サイトスピードとは?計測できるツールや改善方法4つを徹底解説!

SeekNext合同会社
監修者
SeekNext合同会社 代表 兼 CEO 佐藤 潤嗣
最終更新日:2024年04月05日
サイトスピードとは?計測できるツールや改善方法4つを徹底解説!
この記事で解決できるお悩み
  • サイトスピードの重要性とは?
  • サイトスピードを計測するツールは?
  • サイトスピードの改善方法は?

「ホームページのサイトスピードを計測したいが、計測するツールがわからない」という方必見。 サイトスピードはユーザーエクスペリエンスや検索エンジンランキング、コンバージョン率に大きな影響を与える重要な要素です。

この記事ではWebサイトオーナーに向けて、サイトスピードの基本情報や計測ツールを解説します。最後まで読めば、 サイトスピードの重要性がわかり、改善できるでしょう。

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サイトスピードとは?

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サイトスピードとは、Webサイトがユーザーのブラウザに対してコンテンツを表示するまでにかかる時間のことを指します。具体的には、ページの読み込み時間や要素の表示速度などがサイトスピードに関連します。

サイトスピードは、検索エンジン最適化(SEO)に重要な要素です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、サイトの読み込み速度が速いかどうかをランキングの一部として考慮しています。

参照:Google検索セントラルブログ「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」

参照:ウェブキカクパートナーズ「実はYahooとGoogleの検索エンジンが同じということ知っていましたか!?」

サイトスピードの重要性3つ

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Webサイトの読み込み時間が速いか遅いかは、ユーザーの満足度やWebサイトの成功に直結します。ここでは、サイトスピードの重要性を3つ紹介します。

  1. ユーザーエクスペリエンスの向上
  2. コンバージョン率の向上
  3. SEOへの影響

1. ユーザーエクスペリエンスの向上

サイトスピードが速いほど、ユーザーはよりスムーズなナビゲーションとコンテンツの閲覧体験を得られます。待ち時間が短くなるため、ユーザーはストレスを感じずにサイトを利用できるでしょう。

2. コンバージョン率の向上

サイトスピードが速いほど、ユーザーはスムーズに購入手続きやフォームの送信などのアクションを完了できます。待ち時間が少ないことで、ユーザーの満足度と快適性を向上させます。長時間滞在につながり、コンバージョン率の向上につながるでしょう。

速度が遅いとコンバージョン率に悪影響を与える可能性があるため、サイトスピードの最適化はビジネスの成功に直結します。

3. SEOへの影響

主要な検索エンジンは、サイトの速度を検索順位の算定に影響を与える要素の1つとして考慮しています。速度の遅いサイトは、同等のコンテンツを持つ速度の速いサイトよりも低いランキングに表示される可能性があります。

検索エンジンは、ユーザーに高品質で迅速な情報を提供することを重視しているため、サイトスピードの向上はSEOの重要な要素です。

サイトスピードを計測するツール2つ

Webサイトのスピードを適切なツールで計測することで、Webサイトの読み込み時間やパフォーマンスに関する情報を取得できます。

おすすめの計測ツールは「Google PageSpeed Insights」と「GTmetrix」です。2つの特徴をくわしく解説します。

  1. Google PageSpeed Insights
  2. GTmetrix

1. Google PageSpeed Insights

Google PageSpeed Insightsは、Googleが提供するWebサイトのパフォーマンスを測定する無料のツールです。モバイルとデスクトップの両方のバージョンで利用可能です。

サイトの読み込み時間やレンダリングの遅延、改善すべきコンポーネントなど、サイトパフォーマンスの詳細な情報を取得できます。サイトの速度とユーザーエクスペリエンスを向上させ、SEOのランキング向上にも寄与できるでしょう。

Google PageSpeed Insightsの使い方

Google PageSpeed Insightsの使い方を解説します。

1. Google PageSpeed Insightsにアクセス 公式サイトにアクセスする
2. URLを入力 解析したいWebページのURLを入力フィールドに入力する
3. 解析の実行 「解析」ボタンをクリックして解析を実行する
4. 結果の表示 スコアは0〜100の範囲で表示され、高いほど優れたパフォーマンスを示す
5. 提案の確認 提案セクションでは、パフォーマンスを向上させるための具体的なアドバイスや改善点が示される

スマホとデスクトップの両方でサイトをテストできます。スマホの測定では、ページの読み込み速度やレンダリングの最適化、モバイルフレンドリーなデザインの確認ができます。

デスクトップの測定では、大容量画像の最適化やキャッシュの活用、コードの圧縮と最適化が重要です。両方のデバイスで高パフォーマンスを実現するためには、最適なキャッシュ制御やユーザーエクスペリエンスの向上などの改善が求められます。

スコアの目安

Google PageSpeed Insightsは、サイトスピードが「パフォーマンススコア」として表示されます。0〜100の範囲で表示され「0〜49:要改善」「50〜89:標準的」「90〜100:速い」と評価されます。

2. GTmetrix

GTmetrixは、Webサイトのパフォーマンスを測定し、詳細な分析レポートを提供する人気のあるツールです。

読み込み時間やページサイズ、リクエスト数などのパフォーマンス指標を評価し、最適化のための具体的な改善ポイントを示します。サイトのパフォーマンス改善や、ユーザーエクスペリエンス向上に役立てられます。

スコアの目安

GTmetrixは、サイトスピードが「PageSpeed Score」として表示されます。「A:90点以上」「B:80点以上」「C:70点以上」「D:60点以上」「E:50点以上」「F:49点以下」と評価されます。

サイトスピードの改善方法4つ

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サイトスピードの改善方法を4つ紹介します。

  1. 画像とファイルサイズを最適化する
  2. キャッシュを活用する
  3. CDN(コンテンツデリバリネットワーク)使用する
  4. フロントエンドを最適化する

1. 画像とファイルサイズを最適化する

画像とファイルサイズの最適化は、サイトスピード改善の重要な手法です。画像を適切な形式と圧縮レベルで保存し、ファイルサイズを削減しましょう。

JPEG形式は写真やカラフルな画像に適しており、圧縮率を調整できます。PNG形式は透明度を保持する必要がある場合や、図形やテキストのような線や塗りつぶしが多い場合に適しています。

CSSやJavaScriptなどのファイルも結合して圧縮することで、リクエスト数と読み込み時間を減らせます。

2. キャッシュを活用する

ブラウザキャッシュを有効にし、再訪時に必要なリソースをローカルに保存することで、読み込み時間を短縮できます。キャッシュコントロールや、エクスパイアヘッダーを適切に設定することが重要です。

ユーザーはサイトを訪れるたびに、すべてのリソースをサーバーから取得する必要がなくなり、コンテンツのダウンロード時間が減少します。

3. CDN(コンテンツデリバリネットワーク)使用する

CDNの使用は、サイトスピードの改善に効果的です。CDNは世界中のサーバーにコンテンツを配置し、ユーザーに近い場所からコンテンツを提供します。

ユーザーのリクエストに応じた高速なコンテンツ配信が可能となり、読み込み時間やレイテンシを大幅に短縮できます。

レイテンシとは?

レイテンシとはデータ転送における指標で、送信要求を行った後、データが転送され到着するまでに生じる通信の遅延時間です。

4. フロントエンドを最適化する

フロントエンドの最適化とは、HTMLやCSS、JavaScriptのコードを最適化し、不要なコードやリソースを削減することです。ファイルの圧縮や結合、ミニフィケーションを行い、ファイルサイズを最小限に抑えましょう。

非同期ローディングや遅延ローディングを実装することで、ページの表示速度を向上します。

まとめ

サイトスピードはユーザーエクスペリエンスや検索エンジンランキング、コンバージョン率に大きな影響を与える重要な要素です。競争力のあるオンライン環境で優位性を獲得するためにも、サイトスピードに対する注力は必須です。

技術的や知識の不足から、自分で改善させるのが難しい場合は、ホームページ制作会社への依頼を検討しましょう。比較ビズを利用することで、完全無料で条件や予算にあった制作会社を見つけられます。数分の相談で複数の制作会社を比較し、一括見積が可能なため、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
SeekNext合同会社
代表 兼 CEO 佐藤 潤嗣

福岡県のホームページ制作会社代表。福岡県出身。趣味はフットサル。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっている。中小企業はもちろん大手企業との制作実績あり。制作したホームページは100件以上。SEO対策やSNS運用でも実績あり。動画制作や名刺・チラシ・パンフレット・パッケージデザインなども手がける。

現代の情報過多な環境では、独自の情報を提供するサイトは少なくなっています。このため、ユーザーをサイトに留めておくことが重要になってきています。

この点で、最も重要なのがサイトの速度です。サイトの読み込みが遅いと、ユーザー体験(UX)が損なわれ、ユーザーはすぐにサイトを離れてしまいます。これは、SEOランキングの低下という悪影響をもたらす可能性があります。そのため、サイトの速度をできるだけ高めることが望ましいです。

しかし、デザイン(UI)といった他の要素もユーザー体験を向上させるためには不可欠であり、これらの要素間でのバランスを取ることも重要です。最適なユーザー体験(UX)の実現にお悩みの方には、専門家に相談することをお勧めしています。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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