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コンプライアンス研修をする目的と費用相場

公開日:2020年09月10日 最終更新日:2022年01月28日
コンプライアンス研修をする目的と費用相場

企業が危機管理のために行うべきことはいくつもあります。そのうちの一つに、社員を対象としたコンプライアンス研修があります。企業として様々な目的の研修を行いますが、その中でも重要度の高いものです。どうしてこの種の研修が必要となるのか、具体的にどのように行っていったら良いのかを考えて、自社の社員教育の質を高めるようにしましょう。

コンプライアンス研修とは

コンプライアンスとは「法令」もしくは「法令順守」のことを指して用いられる言葉です。社員や企業として営業活動を行う国の法令を順守しないと、大きな問題を引き起こすことになります。

そこで、社員の意識を高めると同時に、どのような具体的な行動を取るべきかを教育するのがコンプライアンス研修ということになります。大企業であっても小さな規模の会社であっても、この必要性は高いので研修をするよう検討すべきです。

コンプライアンス違反例

コンプライアンスに違反する事例は、大小問わず様々なケースが起こっています。大きなものとしては、M&Aなどを行う際の内部情報を利用して、株式を事前に売買しておくインサイダー取引があります。

明確な法令違反と思えない、いわば常識のない行動と言われるものであっても自社の社員が犯してしまうと、それが大きな問題に発展することもあります。たとえば、食品を販売している店舗のショーケースに、いたずら目的でスタッフが寝転ぶなどの行動があります。

さらに、社内での問題行動も一つのコンプライアンス違反となります。会社の備品を私物化する、会社で集めたアンケートなどの個人情報を自分のために流用したり、他部署で本来の目的以外に用いたりするなどもあります。

コンプライアンス研修が求められる背景

こうした行為は、大小に関わらず会社に大きなダメージを与えることがあります。その背景となっているのは、SNSによる情報の拡散です。

社員やアルバイトが遊び感覚で行ったことでも、それがSNSで世間に広まってしまい、ブランドイメージを大きく傷つける結果となることは珍しくありません。社内で調整できていた問題が、簡単に外部に出てしまう可能性も高くなっているのです。

根本的なこととして、世間の法令順守についての見方が明確になっているという点も挙げられます。パワハラやセクハラなどの問題が典型的な例で、以前であれば黙殺する雰囲気が強かったものの、今ではしっかりと声を上げて問題とすべきだという考えが前面に出てくるようになっています。

コンプライアンス研修を実施する目的

明確な法律違反を犯すと、刑事罰の対象となるリスクがかなり高くなります。それ自体も大きな痛手ですが、それ以上に企業やブランドとしての印象を大きく損なってしまいます。

そして、経済的な損失を避けるという目的もあります。相手が存在する法令違反がなされると、民事訴訟や賠償という事態に発展しますので、本来の営業活動とは関係のないところで支出が出てしまうのです。

企業内での物品の私的流用なども無駄に経費がかさんでしまう原因となります。法令を遵守するということは、企業の経済活動に直結するという意識を持つことが大事です。

なによりも、法令順守というのは企業として、そして社員が人間として持つ社会的な責任です。人としての良心を保つと同時に、周りの人や顧客、社会に対して責任ある行動が取れるように会社で一丸となって高い意識を持つことが重要です。

コンプライアンス研修の内容・費用

コンプライアンス研修はそれぞれの目的やテーマ、業種に応じて行われることになります。まず、全体として企業として、また個人として法令を守ることの重要性を認識させるための研修を行います。

そして、それぞれの業種に応じた、具体的なケースを取り上げていきます。実際に同業種の企業で起こった事例を取り上げたり、自社で起こりそうな事態を想定したりするという形で、社員が自分にも関係があるということを意識できるようにします。

そして、具体的にどのような行動や施策を採ることで、法令違反を未然に防げるかを考えます。多くの場合、社員にだけそれを任せるのではなく、企業全体やお店としての法令違反が起きない環境作りをすることが重要になってきます。

現場のスタッフへの教育を始め、情報漏えい防止のためのパソコン環境の改善や、検査の二重チェックなどが挙げられます。さらに、SNSの使い方についてのルールを定めるなどの方法も有効です。

費用は、自社内でコンプライアンス研修を行うのであれば安く抑えられます。せいぜい資料代と社員の人件費程度です。

外部に委託する場合は、研修代行会社によってだいぶ費用の差があります。定期契約をすると、月額4、5万円程度から研修を実施してくれるところもありますし、独創的な研修を計画してくれるため数十万円の費用がかかることもあります。

コンプライアンス研修の実施方法

自社で行う場合、まず講師として、教えることが上手で専門知識を持つ人を選ぶ必要があります。その上で、新入社員向け、中堅社員向け、管理職向けなど、カテゴリー別にコンプライアンス研修修内容を策定します。

定期的に実施する必要がありますので、長期的な観点で予定を組んでいきます。研修を始めてからも、現場の状況などを考慮して検討と改善を繰り返していくことが重要です。

外部業者に委託する場合は、自社の業種や規模に合ったところを選ぶことが求められます。事前にどんな雰囲気や内容で研修を行うか、費用はどのくらいかなどをチェックして慎重に選定をしましょう。

コンプライアンス研修で結果を出すための方法

質の高いコンプライアンス研修と社員の参加意識がないと効果は出ません。そのため、会社としてしっかりと研修の内容と、講師の質を確認するようにしましょう。

また、社員が受け身ではなく参加型の研修となるように工夫することも大事です。単に義務のように研修を受けるというのではなく、積極的に参加できる雰囲気や研修プランを立てるようにします。

そのために、アンケートを参加者から毎回取ったり、現場でどのように適用できるかなどのカウンセリングをしたりすることも大事です。なによりも、企業が一丸となって取り組んでいるという、熱意ある姿勢を見せることで、社員の意識も高まります。

まとめ

コンプライアンス研修は、企業を守るため、そして社会的な責任を果たすために欠かせないものです。その目的をしっかりと意識して、費用や研修の質などを検討しつつ自社に最適な方法を採れるようにしましょう。

自社内で行うにしても、外部委託にするにしても、会社がまとまったこの分野に力を入れているという姿勢を示すことが大事です。そうするなら、高い意識が社員全体に生まれ、安心の業務環境を作れます。

監修者の一言

コンプライアンス研修を外部の業者。主に専門のコンサルティング会社になると思いますが、多少費用が発生しても依頼する事は大変価値があります。その選定の際にコツが2つあります。

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そもそもコンプライアンスのプロ等は存在しません。では誰がプロなのでしょうか? 多くの事例を知っていること。多くの現場に遭遇して体験していること。実際の企業人であった人が行う研修がそれにあたります。机上の話を聞いても本と変わりません。

◆仝羲劼両態・期待に合わせて研修内容をカスタマイズしてくれること

の2点です。これらが条件として重要な理由は教科書的な内容を研修として披露されてもそれは本で読めば良いだけのことだからです。そしてそれらは一般的な社会人であれば普通は既に理解しています。

それが毎日の生活の中でどの様な場面でどの様に自分に影響を与えてくるのかを理解することが重要です。コンプライアンス研修を行う価値とは、実例・具体例を理解し、受講生が身をもって自分の事として考え、明日から対応出来ることです。

その為例えば講師が使う例やワークショップが自社の現状に即していないと現実味がなく効果の低いものとなります。それが一般的なスキルアップの研修とは違う点です。

Long Lasting Line (ロングラスティングライン)
代表者 福住 和久
監修者

実践戦略経営コンサルティング ロング ラスティング ライン 代表 福住和久(ふくずみかずひさ)。同志社大学商学部出身。大手米国系企業“P&Gジャパン”および“リーバイスジャパン”にて営業・マーケティング・戦略構築・組織構築の実務担当・責任者を経てフランスのフレグランスブランド “ディプティック ジャパン”にて日本法人社長。その後日本の企業アルファネット(株)にてCEO。それらの実践経験を基にビジネスコンサルティングファーム “ロング ラスティング ライン” を東京にて起業。経営・マーケティング・営業・評価制度・組織構築などの企業成長の要パートを専門に主に日本全国の中小企業・個人企業を支援。B to B およびB to B to Cモデルの企業を中心に支援。

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