WordPressのカスタムフィールドとは?プラグインの追加方法など使い方を解説
- WordPressのカスタムフィールドって何?
- カスタムフィールドを設定するとどうなるの?
- カスタムフィールドを使うメリットは?
カスタムフィールドを使うと、同じフォーマットのページをWordPressで簡単に作れるようになります。この記事では、WordPressのカスタムフィールドについて知りたい方に向けて、設定や使い方を解説。
メリットや簡単な使い方についても紹介するので、カスタムフィールドがあまりよくわからない人も必見です。
WordPressのカスタムフィールドとは?簡単に解説
WordPressのカスタムフィールドとは、タイトルと本文以外の情報を追加できる機能です。順番に沿って内容が表示されるため、まとまりのあるサイトにできます。
自由に追加できて、どんな内容でも入力可能です。タイトルと本文以外の項目を追加することで、見やすく情報が整理されたページを作成できます。
カスタムフィールドを使う2大メリット
項目を固定し入力を効率化できる
カスタムフィールドでは、入力項目をフィールドと呼びます。商品紹介ページをたくさん作る場合、次のようなフィールドを作ります。
- 商品名
- 特徴
- 価格
- 寸法
フィールドにコメントを入れると入力方法が一目でわかり、効率よく入力できるようになります。
投稿者が複数でも表記を統一できる
カスタムフィールドでは、どこにどんな情報を入れるか指定できるので、誰が入力しても統一した表記が可能です。複数の投稿者がいても内容に漏れがなく体裁も整ったページを作ることができます。
複数名で入力していると、全角・半角が混在してしまう場合も。フィールドのコメントに「ここは全角」「数字は半角」など指定を入れることで、入力ミスを防げます。
これは見やすい!カスタムフィールド使用例3選
洋服の型番やサイズ表記
洋服の型番やサイズ表記は、カスタムフィールドの使用がおすすめです。カスタムフィールドを使うことで、体裁が整い情報が見やすくなります。
飲食店の紹介
飲食店の紹介ページにも、カスタムフィールドがおすすめ。店名や住所、メニューなどの固定項目をフィールドにすると、体裁の整ったサイトになります。
不動産会社での施工実績
不動産会社の施工実績も、カスタムフィールド向きの情報です。以下の情報をカスタムフィールドに入れると、見やすいサイトが完成します。
- 工事の予算
- 施工エリア
- 施工内容
情報の中身も体裁も揃ったサイトにすることで、より訪問者の興味を引くことができます。
カスタムフィールド設定方法その1|投稿ページから設定する
カスタムフィールドは、WordPressにもともと備え付けられている機能です。最初に、投稿ページからのカスタムフィールド設定方法を解説します。
- カスタムフィールドを新規に設定する
- テンプレートファイルにタグを挿入する
1. カスタムフィールドを新規に設定する
WordPressは、初期の状態でもカスタムフィールドが使えます。カスタムフィールドを追加することで、プルダウンメニューからカスタムフィールドを選択できるようになります。初期状態での設定方法は、次のとおりです。
- 新規投稿から表示オプションを選択
- 表示オプションの中にあるカスタムフィールドにチェックを入れる
- 「新規追加」をクリック
- 追加したフィールドに名前や値を入力
- 「カスタムフィールドを追加」を押す
カスタムフィールドは、デフォルトではタイトルと本文が入っています。フィールドを追加したい場合は「新規追加」をクリックして項目を増やしましょう。
2. テンプレートファイルにタグを挿入する
カスタムフィールドを表示させるには、テンプレートファイルへのタグ挿入が必要です。テンプレートファイルとは、WordPressを構成するファイルです。「.php」という拡張子のphpファイルにタグを挿入すると、カスタムフィールドが表示されるようになります。テンプレートファイルに挿入するタグを紹介します。
- the_meta()
- post_custom()
- get_post_meta()
- get_post_custom()
the_meta()
the_meta()を使うと、カスタムフィールドで設定した項目全部が表示されます。
post_custom()
post_custom()は、指定した項目だけを表示させるタグです。()内には、カスタムフィールド名を設定します。例えば、カスタムフィールド名を「代金」、金額を1,000円と指定した場合、「代金」のフィールドにある1,000円だけが表示されます。他の項目は表示されません。
get_post_meta()
get_post_meta()は、特定の投稿からカスタムフィールドの値を取得するタグです。同じカスタムフィールドを使っていても、投稿ごとで値が違っている場合があります。get_post_meta()を使うと、どの投稿のカスタムフィールドの値を表示するか指定が可能です。
get_post_custom()
get_post_custom()は、指定した記事や固定ページからすべてのカスタムフィールドの情報を返します。
get_post_meta()を使うと、1ページに複数のカスタムフィールドがあった場合に「1ページ目のカスタムフィールドBを表示させる」指定が可能です。
get_post_custom()を使うと、1ページ目のカスタムフィールドをすべて表示させます。ページ内に複数のカスタムフィールドがあっても、個別の指定はできません。
カスタムフィールドの表示オプションがない場合
メニューにカスタムフィールドの表示オプションがない場合、探さなければなりません。クラシックエディタとブロックエディタで、カスタムフィールドの探し方が違います。
クラシックエディタの場合
クラシックエディタの場合、右上の表示オプションにカスタムフィールドがあるか確認します。カスタムフィールドの項目があれば、チェックを入れましょう。見当たらない場合は、プラグインの「Advanced Custom Fields」がインストールされている可能性が高いです。
ブロックエディタの場合
ブロックエディタの場合は、右上の縦に点が3つ並んだ記号をクリックし「設定」を選択しましょう。拡張機能の一覧にあるカスタムフィールドボタンを有効にすることで、カスタムフィールドが表示されます。
カスタムフィールド設定方法その2|プラグインを使用する
プラグインを使うことで、カスタムフィールドが楽に設定可能です。カスタムフィールドの設定に便利なプラグインを、5つ紹介します。
- Advanced Custom Fields
- Custom Field Template
- Custom Field Suite
- Meta Box
- Smart Custom Fields
Advanced Custom Fields(ACF)
Advanced Custom Fieldsは「ACF」とも呼ばれ、シンプルで使いやすいプラグインです。30種類以上の項目が無料で使えます。有料版のProでは、カスタムフィールドの種類を投稿ごとに分けられる機能があります。
Custom Field Template
Custom Field Templateは、初心者でも扱いやすいプラグインです。投稿ごとに、カスタムフィールドのテンプレートを入れ替えられます。Custom Field Templateを使うと、カスタムフィールドの入力フォームが投稿画面内に表示される点も魅力です。
Custom Field Suite
Custom Field Suiteは、シンプルで使いやすいプラグインです。日本語に対応しているため、初心者でも簡単に使えます。
Meta Box
Meta Boxを使うことで、カレンダーや画像など40種類以上のカスタムフィールドを設定できます。Meta Boxだけでは、カスタムフィールドは使えません。別プラグインのインストールが必要となります。
Smart Custom Fields
Smart Custom Fieldsは、カスタムフィールドを繰り返し表示させられるプラグインです。カスタムフィールドの入力画面にある「+」ボタンをクリックするだけで、全く同じ入力画面が追加されます。
カスタムフィールドが出力されないときに試したい4つの対策
値もタグも合っているのに、カスタムフィールドが出力されない場合があります。特に、Advanced Custom Fields(ACF)を利用している際に起こりやすい現象です。
カスタムフィールドが出力されないのは、フィールドに書かれた値を取得できていないからです。カスタムフィールドが出力されないときに試したい4つの対策を紹介します。
記事を更新する
最初に試して欲しいのは、記事の更新です。過去の記事でカスタムフィールドの値を変更した場合は、記事を更新してください。記事を更新することで、カスタムフィールドのデータも更新されるからです。
ループ内でタグが書かれているか確認
WordPressでは、繰り返し処理の際に、処理開始と終了のタグがそれぞれ書かれています。開始と終了のタグの間で行われる処理をループと呼びます。get_meta()などのタグがループの外に書かれていると、カスタムフィールドが表示されません。カスタムフィールドのタグは、whileとendwhileの間もしくはifとendifの間に入れましょう。
始まり:ifー終わり:endif
始まり:whileー終わり:endwhile
Advanced Custom Fields(ACF)のバージョンを変える
ACFをバージョンアップした際に、カスタムフィールドの値を取得できないなど不具合が生じる場合があります。バージョンアップで仕様が大きく変わったときに起こりうる事象です。ACFのバージョンが変わってカスタムフィールドの値が取得できないときは、あえてダウングレードしてみると解決する場合もあります。
他のプラグインと干渉していないか調べる
最後に、他のプラグインと干渉していないか調べてみましょう。Advanced Custom Fields(ACF)は、他のプラグインとの干渉が起こりやすいです。干渉を調べるには、他のプラグインをオフにしどれが干渉しているかを1つずつ確認していきます。干渉しているプラグインがわかれば、原因となるプラグインを一度削除しましょう。
まとめ
WordPressでのカスタムフィールドは便利ですが、自作が大変です。タグの記載場所が1行違うだけで、カスタムフィールドが表示されなくなる場合も。
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WordPressでカスタムフィールドを使うことで、色々なタイプの投稿ページを作成する事が出来ます。例えば、料理のレシピであったり旅行先のホテルの概要であったり、スタッフの紹介ページであったりと様々なタイプの投稿ページを作成する事が出来ます。
また、記事内で紹介されている「Advanced Custom Fields」というWordPressプラグインをインストールする事でカスタムフィールドの幅もかなり広がります。 ホームページ制作においてもカスタムフィールドを使う機会も多いと思います。
WordPressを用いてホームページを作成される場合はとても便利な機能なので、ぜひ前向きに取り入れてみてはいかがでしょうか。