ecサイトの決済方法とは?その種類やメリット・デメリット

更新日:2020年08月03日 発注カテゴリ: Web制作会社・システム開発会社
ecサイトの決済方法とは?その種類やメリット・デメリット

ecサイトを運営するに当たって考えるべきなのが、どんな決済方法を導入するかです。しかし、クレジットカード決済や銀行振込ぐらいしか決済方法を知らない方も少なくないのではないでしょうか。そこで、ここではecサイトでよく使われる決済方法とそれぞれのメリット・デメリット、さらに導入に当たっての決済代行会社の選び方などまで詳しく解説します。

関連する記事

ecサイトに導入されている決済方法とは?

ecサイトの決済方法というとクレジットカード決済が真っ先に思い浮かびますが、もちろんそれだけではありません。ユーザーの立場になってみても、クレジットカード以外の方法で決済するケースがあることは容易に想像できるはずです。

そこで、まずは経済産業省が2019年に行った調査からユーザーに選ばれているおもな決済方法を確認し、それからクレジットカード以外の方法で決済するユーザーは、どのような理由でクレジットカードを使わないのかを考察します。

ecサイトでユーザーに選ばれる上位の決済方法

経済産業省の調査によると、ecサイトで最も利用されている決済方法は、やはりクレジットカード決済です。全ユーザーのおよそ3分の2が利用しています。次いで多いのがコンビニ決済で、約30%です。以下、代引決済、銀行決済と続きます。

ユーザーがクレジットカード決済を選ばない理由

このように、クレジットカード決済を選ぶユーザーが半数以上を占めているものの、言い換えれば、ユーザーの3分の1はそれ以外の方法で決済しているということです。では、なぜ彼らはクレジットカード決済を選ばないのでしょうか。

個人情報の漏洩が心配

個人情報漏洩のリスクが第一の理由です。

安全性の高いecサイトだとしても、オンライン上に自分の個人情報を打ち込むことに抵抗を感じる人は一定数います。実際、大手のecサイトでも情報漏洩や盗難などの被害に見舞われることもありますので、そのリスクを恐れてクレジットカード決済を選ばないことも納得できるでしょう。

クレジットカード以外の決済方法が増えた

以前はクレジットカードがないとネットショッピングが不便でしたが、今ではさまざまな決済方法が登場しています。

少し前まではネットショッピングをするためにクレジットカードを作ろうという層も一定数いたはずですが、今では「わざわざクレジットカードを作らなくても、ネットでふつうに買い物できるし全然困らない」という理由で、あえてクレジットカードを持たない人も増えています。特に、20代以下の若い世代に多い印象です。

ecサイトで選ばれる決済方法の年代別傾向

自社のecサイトにどんな決済方法を導入するべきかは、ターゲットである顧客の年代や性別を考慮する必要があります。そこで、年代と性別によってecサイトで選ばれやすい決済方法を確認しておきましょう。

10代の男女

性別にかかわらず、10代の大半はクレジットカードを持っていません。18歳以上なら作れるといっても、まだそれほど必要性を感じる機会が少ないため、上の世代と比べると18〜19歳でクレジットカードを持っている人は少ないでしょう。

クレジットカードを持っていないため、必然的にそれ以外の決済方法が選ばれることになりますが、特に多いのがコンビニ決済です。また、スマホの料金と合算できるキャリア決済を選ぶ人も増えています。

20代〜30代前半の男性

この世代は社会に出て働いている人が大半ですので、クレジットカードの所持率もぐっと高くなります。そのため、ecサイトの決済手段としてもクレジットカード決済が選ばれやすくなるのです。

クレジットカード決済以外では、代引決済を選ぶ男性が多いのが特徴です。女性の場合、知らない人間と玄関先で現金のやり取りをすることを敬遠する人が多いですが、男性の多くはそこまで抵抗を感じておらず、手軽なこともあって代引を選ぶ機会が増えます。

20代〜30代前半の女性

上記のように、この世代の女性は代引決済を避ける傾向が高いですが、同様にクレジットカード決済を選ぶ人も男性に比べると少ないです。それでもクレジットカード決済が最も選ばれる方法ではありますが、個人情報の漏洩を恐れて、あえてコンビニ決済や銀行決済を選ぶ人も少なくありません。

30代後半〜40代の男性

この世代の男性の大多数がクレジットカード決済を選びます。若い世代と比べてクレジットカード所持率が高く、ポイント還元などの利点も計算したうえで、可能な限りクレジットカードで決済しようとする傾向があると言えるでしょう。

それ以外では、下の世代と同じく代引決済が選ばれます。

30代後半〜40代の女性

男性に比べてクレジットカード決済が選ばれることは少なくなりますが、「特にこの方法がよく選ばれている」ということはなく、まんべんなくさまざまな決済手段が選ばれています。

ただ、使いすぎのリスクが少ない後払いが選ばれる傾向があり、家庭の経済を担う主婦層ゆえの特徴がわかります。

50代以上の男女

50代以上の場合、都市部と地方で分かれます。都市部に住む人はクレジットカードを持っている人が多いため、この世代でもクレジットカード決済が選ばれやすいです。

一方、地方ではITリテラシーが高くない人が増えるため、クレジットカード決済が敬遠されやすくなります。都市部に比べて、従来の銀行振込や郵便振込といった手段を選ぶ人が多いです。

ecサイトの決済方法の種類とそのメリット・デメリット

上でも少し触れましたが、ecサイトの決済方法はクレジットカード決済以外にも、コンビニ決済や代引決済、銀行決済などさまざまです。そこで、ここからはecサイトを運営する側にとって、それぞれの決済方法のメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。

クレジットカード決済のメリット・デメリット

クレジットカード決済は、ecサイト側にもユーザー側にも利便性が高いというメリットがあります。

先の調査結果で見たように、半数以上のユーザーが選ぶ決済方法ですから、これを導入しないのは大きな機会損失です。また、サイト運営者にとっては、即時決済のために未払いのリスクがないというメリットもあります。

一方のデメリットですが、クレジットカードの不正利用などの際に、損失を被る可能性があることです。

不正利用があった場合、多くのケースではユーザーが保護されますから、すでに販売した商品の代金を返金しなければならなくなります。ユーザーと対面する実店舗と違って、クレジットカードを利用したのが本人なのかどうか、確実にチェックできないのがデメリットと言えるでしょう。

銀行決済のメリット・デメリット

銀行決済と一口に言っても、従来のように、都市銀行や地方銀行の口座振替のほかに、今ではペイジーやネットバンキングもあります。それぞれのメリット・デメリットを押さえておきましょう。

口座振替のメリット・デメリット

公共料金の支払いによく使われる方法ですが、この方法の最大のメリットは、一度登録するだけでよいという手軽さです。定期販売では今もよく使われています。

一方のデメリットは、口座登録のための労力と料金の未回収リスクです。単発の購入のたびに口座を登録するのは時間も手間もかかりますし、口座残高の不足により料金が引き落とせないことがあります。

ペイジーのメリット・デメリット

銀行窓口に並ばなくても、ATMやスマホなどから簡単に支払いができるということで、ユーザーにとってメリットの大きい方法です。ecサイト運営者にとっても、入金額や入金者の間違いが発生しないというメリットがあります。

デメリットは、あまりユーザーに認知されていないことでしょう。そのため、せっかく導入しても「やり方がよくわからない」という理由で選ばれないことがあります。

ネットバンキングのメリット・デメリット

ecサイト運営者にとってみれば、ネットバンキングは通常の銀行の口座振替より、即時に入金が確認できることがメリットです。24時間365日リアルタイムでお金を受け取れます。

デメリットは、ネットバンキングの登録にある程度の知識が求められることでしょう。

代引決済のメリット・デメリット

代引決済とは、宅配業者が商品と引き換えに代金を回収するシステムであり、ecサイト運営者・ユーザーともにセキュリティ面でメリットがあります。ユーザーにとってはクレジットカード情報の漏洩リスクがありませんし、運営者にとっては代金未回収のリスクがありません。

代引決済のデメリットは、利用するのに安くない手数料がかかることです。その手数料はたいていの場合、ユーザーに負担させていますが、そのせいでユーザーから敬遠されやすいのがリスクです。また、女性の場合、直接宅配業者とやり取りしたくないという理由でも、敬遠されやすい傾向があります。

コンビニ決済のメリット・デメリット

コンビニは全国各地にあり、24時間営業のところが大半なので、誰でも利用できるのがメリットです。クレジットカードを持たない人も利用できるため、ecサイトにとっては販売機会のアップにもなるでしょう。また、即時に入金確認できることも、ecサイト運営者にとってのメリットです。

デメリットは、コンビニの会社と交渉し、審査を経て契約に至ってからシステムを連携するという、複雑な手続きを踏む必要があることです。しかも、コンビニは大手だけでも5〜6社はありますから、独力でそのすべてと同じ手続きをするとなると、膨大な時間と労力が必要になるでしょう。

キャリア決済のメリット・デメリット

スマホの普及が進むにつれ、キャリア決済も急速に普及が進んでいます。ユーザーにとっては、クレジットカード情報を送信する必要がなく、スマホ料金との合算で請求されることによって支払いの手間もかからないことなどがメリットです。そのため、ecサイトにとってもこれを導入することによって、販売機会増加につながるメリットがあります。

キャリア決済導入のデメリットは、クレジットカード決済よりも多額の手数料がかかることでしょう。また、キャリアごとに決済のシステムが異なるため、問題なく運用できるように導入前にじっくり検討する必要があります。

ペイパルのメリット・デメリット

ペイパルは、ユーザーがクレジットカード情報をペイパルのアカウントに事前に登録することによって、ecサイトでのショッピングの際にそのアカウントから支払いをするシステムです。そのため、ユーザーにはクレジットカード情報の漏洩リスクがないというメリットがあります。

さらに、ペイパルはクレジットカードだけでなく銀行口座とも連携を開始したため、クレジットカードを所持していない層への訴求力が高まりました。

比較的導入が簡単で初期費用がかからないことが、導入するecサイトにとってのメリットです。また、グローバルに展開するペイパルですから、導入することによって国内外で販売機会のアップが望めます。

ただし、海外に比べると、ペイパルは日本ではそれほど普及しているとは言えません。海外のユーザーを見込んでいないのであれば、そこがデメリットになります。

ecサイトが決済方法を導入するなら決済代行会社の利用が必須

さまざまな種類の決済方法を見てきましたが、いずれの方法であれ、自社のみで導入しようと思うと多大な時間と労力が発生します。

たとえば、クレジットカード決済を導入する場合、VISAやMasterCardなどの各ブランドに対応しなければならないため、それぞれの会社の審査を通過しなければなりません。各社で審査基準や審査に必要な時間が異なるため、導入するまでにかなりの期間を要するでしょう。

また、導入後は顧客の個人情報やクレジットカード情報を厳重に管理することが求められます。もしも情報漏洩事故でも起こそうものなら、信用の低下や莫大な損害賠償金を受けることになり、場合によっては自社の存続が危うくなることもあるのです。

個人情報の管理が必要ない後払いの方法を採用するにしても、今度は代金未回収のリスクが高まります。督促するにもその分の人材とコストが発生するため、やはり相応の負担があることは覚悟しておくべきです。

このように考えると、決済方法を自社で導入するよりも、決済代行会社を利用する方が賢明な判断と言えるでしょう。そこで、次に決済代行会社を選ぶ際のポイントをお伝えします。

ecサイトの決済代行会社の選び方

決済代行会社は多数ありますが、ここでは決済代行会社を選ぶ時に注意しておきたいポイントを2つお伝えしましょう。

自社のシステムに対応する会社を選ぶ

自社のecシステムに対応している会社を選ぶことが大切です。対応していない場合、そのためのシステムを新たに開発しなければならないため、時間とコストがかかります。事前に自社のシステムを調べておき、どのような決済方法が導入できるのかをチェックしたうえで、決済代行会社を選びましょう。

目先の安さで決めない

決済代行会社を選ぶ際は、導入コストがの安さだけに注目するのではなく、数年先まで見越してトータルのコストで考えましょう。

一見、導入費用が安くてもランニングコストが他社より高いところもあれば、その逆もあります。短期的にはコストがかかると見えても、長期的には意外とお得になる会社もありますので、数年先の状況までしっかりシミュレーションしてから決めてください。

まとめ

ecサイトに導入できる決済方法は多数あることがわかりましたが、クレジットカード決済を導入するにしても、自社でやるには多大な手間と労力を必要とするものです。そのため、決済代行会社の利用が望ましいですが、決済代行会社にもいろいろあって、自社に最適なところを選ぶだけでも一苦労ではないでしょうか。

そんな時におすすめなのが「比較ビズ」です。比較ビズには全国から多数の決済代行会社が登録しており、それらを一括で比較したり、見積もりをもらったりと便利な使い方ができます。手数料などは発生しないので、決済代行会社をお探しの際はぜひ利用してみてください。

Web制作会社・システム開発会社を一括見積もりで発注先を楽に探す

Web制作会社・システム開発会社の案件一覧

Web制作会社・システム開発会社のお見積り案件の一覧です。このような案件に対応したい場合は「資料請求フォーム」よりお問い合わせください。

比較ビズへ掲載しませんか?

カテゴリ一覧

人気記事

Web制作会社・システム開発会社の最新記事

一括見積もりで発注業務がラクラク!

  • 無料一括見積もりで募集開始
  • 複数の業者・専門家から提案が入る
  • ピッタリの一社を見つけよう

不透明な見積もりを可視化できる「比較ビズ」

比較ビズは「お仕事を依頼したい人と受けたい人を繋ぐ」ビジネスマッチングサービスです。
日本最大級の掲載企業・発注会員数を誇り、今年で運営15年目となります。
比較ビズでは失敗できない発注業務を全力で支援します。

日々の営業活動で
こんなお悩みはありませんか?

営業活動でよくある悩み

そのお悩み比較ビズが解決します!

詳しくはこちら
お電話での見積もりはこちら