チームビルディング研修に使えるゲーム24選!目的や方法・費用も紹介

最終更新日:2023年03月28日
株式会社C story maker
監修者
代表取締役 萬関 良輔
チームビルディング研修に使えるゲーム24選!目的や方法・費用も紹介
この記事で解決できるお悩み
  • チームビルディング研修ゲームはどのような効果がある?
  • チームビルディング研修でおすすめのゲームは?
  • チームビルディング研修ゲームにおける注意点は?

チームビルディング研修をやることは決まっても、どのようなゲームがチームの結束力向上に繋がるのかわからず、お悩みではないでしょうか。

チームビルディング研修のゲームは多岐にわたり、目的や費用、屋外・屋内・オンラインなどの条件によってさまざまあります。

本記事はチームビルディング研修に使えるゲームを24個紹介します。目的や予算に合ったチームビルディング研修のゲームを探したい方におすすめです。

チームビルディング研修にゲームが効果的な3つの理由

チームビルディング研修にゲームが効果的な理由を以下から解説していきます。

チームビルディングでゲームが効果的な理由

疑似体験で実務に活かせる

チームビルディング研修のゲームを通してチームワークを実践し学んだ内容はすぐに実務で活かせます。

目標の達成に向けてチーム一丸となって挑む中で、チームで本気になる体験や辛いときでも支えあって乗り越える経験ができるでしょう。

ゲームを通じて自分やチームメンバーの行動・思考の特徴を発見でき、実務上で把握したり指摘したりすることにつながります。

チームの一体感を高められる

チームビルディング研修のゲームは明確な目標に向かって一致団結できるため、チームの一体感を高められるのもポイントです。

目標に向かう過程でチーム内で多くのコミュニケーションが行われ、相互理解を促されるでしょう。

チームメンバーとも仲良くなることでチームへの所属意識も高まり、一層チームに貢献したいと思えるようになります。

感情を揺さぶる体験がある

楽しい・悔しいなど感情に強く働きかける要素があることから、研修内容をそのときの感情と結びつけて深く記憶できるようになるでしょう。

チーム一丸となって取り組んだ先に勝ち負けがあることで、勝てば仲間と喜び負ければ仲間と慰めあう経験になります。

感情を揺さぶる経験があることは、何かを学習させる方法としては、非常に効率のよい方法です。

屋内でできるオススメゲーム13選

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屋内でできる研修が最も種類が多く、多様なゲームが存在します。目的に合わせたゲームを選択しやすいので、自社の研修にあったゲームを見つけてみてください。

屋内でできる自己紹介・アイスブレイクにおすすめのゲーム

屋内でできるゲームにはペンや紙を用いてできる簡単なものが多いです。書いたり発表したりするゲームは参加者の個性を引き出しやすいため、一気にチームの関係をよくできます。

1. 絵で自己紹介

所要時間 20〜40分程度
人数 10〜15人程度
準備物 A4またはA3用紙/サインペン(黒・赤・青)

言葉ではなく絵を使って、自身の生い立ちや家族構成・今の心境などを書き、説明しながらアイスブレイクするゲームです。

絵の上手さ・下手さよりは、絵を見る中でその人の人柄や考え方・持ち味を発見することを目的にしています。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 自分の生い立ちや家族構成・将来の展望・趣味などについて自由に書いてもらう
  2. 1人ずつ前に出て絵を使って自己紹介する

2. グッドアンドニュー

所要時間 10〜20分程度
人数 20〜30人程度(1グループ3〜10人)
準備物 なし

直近24時間で起きた「よかったこと(good)」と「新しい気づき(new)」を一人ひとりが発表し、チーム内での相互理解を深めるゲームです。

メンバーの好きなことや物事の捉え方を知ることができ、普段からよかったことや気づきを探すきっかけになるため、会議のたびに行うチームも多く存在します。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 直近24時間で起こった「よかったこと(good)」と「新しい気づき(new)」を順番ごとに発表する
  2. 発表者に対して全員で拍手する

3. 出身県当てゲーム

所要時間 15〜20分程度
人数 20〜30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 A4用紙(人数分)、サインペン(人数分)

発表者の出身地を当てるアイスブレイクゲームで、メンバー同士の相互理解を促すとともに、やりとりを活発化するために使えます。

自分の生まれた県の形を知らなかったり、他県と形が似ていたりなど、笑いの種や共通点を見つけやすいゲームです。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 自分の出身県の絵を描いてもらう
  2. 1人ずつ絵を発表し他のメンバーに当てさせる

4. 10パズル

所要時間 10〜30分程度
人数 3〜30人程度(1グループ3〜4人)
準備物 A4用紙、スケッチブック、サインペン

4つの数字を使って、足し算・引き算・掛け算・割り算を行い、答えを10にするゲームです。

頭の回転の速さや柔軟性を試すことができるとともに、先にできた人が他のメンバーに作り方を説明する過程で、チームの団結が生まれます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. チームごとに出題者を1人決める
  2. 出題者から好きな数字を4つ挙げてもらう
  3. 他のメンバーはそれぞれ4つの数字を四則演算し10にする
  4. 先に10を作れた人は他のメンバーに10にした方法を説明する
  5. 他のメンバーもその方法で10を作り最も多く10を作れた人が多いチームが勝ち

5. ジェスチャーダンスゲーム

所要時間 10分程度
人数 10〜30人程度(1グループ5〜15人)
準備物 なし

チーム内である人を起点にジェスチャーを行い、次の人が順々にジェスチャーを加えていくゲームです。

ゲーム自体が面白い内容であるとともに、チーム全員が同じ動きをするため、一体感が高まります。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. グループの半分のメンバーは円になる
  2. もう半分のメンバーは好きなグループの周りで観察者の役割になる
  3. グループ全員で1秒に2回ほどのテンポで手拍子する
  4. 手拍子に合わせてグループの誰かが好きなポーズをする(例:右手を挙げる)
  5. 次の人はその動作に1つ動作を加えてさらに次の人も動作を加えていく
  6. 誰かが一度でも間違ったらやり直し
  7. 観察者は間違った人がいないかチェックする
  8. 1番早く2周したグループの勝ち

6. ジェスチャーゲーム

所要時間 20分程度
人数 20〜30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 お題一覧シート(スポーツ系、食べ物系、楽器系など)

お題を聞いた伝達者がチームメンバーにジェスチャーを使って伝え、メンバーがそれを当てるゲームです。

言葉以外で多くの情報を伝えられることを学ぶことができ、他チームよりも早く当てるために協力する必要があるため、チームの一体感を強められます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各グループで1人ずつ伝達者を決める
  2. 伝達者は出題者からお題を見せてもらいそれをジェスチャーで他のメンバーに伝える
  3. メンバーがお題を当てたら出題者が「ピンポン!」と言う
  4. 出題者は次のお題を聞きにいく
  5. 2〜3セット行い、最も当てた回数が多いチームが優勝

7. イメージ交換ゲーム

所要時間 15〜20分程度
人数 18〜24人程度(1グループ5〜6人)
準備物 自己評価シート、他者評価シート(それぞれ人数分)

自己評価と他者評価のギャップを把握することで、自分の行動や態度を見直すゲームです。

自分が他人からどう思われているか・人によって自分の印象がどれほど違うかを客観的に知ることができます。チームの関係改善や、自身の行動改善に有効です。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各チームで評価される順番を決め評価される人は他者評価シートを机に置き自己評価シートを手に持って部屋から出る
  2. 部屋に出た人は他のメンバーが自分をどう評価するか予測し自己評価シートに記載する
  3. 部屋に残ったメンバーは1人が書記役になり外に出た人の評価を他者評価シートに記入する
  4. 1人あたり数分で行い1人が終わったら次の評価される人が外にいる人と交代する
  5. これを全員分行う
  6. 全員終わったらそれぞれ自己評価シートと他者評価シートとのズレを見直し振り返りを行う

屋内でできるビジネススキルの習得におすすめのゲーム

チームビルディングのゲーム研修では、チームの関係構築だけでなく、チームでの目標達成経験や自身や仲間のスキルを再確認する意味合いが強いです。屋内でできてビジネススキルの向上や確認できるゲームを見ていきましょう。

8. 字探しチームワーク

所要時間 20分程度
人数 人数20〜30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 記入用紙2枚、サインペン2本、はさみ2つ、新聞の切り抜き2枚
(それぞれチーム分)

新聞記事の切り抜きから、特定の文字やマークを探すゲームです。

共通の目的を持ち、他チームとの競争要素もあることで、チームの連帯感や意識を高めることができます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 新聞紙に書かれている文字の中から指定された文字やマークを探し時間内に多く記入シートに記載する
  2. 計画時間で段取りを立て、作業時間で発見と記入の作業を行う
  3. 合計で書き写せた数の多いチームが優勝

9. スクールカラー決定ゲーム

所要時間 30分程度
人数 18〜24人程度(1グループ5〜6人)
準備物 色情報シート

チームで新設の大学にスクールカラーを議論し、発表するゲームです。新設の大学からスクールカラーを提案してほしいと依頼を受け3、4社からのコンペで決める設定のもと行われます。

提案には論理的思考力やアイデア力が求められる上に、チーム内でのコミュニケーションも活発に行われます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各チームでどの色を提案するかは予め決められており色に関する情報が書かれた色情報シートが配布される
  2. 色情報シートには青:自然や海を連想する・集中力を高めるなどの記載がある
  3. 10分間でその色を提案するプレゼンを作り3分で発表する
  4. 全てのチームで発表が終わったあと相互評価を行い判定をする

 10. ダイアログインザダーク

所要時間 30〜90分程度
人数 20〜30人程度(1グループ6〜10人)
準備物 目隠し
参考URL https://did.dialogue.or.jp/

真っ暗な空間で、聴覚や触覚など視覚以外の感覚を使って日常的なシーンを体験するゲームです。世界約50カ国で開催され、延べ800万人以上が体験した世界的な研修となっています。

暗闇空間にいることで、コミュニケーションの癖や個性が出やすくなり、チームを作る上での気づきを多く得られます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 数人のグループでアテンド役とプレイ役に分かれる
  2. 日常生活のさまざまなシーンが再現されている会場で床や壁・設置物を触るなどの体験をする
  3. 終わったら役割を交代する

11. コンストラクションゲーム

所要時間 25分程度
人数 30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 新聞紙2枚、ものさし、はさみ、セロハンテープ(各チーム分)、150ページ程度の本2冊

チームで協力をしながらお題のものを作り上げ、チーム一丸となって目標を達成する感覚を味わえるゲームです。

計画時間で成果物に対しての計画や作業分担を行い、実際に作業に移る体験を通して、チームワークを体感できます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各グループに新聞紙2枚とはさみ・ものさし・セロハンテープが配られる
  2. 素材を使ってお題(例:家)をできる限り多く立てる
  3. ただし高さは13センチ前後・横10センチ程度
  4. 5分間の計画時間で作業手順や役割分担を決める
  5. 8分間で作業を行いお題のものを立てる
  6. 倒れないものであるか確認するため作った建物の上に本を置く
  7. 倒れない建物を多く作れたチームが優勝
  8. うまくいった要因や問題点を話し合う時間をとる

12. The 商社

所要時間 3〜6時間程度
人数 10〜150人程度(1グループ3〜6人)
準備物 「The商社」のゲームセット
参考URL https://www.projectdesign.co.jp/service/the-shosha/

他のチームとの交渉をしながら、自社の資源を使って自分たちの事業を拡大していくビジネスゲームです。株式会社プロジェクトデザインが有料で研修を提供しています。

現場に近いゲームを通して経営資源を効率的に運用する考え方や、1+1を2以上にするチームワーク、自分の強みや弱みへの気づきを学べます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 計画→行動→決算の3プロセスを1ターンとし合計4ターン実施
  2. 1ターン目で各チームに経営資源のカードが配られチームで動き始める
  3. 経営資源を使いながら事業を立ち上げて会社を拡大していく
  4. ゲーム実施後に振り返りを行う

13. レゴ

所要時間 30~120分程度
人数 20〜30人程度(1グループ4〜6人)
準備物 レゴブロック
参考URL https://communi-design.jp/lp/lsp-trial-a/

レゴを使いお題に合った作品を作るゲームで、Google社やNASA、TOYOTAの研修でも取り入れられた世界的に有名な研修です。

レゴを通して普段言葉にしない想いや価値観を表現でき、それをチームに共有・対話することで、個人の内面の掘り下げやチーム意識の強化ができます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各人にレゴブロックが配られる
  2. 作品を作るためのお題が提示され各人でお題に合った作品を作る
  3. 作品を作った意図や想いを一人ずつチームメンバーに発表する
  4. 発表に対しての他のメンバーからの質問に答え次の人に代わる
  5. 全員が発表したら終了

野外でできるチームビルディングゲーム5選

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野外でできるゲームは体を動かしたり、独自の体験を行ったりするものが多く、チームワークを体感しやすいです。簡単にできるものから数日かけて行うものもあります。

野外でできる自己紹介・アイスブレイクにおすすめのゲーム

野外でできる自己紹介・アイスブレイクゲームは、子供の頃の遊びのように、ルールが単純明快で体を使って楽しく学べます。

14. 槍投げゲーム

所要時間 10〜15分程度
人数 3人1組
準備物 A4用紙か新聞紙を2枚、セロハンテープ(各チーム分)

A4用紙や新聞紙を使って槍を作り、槍投げ競争をするゲームです。

チームメンバー一丸となって槍を作る過程でコミュニケーションが生まれ、槍を投げて勝敗を決める中でチーム意識を高めることができます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. チームで槍投げ用の槍を作る
  2. 各チームから1人ずつ槍を投げ合いその距離を競う
  3. 2回先に勝利したチームが優勝

15. 三角に集まれ

所要時間 10〜15分程度
人数 30人程度
準備物 なし

「この指とまれ」の遊びと同じように、自分が該当する場所に素早く移動するゲームです。

瞬発力が求められ頭を使うとともに、チームメンバーとの共通点を発見することもできるため、野外でのアイスブレイクとして使えます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 「〇〇の人はAに集まれ」「Bに集まれ」という指示に応じて該当するところに素早く集まる
  2. 指示は一回しか言わず間違えた人は失格
  3. 例えば血液型は「A」の人はBに「O」の人はCに集まってくださいなど
  4. その他にも誕生月や服装・干支・出身地などの分け方がある

野外でできるビジネススキルの習得におすすめのゲーム

野外でできるゲームの中には、自然の中でチームワークを活かして目標を達成するものが多いです。森や海に囲まれながら仲間と切磋琢磨した経験は、深く脳裏に刻まれ、忘れられない成長体験になるでしょう。

16. バーベキューゲーム

所要時間 60〜90分程度
人数 30人程度(1グループ4〜6人)
準備物 料理の具材、調理器具、調理環境

野外で調理する機会にチームに分かれ、各チーム共通の献立を目指して、チーム内で役割を分担して料理を作るゲームです。

得意な人は苦手な人に有用な情報を与えつつ、チームでイメージする完成品を実現できるよう協力するのがポイントです。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. くじ引きを使ってチームを決める
  2. 各チームが共通する献立の作成を目指して料理する
  3. 各チームでできた料理を評価者が味見し最も美味しかったチームが優勝

17. 脱出ゲーム:消えゆく幻島からの脱出

所要時間 1日程度
人数 500人程度まで
準備物 お問合せください。
参考URL https://nazotoki-concierge.com/phantom-island/

無人島に赴き、決められた時間の中で謎を解いてチームで力を合わせて脱出を図るゲームです。株式会社IKUSAが研修サービスを提供しています。

無人島という大自然の中で、チーム一丸となって脱出を図る経験を通して、チームでのコミュニケーションの活発化やチームワークの達成感を学べます。

ルールは株式会社IKUSAのサイトをご覧ください。

18. サバイバルゲーム

所要時間 10分~半日程度
人数 10〜20人程度(1グループ5〜6人)
準備物 ゴーグル、エアガン、BB弾、迷彩服など

エアガンを使って相手を殲滅したり、拠点を確保したりする野外でのチーム対抗ゲームです。

サバイバルゲームはチームの目的が明確でそれぞれの役割分担もしやすいため、チームワークの構築や行動の見直しに非常に適しています。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 2チームに分かれ敵チームメンバーを全員の殲滅を目指す
  2. 制限時間で相手チームメンバーを確認し射撃
  3. 当たった場合は退場する
  4. 相手メンバー全員を退場させたチームが勝ち

オンラインでできるチームビルディングゲーム6選

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リモートワークの流行によりチームビルディングをオンラインで実施するケースが増えてきました。WEB会議ツールで行うことのできるゲームを紹介します。

オンラインでできる自己紹介・アイスブレイクにおすすめのゲーム

オンラインでは対面と比べて、日常的な雑談が生まれづらいため、意図的にコミュニケーションしやすいようアイスブレイクゲームを入れます。

19. 嘘を見破るゲーム

所要時間 20分程度
人数 20〜30人程度(1グループ3〜4人)
準備物 なし

嘘を見破りながらお互いのことを理解し合うゲームです。

表情や発表の仕方、発表内容からどれが嘘かを見抜く必要があるため、高い集中力を要します。相手の話を真剣に聞く必要もあるので、お互いの理解度が深まる効果も期待できるでしょう。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. グループで1人ずつ自分の個人的な事柄について3つ発表する
  2. 2つは真実で1つ嘘をつく
  3. 他のメンバーは発表を聞いてどれが嘘か見破るために発表者に1つずつ質問する
  4. 他のメンバーでどれが嘘かを話し合い発表する
  5. 嘘が当たっていれば他のメンバーの勝ち・外れたら発表者の勝ち

20. 共通点探しゲーム

所要時間 20分程度
人数 20〜30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 なし

チームメンバー全員に共通点を多く挙げてその中でユニークなものを発表するゲームです。

チームに共通点が多いと知ることで、心理的安全性を高めたり、チームへの親密感を高められます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. グループに分かれ各グループでリーダーを決める
  2. グループ内で自己紹介を行う
  3. グループの中で全員に共通する点をできるだけ多く挙げる
  4. 各グループで全体に発表するユニークな共通点を1つ決めそれを選んだ理由など発表の準備をする
  5. 全体の場で各チームの代表が発表する

21. 自分史語りワーク

所要時間 30〜90分程度
人数 20〜30人程度(1グループ4〜5人)
準備物 自分史シート(エクセル・スプレッドシートなどで可)

自分の出身や過去の出来事や挫折などをチームで共有し合うことで、各メンバーの強みや想い、価値観を学べるワークです。

各々の体験に対して質問や感想を述べることで、個人の内面を深く掘り下げることができ、相互のメンバー理解が深まります。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 個々人で自分史シート(横軸に年齢、縦軸に人生への満足度を書いたシート)を記載する
  2. チームで1人ずつ自分史を発表し他のメンバーは質問や感想を言う
  3. 次のメンバーに交代し全員が発表して終了

22. ヒーローインタビュー

所要時間 20分程度
人数 20〜30人程度(2人1組)
準備物 なし

プロスポーツのヒーローインタビューのように、参加者同士でインタビューアーとヒーローに分かれてインタビューするゲームです。

自分が何かを成し遂げた姿をイメージしながらインタビューアーの質問に答えることで、そのイメージを具体化・鮮明化できます。チームメンバーと将来のイメージを共有することで、メンバーへの理解度を高められるでしょう。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 2人1組になってヒーロー役とインタビューアー役を決める
  2. ヒーロー役は自分の理想の状態や何かを成し遂げた状態をイメージしインタビューアー役に伝える
  3. インタビューアー役はその状態をイメージしながらヒーロー役に質問を続けヒーロー役は質問に答える
  4. 役割を交代して質疑応答を行ったら終了

オンラインでできるビジネススキルの習得におすすめのゲーム

オンラインでできる独自のビジネスゲームを開発する企業も増えており、チームといつでもどこでも本格的なビジネスゲームを楽しめます。普段からリモートワークをしていたり、全国のメンバーと実施したりしたい方におすすめです。

23. ワークスタイルトランプ

所要時間 30〜60分程度
人数 20〜30人程度(1グループ5〜6人)
準備物 専用のカードキット(オンライン版50,000円〜)
参考URL https://heart-quake.com/game/workstyletrump.php

働き方について記載された52枚のトランプを元に、自分の理想の働き方を考えるトランプゲームです。

カードをきっかけにしてコミュニケーションが発生しやすく、チームメンバーがお互いの共通点や価値観を知ることができます。

実際の遊び方やルールは以下の通りです。

  1. 各人は52枚のカードから自分の理想の働き方に合うカードを10枚選ぶ
  2. グループワークで参加者同士でそのカードを選んだ理由をインタビューし合う
  3. インタビューした相手のことを全体に向けて1人ずつ他己紹介する

24. リモ謎

所要時間 90〜120分程度
人数 10〜200人程度
準備物 なし
参考URL https://ikusa.jp/lp/remote_work_mystery_lp/

大人数参加型のチームビルディングゲームで、チームで協力しながら物語に沿った謎を解いて脱出を目指します。株式会社IKUSAが提供している研修サービスです。

リモートでできるため全国のメンバーと交流でき誰でも簡単にできるため、チームビルディング研修だけでなく、懇親会でも人気です。

ルールは株式会社IKUSAのサイトをご覧ください。

チームビルディング研修をゲームで行う際の4つの注意点

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チームビルディング研修のゲームは楽しめる要素が詰まっている一方で、研修としての効果を担保するためには、以下のような注意点があります。

  1. チーム内での対話やコミュニケーションを促すようにする
  2. 勝つことにこだわらせないよう注意する
  3. 相手を傷つけないように喚起する
  4. 振り返りで学びを得てもらうようにする

研修としての学びを最大化するためにも、上記のポイントを押さえた研修運営をしましょう。

チーム内での対話やコミュニケーションを促すようにする

チーム内でのコミュニケーションが捗りやすくなるよう、講師・司会者が場を盛り上げるとともに、各チームに必ず進行役を置くようにしてください。
進行役がいることでチーム内でのコミュニケーションが滞るのを避けられます。

勝つことにこだわらせないよう注意する

勝敗はありますが、勝つことばかりにこだわりすぎないことです。あくまで企業のチームビルディング研修なので、その趣旨を全員が理解する状態を目指してください。

相手を傷つけないように喚起する

チームビルディング研修のゲームでは、信条や価値観などを傷つける発言をしないように喚起しましょう。

もし相手を傷つける発言があった場合、その場の雰囲気だけでなく以後の業務に際しても悪影響が出かねません。

振り返りで学びを得てもらうようにする

ただゲームを楽しむ体験で終わらせないためにも、必ずゲームの後で振り返りを行い、実務に活かせる学びを得られるようにしましょう。

振り返りを通して、自分やチームメンバーの行動・コミュニケーションの癖に気づき、相互に指摘しあうことができます。

まとめ

本記事ではチームビルディング研修でできるおすすめのゲームを屋内・野外・オンラインで紹介しました。

チームビルディング研修の効果を最大限に引き出すには、コミュニケーションを活発化させ、ゲームへの参加意識を高める仕掛けが必要です。

各社員の能力や経験を最大限に活かすために、チームビルディングに効果のあるゲームを選定してみてください。

監修者の一言

今のビジネス環境においてチームビルディングを正しく行うことは、定量的な結果に繋がることもあり、定性的な成長にも大きく繋がる重要な考え方となっております。

リモートワークが進む今となっては、その重要性はさらに高まったのではないでしょうか。事実、チームビルディングやマネジメントが難しいという判断から出社を余儀なくしている会社も多くいるのではないかと考えられます。

チームを正しく構成し、正しく機能するまで整備するのは非常に難しい問題です。だからこそ、本記事に記載があるように正しい方法でチームビルディングを形成していくことこそが結果を生み出すことに繋がると言えるでしょう。

しかし、チームビルディングをする上で認識を間違ってしまわないようすることも大切です。人が数人集まって行動するということ、そして助け合い一つの目標に向かっていくことをチームという認識をされている方も多いかと思いますが、根本的にチームを強くするために考えなければいけないことは「(個の強さ × 人数)+ 組み合わせ = チームの強さ」という方程式なのです。

スポーツで考えれば至極当然のことですが、それぞれのポジションで強いメンバーを集めることで同じ人数で戦ったとしてもその差は歴然になるでしょう。 しかし、ただ強いメンバーだけを集めるだけではまとまりがなくなることもあります。それぞれの特性を把握し、最大限強みを生かせる構成をつくることがチームをより強くしていくという認識をもって、チームビルディングをして頂くのが良いかと考えております。

個の強さとチームの強さをあわせもった企業は非常に強くなると断言できるでしょう。皆さんも自社メンバーについて是非一考して頂ければと思います。

株式会社C story maker
代表取締役 萬関 良輔
監修者

マーケティングコンサルティングとして、上場企業から地方中小企業まで延べ100社以上のご支援を経験。戦略設計から実行、人材育成まで会社において事業面を全てご支援範囲としている。WEBマーケティングにおいても、WEB広告及び制作関連も全て対応。過去実績:集客改善PJ(WEBマーケ改善率 110%〜160%)、マーケティング人材育成PJ(人材育成後、集客が2.5倍改善)

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。