ユーチューバーの経費問題!ガチャや車買ってみたのお金はどうする?

更新日:2019年12月20日 発注カテゴリ: 確定申告
ユーチューバーの経費問題!ガチャや車買ってみたのお金はどうする?

一度は考えたことがあっても実際には実行できない…あんなことしてみたいけどお金も労力もないし…。普通の人がしたくてもできないことを実行に移すのがユーチューバーです。だからこそ、ユーチューバーは人気の職業であるといえます。考えたことを実行することができるので、小学生に人気があるのもそのためです。人々の期待を一身に担うユーチューバー。それでも、何をするにも先立つものが必要…。 ここでは、ユーチューバーが使うお金はどこまで経費?ということを考えてみます。

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※「ユーチューバーでいくら稼いだら確定申告が必要か」「ユーチューバーの確定申告の注意点を知りたい」といったことは以下の記事で解説しています。こちらも合わせてご確認いただければ確定申告のミスを軽減できるでしょう。

ユーチューバーが知るべき経費の基本的な考え方

動画の再生回数によってユーチューバーの収入は決まってきます。そのため、視聴者やチャンネル登録者を増やすために使うお金であれば、基本的には経費と考えていいでしょう。

しかし、ユーチューバー自身が「これは経費だ」と断言しても、税務署や国税局が「経費ではない」とする場合もあります。一方的に決めつけられるものではなく、ある程度の話し合いをもって決められることが多いのが実情です。

「経費計上に限度額はない」ので、なんでもかんでも経費計上してしまいたくなるのが人情です。そこには「節税」といった考えも気持ちの中にあります。

しかし、数字がすべての世界の中で、経費の考え方は情緒的であり「常識の範囲内」が一般的です。そこで、ユーチューバーの経費の基本的な考え方を以下の3つにまとめました。

  • 客観的に他者が見て納得のいくもの
  • 領収書などで裏付けがとれているもの
  • 結果として売り上げが上がっている(再生回数が増えている)

以上の3つです。作成している動画の方向性と全く違う経費は認められないケースが多いので注意が必要です。

例えば、食レポ専門のチャンネルでありながら、TDLを訪れた動画をアップ…入場料を経費計上した場合は認められる可能性は低いでしょう。

これは、「食レポ専門」を謳っているからです。何でもありのチャンネルであれば、逆に経費として認められる可能性は上がるはずです。

撮影機材などはユーチューバーの経費として認められる

動画撮影に関する一切は経費となります。撮影機材は当然ですし、動画編集ソフトもそうです。

撮影のための取材旅行の交通費や宿泊費も経費になります。交通費や宿泊費などは「旅費交通費」として経費計上します。

動画編集に必要なパソコンや撮影機材などは高額になるのが一般的です。ユーチューバーとして身を立てている人は、青色申告者がほとんどだと思います。

青色申告者の場合、30万円未満の場合は一括で経費計上できます。それ以上の場合は減価償却できるので、耐用年数に応じて複数年にわたって経費計上が可能です。

ユーチューバーの経費はグレーゾーンが多い

動画再生を目的としてお金を使ったのであれば経費計上できます。しかし、目的が曖昧になってしまうと、たちまちグレーゾーンとなってしまうのです。

ユーチューバーは個人事業主だから…という理由で何でも経費にできると考えがちです。しかし、「個人事業主」というのは税法上の「区分」でしかないので、「個人事業主だから経費にできるよ」というわけではありません。

一般的にユーチューバーは以下の3つに分けられます。

  • 会社員
  • 法人
  • 個人事業主

本業が会社員で副業としてユーチューバーをしている人が最も多いかもしれません。ヒカキンさんやはじめしゃちょーのようにユーチューバーだけで身を立てる人は少ないでしょう。

もっとも、ヒカキンさんレベルになると個人事業主ではなく法人として活動しています。これは、税法上そちらのほうが節税効果が認められるからです。

税法上の区分ではなく、ユーチューバーで考えたときは目的が大切です。個人的な旅行がメインでそのときに、たまたまとった動画をYouTubeにあげてみると、多少でも再生回数を稼ぐことができたので、旅行費用を経費計上したい…となると、これは限りなくグレーなります。

このように目的がはっきりしていないと、経費計上したくてもかなりグレーゾーンとなってしまいます。そして、そのときに、副業だからとか個人事業だからというのはまったく関係はありません。

ガチャ企画で使ったお金は経費?

ガチャ企画…通称体当たり企画とも呼んでいますが、収益が認められたら経費計上できます。このときは、ガチャにつぎこんだお金と撮影費、移動費なども経費になります。

しかし、ガチャにつぎ込んだお金が膨大すぎて、単体としての収益がマイナスになる場合があります。このとき雑所得では赤字を出して切り捨てるだけです。

いっぽう事業所得で経費計上すると、損益通算ができるので赤字をそのまま活かすことができます。結果として節税対策になるということです。

「企画」ということですから、目的ははっきりしているのでガチャ企画にかかる一切の費用は経費計上できると考えて良さそうです。ただし、そこに他の目的、例えば遊行費となってしまうと、たちまちグレーとなってしまうので注意しましょう。

高級車の購入企画で使ったお金は経費?

一部のスーパーユーチューバーの派手なお金の使い方が話題となっています。ネット民の興味をひくためにそこまでするのか…と考える向きもあります。

目的がはっきりして収益も出ているのでしたら、それももちろん経費となります。高級車の購入企画で1千万円を使ったとしても、動画再生回数でそれ以上の収益が出るとビジネスとしては成功しています。

もっとも、一流のユーチューバーとなると大切にしたいのは継続性です。仮に高級車の購入企画単体では赤字になったとしても、そのためにチャンネル登録者を数万人増やすことができて、次の企画で稼ぐことができて、通算で赤字をカバーできると、購入企画は成功したといっていいでしょう。

目的がはっきりしているのですから、購入企画でかけたお金は「広告宣伝費」として形状しても良いかもしれません。

写りの良さを考えて買った化粧品は経費?

難しいのは化粧品です。撮影などで写りの良さを考えて使用するケースも少なくありません。

必ずしも化粧品は撮影には必要ないというのが一般的な考えです。また、化粧品と撮影が結びつきません。

そのため、ユーチューバーが撮影などで使用する化粧品は経費計上が難しいと考えていいでしょう。

化粧品のレビュー動画なら経費計上

撮影に化粧品は絶対に経費計上できないのか…ということになります。この場合も目的が重要になります。

化粧品を使ったレビュー動画である場合、これは化粧品がその動画の主役であり、それによって収益が発生します。

目的がはっきりしているので経費計上できるということです。

ユーチューバーの経費は「客観性」や「合理性」がキモ

経費というのはキッチリと型にはまったものではありません。そして、結果が大切なのは言うまでもありませんが、それ以上に目的が重要視されます。

そして誰もが納得できる客観性です。結果は合理性に置き換えてもいいので、ユーチューバーの経費は客観性と合理性が大切となるのです。

この客観性と合理性が取れていれば、経費計上しても問題ないということです。それはヒカキンさんが1千万円を超える買い物をしても同じことが言えるというわけです。

専業ユーチューバーの場合は経費で赤字になったら相殺できる

雑所得で売上と経費を計算して赤字になった場合、課税対象の所得がゼロとなるため、申告は不要になります。

一方で個人事業主や法人で事業所得の場合は赤字になった場合、損益通算として申告することが可能です。

事業所得との赤字と給与所得を相殺できるのです。この場合、赤字の分、給与所得が減るため課税対象の所得が減ることになります。

節税対策になるのは言うまでもありません。

経費計上をミスすると起こる2つの不利益

節税になるからと何でも経費計上したくなります。個人事業主の場合、自分で好きなように確定申告ができるので、毎月源泉徴収されて、かろうじて年末調整で還付金をもらえる(かもしれない)会社員にとっては垂涎の的でもあります。

しかし、自分で自由自在になるからと奔放な経費計上をしてしまうと、思わぬ落とし穴となる場合があるのです。

計上漏れの場合は余計に納税することになる

節税とは逆となりますが、「計上漏れ」のケースも十分に考えられます。単純なミスですが、本来経費計上できるものを計上し忘れた場合、課税対象の所得が増えるため余計に納税することになってしまいます。

過剰な計上の場合は税務調査が入る恐れがある

逆に過剰な経費計上をすると、「一般的な常識」から外れてしまいます。この場合、税務署から税務調査が入る可能性はゼロではありません。

税務署から過剰な経費計上が指摘された場合は修正申告が必要です。修正作業で再び時間と労力が奪われることになります。

また、場合によっては本来の納税に加えてペナルティとして過少申告加算税という税金を別途払う可能性も…。

過少申告加算税は本来の所得より低く申告した場合に課せられる罰金です。追加の税金に対して5%〜15%余計に支払わないといけません。

誤った経費計上をすると上記のようなデメリットが生じますので計上には気をつけたいところです。

ユーチューバーの経費で悩んだら税理士への相談もあり

ユーチューバーの経費は不透明な部分が多く、自分ではしっかりと行っているつもりでも傍から見ると「それを経費にするの?」と思われることも少なくありません。ユーチューバーに限らず個人事業をしていると、ついつい自分よがりの考えに陥りがちです。

そのため、わからないことがあれば税理士に相談してもいいでしょう。

第三者から指摘されることでたくさんのことがわかりますし、常識から外れていたと「ハッと」思わされることもあります。自分では常識と思っていたことが非常識だったということも少なくありません。

税理士と顧問契約を結んで、毎月の税理士報酬や確定申告の代行依頼などはかなりの出費となります。いっぽうで、相談はいくらしても無料という税理士も多いので、気になることは税理士に相談するようにしましょう。

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