Instagram広告は4種類!初心者向けに概要や配信方法を解説
- Instagram広告の種類が分かる
- Instagram 広告の配信方法が分かる
- Instagram広告の課金システムが分かる
「Instagram広告の種類が知りたい」SNS担当者必見!
Instagram広告の種類は、大きく分けて4種類です。広告の種類によって掲載場所や特徴が大きく異なるため、目的やターゲットに合わせた広告の種類を選ぶことが、広告運用を失敗させないポイントです。
この記事では、Instagram広告の種類を知りたい担当者向けに、広告の種類、配信方法、失敗させないポイントを解説しています。この記事を読み終わった頃には、Instagram広告の種類について悩むことはなくなるでしょう。
Instagram広告は4種類
Instagram広告は、大きく4種類あります。どれも性質や使い方などは異なるため、それぞれの違いを把握したうえで使用するのが大切です。うまく使いこなせるようになれば、マーケティング戦略において絶大な効果を得られるでしょう。
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- リール広告
- 発見タブ広告
以下では、4種類のInstagram広告について詳しくまとめています。自社にぴったりなInstagram広告を選ぶためにも、特徴をつかんでください。
フィード広告
フィードは通常フォローしているユーザーの投稿が表示される場所です。フィード広告は、フィード欄に広告を配信できるため、ユーザーの目に留まりやすい強みがあります。Instagram広告の中でも非常に人気が高く、知名度向上効果も抜群です。
多くのユーザーへリーチできるため、新商品に関する情報や、自社サービスの認知度アップとの相性がよいでしょう。広告は9:16の縦横比率、解像度は500×888ピクセル以上の決まりがあります。
掲載できる広告の種類は以下の4つです。
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
写真広告
写真広告は、画像広告ともいわれています。画像形式の広告のため、ユーザーが1目見てわかりやすい内容にすると、効率よくアピールできるでしょう。フィード広告の中でも定番のフォーマットであり、どのような目的にも使えます。
画像1枚とテキストの形式のため、魅力的な広告画像を用意するのがポイントになります。テキストで商品サービスに関する説明も行えるため、ユーザーに伝えたい内容を前もって決めておきましょう。
動画広告
動画広告も写真広告と同様に、よく見かける定番のフォーマットとして親しまれています。動画とテキストの形式で、ユーザーへ配信できるのが特徴です。動画が再生されることで、訴求内容を伝えられるため、わかりやすく魅力的な動画を作成する必要があります。
画像だけでは伝わりにくい情報は、動画広告でアピールするのがおすすめです。たとえば商品を使っている様子や、サービスを受ける流れなど、より細かい情報を伝えたいときに便利でしょう。
カルーセル広告
写真広告や動画広告よりも豊富な情報量を伝えたいときは、カルーセル広告が使われます。1回の広告配信で、10の画像・動画を表示できるのが特徴です。ひとつずつ違うリンクを貼りたいときにも、カルーセル広告が選ばれています。
具体的には自社で展開する複数の商品を、広告で紹介したいときに便利です。画像にオンラインストアの商品ページのリンクを貼れば、商品への興味からユーザーがストアへ訪問する可能性が高まります。
コレクション広告
動画や画像を1つ大きく表示させて、他複数の投稿も一緒に表示させる形式です。メインで表示させている広告でインパクトを与えられます。複数の投稿では、サブとなる情報を得られるため、新商品の情報発信に適しているでしょう。
サブ画像で商品を使っている様子を表示するのも、ユーザーへのアピールとして効果的です。カルーセルとは違い、投稿内容がすべて表示されているため、スワイプをする必要がありません。
ストーリーズ広告
Instagramで定番のツールであるストーリーズにも、広告を表示できます。通常のストーリーズ投稿と同じく、画像と動画に対応しているのが魅力です。他のユーザーが投稿しているストーリーズと一緒に表示されるため、自然な形で広告を配信できます。
広告に対してマイナスイメージを持っているユーザーにも、違和感を与えずに配信できる方法です。広告をスキップされないよう、魅力的な内容を意識する必要があります。
リール広告
リール広告とは、縦長の全画面に表示される、15秒〜30秒以内のショート動画や静止画を配信できる広告です。下部にある再生マークから閲覧することができます。
通常リール動画の合間に表示され、音楽や効果音を活かしながら広告を作成できるのも特徴です。
リール広告は昨今のショート動画需要を受けて2021年6月よりスタートした、比較的新しい広告です。10代〜20代の若い世代を筆頭に多くのユーザーから注目されているため、広告の効果も期待できるでしょう。
発見タブ広告
虫眼鏡のマークを選択すると、発見タブが表示されます。発見タブ広告とは、発見タブに配信できる広告です。Instagramを利用しているユーザーが、どのようなジャンルに興味関心を持っているかにあわせて、パーソナライズ表示されています。
発見タブは新しい情報・コンテンツを探しているユーザーが利用するツールです。特性上、ユーザーに広告内容の関心を持ってもらいやすく、新規ユーザーの獲得を実現できます。
Instagram 広告の配信方法
広告配信までは、大きく分けて7つのステップが必要です。以下を参考にして行ってみましょう。
- Facebookのビジネスアカウントを取得
- Instagramアカウントをプロアカウントに変更する
- facebookとInstagramを紐付けする
- 広告の作成を設定
- 広告クリエイティブを設定
- 支払い方法の設定
- 広告の審査・完了
1. Facebookのビジネスアカウントを取得
Instagram広告を利用するためには、Facebookアカウントを取得しなければなりません。ビジネスマネージャーの広告管理画面を使用する際に、Facebookアカウントが必須となるためです。アカウントを持っていない場合は、最初に取得しておきましょう。
Facebookにアクセスし、新規アカウント作成から取得可能です。名前や性別などを入力するだけで、簡単に取得できます。
2. Instagramアカウントをプロアカウントに変更する
Facebookのアカウントを取得できたら、プロアカウントへの変更を行います。設定画面のアカウントから、プロアカウントに切り替える項目を選びましょう。無料でプロアカウントが取得できる説明が表示されます。
説明を確認すると、広告のカテゴリ設定や、連絡先の確認などの設定を行えます。なかにはスキップできるものもありますが、ひとつずつ入力しましょう。
3. FacebookとInstagramを紐付けする
Instagramのアカウントと連携しましょう。連携することで、Facebookへ投稿内容がシェアされるため、より多くのユーザーへ情報を発信できます。広告による効果をアップさせるためにも、Facebookとの紐付けはとても重要です。
紐付けはFacebookアカウントの情報を各項目に入力するだけです。シンプルな手順のため時間はかかりません。
4. 広告の作成を設定
Facebookのビジネスマネージャーを使います。広告マネージャーからキャンペーン作成を選択してください。操作はパソコンやスマホで行えます。
各設定で広告をどのような目的で配信するのか、配信して得たい結果など、項目を明確にします。作成を選択すると設定画面が表示されるため、広告を配信する目的を設定しましょう。
5. 広告クリエイティブを設定
広告クリエイティブの設定を行います。フィード・ストーリーズ・リール・発見タブの中から、自社の目的に合うものを選んでください。
広告配信する目的に応じて、どの広告クリエイティブが適しているかは異なります。目的を明確にして、4種類の中からぴったりな方法を考えてみてください。
6. 支払い方法の設定
ビジネス設定画面からは、支払方法を設定できます。広告配信で発生する費用を支払うために欠かせない作業です。忘れずに設定しておきましょう。
ビジネス設定画面の支払い項目を選択すると、クレジットカード情報を入力する項目が表示されます。支払い方法はクレジットカード・デビットカード、PayPalの3種類から選択可能です。
7. 広告の審査・完了
すべての設定が終わった後は、広告の入稿・審査となります。設定ができれば、広告表示したい画像や動画などを用意する作業のみで、手順さえつかめば簡単です。審査が通れば広告が表示されるため、結果が出るまで待ちましょう。
広告を入稿する前に、テキスト内容に間違いがないか、リンク先は正しいかなどを確認してください。誤った内容で広告配信しないよう、気を付けることが大切です。
Instagram広告の課金システムを解説
Instagram広告には、4つの課金システムがあります。それぞれ費用相場も異なるため、自社に適したものを選択しなければなりません。
以下では課金システムについて、詳しく解説しています。費用が安い理由だけで選ぶのではなく、システムの特性を把握して、目的を達成できるものを選びましょう。
CPC課金
CPC課金とは、広告がユーザーにクリックされた回数に応じて費用が発生するシステムです。クリック数が多くなるほど、費用も高くなっていきます。1クリックにつき40〜100円の費用がかかるため、全体的にコストがかかりやすい傾向です。
たくさんクリックされた場合はコストが高くなるデメリットはありますが、ユーザーからの動きが無いと費用は発生しません。広告を表示してもらう目的を達成して、はじめてコストがかかるのが利点といえます。
CPM課金
CPM課金とは、広告表示回数が合計1,000回になるごとに、費用が発生するシステムです。広告表示は業界用語でインプレッションと呼ばれるため、インプレッション課金と呼ばれています。
1インプレッションにつき0.2〜0.6円で、比較的コストを抑えられる方法です。商品サービスの認知度アップを目的とし、より多くのユーザーへ広告配信したい場合は、この方法が適しているでしょう。
CPI課金
CPI課金とは、表示された広告からアプリがインストールされると、費用が発生するシステムです。インストールされるごとに100〜200円のコストがかかります。
CPCと同様に、成果が出てはじめてコストがかかる仕組みです。コンバージョンにアプリのインストールを設定していると、広告配信による成果が可視化される利点もあります。
CPV課金
InstagramではThruplay課金と呼ばれており、独自のシステムが採用されています。一般的なCPV課金は、動画が再生された時点で費用が発生する仕組みですが、Instagram上では最低15秒以上の規定があります。
動画が15秒以上視聴されないと、広告費用は発生しません。コストをかけた分、ユーザーに広告をある程度視聴してもらえるのが利点です。費用は1再生あたり100〜200円で、全体的な費用総額は高くなります。
Instagram広告を失敗させないポイント
Instagram広告を失敗させないために、4つのポイントを把握しておきましょう。広告を打ち出しても、失敗してしまっては意味がありません。ポイントをつかんでおけば、的確にユーザーへ情報を伝えられるようになります。
- 画像や動画内のテキストを20%未満に抑える
- Meta社のサイトから広告ポリシーを確認
- Instagram広告の目的を決める
- オーディエンス設定を適切に行う
画像や動画内のテキストを20%未満に抑える
画像や動画などでテキストを使用する場合は、画面全体の20%未満になるよう設定しましょう。
20%以上になると、画面をテキストで占める割合が多くなることで、画像や動画などのコンテンツが見えにくくなります。
以前に画像にテキストを使用する場合20%未満にするルールがありましたが、現在は撤廃されています。テキストが20%以上でも違反にはなりませんが、見やすさを重視する場合気をつけたほうがよいでしょう。
Meta社のサイトから広告ポリシーを確認
Meta社のサイトに記載されている広告ポリシーを確認しましょう。広告ポリシーには「どのような広告が禁止事項に該当するのか」「審査項目の具体的な基準」などが記載されています。
広告ポリシーを確認しないままでは審査に通る基準を満たせず、広告を作り直す事態に発展する可能性があります。2度手間にならぬよう、必ず確認のうえで広告を作成してください。
Instagram広告の目的を決める
目的があいまいなまま広告を発信するのは控えましょう。なぜInstagram広告を利用するのか目的がしっかりしていれば、広告で何を伝えるべきなのかが見えてきます。訴求力アップの実現にもつながるため、必ず明確にしておきましょう。
一般的な目標は商品サービスの認知度アップや、新規ユーザーの獲得などさまざまです。目的を明確にできたら、その内容にあわせて広告を作成しましょう。
オーディエンス設定を適切に行う
オーディエンス設定は、広告配信の成功を左右する重要な要素です。Instagram広告はターゲットを細かく設定できる利点がありますが、ターゲット層が狭すぎても広すぎても問題になります。目的にあわせてオーディエンス設定を適切に行いましょう。
ターゲットが少なくなると、あまり多くのユーザーにリーチできないのではと不安になってしまいます。その反面、競合性がアップするメリットがあるため、決して悪いことばかりではありません。
自社の顧客となるターゲットを絞り込み、効果的なコンバージョンへとつなげましょう。
Instagram広告の種類|まとめ
現在多くのユーザーがいるInstagramは、広告配信に最適なツールといえます。広告配信のルールに従って利用することで、多くのユーザーへリーチすることが可能です。
この記事を参考にしながら、Instagram広告の種類やルールなどを把握し、Instagramで広告配信を行ってみませんか。
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