CG動画の作り方とは?具体的な6つの手順やポイントを紹介

株式会社フォーズン
監修者
株式会社フォーズン 代表取締役 松隆 祐也
最終更新日:2024年02月14日
CG動画の作り方とは?具体的な6つの手順やポイントを紹介
この記事で解決できるお悩み
  • CG動画の種類とは?
  • CG動画の基本的な作り方とは?
  • CG動画を作る方法とは?

商品・サービスの認知度向上や企業のブランディングのために、CG動画の作り方に興味を持つ人が増えています。CGの技術は、映画やドラマだけではなく幅広いシーンで活用されるようになりました。

当記事では、CG動画の作り方を知りたい人に向けて、CG動画の基本的な作り方の流れを解説します。CG動画の種類や内製化・外注化の選択肢も解説しているため、参考にしてください。

最後まで読めば、CG動画を制作するイメージができるようになるでしょう。

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CG動画は2種類に分けられる

CGは「Computer Graphics(コンピュータグラフィックス)」の略称で、CG動画はパソコン上で描かれた映像のことです。CG動画は、以下の2種類に分けられます。

  • 2DCG動画
  • 3DCG動画

2DCG動画

2DCG動画とは、平面の画像やイラストを組みあわせて作成した動画です。紙に書いたイラストが画面上で動いているシーンをイメージするとわかりやすいでしょう。

たとえば、商品を紹介するためにグラフや統計図を用いた動画や写真を組み合わせた動画が2DCG動画です。

3DCG動画

3DCG動画とは、縦・横・高さの概念を組み込んだ動画です。3DCG動画は立体的に動くため、リアル感や臨場感を感じられるでしょう。

3DCG動画は、映画やアニメーションでの活用のほかに、建築業や製造業で利用する図面を立体的に制作する際に使われます。

CG動画の基本的な作り方

CG動画の基本的な作り方は、以下の手順です。最初に作成する三面図のサイズが異なると、後の作業で手戻りが発生するため注意しましょう。

  1. 三面図を作成する
  2. 立体物を作成する
  3. ポリゴンに色を塗る
  4. リギングをする
  5. スキニングをする
  6. レンダリングをする

1. 三面図を作成する

制作しようと考えている対象物を立体的にとらえて、三面図を作成します。三面図とは、対象物の正面・側面・背面の3つの図のことであり、立体的なイメージを作り出すために必要です。

三面図では、それぞれの寸法やバランスが崩れていないかを確認して、正確に作成しましょう。

2. 立体物を作成する

CGモデリングツールを利用して、仮想空間の中に立体物を作成します。三面図をX軸・Y軸・Z軸に配置し、それぞれつなぎあわせてポリゴンを作成しましょう。

三面図がズレていると、ポリゴンのバランスが悪くなってしまうため注意が必要です。制作物の角や凹みを調整して、ポリゴンを完成させましょう。

3. ポリゴンに色を塗る

三面図から作成したポリゴンの表面に色を塗っていき、ポリゴンにリアル感を出します。より立体感を出すために、直接色を塗るのではなく質感が出やすいテクスチャーを活用します。テクスチャーとは、凹凸・手触り感・ザラザラ感を表現するための素材です。

光の入り方や反射によって立体的な見え方が変わるため、さまざまなポリゴンの色彩を試してみましょう。

4. リギングをする

ポリゴンに動きをつけるための骨組みを作りこんでいきます。手足の動きや関節の動き、顔の表情など動きが必要な部分のリギングをしましょう。リギングとは、ポリゴンを動かすために骨を埋め込み、アニメーションしやすくする作業のことです。

3DCG動画として違和感がないよう細かい表情の動きにこだわり、キャラクターが自然に動くイメージを持ってリギングします。

5. スキニングをする

リギングで作成した骨組みがスムーズに動くようにスキニングをします。ポリゴンのどの部分が骨と同じように動くのかを確認して調整しましょう。スキニングとは、骨を動かすことでポリゴンのどの部分が一緒に動くのかを調整する作業のことです。

キャラクターに不自然な動きがあれば、リギングから修正しなければなりません。たとえば、スキニングした後にポリゴンの手の動きと足の動きが連動していないケースがあります。スキニング作業と並行して光の量や角度を調整し、影をつけてリアル性を追求します。

6. レンダリングをする

スキニング作業が終わったらレンダリングで作成したCGを出力します。レンダリングとは、数値の羅列で作られたポリゴンを画像にして出力することです。

映像の場合は、1秒間で30枚の画像を出力するため、レンダリングにはかなり時間がかかります。あらかじめ時間の余裕を持って、レンダリングをしましょう。

CG動画を作る方法

CG動画を作る方法は、以下のとおりです。内製化が難しいときには、信頼できる制作業者を頼りましょう。

  • CGソフトやアプリで内製化する
  • CG制作業者に依頼する

CGソフトやアプリで内製化する

CG動画を内製化するためには、専用のCGソフトやアプリが必要です。CGソフトを扱うためには、CGソフトの使い方を学ばなければなりません。

高度なCG動画を作成するためにはソフトも高額になりやすく、操作方法の難易度も高くなります。CG動画の制作に本格的に取り組む場合は、ソフトを使いこなすための学習時間を確保しましょう。

CGソフト:Blender

Blenderは、フリーで使える3DCGソフトで日々活発なアップデートが行われています。フリーでありながら、プロがアニメーションの作成に利用できるほど高レベルの機能を備えています。

機能が豊富であるため、慣れるには少し時間がかかり難易度も高めになっているため学習時間の確保が必要でしょう。

CGソフト:Sculptris

Sculptrisは、3DCG未経験の方でも活用できる無料ソフトです。画面上に表示された粘土をこねるように3DCG画像を作成します。

Sculptrisは日本語に対応していませんが、直感的に作業ができるため初心者の方でも扱えるソフトでしょう。

CG制作業者に依頼する

CG動画制作業者に依頼することで、ソフトを操作するスキルを身につけなくてもCG動画を制作できます。CGソフトを購入して内製化するよりもコストはかかりますが、ソフトの使い方を覚えなくていいため短期間で制作ができます。

制作業者によって価格に差があるため、比較しながら選ぶようにしましょう。CG動画で表現したいことや目的を理解してくれ、親身になって対応してくれる業者を選びましょう。

CG制作業者:株式会社インマークス

株式会社インマークスは、3DCGモデリング・VR映像・デジタルコンテンツ制作を得意としている業者です。カメラマンやエンジニアを社内に準備しており、撮影からプロモーション動画・CM作成までトータルでカバーしてくれます。

CG制作業者:株式会社デジデリック

株式会社デジデリックは、テレビ番組の制作も手掛けており、多くの人に伝わる動画制作に長けている制作会社です。CGを活用した動画制作は、テレビ制作・CM作成・プロモーションビデオなど多岐にわたります。

これまでの実績を活かして、VRやARにも挑戦している制作会社です。

まとめ

3DCG動画を作成するためには、三面体を作成して立体的なポリゴンにし、動作に違和感がないように動きをつけていきます。CG動画の制作は、内製化する方法と外部委託する方法があり、学習時間が取れない場合は、信頼できる業者に依頼しましょう。

「比較ビズ」は、CG動画の制作会社を簡単に探すことができ、それぞれの企業を比較して相談ができます。CG動画の制作をしたいと考えている担当者は、ぜひ利用してください。

監修者のコメント
株式会社フォーズン
代表取締役 松隆 祐也

2021年に動画制作・映像制作会社である株式会社フォーズンを設立。BtoB、BtoCの動画を中心に幅広い業種・用途の動画制作にワンストップで対応。予算内で効果を最大化する企画力に定評を持つ。動画制作事業だけでなく制作フローを効率化するためのSaaSの開発も行っており、動画制作における包括的なサポートシステムの構築を目指している。

動画制作会社といっても、実写・アニメーション・CGといった表現方法によって得意不得意があります。

特に3DCG表現による動画制作は専門性が高く、例えば、建物の3DCGは得意としているが、人体や生物などの実績は有していないといったようなこともあり、動画制作会社選びでは、見積もりだけでなく、制作したいCGのイメージに近い実績を持っているかどうかを事前に確認することが重要になります。

また、ある対象物を精密に再現する必要がある場合は、動画制作会社から設計時に作成したCADデータの提供を求められることもありますので、問い合わせ時にしっかり確認するようにしましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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