なめらかなアニメーションやエフェクトの多彩な実装も含まれています。たとえば、モーダルウィンドウやドロップダウンメニューなどがあり、ユーザーの操作体験を向上できます。
レスポンシブデザインを作成する際の注意点3つ
レスポンシブデザインは、Webデザインのスタンダードとなり、さまざまな画面サイズを持つデバイスに対応するために重要です。
しかし、多様なデバイスに対応するためには、いくつか注意点があります。以下では、レスポンシブデザインを作成する際の注意点を3つを解説します。
- モバイルファーストで考える
- 画像の圧縮や最適化を行う
- デバイスの多様性に対応する
モバイルファーストで考える
デザインを作成する際は、まずモバイルファーストで考えましょう。モバイル端末を中心に設計することで、必要最低限の情報や機能を把握し、スピーディーかつシンプルなUI/UXを提供できます。
モバイルファーストでデザインすることによって、デスクトップ版やタブレット版など大きな画面にも対応しやすくなります。
画像の圧縮や最適化を行う
モバイル端末は通信速度が遅いため、画像のサイズや容量を軽くすることが重要です。画像ファイルが重く、多数使用されている場合、ページの読み込み時間が長くなり、ユーザー体験が低下する可能性があります。
画像を軽量化することで、Webサイトの読み込み速度を向上できます。画像を圧縮すると、画質が劣化する場合があるため、適切な圧縮率を選択しましょう。
3. デバイスの多様性に対応する
レスポンシブデザインを作成する際は、さまざまなデバイスに対応する必要があります。スマートフォンやタブレット、ノートパソコン、デスクトップなど、異なる画面サイズや解像度を持つデバイスが含まれます。
デバイスの多様性に対応するために、レスポンシブデザインの基本原則を理解しましょう。グリッドシステムやメディアクエリ、フレキシブルボックスなどの技術を使用して、画面サイズにあわせて自動的にレイアウトを変更できます。
レスポンシブ対応を外部に依頼したときの費用相場に関しては、以下のリンク先で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
まとめ
現代では、さまざまなデバイスが普及し、Webサイトを閲覧するユーザーも多様化しています。Webサイトが各デバイスに対応することが求められ、レスポンシブデザインは必要不可欠なデザイン手法となりました。
しかし、Webデザインに詳しくない場合はレスポンシブデザインを導入するハードルが高く感じる可能性があります。
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山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

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レスポンシブデザインは様々な書き方がありますが、基本的な概念はほぼ一緒です。スマートフォンがこれだけ普及しているのですから、WEB制作を行う業者としてもレスポンシブデザイン対応が当たり前になっている場合が多いと思います。
レスポンシブデザインは、デザイン設計部分から検討する必要があり、エンジニアとデザイナーの打ち合わせが重要になってきます。
ブログや企業のコーポレートサイトなどは比較的簡単にレスポンシブ化することができますが、商品訴求に重きを置いたLP(ランディングページ)や特設ページなどの場合、パソコンはパソコン。スマートフォンはスマートフォンといった具合で別々にデザインカンプを作成するケースもあります。
そうなるとパソコンとスマートフォンのそれぞれ全く別のデザインを作る作業が発生するため、費用と工数が嵩みます。レスポンシブデザインは見やすさ・伝わりやすさを大前提とし、予算や費用によってどこまで実装できるかを複数の業者に相談しながら進めた方がスムーズに進むのではないでしょうか。