リフォーム会社の選び方10選!失敗しないための注意点とは?

ローバー都市建築事務所
監修者
ローバー都市建築事務所 一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹
最終更新日:2024年06月13日
リフォーム会社の選び方10選!失敗しないための注意点とは?
この記事で解決できるお悩み
  • リフォーム会社の選び方は?
  • リフォーム会社選びに失敗しないためのポイントは?
  • 人気の高いリフォーム会社は?

リフォームを検討している方であれば「リフォーム会社の選び方は?」「どうすれば業者選びに失敗せずに済む?」などの疑問を抱えるでしょう。リフォームには多額の費用がかかるため、自分の希望を確実にかたちにしてくれる信頼できる業者を探すことが重要です。

この記事では、リフォーム会社の選び方のポイントや失敗しないための注意点を解説します。最後まで読めば、優良なリフォーム会社を見つけることができるでしょう。

リフォームの計画を立てている方は、ぜひ参考にしてください。

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リフォーム会社の選び方10選

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リフォーム会社の選び方は、主に10のポイントがあります。

  1. リフォームの経験は豊富か
  2. 自分の希望にあったプランを提案してくれるか
  3. リフォームに適した資格保有者がいるか
  4. 納得のいく回答を提示してくれるか
  5. 営業担当者・職人の人柄はいいか
  6. 自宅に近いか
  7. 正式なリフォームの団体に加入しているか
  8. アフターサポートは充実しているか
  9. 価格は相場に近い適正価格か
  10. 口コミ・評価は高いか

すべてのポイントを比較することが難しいとしても、複数のポイントを比較してリフォーム会社を選ぶことが必要です。

1. リフォームの経験は豊富か

リフォーム会社を選ぶ際、これまでの実績や経験を調査することは非常に重要です。リフォームには高い技術が要求されるため、すでに似たリフォームを手がけたことがあるリフォーム会社を選ばなければなりません。

リフォームの経験が豊かであっても、自分が希望する工事を得意としているか確認することも重要なポイントでしょう。小規模なリフォームを専門にしている工務店や外壁を得意とする業者などさまざまであるため、得意分野の見極めが必要です。

2. 自分の希望にあったプランを提案してくれるか

リフォーム会社を選ぶ際、自分の希望にあったプランを提案してくれるかどうかもチェックしましょう。リフォーム会社の技術だけではなく、提案力や設計力も考慮すべきです。

リフォーム会社によっては、安上がりなプランや施工しやすいプランを顧客に押し付けるケースもあります。顧客の要望に耳を傾け、複数のプランのメリット・デメリットをわかりやすく説明してくれるリフォーム会社は信頼できるといえるでしょう。

3. リフォームに適した資格保有者がいるか

リフォーム会社には、工事を行うのに適した資格保有者がいなければなりません。たとえば、耐震工事や断熱工事を希望する場合、一級もしくは二級建築士が在籍している業者に依頼するのがいいでしょう。

費用が500万円を超える大規模なリフォームやリノベーションを行うのであれば、十分な人数の職人を確保できるか、建築業許可を保有しているかチェックします。保有資格を尋ねることで、どの程度のリフォームを依頼できるかある程度判断可能です。

4. 納得のいく回答を提示してくれるか

リフォーム会社が質問にていねいに答えてくれるかも業者選びで重要です。リフォームは高額になることが多いため、多くの疑問や質問が生じます。対応が素早くない、専門用語を多用して説明がわかりにくい業者は要注意です。

一方、リフォーム会社が難しい内容をわかりやすく説明してくれるのであれば、とても優秀な証拠といえます。見積書をもって現場を見ながら、どの費用がどの部分の工事にあたるのか細かくチェックしておくと、大きなトラブルを避けられるでしょう。

5. 営業担当者・職人の人柄はいいか

リフォーム会社の選び方には、営業担当者や職人の人柄も含まれます。技術力が高ければ工事は問題なく行われますが、打ち合わせや途中経過の確認で営業担当者や職人と接する機会は少なくありません。

いつでも気持ちよくやり取りするためにも、営業担当者や職人の対応や人柄をチェックしておくことは重要です。

とくに、長期にわたってリフォーム会社と付き合っていくことを考えているのであれば、相性のいい、気持ちよく接することができる担当者や職人がいるか考慮しましょう。

6. 自宅に近いか

リフォーム会社が自宅から近ければ、急な要望が生じたときにも対応してもらいやすいでしょう。担当者と相談したい場合にも、それほど時間をかけずに会社を訪れることができます。

一方、遠方のリフォーム会社の場合、月に1回程度しか打ち合わせができないこともあるでしょう。決定的な要素ではないものの、同程度のリフォーム会社を比較する際に考慮できる点の1つです。

7. 正式なリフォームの団体に加入しているか

リフォーム会社が正式なリフォームの団体に加入しているかどうかも、選び方の1つです。「住宅リフォーム事業者団体」に加入していれば、一定の基準を満たした環境整備が行われている保証となります。

たとえば、瑕疵保険に加入している、専用の相談窓口を設置しているなどの取り組みです。

リフォームの団体に加入していないからといって、信頼できない業者というわけではありません。考慮できる1つのポイントとして覚えておきましょう。

8. アフターサポートは充実しているか

リフォーム会社の選び方では、アフターサポートの充実度も重要なポイントとなります。リフォームは、工事が完了してすべてが終わるわけではありません。トラブルに対する対応やメンテナンスなどが不可欠です。

とくに工事中の事故やリフォーム完了後の欠陥工事では注意が必要でしょう。アフターサポートの確認を怠ったために自費で修理せざるを得なくなるケースもあります。

9. 価格は相場に近い適正価格か

リフォーム会社選びでは、価格を重視する方は少なくありません。見積価格は非常に重要ですが、適正価格の範囲内か確認することが重要です。相場からかけ離れている見積もりを提示してくるリフォーム会社は、手抜き工事や粗悪な材料を使うなどの不安があります。

複数のリフォーム会社から相見積もりを取ることで、おおよその適正価格を知ることが可能です。適正価格に近い見積価格を提示し、かつ比較的安く工事してくれるリフォーム会社を選びましょう。

10. 口コミ・評価は高いか

リフォーム会社の選び方で、口コミ・評価は欠かせないポイントです。リフォームを依頼した人がどのように評価しているのか確認することで、リフォーム会社の技術力や提案力を測れます。

口コミサイトをチェックすることは重要ですが、いい点と悪い点をバランスよく書いてある口コミを重視しましょう。嫌がらせで嘘の情報が書き込まれていることも考慮し、すべての情報を鵜呑みしないことも必要です。

リフォーム会社選びで失敗しないポイント5つ

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リフォーム会社選びで失敗しないため、以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

  • リフォーム会社の知名度だけで選ばない
  • 安い価格だけで選ばない
  • 知人の紹介だけで選ばない
  • 1社だけの見積もりで選ばない
  • 値引きだけで選ばない

どのポイントも魅力的ですが、デメリットを考慮せずにリフォーム会社を選ぶと失敗するおそれがあります。

1. リフォーム会社の知名度だけで選ばない

リフォーム会社の選び方において、知名度のみを重視することはやめましょう。とくにテレビ広告を打っている大手リフォーム会社の場合、知名度が高く安心感があるのは事実です。ただし、知名度が高いからといって、低価格で高品質の工事ができるとは限りません。

大手のリフォーム会社は、下請けや孫請けに工事を依頼しているケースが多く、中間マージンによって工事費用が高くなりがちです。知名度は重要ですが、価格とのバランスを考えてリフォーム会社を選びましょう。

2. 安い価格だけで選ばない

リフォーム工事で価格は非常に重要な要素ですが、安い価格だけでリフォーム会社を選ばないようにしなければなりません。価格の安さは魅力的であるものの、他の業者と比較して明らかに安価である場合は何か理由があるでしょう。

たとえば、職人の数を減らして手抜き工事をする、追加工事と称して追加料金を請求する、見積もりとは異なる材料を使って材料費を浮かすなどの方法が考えられます。大きなトラブルを未然に防ぐため、安さだけを重視してリフォーム会社を選ぶことがないようにしましょう。

3. 知人の紹介だけで選ばない

リフォーム会社を知人の紹介によって決める方もいますが、注意が必要です。もちろん優良なリフォーム会社を紹介してもらえる場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。知人の紹介であるため断りにくく、なんとなく契約してしまった例もあります。

知人がリフォーム会社を紹介してくれる場合には、契約するとは限らないことを明確に伝えましょう。必ず複数のリフォーム会社を比較し、もっとも自分にあっていると確信できる場合にのみ知人から紹介された業者を選ぶべきです。

4. 1社だけの見積もりで選ばない

リフォーム会社選びに失敗する方は、1社だけの見積もりで契約していることが少なくありません。複数のリフォーム会社を調査するには時間も労力もかかりますが、必ず複数社の相見積もりを取るべきです。

1社だけの見積もりでは、工事の適正価格を把握することはできません。相場よりも高すぎる、安すぎるなどの評価もできないでしょう。複数社の見積もりを見比べて、適正価格を提示してくれるリフォーム会社を選ぶ必要があります。

5. 値引きだけで選ばない

リフォーム会社に工事の相談をすると、大幅な値引きを約束する業者もあります。ただし、値引きだけで業者を決めるのは避けた方がいいでしょう。

あらかじめ値引きするつもりで見積金額を算出している業者もありますが、安価な材料を使う、追加料金を取るなどの方法で帳尻をあわせるリフォーム会社もあります。最終的な金額が当初の予算を超えるケースもあり、後悔する方がいます。

評判のいいリフォーム会社5選

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リフォーム会社は数多くありますが、そのなかで評判がいいリフォーム会社を5つ紹介します。

  • 積水ハウスリフォーム
  • 新築そっくりさん
  • ヤマダホームズ
  • 大和ハウスリフォーム
  • LIXILリフォーム

大手のハウスメーカーが多いですが、地元密着型の工務店や中規模のハウスメーカーなどとも比較しながら自分にあったリフォーム会社を選びましょう。

1. 積水ハウスリフォーム

積水ハウスリフォームは、高い人気を誇るリフォーム会社であり、気軽にリフォームの相談ができると評判の業者です。「いつもいまが快適」をビジョンに快適性、安全性、環境性能を重視した工事を行っています。

積水ハウスで建てた住宅のリフォームはもちろん、他のハウスメーカーの住宅にも対応しているため、どなたでも気軽に相談可能です。ビデオ会議システムでの相談、リフォーム後の様子をバーチャルで体験可能、アフターサポートの充実など、多くのメリットがあります。

2. 新築そっくりさん

新築そっくりさんは、住友不動産が1996年から展開しているリフォーム事業です。戸建て、マンションを問わず、リフォーム・リノベーションの豊富な実績を誇ります。

建物診断やプランの提案、見積もりまで無料で行ってくれる点が魅力的なポイントです。レスポンスの速さやアフターサポートの充実度を評価する口コミも数多く見られます。

リフォームしたい箇所が決まっている場合には、スムーズに見積もり・工事が行える「リフォームパックシリーズ」がおすすめです。

3. ヤマダホームズ

ヤマダホームズは、大手家電量販店のヤマダ電機が展開する住宅建築・リフォーム事業です。提案力に定評があり、フルリノベーションのみならず、長期リフォーム計画や収益物件のバリューアップの提案もしてくれます。

同じ専任スタッフが工事の間ずっと顧客に対応するパートナー制度を導入しており、豊富な知識を持つスタッフとコミュニケーションを取りながら工事を見守れるでしょう。

築年数別の「おまかせリフォームパック」を利用して、メンテナンスとリフォームを丸ごと任せる方法もあります。

4. 大和ハウスリフォーム

大和ハウスリフォームは、大手ハウスメーカー大和ハウスが運営するリフォーム会社です。大和ハウスリフォームの特徴の1つが、住宅の長寿命化や災害への備えに重きを置いている点でしょう。

リフォームの前に建物診断を行い、見えない箇所もチェックすることで本当に必要なリフォームを提案します。

中規模〜大規模なリフォームを得意とし、リフォーム費用を抑えるための補助金の提案もしてくれるため、費用対効果の大きな工事が可能です。担当者が希望をよく理解してくれたという口コミが多く、安心して工事を任せられるリフォーム業者との評価を得ています。

5. LIXILリフォーム

LIXILリフォームは、住宅設備機器の総合メーカーであるLIXILが展開するリフォーム会社です。フランチャイズチェーンであり、全国に500店舗以上の加盟店を抱えています。自宅のすぐ近くにLIXILの加盟店が見つかる可能性もあるでしょう。

LIXILリフォームは、住宅設備機器メーカーであるため、小規模なリフォームにも柔軟に対応できる点が大きなメリットです。キッチン、浴室、トイレ、洗面化粧室、窓まわり、玄関まわり、門まわりなど、あまり費用をかけずに細かなリフォームをしたい方におすすめです。

まとめ

リフォーム会社の選び方は、実績や保有している資格、担当者・職人との相性など、さまざまな要素を考慮する必要があります。知名度や価格だけを見て決めると、あとで大きなトラブルになるおそれがあるため注意しましょう。

大手リフォーム会社だけではなく、地域密着型の工務店も比較対象にすることで、最適な業者選びができます。

比較ビズは、ほんの2分程度必要な情報を入力するだけで、全国各地の建築・建設業者を比較できます。リフォーム会社を探している、相見積もりを取りたい方は、ぜひ1度比較ビズを利用してみてください。

監修者のコメント
ローバー都市建築事務所
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹

京都市出身。同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。2000年「ローバー都市建築事務所」設立。京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。設計実績 約500件。2006〜2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回〜第274回執筆掲載。京町家再生・古民家再生から、大規模商業施設まで、幅広く多方面にて様々な設計を行う。京都の伝統的な建築と現代的建築を融合させる手法を特徴に、先人が育んできた生活の知恵や幸せに暮らす方法を調和的にアレンジし提供する。

今まで、数多くのリフォーム事例を見てきましたが、その中で多いのが俗に言う「場当たり的なリフォーム」事例が多く見受けられ、失敗してしまったというケースが散見されます。

リフォームの際に必要なことは、部分リフォームの場合であっても、それぞれの家族構成・ライフスタイルの変化等を、考えながら、全体計画のなかで、リフォーム計画をされることが重要かと思います。

更に、長期的なランニングコスト・耐久性や使い勝手も重視することで、「いいものを長く使う」といった、視点からも考えると、選択の幅も広がります。

また、目に見えない部分となってしまう、構造・設備部分の老朽化もきちんと点検を行い、適切な改修をリフォーム時に行うことも肝要です。建物を永く使い続けるために、しっかりとした信頼のある業者に依頼することも大切なことだと思います。

比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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