採用動画のトレンド5選を徹底解説!取り入れ方や成功事例も紹介

株式会社フォーズン
監修者
株式会社フォーズン 代表取締役 松隆 祐也
最終更新日:2024年04月10日
採用動画のトレンド5選を徹底解説!取り入れ方や成功事例も紹介
この記事で解決できるお悩み
  • 採用動画の最新トレンドは?
  • トレンドの取り入れ方や成功事例は?
  • 制作費用や依頼時のポイントは?

優秀な人材を確保する手段として、企業の魅力アピールに採用動画を活用する事例が増加しています。オンライン化が進む現代において、自社の採用力を強化するカギはトレンドをおさえた採用動画です。

本記事では、採用動画の最新トレンドや実際の事例、制作のコツなどを解説しています。最後まで読めば、制作費用や依頼時のポイントもわかります。

就活生のニーズに沿った、最先端の採用動画を制作したい方はぜひ参考にしてください。

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採用動画とは

採用動画とは、社長インタビュー動画や企業説明動画など、企業の採用活動で用いられる動画のことです。動画は文章で伝えきれない魅力を伝える手段として、社内の雰囲気や企業理念などの発信に役立ちます。

多くの情報を端的に伝達できることに加え、ブランディングにも大きな効果を発揮するため、近年ではほとんどの大企業が採用動画を活用しています。

採用動画の最新トレンド【5選】

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最新トレンドを取り入れた採用動画には、就活世代を惹きつける効果があります。近年のトレンドキーワードは「リアルさ」「手軽さ」「本音」「コミュニケーション」で、具体的には次の種類の動画を指します。

  1. インタラクティブ動画
  2. ドキュメンタリー動画
  3. 社員座談会動画
  4. アニメーション動画
  5. 縦型ショート動画

それぞれの特徴を以下で解説します。

1. インタラクティブ動画

インタラクティブ動画とは、視聴者にアクションを促すユーザー参加型の動画のことです。動画内のクリックによるストーリー分岐やシナリオ変化が特徴で、一方的ではない双方向のコミュニケーションが実現します。

ターゲットとなる就活生は、テレビ番組に代表される一方的な情報提供に慣れていません。動画配信やオンラインゲームなどのユーザー参加型コンテンツに慣れ親しんでいる世代には、インタラクティブ動画の「双方向性」がマッチします。

2. ドキュメンタリー動画

実在する社員に密着し、働いている姿をドキュメンタリータッチで描く手法も増えています。社員のルーティンを見ることで、入社後の働き方がリアルに想像できる点が人気の秘密です。

オフィスの施設を利用する様子や、他の社員とともに働く様子を知れるため「求職者が本当に知りたいリアルさ」にマッチした動画といえます。求職者がより興味を持てる職種へと誘導するために、上記のインタラクティブ動画と併用している事例もあります。

3. 社員座談会動画

現場の雰囲気や社員の本音を感じられるコンテンツとして、社員の座談会動画も人気が高まっています。インタビュアーや台本を用意せず、社員同士が自由に職場環境や仕事内容を語り合うことで「企業の裏側」を見せることがポイントです。

会社の人間関係や雰囲気など、文章や説明会では感じ取ることができない要素こそ、求職者が真に求めている情報といえます。

4. アニメーション動画

必要な情報を端的に伝達できるアニメーション動画も重宝されています。アニメのように凝る必要はなく、文字やイラストに動きをつけて情報をわかりやすく整理しているものが好まれます。

アニメーションを用いることで数値やデータを容易に表現できるため、特に専門的な業種の事業紹介には最適です。

5. 縦型ショート動画

近年はスマホでの動画視聴が一般的となっているため、TikTokやInstagramで見やすい縦型サイズ動画の人気が高まっています。SNS用の動画は1分程度と短いため、途中で離脱されることなく気軽に見てもらえる点が魅力です。

株式会社リソースクリエイションが就活中の学生584名を対象にアンケート調査をしたところ、就活生の80.5%がSNSを利用して就活を行っていることがわかりました。

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参照:PR TIMES「スマホネイティブ世代『2024年卒』の新しい就活のカタチ」

学生が普段から活用している媒体で情報を提供することで、企業のPRがより容易になります。

採用動画におけるトレンドの取り入れ方【具体例】

上記で紹介したトレンドを、定番の採用動画に取り入れるのも効果的です。すべての動画にトレンドを組み込む必要はありませんが、求職者のニーズに応えつつ記憶に残る動画制作を心がけることが大切です。トレンドの取り入れ方の具体例を以下で紹介します。

事業紹介動画×インタラクティブ

最も活用頻度が高い採用動画は、事業紹介動画です。企業の事業内容を、社会人経験のない学生にわかりやすく伝えることを目的として制作します。

事業紹介にインタラクティブ動画を取り入れると、求職者が興味のある組織・職種へストーリーを分岐させることができます。実際に仕事をするイメージが明確にわくよう、細部にこだわって構成することがポイントです。

インタビュー動画×ドキュメンタリー

トレンドのドキュメンタリー動画に経営者や社員を登場させ、インタビューを随時組み込んでいくのも効果的です。

インタビュー動画は定番コンテンツだからこそ、ありきたりな内容では求職者の印象に残りません。人間性をオープンにしつつ、失敗も赤裸々に語る等身大の姿勢が大切です。インタビューをする社員は、社歴や性別が偏らないようまんべんなくピックアップしましょう。

採用情報動画×アニメーション

採用情報は退屈になりがちなコンテンツのため、動画で視覚的に訴えることで求職者の印象に残りやすくなります。

モーショングラフィックスやナレーションの活用が有効に働くため、採用情報はアニメーション動画と相性が抜群です。インパクトよりも、わかりやすさや伝わりやすさを重視して制作することをおすすめします。

オフィス紹介動画×縦型ショート

オフィス紹介動画はナレーション不要でも成り立つため、SNS用の縦型ショート動画が適しています。複数の社員を登場させつつ、アピールしたいオフィス内の様子をテンポよく紹介しましょう。縦型ショート動画は多くの可能性を秘めているため、たとえば以下のコンテンツにも活用できます。

  • 福利厚生紹介
  • 自社製品紹介
  • 業務の裏側に密着

気さくに視聴できる動画だからこそ「楽しさ」「インパクト」を全面に打ち出した構成にするのが効果的です。

トレンドをおさえた採用動画の事例【3選】

最新トレンドをおさえて制作されている採用動画の事例を紹介します。制作のイメージを固めるためにぜひ参考にしてください。

1. 警視庁|インタラクティブ動画

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参照:警視庁

警視庁が公開している採用動画です。自身が刑事や交通警察、地域警察となりさまざまな事件を解決できるインタラクティブ動画を採用しています。

選択肢が豊富で、シミュレーションゲームさながらの構成が求職者を飽きさせません。職務内容紹介動画をインタラクティブ動画と組み合わせた事例です。

2. リコー(ROCOH)|ドキュメンタリー動画

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参照:リコー公式チャンネル

社員の1日に密着した、株式会社リコーのドキュメンタリー動画です。学生には想像しづらい専門職の具体的な職務内容を、テロップやナレーションを駆使してわかりやすく伝えています。

密着した社員本人や上司へのインタビューをまじえ、トレンドと定番のコンテンツを組み合わせた事例です。

3. バンダイ|同期座談会動画

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参照:バンダイ公式チャンネル

株式会社バンダイの社員座談会動画は、1人ひとりの発言が自然体で社員の雑談をのぞき見ているようなリアルさが特徴です。視聴者である就活生に語りかける側面もみられ、ユーザーを巻き込む工夫もなされています。

社員が生き生きと仕事やプライベートを語る様子から、バンダイの社風も感じられる動画に仕上がっています。トレンドをおさえた座談会形式ですが、社員インタビューや職種紹介も兼ねている事例です。

トレンドの採用動画を作る3つのポイント

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採用動画のトレンドは、求職者のニーズから発生しています。現代の流れにあわせ、求職者を巻き込む動画を制作するポイントは次の3つです。

  1. 経営者や社員の人柄・思いを伝える
  2. オフィスの様子を見せる
  3. 企業のミッションやビジョンを伝える

定番コンテンツも、以下で紹介するポイントをおさえることでトレンドを意識した動画にアップデートできます。

1. 経営者や社員の人柄・思いを伝える

文章や写真では伝わらない「人」の雰囲気や熱い思いを伝えられるのが動画の魅力です。動画に人を登場させる際は、人間らしさが伝わる要素を盛り込みましょう。たとえば、共感や親近感を得るためには以下の施策が有効です。

  • うまくいかなかった経験や失敗も含めて語る
  • 表情や口調などの非言語コミュニケーションに気を配る
  • 他社員との会話シーンを積極的に盛り込む

社内のリアルな人間関係は求職者が最も気にしている項目の1つのため「この人たちと一緒に働きたい!」と思わせる工夫が大切です。求職者をファン化させる効果も期待できるため、人間性や思いは積極的にアピールしましょう。

2. オフィスの様子を見せる

自分自身の働く姿をリアルにイメージできると、求職者の入社意欲が高まります。トレンドのインタラクティブ動画やドキュメンタリー動画には、積極的にオフィス内部の様子を取り入れましょう。

社員食堂や休憩スペースなど、休憩中の様子も見せるとよりリアリティが増します。

3. 企業のミッションやビジョンを伝える

企業のミッションやビジョンなど、文章で伝わりづらい抽象的な概念を求職者の心に届けられるのが動画の魅力です。堅苦しい内容では共感を得ることが難しいため、インタビュー動画や座談会動画などに組み込み「人」に語らせることがポイントです。

ミスマッチや人材の流出を防ぐためにも、最も力を入れて随所で訴求しましょう。

トレンドの採用動画にかかる制作費用

動画制作を依頼する場合、かかる費用は動画の長さや内容によって大きく異なります。制作会社に依頼する場合の種類別相場は以下のとおりです。

会社・事業紹介動画 30〜300万円
YouTube用動画 10〜100万円
SNS用動画 10〜50万円
アニメーション動画 40〜300万円
インタビュー動画 30万円〜100万円

制作費の変動は、主に以下の要因によるものです。

  • 動画の長さや内容
  • 依頼する業務の範囲
  • 撮影機材や編集工数
  • 演者キャスティングの有無

動画制作費用の詳細は以下の記事を参考にしてください。

採用動画を制作会社に依頼する際の注意点

採用動画を制作会社に依頼するまえに、以下の項目を定めておきましょう。

  • 採用動画の目的を明確にする
  • 訴求する情報を整理する
  • 採用動画の配信媒体や活用方法を決める

採用担当のみならず、幅広い社員の意見も参考に決定することをおすすめします。

採用動画の目的を明確にする

まずは、採用動画の目的を明確にします。

  • ブランド力を高めて自社のファンをつくりたい
  • 認知度を高めて応募者数を増やしたい
  • 入社後のミスマッチを減らしたい

目的によって動画の構成やコンセプトが大きく変わるため「動画でなにを実現したいのか」を事前に固めましょう。

訴求する情報を整理する

求職者が「どのような情報を求めているのか」を把握し、採用動画で訴求する情報を整理します。自社が訴求したい情報に対し、求職者のニーズがあるか否かを調査することが大切です。

就職みらい研究所の調査結果によれば、就職活動で学生が「知りたいと思っていたもの」と「知ることができたもの」には差があることがわかります。特に両者の差が大きいTop5と数値の差は以下のとおりです。

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参照:就職みらい研究所「就職白書2023」

  1. 社内の人間関係 15.4%
  2. 昇格・昇進・仕事評価の基準 11.9%
  3. 採用選考の基準 9.2%
  4. 具体的な仕事内容 8.8%
  5. 離職者数または離職率 8.7%

求職者が求めている情報を適切に提供することで、応募を促進させる工夫が必要です。

採用動画の配信媒体や活用方法を決める

配信する媒体や活用方法は、制作開始前に確実に固めておきましょう。たとえば、以下の具体例において最適な動画の長さや容量はそれぞれ異なります。

  • YouTubeで配信する
  • TikTokやInstagramで配信する
  • 会社説明会で放映する
  • 自社サイトに掲載する
  • 就活サイトに掲載する

活用方法を制作会社に伝えることで、最適な動画の長さや構成を提案してもらえます。動画制作会社選びは以下の記事を参考にしてください。

まとめ

本記事では、採用動画の最新トレンドを中心に紹介しました。トレンドは、求職者のニーズから生まれています。真に求められている情報と、自社の魅力を照らしあわせて最適なコンテンツ案を練り上げることが大切です。

採用動画の制作を依頼する場合は、実績が豊富な制作会社を選びましょう。動画マーケティングに精通した制作会社に依頼することで、採用力を大幅に強化するコンテンツが出来上がります。

動画制作会社選びには「比較ビズ」がおすすめです。たった2分ほどで、全国各地から採用動画に強い制作会社に一括見積もりを請求できるため、ぜひ自社のパートナー企業選びに活用してください。

監修者のコメント
株式会社フォーズン
代表取締役 松隆 祐也

2021年に動画制作・映像制作会社である株式会社フォーズンを設立。BtoB、BtoCの動画を中心に幅広い業種・用途の動画制作にワンストップで対応。予算内で効果を最大化する企画力に定評を持つ。動画制作事業だけでなく制作フローを効率化するためのSaaSの開発も行っており、動画制作における包括的なサポートシステムの構築を目指している。

現在では多くの企業が採用活動において動画を活用しており、ただ制作するだけでなく、他社との差別化を意識した採用動画の制作が重要となっています。

そのためには自社の特長を把握し、採用ターゲットを明確にした上で、この記事で紹介されているようなトレンドに合った動画を制作すれば、魅力的な採用コンテンツにできることでしょう。

注意すべき点は、ただトレンドに縛られるのではなく、「自社の魅力を伝えるにはどう表現すればよいか」を第一に考えることであり、トレンドを活用するのは、自社の魅力を効果的に伝えるための手段であることを忘れないようにしましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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