新築オプション工事お勧めランキング10選【後悔しない設備選び】

ローバー都市建築事務所
監修者
ローバー都市建築事務所 一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹
最終更新日:2023年10月02日
新築オプション工事お勧めランキング10選【後悔しない設備選び】
この記事で解決できるお悩み
  • 新築オプション工事選びで後悔したくない
  • 本当にお勧めなオプションを知りたい
  • 付けないほうがいいオプションってあるの?

新築住宅のオプション工事は、より快適で過ごしやすい家にするために重要なポイントです。オプションの種類は豊富ですが、すべてを付けると予算がかかりすぎる、実は必要ないものもあるかもしれない、など悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では、お勧めオプション工事ランキングと不要なオプション工事をご紹介します。せっかくのマイホームをオプション選びで後悔してしまわないように、参考にしてください。

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【後悔しない】新築オプション工事お勧めランキングTOP10

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新築オプション工事で「後悔しない」と断言できるお勧めランキングが下記です。1つずつ解説します。

  1. キッチン収納
  2. 2階トイレ
  3. 食器洗い乾燥機
  4. IHクッキングヒーター
  5. 玄関収納
  6. バルコニー屋根
  7. 外壁タイル
  8. リビング和室スペース
  9. カーポート
  10. 宅配ボックス

新築オプションランキング1位:キッチン収納

最もお勧めな新築オプション工事は、パントリーや食器棚などのキッチン収納です。

パントリーとは

キッチンに作る、ウォークインクローゼットのような収納スペースのことで、1,2畳ほどの広さが目安です。

食器棚を新しく設置する場合は、料理する際の邪魔にならないか、台座や脚立などを使わなくても1番上の段まで届くか注意しましょう。

メリット

キッチン周りがスッキリして日々の家事動線がスムーズになるほか、来客の際に見栄えがよくなるといった魅力があります。

食料品を買いだめしている、たくさんの普段使いしない食器がある、災害対策で備蓄しているといったお家には特にパントリー設置のオプション工事がお勧めです。

新築オプションランキング2位:2階トイレ

下記のようなとき、2階にトイレがあると助かります。

  • トイレのタイミングが家族と重なったとき
  • 2階に寝室があり、夜中にトイレに行きたくなったとき

子どもが生まれたり自分が歳を取ったりといった場合に、寝ぼけた状態での階段の登り下りは転倒・怪我につながり危険です。利便性だけでなく、安全性の面でも2階トイレは欠かせません。

3階以上や地下があるお家も、できるだけ各階にトイレを設置すると便利です。

したがって、寝室が2階にあるお家や家族の人数が多いお家であれば、2階にトイレを設置して後悔することはないでしょう。

新築オプションランキング3位:食器洗い乾燥機

  • 手洗いよりも綺麗になる
  • 頑固な油汚れも落ちやすい
  • お皿洗いの手間が減る
  • 水道光熱費を節約できる

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出典元:経済産業省 北海道経済産業局『実践!おうちで省エネ』

上記は食器洗い乾燥機のメリットです。お皿洗いがとにかく早く終わるため、共働きだったり家族が多かったりといった方には特にお勧めです。

種類や大きさはさまざまありますが、迷ったらビルトインの深型にしましょう。大きめのフライパンや鍋を入れられますし、家族が増えても問題なく使えます。

新築オプションランキング4位:IHクッキングヒーター

面がフラットなため掃除が楽ですし、火を使わないため子どものお手伝いもガスコンロより安心して任せられます。ただしIHでは使えないフライパンや鍋があり、場合によっては買い替えが必要な点に注意してください。

IHに加えてエコキュート(電気給湯器)も導入して、思い切ってオール電化にする選択肢もあるでしょう。

新築オプションランキング5位:玄関収納

靴箱を増設するよりも、ウォークイン収納を設置したほうが使い勝手が良くなります。広さの目安は2,3畳ほどでしょう。

下記のような物をスッキリ収納できます。

  • 普段使いしない靴
  • スポーツ用品やアウトドア用品
  • ベビーカーや車椅子

玄関がこちゃごちゃしていると日々の生活でストレスがたまるうえ、お客さんが来たときに恥ずかしい思いをするかもしれません。付けたけれど使わなかったという状況にもなりづらく、玄関収納は後悔しない新築オプションです。

新築オプションランキング6位:バルコニー屋根

急な雨の際に洗濯物を取り込めない状況でも、バルコニー屋根が付いていれば安心です。

洗濯乾燥機を利用しているお家・室内に物干しスペースがあるお家であれば、必要かどうか微妙なところです。お布団を干すときには助かりますし、日差しを和らげる効果もありますが、絶対にあったほうが良いというほどではありません。

新築オプションランキング7位:外壁タイル

タイルにするだけで、お家の外観に高級感を持たせられますし、白を基調としたシンプルな外観に仕上げることも簡単です。

またメンテナンスコストが低く、大雨や台風への耐久力もあるため、利便性・安全性の面でもメリットがあります。

家族全員が納得できる外観になってさえいれば後悔することがほぼないため、やって損のない新築オプションでしょう。

新築オプションランキング8位:リビング和室スペース

和室は好みがありますが、リビングの和室スペースはお勧めのオプションです。下記のような場合に活用できます。

  • ちょっとくつろいだり、昼寝したりしたいとき
  • 子どもを遊ばせるとき
  • 来客用の布団を敷くとき

見た目を重視して小上がりに、安全性を重視するならフラットにしましょう。

新築オプションランキング9位:カーポート

車を雨や紫外線から守ることで劣化を防げますし、カーポートがあれば乗り降りの際に体が濡れません。特にベビーカーや車椅子を利用している方、車で大きな買い物に行くことがある方にはお勧めです。

新築オプションランキング10位:宅配ボックス

宅配ボックスも後悔しない新築オプションの1つです。下記のようなメリットがあります。

  • 不在でも宅配物を受け取れる
  • 宅配物が濡れない
  • 防犯面でも安心できる

高価な物を通販で購入する際は「宅配ボックスがなければ置き配不可」といった場合も少なくありません。通販を頻繁に利用する方には特にお勧めです。

また郵便ボックスが標準装備されていない場合は、あわせてオプションで追加しましょう。

【番外編】もしなかったら必須な新築オプション工事3選

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もし標準装備されていなければ必須と言える新築オプションは次の3つです。それぞれ解説します。

  • 網戸
  • カーテンレール
  • エアコン

網戸

夏の暑いときや換気をしたいとき、網戸がないと窓を開けたら虫や塵などが入ってきてしいまいます。

網戸本体と網の種類は豊富なので、使い勝手によって選ぶと良いでしょう。

カーテンレール

カーテンレールも網戸と同様に生活必需品と言える設備でしょう。カーテンにはプライバシー保護や遮光のはたらきがあるので、必ず付けたい新築オプションです。

自分で取り付けることも可能ですが、知識やコツに不安を抱える方は、取り付け業者に依頼することもご検討ください。

エアコン

地域や冷暖房設備によりますが、エアコンも付けて損のないオプションと言えます。

近年では異常気象と呼ばれるほど夏の暑さが目立っているため、エアコンなしでは過ごせない地域も少なくないでしょう。また床暖房を設置していても、お部屋全体を暖めるためにはエアコンもしくはストーブが必要です。

【不要】後悔する人が多い新築オプション工事5選

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下記の新築オプション工事は、業者に言われるまま追加して後悔してしまう人が多いため注意してください。それぞれ詳しく解説します。

  • コンセントの増設
  • 物干しの増設
  • 床暖房の設置
  • ロフトの設置
  • 床下収納の設置

後悔する新築オプション1:コンセントの増設

後悔する理由

大前提として、生活に必要なだけのコンセントは初めから設置されています。したがってオプションでコンセントを増設しても、結局使わないケースが少なくありません。

オプションを検討しているときと実際に生活しているときとでイメージの違いが大きく、コンセントの増設を受け付けていないハウスメーカーもあるほどトラブルが多い工事です。

失敗しないために

新築オプション工事でコンセントを増設する場合は、明確な使用シーンを想定しておきましょう。例えば、卓上食洗機を設置するからキッチンのコンセントを増設する、電動自転車の充電のために玄関に設置する、といった感じです。

後悔する新築オプション2:物干しの増設

後悔する理由

1階に洗濯機があるお家で2階に物干しを増設するパターンがわかりやすいでしょう。洗濯物を持って階段を登るのが面倒で、結局使わなくなります。

また、将来的に洗濯乾燥機を導入して、そもそも洗濯物を干すことすらなくなるかもしれません。

洗濯関係ならランドリールームがお勧め

洗濯関係を便利にしたければ、物干しの増設ではなくランドリールーム(スペース)の設置がお勧めです。洗濯機・物干し・アイロンなどを一箇所にまとめることで、洗濯の家事動線をスッキリさせられます。

後悔する新築オプション3:床暖房の設置

後悔する理由

床暖房を導入していても部屋全体を暖かくするにはエアコンを稼働させる必要があります。したがって光熱費節約のためにエアコンだけ動かし、結局、床暖房は使わないお家も少なくありません。

失敗しないために

床を温かくしたいだけであればホットカーペットで十分でしょう。初期費用をグッと抑えられます。

後悔する新築オプション4:ロフトの設置

後悔する理由

登り降りが面倒だったり危険だったりで、ロフトも結局使わないパターンがよくあります。具体的な使用シーンを想定せず「あったら良さそう」で追加しないようにしましょう。

失敗しないために

ロフトの設置には、収納や就寝スペースに使える、階数にカウントされないため3階を作るよりも固定資産税が安く済む、といったメリットもあります。目的がはっきりしている場合はオプション追加も検討したいところです。

後悔する新築オプション5:床下収納の設置

キッチン収納であれば使い道はありますし、地下を点検する際の出入り口にもなります。したがって「あったらあったで良い」という感覚も間違いではありません。

後悔する理由

たくさん収納できるようにと広くすると、深いうえに奥行きが出るため屈んで遠くまで手を伸ばす必要があり、使いづらくなります。

失敗しないために

広くしすぎず、かつ頻繁に取り出さない物を入れるといった注意が必要です。

またオプションでパントリーを設置する場合は、キッチン収納を十分確保できるため、床下収納は必要ありません。

新築オプション工事の選び方【迷ったら】

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新築オプション工事選びに迷ったら、次の3つを基準に検討しましょう。1つずつ解説します。

  • 予算
  • 優先順位
  • ランニングコスト

オプション工事にかけられる予算を決める

まずオプション工事、もしくは新築工事全体にかけられる予算を決めます。

魅力的なオプション工事はたくさんありますが、あれもこれもと追加していると、経済面で厳しくなるでしょう。まずは上限予算を決め、その範囲内でオプションを選びましょう。

またハウスメーカーや工務店にはあらかじめ予算を伝えておくと、話がスムーズに進みますしオプションの取捨選択も手伝ってくれます。

オプション工事ごとの優先順位を決める

オプション工事ごとの優先順位を決め、予算に収まりきらなかった場合、どれをカットするか考えておきます。

優先順位を決める際には「生活が便利・快適になるか」「必要なのか欲しいだけなのか」を基準としましょう。

せっかくのマイホームに欲しいものを詰め込みたい気持ちは当然です。しかし欲しいものを優先して必要なものを後回しにすると、実際に生活し始めてから後悔してしまうかもしれません。

導入するオプション工事のランニングコストも考慮する

オプション工事の優先順位を決める際は、ランニングコストも判断基準の1つです。例えとして下記のようなパターンが挙げられます。

  • 床暖房

    床が暖かいと快適で気持ちがいいけれど、エアコンとの併用が必須だから電気代がかなり高くなる

  • オール電化

    初期費用は高いけれど、ガスと比べると光熱費を節約できる

  • コンセント

    たくさんあると便利な場合もあるけれど、契約アンペアが上がって電気代が高くなる場合がある

マイホームは建てて終わりではなく、ずっと住み続けるものです。将来的な利便性やランニングコストまで考えて新築オプション工事を選んでください。

【まとめ】新築オプション工事を上手に選んで快適な生活を

この記事ではお勧めの新築オプション工事をランキング形式で紹介しました。改めてまとめます。

  1. キッチン収納
  2. 2階トイレ
  3. 食器洗い乾燥機
  4. IHクッキングヒーター
  5. 玄関収納
  6. バルコニー屋根
  7. 外壁タイル
  8. リビング和室スペース
  9. カーポート
  10. 宅配ボックス

すべてに共通して「生活が便利・快適になるもの」と言えるでしょう。

新築オプション工事にかかる費用は決して安くありません。家族とも深く相談しつつ、将来まで考えて後悔しないオプションを選んでください。

監修者のコメント
ローバー都市建築事務所
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹

京都市出身。同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。2000年「ローバー都市建築事務所」設立。京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。設計実績 約500件。2006〜2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回〜第274回執筆掲載。京町家再生・古民家再生から、大規模商業施設まで、幅広く多方面にて様々な設計を行う。京都の伝統的な建築と現代的建築を融合させる手法を特徴に、先人が育んできた生活の知恵や幸せに暮らす方法を調和的にアレンジし提供する。

住宅における、オプション品のラインアップは年々充実しており、ひと昔前まででは、考えられなかった便利な機能を備えた商品も、まさに日進月歩といった感じで、新商品が開発され続けています。

様々な機能はあれば、便利であることは間違いありませんが、あれもこれもと欲張ると、際限がありませんので、自分たちにとって、何が本当に必要なのかを冷静に考えることが大切になります。

住宅建設は全体の金額も大きいので、例えば「100万円ぐらいなら。。。」という発想になってしまいがちですが、そのような時こそ費用対効果について、しっかりと考える必要があります。

一概に、なにが必要で、なにが不要ということは、それぞれのライフスタイルのあり方で変わりますので、いえませんが、過度なオプション品の選定とならないよう注意が必要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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  • 予算内で理想の住宅を建てられるか知りたい
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