ホームページリニューアル時のお知らせ方法は4つ!例文や制作会社の選び方も併せて紹介!

最終更新日:2023年03月23日
株式会社セルリア
監修者
代表取締役 佐藤靖将
ホームページリニューアル時のお知らせ方法は4つ!例文や制作会社の選び方も併せて紹介!
この記事で解決できるお悩み
  • ホームページのリニューアルをお知らせする方法とは?
  • お知らせを送る場合の文章構成とは?
  • 制作会社にリニューアルを依頼するメリットとは?

ホームページは会社の顔としての役割があり、商品やサービスのブランドイメージ形成にも貢献します。デザインの刷新やレスポンシブ対応への移行などをきっかけにホームページをリニューアルすると、顧客の関心を惹き付けられ、新規顧客獲得や売上拡大が望めます。

ホームページのリニューアルをお知らせする時、どのような文章をどのような方法で送るべきか迷っている方もいるでしょう。高品質な対応が望める制作会社にホームページのリニューアルを依頼しないと、高い費用に見合った効果は得られません。

この記事では、ホームページのリニューアルを依頼する制作会社の選び方や、リニューアルをお知らせする方法などについてまとめました。

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  • サイトをリニューアルしたい
  • 定期的な更新が難しい
  • サイトへの流入が増えない

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ホームページの役割とは?

企業ホームページが果たせる役割は下記のとおりです。

役割 主な掲載内容 目的
会社の顔(名刺) ・会社概要
・事業内容
・企業理念
・最新のニュース
・企業認知度向上
・ブランディング確立
販売・集客 ・商品やサービスの紹介
・問い合わせフォーム設置
・EC店舗設置
・販売チャネル拡大
・売上拡大
・見込み顧客の獲得
・価格競争からの脱却
人材獲得 ・募集職種
・労働条件
・求める人物像やスキル
・社員の声
・募集フォーム
・優秀な人材獲得
・長く働ける人材の獲得
・入社後のミスマッチ防止
広報 ・新商品販売
・新規事業設立
・イベント告知
・メディア掲載情報
・顧客との関係強化
・企業イメージアップ

ホームページの役割について、以下の3つでまとめました。

  • 企業の看板

    ブランドイメージやコンセプトに共感したファンを一人でも多く獲得できるよう、事業内容・企業理念・沿革など、自社に関する様々な情報を記載します。

  • 顧客へ情報を発信できる貴重なツール

    定期的にホームページを更新し、新商品販売・イベント開催・導入事例など、自社に関する様々な情報をお知らせし、顧客との関係強化に努めます。

  • 集客・企業認知度向上・新規人材獲得など特定の目的を達成

    オウンドメディアやSNSを活用すると、広告費を掛けずに不特定多数の方へ情報をスムーズに発信できます。

自社と顧客をつなぐツールとして、定期的にホームページのメンテナンスをしていくことが重要です。

ホームページのリニューアルをお知らせする4つの方法

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顧客や取引先にリニューアルをお知らせする際、考えられるのは以下の4種類の方法です。それぞれ解説していきましょう。

  • SNS
  • プレスリリース
  • イベント開催
  • メール

SNS

  ツールの特徴 使用用途や期待される効果
LINE ・国内で最もユーザーが多い
・幅広い年齢層が利用
・様々な用途に活用可能
・クーポン発行
・予約受付
・商品やサービスの宣伝
・顧客との関係強化
Instagram ・写真や動画での情報がメイン
・チェック頻度の高さ
・10〜20代の女性が多数利用
・ハッシュタグを利用した検索
・ブランドイメージの確立
・ホームページのアピール
・インスタグラマーとのコラボで企業マーケティング
Twitter ・リアルタイムでの対応
・気軽に投稿可能
・優れた拡散能力
・ユーザーは20代〜40代
・ユーザーとの距離感が近い
・ユーザへ親近感を付与
・公式アカウントでコラボキャンペーンやイベントの開催
YouTube ・幅広いジャンルに対応
・優れた影響力
・市場規模の大きさ
・情報をわかりやすく発信
・事業内容や商品の紹介
・商品レビュー
Facebook ・実名登録が必要
・名刺代わりにも活用可能
・シームレスな情報発信を実現
・自由が高く正確な情報発信
・ユーザーは30代〜40代
・公式性の高いSNS
・サブホームページにもなる
・イベント開催
・求人広告掲載
・クーポン発行

SNSは拡散力に優れており、広告費を掛けなくても不特定多数のユーザーへ情報を発信できる点がメリットです。新商品発売・キャンペーン・セールなどと関連付けると、商品認知度向上や集客率アップも期待できます。

ユーザーと気軽にコミュニケーションを図れる点もSNSの魅力です。今後のサイト運営やマーケティング戦略にユーザーの要望を反映し、顧客満足度を高めます。

ツールよって特徴が異なるため、どのツールを使えば最も宣伝効果を望めるか事前に検討してください。不適切な投稿内容の掲載や頻度低下による顧客離れを防ぐため、トンマナ・投稿頻度・画像の制作方法など、事前に運用ルールを決めておきましょう。

プレスリリース

ホームページのリニューアルを文書にまとめ、メディア向けに発送する方法です。特定のメディアと関りがある場合、新聞やニュースサイトに掲載される可能性が高くなるため、多くの方へ情報を発信できます。メリットとデメリットは以下の通り。

メリット 広告費を掛けずに情報を発信できる
デメリット ホームページのリニューアル以外に新商品販売やイベント告知を掲載していた場合、カットされる可能性がある

広告費を掛けずに情報を発信できる点も大きなメリットです。さらに、第三者視点で情報を掲載するプレスリリースは自社で広告を出すよりも信頼性が高く、多くの企業がチェックしています。企業から取引や業務提携の連絡が来る場合もあり、今後のビジネスにつながるかもしれません。

ある程度企業認知度が高くメディアとの結びつきが強い企業向け

記事が掲載される可能性が低いこと注意しましょう。掲載内容をコントロールできないため、ホームページのリニューアル以外に新商品販売やイベント告知を掲載していた場合、カットされることもあります。

イベント開催

ホームページのリニューアルと連動したキャンペーンや新商品販売イベントを開催すると、多くの方を集客できます。事前にSNSやメディアを活用してイベントの告知をしておくと話題性も高まり、ターゲットユーザーの関心を惹き付けられるからです。対面型イベントとオンラインイベントの比較について以下からまとめたのでご覧ください。

  メリット デメリット
対面型 ・短期間で多くの顧客と接触
・ターゲットを可視化できる
・話題性や拡散効果に優れる
・リアルタイムの声を聞ける
・成果がわかりやすい
・事前準備に手間が掛かる
・集客数に応じてコストパフォーマンスが大きく変動する
・天候の影響を受けやすい
・想定外のハプニングの発生
オンライン ・一度に大人数を集客できる
・幅広い年齢層の参加の期待
・開催コストを削減できる
・準備の手間を軽減できる
・参加者が途中離脱しやすい
・参加者のインターネット環境に通信速度や安定性は依存する
・顧客との関係強化が難しい

対面型イベント

店舗の場合、多くの方の目に留まりやすいレジ前・メニュー・出入り口にQRコードを掲載しておくと、ホームページの閲覧率向上やSNSでの拡散効果が期待できます。

商品やサービスの感想をリアルタイムで聞けるため、今後に活用できる情報を収集できます。ユーザーと企業が直接接点を持てる機会は少ないので、商品や応対の質が良ければ顧客満足度向上につなげられ、中長期的な集客を実現することが可能です。

オンラインイベント

新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、近年はオンラインイベントを開催する企業も増えています。大人数の参加実現やコスト削減など、特有のメリットも望めます。

メール

BtoBビジネスを展開している場合は取引先にメールを送りましょう。メールはコストを掛けず、一度に多くの方へお知らせできる点がメリットです。

通勤や移動中に内容を閲覧してもらえるため、相手の時間も拘束しません。メールチェックの頻度が高い月曜日の午前中や休日に内容を確認できる金曜日の夕方など、目に留まりやすい時間帯でメールを送ると、高い閲覧率が期待できます。

メリット コストがかからない
デメリット メールが埋もれて開封されない可能性がある
BtoCビジネスを展開している場合

使用頻度が高いため、メールではなくSNSの活用を推奨します。PCやキャリアメールを日常生活で利用しているユーザーもいますが、SNSほどチェック率は高くありません。

ホームページリニューアルをお知らせする時の文章構成

リニューアルをお知らせする文章は以下の流れに沿った形で構成してください。

  1. 挨拶
  2. リニューアルの目的
  3. 改善内容
  4. 締めの挨拶

リニューアルの目的には、デザインの変更・レスポンシブ対応への移行・ECサイト設立など、具体的な内容を述べましょう。URLの変更を伴う場合は、改善内容の箇所で必ず知らせることが重要です。変更を知らせておかないと、顧客離れにつながります。

ホームページのリニューアルをお知らせする時の5つの例文

使用頻度高い5つのパターンを基にお知らせ文章を作成しました。ホームページのリニューアルを検討している方は、今後の参考にご活用ください。それぞれ解説していきましょう。

  • 機能拡充
  • URL変更
  • ECサイト設立
  • 新事業参入
  • 事前告知

機能拡充時の例文

当社のホームページをいつもご覧いただきありがとうございます。2022年4月1日より、ホームページのリニューアルを実施いたしました。

今回のリニューアルでは、スマートフォンやタブレット端末からも閲覧しやすい環境構築を行いました。サイト全体のデザインやレイアウトも一新しており、お求めの情報をより素早くご覧いただけます。

今後も皆様に有益な情報をお届けできるよう、内容の充実に努めて努めてまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

URL変更を伴う例文

いつも大変お世話になっております。○○株式会社は2022年4月1日より、ホームページのリニューアルを実施いたしました。皆様にとってより使いやすいホームページを実現できるよう、デザイン・レイアウト・ページ構成を見直しています。

また、リニューアルに伴い、URLが一部変更になりました。弊社のホームページをブックマークやリーディングリストに入れて頂いている方は、お手数をおかけしますが、新しいホームページのURL登録をお願い致します。

今後も皆様に弊社のホームページを使っていただけるよう、機能性や内容の拡充に注力してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

ECサイト設立の例文

いつも当社のホームページをご覧頂きありがとうございます。2022年4月1日にホームページのリニューアルを行い、デザインやページレイアウトの刷新を図りました。

また、このタイミングでECサイトを立ち上げました。自社製品を店舗だけでなくオンライン上でも購入いただけます。

現在、会員登録をして頂いた方を限定にキャンペーンを開催しております。キャンペーンの利用も併せてご検討ください。

今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

新事業参入時の例文

いつも大変お世話になっております。この度、長年継続的な取引を行ってきた○○会社と業務提携を図り、○○事業へ参入することが決定いたしました。

新事業参入のタイミングを期に、ホームページのリニューアルも行いましたので、皆様にお知らせをいたします。

○○事業では店舗販売だけでなく、ECサイトを利用したオンラインでの商品販売も実施予定です。今後も皆様のご要望に応えられるよう品質の向上に努めてまいりますので、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

事前告知の例文

日頃から弊社のホームページをご覧頂き、誠にありがとうございます。この度、弊社のホームページを以下の日程でリニューアルすることが決定いたしました。

皆様により快適にご利用いただけるようシステムを新調し、よりシンプルで見やすいページレイアウトに仕上がっております。

「リニューアル実施予定日」
2022年4月1日0時よりリニューアルしたホームページを公開します。メンテナンスの関係で、3月31日は既存ホームページが閲覧できません。

ご不便をおかけしますが、ご了承いただけますようよろしくお願い申し上げます。

ホームページをリニューアルする6つのタイミング

  • デザインが古い
  • レスポンシブ対応になっていない
  • クロスブラウザへの対応ができていない
  • 必要な情報を見つけにくい
  • アクセス数が減っている
  • 新しい商品やサービスを販売する

企業によってホームページのリニューアルを行うタイミングは様々です。以下6種類の事例をまとめたので、該当する方はリニューアルをご検討ください。

デザインが古い

ホームページを立ち上げてからしばらくリニューアルを行わずに同じデザインを使っていると新鮮さが失われ、古臭い印象をサイト訪問者に与えてしまいます。

ホームページのデザインは企業のブランドイメージに大きな影響力を与えるため、非常に重要です。ユーザーを惹き付けるためにも定期的にデザインの刷新を図り、トレンドの変化を採り入れたホームページに仕上げなくてはなりません。

自社が掲げるブランドイメージとギャップが生まれないよう、色が持つ意味合いを理解しておくことが重要です。デザインでどのような印象を与えたいか社内で共有しましょう。

色が持つ意味合いの例

ネイビーやライトブルーを取り入れた場合、爽やかさ・誠実さ・清潔感を印象付けられます。一方、オレンジを配色すると、エネルギッシュでフレンドリーな印象を与えられます。

レスポンシブ対応になっていない

レスポンシブ対応への移行が済んでいない場合スマートフォンやタブレット端末から閲覧しにくいため、ユーザーが途中離脱する可能性が高くなります。

モバイル端末ごとに表示方法が変更されず、小さい文字や崩れたレイアウトが表示されるからです。どんな情報が記載されているか読み取れないため、アクセス数が伸び悩みます。GoogleやYahooなど検索エンジンからの評価も下がるので、ユーザーの目に留めてもらえる機会が大幅に減少します。

クロスブラウザへの対応ができていない

クロスブラウザ対応がされていないホームページの場合、GoogleChromeやMicrosoft Edgeなど、ブラウザによって文字化けや動作不良が起こる可能性が高くなります。これまでクロスブラウザ対応を実現するためには、操作性・セキュリティ性・サーバーへの負荷など、色々と気を配ったシステムアーキテクチャを構成する必要がありました。

手間やコストが多く掛かるため、閲覧可能なブラウザを限定してホームページを作成する形が一般的でしたが、CMSを利用すればクロスブラウザやレスポンシブ対応を自動的に反映できます。専門的な知識が無くても、簡単にページを作成可能です。

必要な情報を見つけにくい

ホームページの運用期間が長いと掲載情報が増えて内部リンクやページ数が増えるため、サイトの構造が複雑化する傾向にあります。

目的の情報を探すのに時間が掛かると利便性が大幅に低下し、アクセス数やコンバージョン獲得率の大幅な低下につながります。初めてホームページを閲覧した方から「使いにくい」との声が多く聞かれた場合、ホームページリニューアルのタイミングだと言えます。

解決例:別途ページを用意する

商品情報を企業ホームページに掲載している場合、ECサイトを構築してオンラインショッピング向け専用ページを作成するのも一つの選択肢です。同様に新卒採用や中途採用を検討している場合、採用ページを別途に用意すると応募者が情報を見つけやすくなります。

アクセス数が減っている

問い合わせ・資料請求・採用への応募数などが減ってきている場合、ホームページのリニューアルが必要です。ユーザービリティや更新頻度の低下が原因で、ホームページへのアクセス数が減ってきているからです。

アクセス数が伸びない=ユーザーに情報が伝わっていないことになるため、新しい情報をお知らせしてもコンバージョン獲得は期待できません。機能性・操作性・サイト構造など、アクセス数が減った原因を明確にし、リニューアルの内容に反映してください。

新しい商品やサービスを販売する

新商品や新たなサービスを提供していくタイミングは、ホームページのリニューアルを図る絶好のチャンスです。リニューアルに合わせて新商品販売のイベントやキャンペーンを開催すると、イメージアップや商品認知度向上につなげられます。

商品を気に入ったユーザーがSNS上で拡散する効果も期待でき、新規顧客獲得や売上拡大も望めます。

ホームページをリニューアルするメリット5選

ホームページをリニューアルするメリット5選

ホームページのリニューアルを行うと、様々なメリットが期待できます。ここでは以下の5つについてそれぞれ見ていきましょう。

ブランディング確立

ブランディングとは、顧客が企業名・商品・サービスへ抱く共通イメージを作ることです。例えば、自社でアイスを販売しており、ホームページのリニューアルに合わせて新商品を販売したとしましょう。

ホームページ上で商品の特徴である高級感や贅沢さを宣伝し、顧客の関心を惹き付けます。商品コンセプトやブランドイメージに共感してもらえると、付加価値の高さを印象付けられるため、他社との差別化を図れます。

「アイスを買うならこの企業」とのイメージが顧客の中で定着するので、簡単に他社へ乗り換えません。ブランディング確立によって他社との価格競争から脱却でき、安定した売上確保や利益率改善が期待できます。

ブランディング確立に伴うメリットについて以下の6つにまとめました。

  • 集客率アップ
  • 商品価値向上
  • リピート率や購入単価の改善
  • 広告費削減
  • 新商品開発へのハードル低下
  • 優秀な人材の獲得

スマートフォン閲覧からの検索流入増加

レスポンシブ対応への移行によって、これまで逃していたスマートフォンユーザーを獲得できます。文字化けや画像収縮などに悩まされず、快適にサイト内を閲覧できるからです。

さらに、ナビゲーションの配置改善や掲載情報の絞り込みによってユーザービリティが高まると、途中離脱の可能性が低くなります。SEOツールを提供しているシストリックス者が実施した2020年の調査によると、日本人の約75%はスマートフォンから検索対象のページを閲覧していました。

参照元:impress

特にグルメ・ファッション・ホテルに関するスマートフォン検索の割合が高く、レスポンシブ対応によって新規顧客獲得や売上拡大を図れます。

参照元:WEBLAB

コンバージョン獲得

ユーザーインターフェースの向上によって求めている情報を探しやすくなると、コンバージョン獲得率が高まります。サイト内の滞在時間が長くなり、自社商品やサービスの魅力をより伝えやすくなるからです。

これまでとは違った顧客層からも興味を持ってもらえる可能性が高まり、資料請求や商品購入につなげられます。

運用負担軽減

Wordpressやジンドゥーなど、CMSを活用してホームページを運用すると、修正や更新の手間を大幅に削減できます。構築に必要なデータをCMS上で個別管理しており、各種データを組み合わせることでページを自動的に作成できるからです。

ユーザーインターフェースに優れたWYSIWYG(ウィジウィグ)によって、文字の大きさ・色・表などの情報を見たままの状態で編集できるようになっており、初めてCMSを利用する方でも戸惑わずに作業を進められます。

プログラミング言語やデザインの知識は必要ありません。複数人の社員に運用や更新作業を任せられるため、業務の属人化を防げます。リンクやナビゲーションの修正作業も自動化でき、他の作業に避ける時間も確保可能です。

SEO対策

ホームページのリニューアルは、SEO対策を見直すきっかけにもなります。SEO対策とはGoogleやYahooなど検索エンジンでの上位表示を実現し、検索流入数増加やコンバージョン獲得につなげるためのマーケティング手法の一つです。

コストを掛けずに高い集客効果が期待できるため、多くの企業で重要視されています。コンテンツ内容改良・キーワード設定・タグ付けなど、様々な点に気を配り、質の高いホームページの作成を目指します。

ホームページリニューアルの手順

ホームページのリニューアルは要件定義と開発フェーズ、2段階に分かれます。要件定義の段階で目的を明確化しないと、リニューアルの効果が薄れるため、注意してください。

要件定義フェーズ

売上拡大・集客率アップ・新規人材獲得など、ホームページのリニューアルによってどのような目的を達成したのか、社内で共有してください。曖昧な状態で作業を進めると、ターゲット層にインパクトを与えられません。予算・納期・デザインなど、優先事項を明確化しておくことも重要です。以下の3つからみていきましょう。

  • ヒアリング
  • 課題把握
  • 目標設定

ヒアリング

名刺・集客・広報など、現在運用しているホームページの役割を確認する作業です。役割を変更する場合は、この段階で決断してください。サイト運用担当者に加え、マーケティング担当や営業マンも加えると、様々な視点から意見を交わせます。

課題把握

アクセス数やコンバージョン獲得率が低下している理由を把握する作業です。Googleアナリティクスの活用や商品の販売経路を確認すると、幅広い角度から課題を把握できます。

目標設定

前行程で挙がった内容をどの程度まで改善できるか、ユーザーのサイト内での行動などをワークショップで実際に体験します。ワークショップで得た数値や行動履歴を参考に目標設定を行います。

開発フェーズ

開発フェーズは、以下の3点を作成していく工程です。それぞれ以下にまとめたのでご覧ください。

  • ページ全体の設計
  • デザインの決定
  • ページ制作

ページ全体の設計

サイト全体の構成サイトマップとワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームを全てのページで作成すると、膨大な手間がかかるため、主要ページのみの作成で構いません。要件定義で漏れていた内容が無いか併せて確認しましょう。それぞれ以下にまとめたのでご覧ください。

  • サイトマップ

    サイト全体のページを一覧にまとめたもの。ページ数やコンテンツ内容など、リニューアルの質を大きく左右する重要な要素です。

  • ワイヤーフレーム

    新着記事・サイト内記事一覧・告知用バナーなど、ホームページを構成する各要素のレイアウトや内容を決める役割を担っています。

デザインの決定

作成したサイトマップとワイヤーフレームを参考にしながら、デザインを決めていきます。ナビゲーションやサイドバーの配置が悪いと使い勝手が悪くなるため、ユーザー目線でのレイアウト決定を意識してください。

ページ制作

コーディングやCMSの実装を行います。開発が完了したらテストを行い、仕様通りに動くかを確認します。機能性や操作性に問題がなければ、運用マニュアルを作成してください。

ホームページのリニューアルを制作会社に依頼する3つのメリット

トラブル時の被害を最小限に抑えられる

制作会社にホームページのリニューアルを依頼するメリットは以下の3点です。デザイン性やSEO対策に優れたホームページに仕上がり、集客率アップや企業認知度につなげられます。それぞれ解説していきましょう。

高品質なホームページに仕上がる

豊富な導入実績を持つ制作会社に依頼すると、ユーザーの関心を惹き付けられる高品質なホームページを制作できます。豊富なノウハウや優れたデザインセンスを持つ社員が多く在籍しており、最新のトレンドを反映したデザインに仕上がるからです。

自社のイメージや社風に沿ったデザインに仕上がり、ブランドイメージを高められます。アクセス解析・SNSとの連携・メールマガジン配信など、様々な機能を搭載したCMSを使ってホームページ制作を依頼すると、マーケティングにも活用できます。

安定した集客が望める

キーワード選定・タイトル最適化・内部リンク設置など、SEO対策に精通した制作会社にホームページのリニューアルを依頼すると、検索上位実現によるホームページの露出量増加が期待できます。

検索流入増加に伴う購買意欲の高いユーザーを獲得でき、安定した売上が望めます。さらに、自社商品やサービスのファンが増えると、SNSによる拡散効果も期待できるため、広告費を掛けずに不特定多数の方へ効率的に情報を発信可能です。

SEO対策はすぐに成果が望めるわけではない

良質なwebサイトの情報を入手するため、検索エンジンが巡回をさせているクローラーに評価されないと、検索結果に反映されません。

検索エンジンからの信頼性を示すドメインパワーも検索順位には影響するため、ホームページの内容を拡充してドメインパワーを高める必要があります。SEO対策も期待して制作会社を選定する場合、運用後のサポートも望める制作会社を選定しましょう。

トラブル時の被害を最小限に抑えられる

リニューアルでシステムを変更する場合も、自社で運用可能なツールを選ぶのが基本ですが、運用していく上で疑問点や故障に悩まされるケースも出てきます。

アクシデント時の影響を最小限に抑えられるよう、手厚いサポートやメンテナンスも望める制作会社を選択してください。自社で運用が難しくなった場合もホームページの運用代行を依頼できます。

ホームページ制作会社を選ぶポイント5選

ホームページ制作会社を選ぶポイント5選

制作会社を選定するポイントは以下の5点になります。自社の要望を叶えられるかどうかが掛かってきますので、制作会社は慎重に選んでください。それぞれ解説していきましょう。

制作会社に求める要素を明確化

おしゃれなデザイン、豊富な機能性、SEOに関するノウハウなど、ホームページ制作会社に求める要素を優先順位付けしてください。全ての面で優れている制作会社は少ないからです。以下の3つの要素から、それぞれ特徴を解説していきましょう。

  • デザイン・レイアウト
  • システム開発
  • SEO対策

デザイン・レイアウト

デザインに強みを持つ制作会社に依頼した場合は最新のトレンドや技術を活用した魅力的なページに仕上がり、ブランドのイメージアップや世界観の確立につなげられます。

レイアウトにこだわりを持つ場合や動きを多く演出したい場合も、デザイン力に優れた制作会社へ依頼すると、自社の要望を反映したインパクトのあるホームページに仕上がります。

システム開発

ユーザーインターフェースに優れたシステムを期待している場合はシステム開発に強みを持つ制作会社を選んでください。豊富なプログラミング知識や優れたコーディング技術を活かし、機能性に富んだホームページに仕上がります。

SNS・基幹システム・ECサイトとの連携も望めるなど、自社にとって運用しやすいホームページを最大限追求できる点が、システム開発力に優れた制作会社へリニューアルをメリットです。

SEO対策

SEO対策に精通した制作会社に依頼することで、GoogleやYahooといった検索エンジンからアクセスを集めやすいホームページを制作できます。アクセスが増えることで、新規顧客の獲得にもつながることでしょう。

運用中のホームページが抱える課題を可視化

更新頻度低下・アクセス数減少・インパクト不足など、現在のホームページが抱えている問題を可視化してください。課題内容の洗い出しによってホームページをリニューアルする目的が明確になり、どの部分に強みを持つ制作会社を選ぶべきか迷いが無くなるからです。以下の2つの場合の例をご覧ください。

  • システムの使いづらさが原因で更新頻度が低下した場合

    システム開発に強い制作会社を選ぶと、操作性や機能性に優れたホームページに仕上がります。特別な知識が無くても運用できる体制が整い、業務負担軽減と業務の属人化防止を実現できます。

  • アクセス数を増やして新規顧客獲得を目指す場合

    ユーザーの関心を惹き付けられるため、デザインやレイアウトを一新してください。リニューアルによって、以前のホームページから変わったイメージを印象付け、自社製品やサービスの認知度向上を図ります。

RFP(提案依頼書)の作成

RFPとはリニューアルの目的・予算・必要な機能など、ホームページリニューアルに関する自社の要望をまとめた提案書です。RFPの作成によって要件が明確になり、制作会社からレベルの高い提案をもらえる確率が高まります。

リニューアルの発注後に制作会社と認識のずれが起きる可能性を軽減でき、仕様変更に伴う納期遅延や費用増大を防げます。RFP作成に工数を掛けないと制作会社とやりとりする機会が増え、かえって時間を取られるのでご注意ください。

内容がまとまった後に複数の制作会社にRFPを提案すると、制作会社の提案レベル・コスト・コミュニケーションの取り方などを効率的に把握できます。

コミュニケーション

担当者とスムーズなコミュニケーションが図れない場合は不信感や不安が募り、ミスマッチにつながる可能性が高くなります。専門用語ばかりの提案、質問への回答の遅さ、提案書がと届かないなど、自社の要望を汲み取る意思の低さやレスポンスの遅さが目立った場合、制作を依頼するのは止めましょう。

対面での打ち合わせが望めるかも確認してください。メールやweb会議だと、微妙なニュアンスが伝わりにくいからです。ホームページに関する細かい要望を伝えたい場合や認識の擦り合わせを行う場合、対面で商談できると、今後のやりとりがスムーズに進みます。

内製化

制作会社内でデザインからシステム選定まで、全ての工程を内製化している場合、高品質なホームページのスピーディーな完成が望めます。ディレクター・エンジニア・デザイナーなど、スタッフ間のスムーズなやりとりが望めるからです。

部分的に内製化している場合、専門分野に関しては高品質が期待できますが、外注に業務委託をしている分野には品質の保証がありません。同業他社や類似事例の実績を確認し、品質に問題が無いかを確認しましょう。情報漏洩のリスクが無いか、セキュリティ対策を併せてチェックすることが重要です。

ホームページのリニューアル時のお知らせ まとめ

今回の記事では以下の5点についてまとめてきました。

  • ホームーページをリニューアルするタイミング
  • ホームページのリニューアルをお知らせする方法
  • お知らせを送る場合の文章構成
  • 制作会社に依頼するメリット
  • 制作会社を選ぶポイント

デザイン性・機能性・操作性など、運用中のホームページで課題が複数上がった場合、リニューアルを実施すべきです。ホームページのリニューアルによって、新規顧客獲得やイメージアップへつなげられるからです。

SNSでホームページのリニューアルをお知らせすると、広告費を掛けずに不特定多数の方へ情報を発信できます。リニューアル記念に対面型のイベントを開催した場合は、自社商品やサービスに関する顧客からのリアルな要望を伺えます。

「比較ビズ」を利用すれば必要事項を入力する2分程度の手間で、条件に合ったホームページの制作会社をスピーディーに探せます。複数の企業に無料で相談できるのも嬉しいポイントです。ホームページリニューアルの検討やお知らせ方法に悩みを抱えている方は、ぜひご利用ください。

監修者の一言

ホームページをリニューアルする目的は、その会社や事業の状況によって様々であると思います。なかなか、ホームページの情報を常に最新のものに整えておくのも大変な労力ですし、コストもかかることでしょう。

大切なのは、自分のホームページをみている「閲覧者」の方が一定数いるということを意識しておくことだと思います。閲覧している方は、新規のお客様になりえる方かもしれませんし、求人の応募を検討している方かもしれません。

こういった方に、古い情報を見せ続けて問題はないものなのか、新しくて興味が引かれる情報をお伝えした方がよいのではないか、こういった観点からリニューアルを検討されると、状況にフィットした新しいホームページの構想が見えてくると思います。

ホームページを閲覧される方が一定数いることを考えると、実際にWebサイトをリニューアルした際には、周囲にお知らせをしておいた方が親切と言えます。また、周囲の方からフィードバックをいただけるのも、間接的にビジネスによい影響を与えることと思います。

取引先の方々から「使いやすいホームページになりましたね。」とお声をいただくことができれば、関わる方にとって意味の深いことですし、大きな励みになるのではないでしょうか。

株式会社セルリア
代表取締役 佐藤靖将
監修者

大学卒業後、Webコンサルティング企業で2年ほどセールス兼コンサルタントに従事。その後フリーランスに転身し総合広告代理店、Webシステム開発会社、クリエイティブエージェンシーなどの企業で主にプロジェクトマネージャーとして顧客のデジタル関連プロジェクトを支援する。それらの経験から、総合的かつ一気通貫のデジタルソリューションを提供したいと考え株式会社セルリアを設立。以降、クライアントの課題解決に邁進する日々を送る。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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  • 定期的な更新が難しい
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