インフォグラフィック動画の事例12選!メリットや制作手順を紹介
- インフォグラフィック動画とは?
- インフォグラフィック動画の事例は?
- インフォグラフィック動画の制作手順は?
インフォグラフィック動画は、ユーザーに情報をわかりやすく発信することが可能です。より高いPR効果が期待できるため、導入しているところが増えてきています。
この記事では「インフォグラフィック動画について知りたい」と思っている方にインフォグラフィック動画の事例を紹介します。メリットや制作手順についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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インフォグラフィック動画とは表や図を使った動画のこと
インフォグラフィック動画は、情報を図やイラスト、写真などを使って表現する動画です。伝えたい情報を正確に伝えることを重要視しているのが特徴です。
文字や数値などの情報が多すぎると一目で内容が入ってこないため、理解するのに時間がかかってしまうでしょう。インフォグラフィックそのものは古くからある手法ですが、動きや音を加えたインフォグラフィック動画は、近年注目を集めています。
【目的別】インフォグラフィック動画の制作事例12選
「実際にインフォグラフィック動画をどのようなシーンで活用できるのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。企業の制作事例を見て、インフォグラフィック活用のイメージをつかむことが大切です。
ここでは、インフォグラフィック動画の以下4つの目的別に、企業における活用事例をご紹介します。
- IR・株主総会
- 環境・社会問題
- 会社紹介
- サービス紹介
IR・株主総会
IR・株主総会のインフォグラフィック動画の制作事例は下記の3つです。
- 株式会社サイバーエージェント
- 株式会社シグマクシス・ホールディングス
- キリンホールディングス株式会社
株式会社サイバーエージェント
株式会社サイバーエージェントではIR情報を説明するにあたり、インフォグラフィック動画を採用しています。動画内では以下の3つを随所に用いて、これまでどのような事業展開をしてきたを説明しています。
- イラスト
- グラフ
- 図
イラストは青ベースに白とシンプルに統一し、情報量が増えすぎないよう工夫されている点が特徴です。
株式会社シグマクシス・ホールディングス
株式会社シグマクシス・ホールディングスは、インフォグラフィック動画を使ってIR情報を発信しています。動画は最初に現状を提示し、これまでのやり方ではこれからの時代に対応できないことを伝える内容です。動画のなかで音声、BGM、イラストなどを活用しており、視聴者に伝わりやすい工夫をしています。
キリンホールディングス株式会社
キリンホールディングス株式会社はIR情報をインフォグラフィック動画にすることで、株主にわかりやすく情報を提供しています。
キリンホールディングスの動画では、事業報告について実写のほかにもアニメやイラスト、テロップを使って効果的に説明している点が特徴です。売上のような重要なデータは数字やテキストを中心に使いながら、効果音を入れることで飽きずに見られる工夫がされています。
環境・社会問題
環境・社会問題のインフォグラフィック動画の制作事例は下記の2つです。
- 筑波大学
- 鹿児島市
筑波大学
筑波大学では、光触媒で殺菌するシステムをインフォグラフィック動画で紹介しています。光触媒でなぜ殺菌効果が期待できるか、イラストやアニメで視覚的に理解できる内容です。細菌類を光触媒の効果によって分解する様子が、動画になっています。
光触媒といった専門性の高い情報をテキストで紹介すると、それだけで拒否反応を示す人もいるでしょう。イラストやアニメにすることで、親近感が湧き、視聴者を飽きさせずに済みます。効果音やテロップを使っているので、ナレーションなしでも理解しやすいです。
鹿児島市
地方自治体でも動画制作を進めているところが増えており鹿児島市はインフォグラフィック動画を有効活用しています。鹿児島市の動画は、地球温暖化の現状やゼロカーボンについて数字や考え方などを視覚化しているためわかりやすいです。
会社紹介
会社紹介のインフォグラフィック動画は下記の3つです。
- 佐川グローバルロジスティクス株式会社
- 大和工業グループ
- GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)
佐川グローバルロジスティクス株式会社
佐川グローバルロジスティクス株式会社では、会社紹介の動画でインフォグラフィックの手法を用いています。会社の社会的役割について、架空の街を活用して説明している動画です。
音声とイラストが連動するスタイルをとっているのが大きな特徴です。会社の業務についてもイラストやアニメーションで説明しているので、視聴者に分かりやすく情報が伝わるでしょう。
大和工業グループ
大和工業グループ大和工業グループでは、会社紹介動画でインフォグラフィック動画を採用しています。会社の歴史や経営理念をイラストやアニメ、音声などで説明している動画です。会社が伝えたいことや事業内容を動画の中でわかりやすく説明しているので、就活生へのアピール力のある動画にまとまっています。
GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)
GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)では「3分でわかるGDO」というインフォグラフィック動画を制作しています。3分間でGDOの提供するサービスが理解できる動画です。
GDOの事業内容や市場規模、強み、今後の方針などをイラストやグラフ、音声などで説明しています。ナレーションにイラストやアニメーションが連動する技法を使っているので、視覚と聴覚の両方で理解できる動画なのが特徴的です。
サービス紹介
サービス紹介のインフォグラフィック動画は下記の3つです。
- 株式会社さとふる
- 株式会社ペイミー(Payme)
- 株式会社ネストエッグ(finbee)
株式会社さとふる
株式会社さとふるのインフォグラフィック動画はナビゲーターが登場して、ふるさと納税サイトの使い方の流れを紹介しています。ナビゲーターはイラストですが、話すときに実際に口が動くようになっていて親近感を持ちやすいです。
さとふるの動画はメリハリを意識しているのが特徴的です。重要なところにはエフェクトを入れ、サイト画面で小さくて見えにくい部分はポップアップで見やすく表示するなどの工夫が随所に使われています。
株式会社ペイミー(Payme)
ペイミー(Payme)とは給与即日支払いサービスを提供している会社です。インフォグラフィック動画では、サービスの仕組みについてわかりやすく説明しています。
冒頭で雇用者の悩みを提示して、その解決策としてPayme(ペイミー)を紹介するというQ&Aスタイルです。視聴者にわかりやすくPaymeをアピールしているため、参考にできる企業は多いでしょう。
株式会社ネストエッグ(finbee)
finbee(フィンビー)とは自動貯金アプリです。自分ではなかなか貯蓄できない人にはおすすめのサービスで、その内容についてインフォグラフィック動画で説明しています。
インフォグラフィック動画の場合、冒頭に結論を持ってきているのが特徴的です。また貯金がうまくいかない理由もイラストやアニメを駆使して説明しているので、心当たりのある人の関心を集められます。
インフォグラフィック動画のメリット3選
インフォグラフィック動画のメリットをそれぞれ解説します。
動画の内容を理解しやすい
インフォグラフィック動画のメリットとして、動画の内容を理解しやすい点が挙げられます。複雑な情報やデータでも視覚的に内容をつかめて便利です。
動画内容の理解を進めるためには、メリハリがポイントです。フォントのサイズや色を変えてみる、アニメをつけてみるなど、変化をつけることで視聴者が内容を理解できるような工夫を行いましょう。
多くのユーザーに届けられる
インフォグラフィック動画を導入することで、多くのユーザーに届けられる可能性があります。難しい内容だと見てもらいにくいですが、理解しやすいインフォグラフィック動画なら多くの人が見る可能性が高いです。
インフォグラフィック動画では、イラストを随所に使用するのが効果的な方法です。IRや株主総会に代表されるフォーマルシーンや会社説明会、社内で情報共有するときなど多様な用途で使われている手法です。
SNSとの相性がいい
インフォグラフィック動画はSNSとの相性がいいので、注目が高まっています。難しい内容もわかりやすくなるので、見ている人の共感を得やすく、拡散効果も期待できるからです。
SNSを使って拡散されれば、より多くの人の目に留まります。インフォグラフィック動画を多くの人に見てもらうには、SNSを活用して注目を集めましょう。
インフォグラフィック動画制作の5つの手順
インフォグラフィック動画の事例やメリットを紹介しました。「実際に動画を作りたいけどやり方がわからない」と思っている方もいるでしょう。
ここではインフォグラフィック動画の制作手順を5つにわけて紹介します。
- 情報を選別する
- 表現方法を決める
- 世界観を決める
- パーツを制作する
- 動画編集する
1. 情報を選別する
すべての情報を文字や数値を図表などに置き換えてしまうと、内容を詰め込みすぎてわかりにくい動画になります。伝えたい情報を絞ってグラフィック化しましょう。グラフィック以外の文字や数字で表現したほうが伝えやすい情報もありますので、見極めを意識しましょう。
2. 表現方法を決める
インフォグラフィック動画にする情報が決まったら、具体的にどのように表現するか、表現方法を決めましょう。インフォグラフィック動画には下記のような表現方法があります。
- 図
- グラフ
- アニメーション
- イラスト
どの手法を使ったほうが伝わりやすいかは内容によって変わります。たとえば、グラフでも円グラフにするか棒グラフにするか、折れ線グラフにするかで伝わり方も変わるでしょう。
どの手法をとればいいかわからなければ、既存のものを参考にしてみましょう。自分たちがアピールしたいものと似ているインフォグラフィック動画を確認して、表現技法を参考にするのも1つの方法です。
3. 世界観を決める
インフォグラフィック動画の枠組みが具体化してきたら、世界観を決めましょう。全体的に統一性のある動画の方が見やすく、視聴者への訴求力もアップするからです。グラフィックのカラーやフォントなどは統一するように心がけましょう。統一するときには、動画のターゲット層が好みそうなものという視点で絞り込むのがおすすめです。
4. パーツを制作する
世界観まで決めたあとは、動画に必要な静止画やグラフなどを制作しましょう。用いるデータは重要度が高いものから目立たせて、大きく表示するなどの工夫が必要です。同じグラフの形を使うのではなく数種類のグラフを活用しましょう。視聴者が飽きることなく見てくれます。視聴者のことを考え、スマホでも見やすい大きさの文字や表を意識しましょう。
5. 動画編集をする
静止画やグラフの制作が完了したら、パーツをつなげて動画にしていきます。制作したパーツに動きや音楽をつけて、視聴者が楽しめるように工夫しましょう。視聴者が動画を見て、見やすいのか飽きないのかなどを常に考える必要があります。
制作会社に依頼する際の3つのポイント
インフォグラフィック動画を社内で制作するのが難しい場合は、動画制作会社に依頼するのも1つの方法です。制作会社に依頼する際のポイントは上記の3つです。
目的を明確にする
インフォグラフィック動画を制作する理由や目的を明確にしましょう。目的がはっきりしていないとユーザーへの訴求力が低下し、制作会社も動画の内容に困ります。
目的を明確にするためには、「なぜインフォグラフィック動画を作りたいのか?」という問いに対する答えを考えましょう。「商品の効果をビジュアルで伝える」「商品使用前と使用後を明確に伝えたい」など答えが明確になります。
情報をまとめる
インフォグラフィック動画にはいろいろな要素があります。多様な要素を使ってしまうと情報が多くなり、逆に伝わりにくい動画になるかもしれません。何を伝えたいか優先順位を決めて整理することが重要です。
もしそこまで重要な情報でなければ、思い切って削除するのもよいでしょう。視聴者の集中力が途切れない程度の情報量やボリュームを意識して、情報をまとめます。
複数社で見積もりを取る
動画の制作会社に依頼するときには、複数社で見積もりを取りましょう。1つの会社だけでは、相場がわからず高額請求される可能性があります。制作の相場を理解することや無駄な費用をかけないためにも、複数社で見積もりを取りましょう。
まとめ
インフォグラフィック動画の事例やメリット、制作方法を紹介しました。インフォグラフィック動画を活用することで、テキストだけではわかりにくかった事柄もより伝わりやすくなります。
インフォグラフィック動画を作成したいけど、人手が足りないこともあるでしょう。その場合には制作会社に依頼するのも1つの方法です。比較ビズでは無料で動画制作の見積もりを取れるので、一度利用してみましょう。
埼玉県さいたま市出身。動画・グラフィック・デザイン制作、WEBマーケティングをワンストップで行う。「UNCHAINS(アンチェインズ)」を運営する株式会社クラスターワン代表取締役。ホームページ制作会社、広告代理店、IT業界での営業・人材教育を経験。その後、東京の動画・映像制作会社に入社。ディレクション・撮影・編集等を学び、静岡にて起業。動画制作はこれまで県内・県外の企業を中心に商品紹介、サービス紹介、会社紹介、リクルート、イベント・展示会、テレビCM等、実写からアニメーションに至るまで企画・撮影・編集をワンストップにて対応。クライアントのビジネスでの目的・目標達成のために動画を中心としたクリエイティブとWEBマーケティングの力で成果を出すための取り組みに注力している。趣味はサッカー、映画鑑賞。
インフォグラフィック動画を活用する企業が増えたことで様々な機会に私たちも目にすることが多くなり、そこまで目新しいものに感じてこなくなった人も増え今までのインフォグラフィック動画では効果が最大化しづらくなってきたからかもしれません。
今後はさらに別の動画手法などと組み合わせながら、インパクトを持たせたり楽しく動画を最後まで視聴できるような仕掛けなどのアイデアを駆使しながら進化させたインフォグラフィック動画を制作していく必要性も求められていくかもしれません。
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