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30歳からの税理士転身!働きながら試験合格を目指すために

更新日:2020年08月20日 カテゴリ: 税理士・公認会計士
30歳からの税理士転身!働きながら試験合格を目指すために

30歳でそれまでの仕事を辞め、税理士への転身を目指すとなると、周囲には無謀な挑戦のように捉えられ、反対されることもあるかもしれません。しかし、実際は30歳代で初めて税理士になるための勉強を始めた人はとても多いですし、税理士事務所ではかなり若手の部類に入ります。そこで、税理士補助として働きながら税理士を目指す場合を中心に、30歳代で税理士になることについて考えてみましょう。

30歳代の税理士は若手

税理士の平均年齢は高齢化傾向にあり、今では60歳を超えています。税理士試験の合格者の割合を見ると30歳代の人も多いのですが、税務署等で長年勤めていた人が退職後に税理士になるパターンが多いため、平均年齢が高くなるのです。

30歳代で税理士補助として働きながら税理士を目指す

30歳を過ぎてからという人ばかりでなく、20歳代から税理士を目指して勉強している人もたくさんいます。ただ、税理士試験は5科目すべて合格しなければならないため、初挑戦でストレートで合格できる人は少数です。

そのため、多くの人が働きながら勉強をしており、30歳を過ぎてもその状況を続けています。そんな働きながら勉強している人の多くに選ばれる、税理士補助の仕事に注目してみましょう。

税理士補助とは

税理士補助という仕事は、文字通り、税理士の補助をする仕事です。ただ、税理士の業務のなかには、資格保持者でないとできない独占業務があります。税務相談、税務書類の作成、それに税務の代理です。

これらの業務は税理士でないと行えませんが、税理士にはそれに付随するさまざまな業務があります。それらをすべて税理士がやるのは現実的に難しいことが多いため、多くの税理士事務所ではスタッフを雇って独占業務以外の業務をさせているのです。それらスタッフを、一般に「税理士補助」と呼んでいます。

税理士事務所によって、税理士補助が担当する業務はさまざまです。データ入力や資料作成からお茶出しなど、どこまでが業務の範囲になるかは各事務所によって異なります。

補助税理士との混同に注意

「税理士補助」と「補助税理士」を混同しないように注意しましょう。言葉はよく似ていますが、税理士資格がなくてもできる税理士補助と違い、補助税理士は税理士の独占業務ができる税理士資格所持者です。

開業税理士と比べて業務内容に制限があるのですが、それでもやはり税理士資格を持つ税理士であることに変わりなく、税理士補助とはまったく性質が違います

なお、税理士法の改正により、今では「補助税理士」という名称ではなく、「所属税理士」という呼び方に変わっています。

将来につながる経験ができる

税理士補助として働くことのメリットは、税理士が実際にどのような仕事をしているのか、その様子を自分の目で確かめられることでしょう。机上の勉強だけでは得られない経験ができるため、のちに自分が税理士になった時にもその経験が生きてくるはずです。

30歳代で税理士補助として働きながら勉強するデメリット

税理士補助として働きながら税理士試験に向けて勉強する人は多いですが、これにも賛否両論があります。試験勉強だけに集中した方がよいという意見も少なくないので、税理士補助として働きながら勉強することのデメリットも見ておきましょう。

税理士補助の仕事が忙しく勉強に集中できない

本物の税理士を見ながら税理士補助として働くことには大きなメリットがありますが、あくまで仕事である以上、そちらが忙しすぎて勉強に集中できない弊害も考えられます。

資格取得をサポートすることを前提に雇ってくれる税理士事務所もたくさんありますが、それでもフルタイムで働いて帰ってから勉強するというのは、誰もが続けられることではありません。

勉強しようと思いつつ疲れて寝てしまったり、現状の仕事でも生活できる安心からか勉強に身が入らなかったりといったパターンは、ふつうの人が陥りがちなことではないでしょうか。

税理士事務所によっては理解がないところも

税理士補助の求人を出しているからといって、必ずしも「従業員の資格取得を全力でサポートしてくれる」という意味ではないことに注意してください。

たとえば、税理士になるつもりはなく、パートで税理士補助として働いている人もいます。誰もがみな税理士を目指して税理士補助の仕事をやっているわけではありません。

税理士補助を募集しているから、「試験勉強をする時間も確保できるだろう」と考えるのは早計です。誤解のないように、面接の際によく確認しておくべきでしょう。

税理士試験の勉強にはならないという意見も

税理士になった時のために、税理士補助として働くことには意義があるように思えます。机上の勉強では身につかないことが身につけられるチャンスがありますし、将来の自分の姿をイメージできるのもメリットです。

ただ、税理士試験の合格のために税理士補助として働いた経験が役立つかどうかは疑問です。実務と試験勉強は別物ですし、先ほども述べたように仕事が忙しくて勉強に集中できないようでは意味がありません。

人によって自分に合うスタイルがありますので、どんな方法が自分に適しているのかをしっかり考えておくべきでしょう。なかには、仕事を辞めて試験合格まで勉強だけに集中する人もいます。どちらを選ぶかはその人次第です。

一般企業で働きながら税理士を目指すケース

ここまで税理士補助として働きながら税理士を目指すケースを考えてきましたが、30歳代で税理士になった人のなかには、税理士とは何の関係もない仕事をしながら試験に合格した人も多数います。そこで、一般企業で働きながら税理士を目指すメリットを考えてみましょう。

ライバルに差を付けられる

最初から税理士を目指して勉強だけに集中している人、もしくは税理士補助として働きながら勉強している人と比べて、一般企業から税理士に転身する人の方が、将来、その人にしかないスキルや強みでライバルに差を付けられる可能性があります。

たとえば、貿易関係で国際ビジネスに携わってきた人が税理士になれば、語学力や国際税務の面で有利になることは容易に想像できるでしょう。

それほど抜きん出た特技がなくても、一般企業の経験は税理士になった時に活かせます。たとえば営業経験があれば、税理士になった時に、そこで培ったコミュニケーションスキルが役に立つ場面がきっとあるはずです。

税理士の顧客は一般の経営者が中心ですから、一般企業での勤務経験は武器です。転職市場でも高く評価されるでしょう。

まとめ

30歳代で税理士を目指すのは決して遅くありません。平均年齢が60歳代の税理士の世界では若手です。今はまったくジャンルの異なる仕事をしている方でも、これから税理士へ転身できる可能性は十分にあります。

働きながら勉強する場合、税理士補助として税理士事務所で働くことを選ぶと税理士の実際を知ることができるなどメリットがあります。一般企業からの転身でもその経験が将来きっと役に立つでしょう。

ただし、働きながら勉強するには強い決意と忍耐を必要とします。人によっては仕事を辞めて勉強だけに集中した方が良い結果が出やすいこともありますので、どんなスタイルが自分に最も適しているか十分に考えておくことが大切です。

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山近 百花
山近 百花
執筆者

法政大学法学部政治学科卒業後、アパレル系の販売職に勤める。全国の店舗対抗の接客スキルを競う大会にて審査員特別賞を受賞した。現職のワンズマインドでは前職の接客経験を活かし前期の営業成績TOPになるまでに至る。営業業務を行う傍ら、現場で見聞きした意見や見地をもとにメディア運用業務も行う。

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