ローズ経営労務事務所

C社は、人手不足と業務負担の偏りにより、職場のストレスが蓄積し、パワハラ相談が急増していました。ある店舗では上司の指導が「威圧的」と捉えられ、複数の従業員がメンタル不調により休職。社長からは「この状況を立て直さないと店舗運営が続かない」という切迫した相談を受けました。

私はまず、問題の中心となっている管理職へのキャリアコンサルティングを実施。話を丁寧に聞くと、上司自身も「どう伝えていいのかわからない」という不安を抱えており、その焦りが強い態度として表れていました。そこで、傾聴、声かけの方法、注意の伝え方、感情の扱い方などのトレーニングを3ヶ月間継続して行いました。

並行して、従業員が安心して相談できるように、当事務所が外部相談窓口を担当。問題が表面化する前にキャッチし、早期解決につなげる仕組みをつくりました。さらに、給与計算・社会保険手続きも当事務所が引き受け、社内の業務負担を軽減しました。

その結果、半年後には休職者がゼロに。離職率も大幅に減少し、職場の空気が明るくなったと多くの従業員から声が上がりました。社長からは「人の問題が解決し、ようやく売上が伸び始めた」と感謝いただいています。