ホームページ作成のトラブル事例

更新日:2021年10月28日 発注カテゴリ: ホームページ制作・デザイン
株式会社KOKOROMI
監修者
代表取締役 皸羸疑
ホームページ作成のトラブル事例

ホームページの制作では制作会社と依頼者の間でトラブルが発生することは珍しくありません。ここではホームページ制作において起こりやすいトラブルと注意しておきたい点を紹介します。外注を検討している担当者はぜひこの記事を読んで、トラブルを回避しましょう。

デザインに関する3つのトラブル

  • 思っていたデザインで仕上がって来ない
  • 修正してもらおうと思ったら対応不可と言われた
  • スマートフォンのデザインの仕上がりが微妙

思っていたデザインにならない

ホームページで一番気になるであろう「デザイン」のトラブルが一番多くあります。コンペでもない限り、どんなデザインになるかは発注して契約してからでないとわかりません。

クオリティの高いデザインにしてもらうためにも、その会社の制作実績などを参考にすると良いでしょう。

少しでも制作会社とデザインのイメージを共有するために、デザインの参考になるホームページを複数提示することが大切です。その際に具体的にどの部分がどう良かったかを共有すると良いでしょう。

どの部分がどういう名称かわからないため、伝えるのが難しいという人は、AUN[あうん]というツールがオススメです。これは画面のスクリーンショットを撮影し、コメントを入れて無料で共有することができます。

ホームページ制作を進めていく上で「ここをこうして欲しい」という指示出しにも使えるので、非常にオススメです。

デザインの修正をしてもらえない

一般的にはデザインの修正回数というのは契約段階で決める形になります。多くの場合はトップページの修正回数は3回、下層ページでは2回までといったように、制作会社側の工数が膨大にならないよう、予め決まっている場合がほとんどです。

そのため、契約前に何回修正してもらえるのか、契約書に記載がない場合はその点を確認しておくと良いでしょう。またデザインの修正回数を少しでも減らすために、打ち合わせ段階で念入りにすり合わせておくことが大切です。手書きのラフ案を作成してくれる会社であれば、後から修正や追加をしないよう、この段階で色々意見を言うようにしましょう。

ホームページのデザインは、会社によって異なりますが、ラフ案 → photshopでデザイン → HTMLでWeb上で見れるようにコーディング、という流れになります。

コーディングが完了してからのデザインの修正は大幅な工数がかかる場合が多いため注意が必要です。

また、格安でホームページを作ってくれるような会社だと、「テンプレートデザイン」といって、既に完成したデザインを提供するケースが多く、この場合ではバナーや写真の差し替えは対応してもらえるものの、レイアウトの変更等は対応してくれないケースがほとんどです。

安いには安いなりの理由があるので注意が必要です。

スマートフォンのデザインの仕上がりが微妙

最近ではスマートフォンのデザインはレスポンシブデザインと呼ばれる手法で制作するのが一般的です。レスポンシブデザインとはスマートフォン用のサイトを別途作成することなく、同じドメインでPCとスマホで表示を切り替える方法です。

スマートフォンのデザインはPCのデザインを踏襲して作成されることが多く、スマートフォン用に完全に別のデザインを用意する場合は、別途費用がかかる場合がほとんどです。

逆に言うと「レスポンシブデザイン」と記載された見積書では、PCのデザインをスマートフォンで最適化して表示するだけとなり、どうしてもシンプルになりがちです。

成果物に関する5つのトラブル

  • 納品がいつまで経ってもされない
  • 他ブラウザやスマホで表示崩れが発生する
  • CMS(WordPress・MovableType等)の使い方がわからない
  • 自社に著作権や所有権がない
  • ファビコンやSEO周りの記述がない

納品がいつまで経ってもされない

納品が遅れる理由はいくつかありますが、依頼者と制作会社のイメージにズレがあり、何度も修正しているうちに納期に間に合わなくなるということが良くあります。

予想以上に作業が増えると、制作会社によっては人材不足から納品が遅れることもあります。

納期については、発注の段階で契約書に具体的な期日を記載してもらうことが大切です。ただ依頼者側の方で原稿や写真を用意する必要があり、それらの提出が遅れて納期が遅れる場合も多々あります。

そのため、契約書に納期の記載があっても「依頼者から必要なデータ(原稿や写真)を一式受け取ってから○○日」といった感じで記載されているのが一般的です。

契約書の納期の欄を確認するとともに、制作会社に提出すべきモノがあるか、ある場合はいつまでに提出しないといけいないか、予めしっかり把握しておくべきでしょう。

他ブラウザやスマホで表示崩れが発生する

ブラウザはie、Edge、Chrome、Firefox、Safariなどがありますが、ブラウザによっては表示が崩れてしまう、という問題は頻発しがちなトラブルです。

制作会社側としても全てのブラウザとバージョンに対応するのは不可能に近いため、多くの制作会社では「Edge、Chrome、Firefox、Safari」の最新バージョンのみ対応とし、契約書段階で対応ブラウザとして記載します。

契約書に記載がある状態で表示崩れが発生したのであれば修正してもらうことが可能ですが、対応ブラウザを明記していない制作会社と契約した場合、別途費用が発生したりするリスクがあるので、注意が必要です。

ブラウザだけでなくスマートフォンに関しても表示崩れが発生する可能性があります。スマホのデバイス、OSのバージョン、ブラウザの種類とバージョンによって表示が異なる可能性があり、特にスマホのデバイスによって改行の位置や背景デザインが見切れる位置が異なったりします。

基本的にスマホは縦向き利用を想定していますが、横向きに対応するかという問題もあります。

多くの制作会社では、AndroidとIOSで2台の実機でテストをしてくれますが、スマホの横向きにまで対応はしてくれません。(特にスマホは最新デバイスのリリースが多いので対応しきれないケースが多い)

ブラウザ同様、全てのスマホで表示確認するのは不可能に近いため、どういったスマホで確認(テスト)してもらえるのか、見積書や契約書に記載がないのであれば、予め質問しておくと良いでしょう。

CMS(WordPress・MovableType等)の使い方がわからない

最近では多くのホームページでWordpressが使われております。Wordpressはお客様の方でHMTLなどの制作知識がなくても、ブログのようにページを作成/編集できるもので、これらのツールを「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」と呼びます。

ホームページが完成して納品があると、CMSを利用して運用することになりますが、制作会社側でマニュアルを用意してくれるケース、簡単な操作説明の引継ぎをするケース、説明が一切ないケース(自分で調べてやってね、というケース)があります。

契約するホームページ制作会社が、どこまでサポートをしてくれるかは各社によって対応が異なりますが、フリーランスのような規模の小さい会社に依頼する場合、ほとんどサポートしてくれない場合があるので注意が必要です。

対応してくれる場合は見積書に「CMSマニュアル書作成」「CMS操作説明費」といった項目があるケースが多いので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

自社に著作権や所有権がない

せっかく制作してもらったホームページも、数年経つとリニューアルを検討する場面が出てくるでしょう。

そんな時、別の制作会社に依頼しようとすると、最初に契約した制作会社から「画像やテキストの著作権は弊社に帰属するのでお渡しできません」と言われることがあります。

ホームページで使用する素材の著作権や使用権について、契約書の内容をしっかりチェックしていないと、このようなトラブルが発生しがちです。契約を交わす段階で、納品後のホームページの著作権や所有権はどちらに帰属するのかを必ず確認するようにしてください。

特にリース契約といって、コピー機のようにホームページを販売する会社があります。リース契約をすると契約期間後、ホームページの所有権はリース業者に移ってしまいます。ホームページの所有権を持ち続けるために、契約更新をしなければいけません。そのため、費用を安く抑えるはずが、トータルコストを考えるとかえって高くなり、所有権や著作権がいつまでも帰属しない状態となります。

リース契約は本来、コピー機やデスクなど有形商材に対して結ぶ契約なので、ホームページ作成でリース契約を使うのはトラブル発生の元になりがちなので、可能な限り避けるようにしましょう。

ファビコンやSEO周りの記述がない

意外に忘れ去られがちなファビコン。ファビコンとはブラウザのタブの欄に表示されるアイコンのことで、制作会社によっては対応していない場合があります。

作成する場合の多くはロゴを縮小してファビコンにするだけなので、あまり手間のかからない仕事ですが、納品されたホームページにファビコンがあるかどうかは気にしておくべきでしょう。

SEO周りの記述に関しては主にディスクリプション(description)のことで、ディスクリプションとは検索結果一覧で表示される説明文のことですが、制作会社によっては対応していないケースがあります。

ディスクリプションの有無で検索順位は変わらないと言われていますが、これがないとユーザにとって親切なホームページにならないので、契約する段階でディスクリプションがどのように取り扱われているか、確認しておくと良いでしょう。

金銭に関する2つのトラブル

  • 発注後に追加請求された
  • 月額保守費用が高額

発注後に追加請求された

契約を交わしてからサイトに使用するコンテンツをお願いしたところ、「それは追加料金となります」と言われるというケースがあります。

ほかにも、ネットへの公開は別料金になるなど、想定外の追加費用を請求される例はよくあります。これらについても、契約書の内容をよく確認していなかったことが原因です。

追加費用のトラブルが起こるのは、発注の段階で作業範囲が明確になっていないからです。契約書に記載される作業範囲を超えた要求をした時に、追加費用を請求されるのは仕方ありません。

発注後に、「やっぱりここはこうしたい」などと細かい修正の要望が出てくることも考えられるので、どこから追加費用となるのかはしっかり確認しておきましょう。

金額については、最初に具体的な予算を伝えておき、それを超えそうな場合は必ず事前に相談してほしいことを伝えておき、その旨についても契約書に記載してもらうことです。

月額保守費用が高額

ホームページ制作はその後の運用も依頼する場合、制作費用 + 月額費用がかかります。制作会社に一括見積もりをすると、保守前提での見積書と、保守を行わない前提での見積書が出てくる場合があります。

保守前提での見積書の場合は月額費用が明記されることになりますが、保守を行わない会社は制作物の納品で契約終了となり、納品後に保守をその会社に依頼するとなると、別途見積もりとなります。

保守費用は内容によって大きく変わりますが、ドメインやサーバーの保守管理、定期的なバックアップ作成、ページの更新やデザイン修正の対応、アクセス解析と提案といった内容が一般的です。

初期費用が極端に安い制作会社では、月額保守で儲けていたりしますので、ランニングコストがかかるのか、かかる場合はどのくらいかかるのかを、しっかり把握しておくようにしましょう。

上述したようにリース契約型の制作会社は、初期費用0円とする代わりに、月額費用で数万円かかり、2年間は解約できない、といった契約形態が一般的です。

トラブルを防ぐための3つの対策方法

以降では、トラブルを防ぐ3つの対策方法を紹介します。ホームページ作成の依頼を検討している方は、必ず確認しましょう。

自社でサーバーやドメインは用意

トラブル対策の一つが、自社でサーバーとドメインを用意することです。制作会社が潰れた際や、制作会社を切り替える際に起こるトラブルを防ぐのに有効です。

制作会社がサーバーとドメインを契約していると、最悪の場合、新しくホームページを作り直すことも。そうならないように、サーバーやドメインは必ず、自社で用意しましょう。

業務委託契約の範囲をしっかりチェック

業務委託契約の範囲をしっかりチェックすることも大事です。以下に、チェックするポイントを挙げていきます。

制作してもらうホームページの仕様

契約書で、制作するホームページの仕様を確認しておきましょう。欲しい機能が実装されておらず、納品後に追加で機能を構築してもらう際に、契約書に記載がないと、追加の料金を払うことになりかねません。

どのブラウザが対応しているか

どのブラウザに対応しているか契約書で確認しましょう。対応していないブラウザでホームページを開くと、表示が崩れてしまいます。納品後にトラブルにならない様、あらかじめ、どのブラウザに対応しているか確認しましょう。

検収の有無

検収とは、納品したウェブサイトが正常に動作するかクライアントが直接確かめることです。検収ができれば、不備が見つかっても追加費用を払うことなく再構築してもらえます。

支払い時期

支払い時期も必ず確認しましょう。必ず支払い期限内に入金をしなければいけません。金銭トラブルにならないために、支払い時期と、「一括払い」か「分割払い可能」かを確認しておきましょう。

著作権に関する契約条項

著作権に関する契約条項も必ず確認しましょう。前述した様にホームページ作成後も著作権が制作会社から移らないケースがあります。トラブルなりやすい部分のため、確認必須です。

遅延損害金の有無

遅延損害金とは、支払い期限がすぎた場合に、制作会社から請求できる賠償金のことです。遅延損害金の記載がある場合は、必ず支払い期限内に入金をしましょう。

クライアント都合による解約の場合の契約条項

クラインアント都合で契約を解約した場合の取り決めが記載されています。ホームページの制作をクライアント都合で中断した場合、進捗分に応じた制作代金を支払いが一般的です。

作業範囲を曖昧にさせない

事前に作業範囲を明確に決めておくことで、トラブルの予防ができます。スマホ対応の有無や対応ブラウザなど、事前に決めておくことで納品後のトラブルを減らすことができます。

まとめ

今回、ホームページ制作会社にホームページ作成を依頼した際に、起こり得るトラブルの事例と、トラブルを起こさないための、予防対策を紹介してきました。

トラブルが起こる要因として、1番大きいのが、悪質なホームページ制作会社に依頼してしまう点です。多数の実績がある優良な制作会社であれば、トラブルが起こる可能性は極めて低いです。そのため、ホームページ制作会社は慎重に選びましょう。

なお、弊社が運営しているマッチングサイト『比較ビズ』ではホームページ制作の実績が豊富なホームページ制作会社が数多く登録しています。

どんなサイトを作りたいのかWeb上の相談フォームに入力すれば一括で複数の制作会社に相談することが可能です。相談フォームは数分で入力できますし、『比較ビズ』の利用にあたってお金がかかることはありません。

一括相談できるため自分の足で一社一社業者を選ぶ手間も省けます。「ホームページの制作会社を探している」と考えている方でしたら、一度使ってみてはいかがでしょうか。

監修者の一言

ホームページ作成のトラブルを回避する一番の方法は、完全に業者まかせにしたり曖昧にしたりしない事です。不明な点や本文中に書かれたチェック項目をリスト化し、制作会社との打ち合わせの際にしっかり質問する事が大切です。逆に制作会社の答えが曖昧だったりした場合は、依頼先の変更を考えた方が良いかもしれません。

出来上がったホームページが思っていたものと違うなど、品質に関するトラブルを回避するには、制作前の打ち合わせで、できる限り具体的にやりたい事や希望を伝えましょう。制作会社へおまかせで制作するより、クライアントの希望をしっかりと伝えてもらった方が、制作会社は、より良い提案もしやすく制作作業もスムーズに進むので、品質の良いホームページができる可能性が高くなります。

また、契約の際には、作業範囲や納期、支払金額や支払時期などについて制作会社と共に契約内容をしっかりと確認し、お互いに納得をしてから進めましょう。

トラブルを回避し、よりよい結果を得るには、実績のある制作会社を選ぶことはもちろんですが、発注の際に目的や要望をしっかりと伝え、その要望に対して誠実な対応をしてくれる制作会社を選ぶことが大切です。

株式会社KOKOROMI
代表取締役 皸羸疑
監修者

お客様の強みを引き出す集客に強いホームページやECサイトを制作。SEO対策からSNS、広告運用など、成果を確実に出すための継続的なWEBマーケティング・運用サポートも行い、クライアントのWEBを使った事業展開を手厚くサポート。経済産業省認定の情報処理支援機関として、よりお客様に沿った形でのIT導入も行っている。

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