マルニンベン株式会社

アサヒグループに対し、経営理念からビジョン・ミッション・バリューを起点とした組織運営プロセスを再構築。「PIE・OKR」という独自の目標管理フレームワークを導入し、部門間連携の強化と目標達成力の向上を実現しました。ワークショップから実践、定着までの一連のプロセスを支援し全社的な浸透を加速。堀之内会長自らが「目標がまず明確になっている」と評価するなど、経営層から高い評価を獲得しています。

アサヒグループへのPIE・OKRプロセス導入支援は、以下のステップで実施しました。

準備期間（1.5ヶ月）

経営層への事前説明会実施（OKR責任者への概要説明と全体スケジュール調整）
経営幹部・部門リーダー向けワークショップの開催（半日）
PIE・OKRの概念説明と初回のOKR設定支援


OKR実践期間（3ヶ月サイクル）

隔週でのOKR進捗確認ミーティングのファシリテーション（30分）
進捗状況の可視化とボトルネックの特定
部門間の協力が必要な事項の調整支援


レビューと次サイクル準備

3ヶ月サイクル終了時の振り返りミーティング（30分）
達成度の評価と未達要因の分析
次の3ヶ月サイクルのOKR設定とアライメント支援（1時間）

導入過程では特に「PIE」の要素（重要性・実現可能性・コミットメント）を重視し、単なる目標設定ではなく、「自分ごと」として取り組めるよう工夫。既存のGoogle式OKRに独自の要素を加えることで、日本企業の組織文化に適合した形で定着を図りました。

実績の結果・成果

目標の明確化により、部門間の協力体制が強化され、組織の一体感が向上
「何のために働くのか」という目的意識が社内に浸透し、社員のモチベーションが向上
定期的な進捗確認により、問題の早期発見・対応が可能となり、目標達成率が向上
経営層から現場までの目標の整合性が確保され、全社的な戦略実行力が強化

「目標がまず明確になっていますので」（アサヒグループ 堀之内会長）
「OKRの導入により、会社が目指す方向性と自分の日々の業務の関連性が明確になりました。以前は部門ごとに目標を設定していましたが、現在は全社的な目標に向かって一丸となって取り組む雰囲気が生まれています。特に隔週の進捗確認ミーティングは、他部門との連携強化にも役立っています。」

「アサヒグループへのOKR導入支援は、大規模組織における目標管理の難しさと可能性を再認識する機会となりました。特に印象的だったのは、経営層のコミットメントが組織全体の変革を促進する力となったことです。PIE・OKRという独自のフレームワークが、『重要性』『実現可能性』『コミットメント』という3つの視点から目標を再定義し、形骸化しがちな目標管理プロセスに『魂』を入れる効果をもたらしました。今後も日本企業の組織力強化に貢献できるよう、PIE・OKRの有効性を広めていきたいと考えています。」