役員研修の費用相場はいくら?研修の内容・プログラム例も詳しく解説

株式会社ワイズエフェクト
監修者
株式会社ワイズエフェクト 代表取締役 余語まりあ
最終更新日:2023年04月17日
役員研修の費用相場はいくら?研修の内容・プログラム例も詳しく解説
この記事で解決できるお悩み
  • 役員研修とはなにか?
  • 役員研修の内容・プログラム例とは?
  • 役員研修の費用・料金相場とは?

「役員研修を検討しているが、費用はいくら?」とお悩みの企業担当者は必見!

役員研修の費用は、研修会社の規模、参加者の人数、プランなどで異なります。10万円〜30万円が相場で、安くて10〜20万円、人気の講師に依頼すると1回で50万円以上も珍しくありません。

この記事では、役員研修を検討している担当者向けに、役員研修の費用相場、研修会社の選び方を解説します。最後まで読めば、役員研修の費用で悩むことはなくなるでしょう。

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役員研修とは?

役員研修とは、役員というポジションに求められる能力をどう向上させるかを学ぶために行われるものです。新入社員を対象とした研修などと違って、役員研修では非常に高いスキルを身に付けることを目指します。役員は業務上のスキルはすでに備えていることが前提であり、それ以上の業務管理や企画立案、部下の育成、コミュニケーション能力、リーダーシップなどが求められるからです。

一般社員とは異なるスキルが求められるのが役員ですから、通常はその資質を備えた人材だけが就くポジションなのですが、今は人材不足などの問題もあるため、もともとの資質にかかわらず誰もが役員になる可能性があります。従来なら、自分の上司の仕事ぶりから自然と役員としてのスキルを学んでいくのが一般的で、特別な訓練を受けて習得するものではありませんでした。企業のルールや慣例の範囲で自ら手探りで身に付けるものという考え方が一般的だったはずです。

しかし、そうやって上級職に就いた役員のなかには、実際は本来備えるべきスキルを備えていない人材もいます。そこで、現代の役員研修では、人材育成を専門とする外部企業に依頼して、本来あるべき役員としての資質やスキルを体系的かつ実践的に学べるようにしたいというニーズが高まっています。

役員研修の目的・メリット

役員研修の目的とは役員としての能力を身に付けることにほかなりませんが、研修の対象者がそれまでどういう立場にあったかによって内容は異なります。一般社員だったのが初めて役員に就任するのか、もしくは、すでに役員として中間的なポジションにある人がさらに上級職になるのかでは、身に付けるべき知識やスキルが異なるのは当然です。

役員研修と一口に言っても、階層によってその目的を個別に設定すべきことは覚えておきましょう。次に、役員研修のメリットですが、自社内で完結するものより外部の人材育成や研修の専門企業に依頼する場合の方が多くのメリットが期待できます。自社のみでは狭い範囲でのみ通じる慣例や認識から抜け出すことができず、これからの時代に通じる視野の広さを身に付けることが難しいからです。

外部委託により、さまざまな成功事例に触れるとともに、新たな価値観を得られることは大きなメリットになります。また、多くの企業から参加者が集まる研修なら、同じ役員という立場でも企業が違えばさまざまな考え方があることに気づけますし、新たな人脈を構築できる可能性も生まれます。

役員研修の内容・プログラム例

研修の内容ですが、前述したように同じ役員でも階層の違いによってプログラムが異なります。初めて役員に就任する人に向けた研修と取締役クラスを対象とした研修では、プログラムの内容が同じであってはなりません。そのため、研修会社の提供する研修では、役員の階層ごとに下級、中級、上級、最上級と異なるクラスのプログラムを用意しているのが一般的です。

また、総合的な役員研修だけでなく、研修会社によって人材育成、コミュニケーション、コンプライアンスなどについての専門知識を学べる内容も追加で用意されています。なお、研修の開催方法ですが、2〜3泊の合宿スタイルもあれば、数日から1週間ほど通いで研修を受けるスタイルもあります。ごく初歩の内容や補足的な内容であれば2〜3時間程度のものもあります。

外部に出向くだけでなく、講師を招いて自社内で行うことも可能です。研修の長さはさまざまですが、役員研修は、短時間のものであれ何泊か合宿する必要があるものであれ、講師が一方的に解説するだけの内容ではありません。ディスカッションやグループワークなど、自分の頭で考えて課題を解決する内容が一般的です。役員として現場で役立つスキルを身に付けることが目的ですから、外部の役員研修に参加すれば、単なる座学ではなく実践的な内容が学べるのが大きなメリットです。

役員研修を実施するポイント

役員研修を実施する前にいくつかのポイントを押さえておきましょう。まず明確にしておきたいのが、自社の役員としてどういったスキルや価値観を身に付けてほしいのかということです。これが明確でないと、役員研修に参加しても、ただ講義を受けたというだけで実践的に役立つスキルとはなりません。

役員研修を受けさせる目的ですが、より具体的に何を強化したいのかということについても明確なビジョンがあるべきです。社内にはこれまでもずっと役員がいてそれなりに機能していたわけですから、わざわざ外部の研修で学ばせるのは社内で身に付けるには物足りない面があるからでしょう。何となく浅く広くマネジメントについて知識を付ければよいわけではなく、自社の現状に即した弱点を強化できるようなスキルを身に付ける必要があります。

そのためには、ただ研修に参加したというだけで終わらせず、研修で学んだことをどのように現場で生かせるかまでアフターフォローできる体制を整えておきましょう。立場が変わっても継続した内容の研修を受けられるようにすると、研修を受ける本人にとってもモチベーションになります。

役員研修の費用・料金相場

外部の研修会社に研修を委託する場合は、まずは数ある候補から絞り込みを行わなければなりません。企業によって研修内容も期間もコストも異なりますから、企業のホームページで研修の概要を調べ、プログラムや料金相場を把握しておきましょう。

社外の研修に参加するスタイルでなく、自社に講師を派遣してもらって研修を行うスタイルもあります。そちらの方がより自社の現状に沿ったカスタマイズが可能ですが、料金はやや高めです。

総合的な役員研修の場合、2〜3時間程度の公開講座もあれば、1週間程度の合宿による研修もあります。短時間の講座なら、料金相場は社員1人につき1万5千円程度です。宿泊が必要なものとなると料金はかなり高くなり、15〜30万円などと依頼先によってかなりの差が出てきます。いずれにせよ宿泊を伴うものなら10万円単位で考えておきましょう。

また、自社に講師を招いて行う研修では、明確な料金プランを提示していない企業も多いです。会社ごとに希望するテーマ、日程、参加人数などが異なるため、個別に相談のうえ見積もりを出すというシステムを採用するところが多くなっています。講師の経歴や需要によっても異なりますが、安くても10万円、高ければ50万円以上など、ある程度の金額は用意しておきましょう。

まとめ

外部に委託する役員研修にはある程度のコストがかかりますが、自社のみの知識や慣例だけではカバーできないことが身に付けられる良い機会です。近年はパワハラやセクハラなどのハラスメントやコンプライアンスについての知識も必須ですし、これからの時代に通用する役員を育てるには異なる価値観を身に付けることも必要になるでしょう。

社内で行うのであれ外部に社員を派遣するのであれ、研修で何を身に付けて、それをどう現場にフィードバックさせるかまであらかじめ明確にしておくことが大切です。

監修者のコメント
株式会社ワイズエフェクト
代表取締役 余語まりあ

株式会社ワイズエフェクト 代表取締役。大学卒業後、株式会社サンリオに入社。人事部、商品部を経て居住の地を名古屋に移し、現在は全国で「企業の資産の一つである人材を真の人財にするための研修講師」として活動中。トヨタ、ドコモなど大手企業から中小企業まで既に48000人以上のビジネスマンが受講。また芸能事務所タイタン主催の「タイタンの学校」のレギュラー講師、ミス・ユニバース、ミス・ジャパンなどにビューティキャンプ講師として長年携わる。著書は2冊。

「役員研修は今までも行ってきた」「役員にはそこまで研修は必要ない」そのようなご意見をお持ちの企業様も多いかもしれません。しかし時代の変化が著しい昨今では企業内に様々な世代による価値観を持っている人材がいるということです。

例えば多様性、個人の時代、教育の違い、働き方改革などがあります。そこで企業が今後成長拡大していくには日本社会の変化とともに世代間の違いはもとより、お客様へのマーケティング、社員のマネジメントスタイルなど新しい発想を描く柔軟さが求められて行きます。

また仕組みなどしっかり構築されていらっしゃる企業ほど世の中の状況に柔軟に対応することが遅くなる場合がございます。役員として経営的なかかわりを持つからには企業の今後の成長へ役員自身が「今、求められる役員像、マネジメント、企業のイノベーション」などの発想を改めて考えるきっかけが必要ではないでしょうか。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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