商品紹介動画はどのように作る?作り方のポイントと事例を紹介!

最終更新日:2023年04月20日
SUGI WORK
監修者
代表 杉山茂幸
商品紹介動画はどのように作る?作り方のポイントと事例を紹介!
この記事で解決できるお悩み
  • 商品紹介動画を作るメリットは?
  • 商品紹介動画の作り方は?
  • 商品紹介動画の効果を高めるポイントは?

「商品紹介動画の作り方を1から知りたい」「どのような動画が効果的?」とお悩みの方必見! 商品紹介動画は、目的やターゲットを明確にし、構成や世界観を視聴者にあわせることで効果的なものになります。

この記事では、自社の製品やサービスを動画で紹介したいと考えている担当者へ向けて、商品紹介動画の作成方法や効果的な動画を作るポイントを紹介します。

記事を読み終わる頃には、自社に適した紹介動画の作成方法がイメージできるでしょう。

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商品紹介動画作成の5ステップ

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商品紹介動画を作成するためには以下の5つのステップを踏む必要があります。

  1. 目的とターゲットの明確化
  2. 予算の確保
  3. 訴求ポイントの整理
  4. 構成の作成
  5. 動画制作

1. 目的とターゲットの明確化

商品紹介動画では最初に、動画の目的とターゲットの設定を行いましょう。商品を認知してもらう、商品の使い方を知ってもらう、購買意欲を高めるなど、目的ごとに動画の構成や内容を決めます。

商品紹介動画を効果的なものにするために、ターゲットを具体的に想定することがポイントです。「男性向け」や「若い世代向け」など漠然としたコンセプトにするのではなく、年齢、性別、住所地、職業、家族構成、趣味、悩みなどを細かく設定しましょう。

2. 予算の確保

商品紹介動画を制作する際、予算を確保することは非常に重要です。予算オーバーになると動画が完成しないおそれがあります。無事に動画が完成しても、費用対効果が薄くなり商品紹介動画を作成した意味がなくなる可能性があります。

商品紹介動画を内製する場合も外注する場合も、十分な予算を確保してから次のステップに進む必要があります。動画制作だけではなく、投稿や分析にかかる費用も検討しましょう。分析で有料のツールを使うのであれば、購入費用も予算に含めるべきです。

3. 訴求ポイントの整理

商品紹介動画を制作する際には、訴求ポイントをしっかり整理しなければなりません。動画では、視聴者に覚えてもらいたいポイントがいくつかあるはず。訴求ポイントを整理せずに動画を作成すると、とりとめのない内容になるおそれがあります。

15秒程度の動画であれば訴求ポイントは1つ、1分程度の動画でも3つ程度に絞るのがベストです。視聴者に行動を促し、商品紹介動画の目的を達成するための重要なステップとなります。

4. 構成の作成

商品紹介動画では、構成を考えることも重要なポイントとなります。動画のシナリオは、視聴者の共感を得たりインパクトを与えたりするために効果的です。ターゲットの特性や商品の特徴など、必要な情報を含めて構成を考えましょう。

商品紹介動画の構成は内製も可能ですが、できればプロの制作会社に依頼するのが賢い方法です。シナリオだけではなく、絵コンテやこれまで作成した動画のサンプルなどを使って詳細に説明してくれるでしょう。

5. 動画制作

動画の構成が決まったあと、実際の動画制作に進みます。このステップも、可能であればプロに任せるのがおすすめです。ディレクター、カメラマン、キャスト、スタイリストなどを揃えるのはプロでなければ困難です。

プロの制作会社に依頼すると、クオリティの高い動画が期待でき、修正にも柔軟に対応してもらえます。スマホで撮影した動画を使用する商品紹介動画もありますが、手作り感のある動画をコンセプトにしていないのであれば、プロに依頼するのがいいでしょう。

商品紹介動画3つの種類

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商品紹介動画にはいくつかの種類があり、動画の作り方やコンセプトも異なります。商品紹介動画の種類は大きく分けて以下の3つです。

  1. 商品の使い方を説明する動画
  2. ブランドイメージを高める動画
  3. ドキュメンタリー風の紹介動画

1. 商品の使い方を説明する動画

商品紹介動画としてもっとも一般的なのは、商品やサービスの使い方を説明する動画でしょう。商品をどのように使うのか、日常生活でどのように役立つのかアピールできます。視聴者にも、使い方を説明する動画であることが伝わりやすく、訴求ポイントも明確です。

形が特殊で一見すると使い方がよくわからない商品や目新しいサービスでは、商品紹介動画を見せることで消費者の購買意欲を高めることが可能です。認知度の低い商品を視聴者に知ってもらう目的で動画を作る企業もあります。

2. ブランドイメージを高める動画

商品紹介動画は、ブランドイメージの向上にも役立ちます。多くの視聴者に自社のイメージを植え付け、ブランドを意識してもらうための動画です。商品の認知度が高く、すでにある程度信頼を得ている企業に向いています。

商品紹介動画では、特定の商品やサービスに注目するのではなく、さまざまな商品のデザイン性や機能性をアピールするのがポイントです。視聴者があこがれを抱くようなスタイリッシュな動画にすると、目的を達成しやすくなります。

3. ドキュメンタリー風の紹介動画

商品紹介動画のなかには、ドキュメンタリー風な内容で視聴者の共感を誘うものも少なくありません。人が悩みや課題を抱え、自社の商品やサービスを使って問題を解決していく流れです。

メリットは、企業が商品を押し付けているイメージを与えず、ユーザー目線で商品を紹介できるところです。視聴者から共感を得たり親しみやすさを与えられます。

商品紹介動画を作成するメリット4つ

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商品紹介動画はコストがかかりますが、多くのメリットがあります。商品紹介動画によって得られるメリットは、以下の4つです。

  1. 商品の魅力を伝えやすくなる
  2. 購買意欲をかき立てられる
  3. 無形のサービスを視覚的に伝えられる
  4. 業務を効率化できる

1. 商品の魅力を伝えやすくなる

商品紹介動画によって、商品の魅力を簡単に伝えられる点は大きなメリットです。商品の説明を文章にした場合、読んでもらえない、誤ったイメージを持たれるなどのリスクがあります。動画であれば誰でも理解しやすく、商品の詳細な点まで説明できるでしょう。

商品紹介動画は、短い時間で多くの情報を含められる点もメリットです。商品の形や色、機能はもちろん、日常生活や仕事でどのように役立つのか伝えられます。たった数十秒で多くの情報を視聴者に伝えられるでしょう。

2. 購買意欲をかき立てられる

商品紹介動画を作成すると、視聴者の購買意欲を高められるメリットもあります。商品紹介動画では、特定の商品を実際に使っているシーンを用いるのが一般的です。視聴者は自分が商品を使っているイメージを持てるようになります。

その商品の便利さ、商品による生活の変化を感じられる商品紹介動画であれば、視聴者の購買意欲をかき立て、より多くの人が商品に手を伸ばすきっかけになるでしょう。単に商品の説明をするだけではなく、心を動かすために商品紹介動画はとても効果的です。

3. 無形のサービスを視覚的に伝えられる

商品紹介動画の別のメリットは、無形のサービスを視覚的に伝えられる点です。有形の商品の場合、商品を見ただけで使い方や便利さがわかるものも少なくありません。一方、情報商材やコンサルティングなど、商品の形がない場合には商品の魅力を文字で伝えるのは困難です。

商品紹介動画を作成すると、サービスの概要や効果、実際にサービスを利用した人の感想などを視聴者に伝えられます。視聴者がイメージするサービスの内容と実際の商品に乖離がなくなるため、クレームが少なくなる点もメリットです。

4. 業務を効率化できる

商品紹介動画は、業務を効率化する点でも有効です。商品紹介動画のなかには、商品の使い方やトラブルの対処法を説明したものがあります。視聴者が動画を見るだけで使用方法や修理方法を理解できれば、企業への問い合わせが減るでしょう。

営業担当者にとっても商品紹介動画は非常に役立つ道具の1つです。営業で商品紹介動画を使えば、口頭で説明する部分が減り、一定のレベルの営業トークが可能になります。

商品紹介動画を成功させるポイント8つ

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商品紹介動画を作成するためには、いくつかのポイントを意識しなければなりません。紹介動画を成功させるためのポイントは以下の8つです。

  1. 世界観を統一する
  2. 伝える情報を絞りシンプルにする
  3. アニメーションやテロップを使う
  4. 動画を適切な長さにする
  5. 使用する媒体を正しく選択する
  6. 消費者目線で動画を作成する
  7. 効果を分析し改善点を見つける
  8. 著作権・肖像権に注意する

1. 世界観を統一する

商品紹介動画を成功させるためのポイントの1つは、世界観を統一することです。動画の種類はドラマ仕立てやアニメーションなどさまざまです。どのような種類の商品紹介動画でも効果がありますが、1つの商品紹介動画のなかで世界観が変化すると視聴者が混乱してしまいます。

すでに商品紹介動画を作成している企業の多くは、世界観を決めてどの動画でも統一感のあるイメージを打ち出しています。初めて商品紹介動画を作る場合には、今後の方針も含めて世界観を検討するようにしましょう。

2. 伝える情報を絞りシンプルにする

商品紹介動画では、伝える情報をシンプルにすることも重要なポイントです。いろいろな情報を盛り込みすぎると逆効果です。商品の魅力や特徴を1つだけピックアップし、それにフォーカスした内容にする方が視聴者に訴える内容になります。

シンプルな構成にすることで、視聴者が飽きないうちに商品の魅力を端的に伝えることが可能。事前にどのポイントを伝えたいのか、確実に絞ってから構想に入るようにしましょう。明確ですっきりとしたメッセージを伝えることが、紹介動画を成功させる秘訣です。

3. アニメーションやテロップを使う

商品紹介動画を作成する際、アニメーションやテロップを使うと視聴者に印象を残すことができます。動画は多くの情報を伝えられますが、視聴者が1回見ただけですべての情報を覚えられるわけではありません。

テロップが入れば音声だけではなく文字情報も提供できるためより情報豊かな動画となります。技術的にアニメーションやテロップの挿入が難しい場合には、プロの制作会社に依頼するのも賢い方法です。

4. 動画を適切な長さにする

商品紹介動画は、長さを適切にすることで視聴者に最後まで見てもらえます。情報を入れすぎて動画の長さが10分や20分になると、視聴者が離れていってしまうでしょう。商品紹介動画の場合、可能であれば1分前後、長くても3分以内に収めるのがポイントです。

動画を1分程度に収めるためには、訴求ポイントを絞ることが非常に重要。訴求ポイントを1つ、もしくは2つに絞れれば、動画の長さも1分前後にできるでしょう。

5. 使用する媒体を正しく選択する

使用する媒体によって視聴者の年齢や層が変わるため、自社のターゲット設定にあった媒体を選択することが商品紹介動画成功のカギです。視聴者層によっては動画の世界観やシナリオを変更しなければならないこともあります。

SNSを使って動画を配信するのであれば、若年層を意識したポップな内容の動画が効果的です。公式サイトに載せる動画や商品説明会で上映する動画は、真面目な内容が望ましく、3分以上の長さでも最後まで見てもらえる可能性が高いといえます。

6. 消費者目線で動画を作成する

商品紹介動画を成功させるためには、視聴者目線で動画を作成しなければなりません。商品紹介動画では、視聴者からの共感を得ることが非常に重要です。動画を見た視聴者が抱えている問題や課題、悩みを提示し、商品がどのように役立つか、悩みを解決できるか伝えます。

商品の概要やメリットを全面に押し出して魅力を伝えるのもいい方法ですが、動画の最初の段階で視聴者の悩みや課題を取り上げることが最後まで見てもらうポイントです。視聴者が「自分にもメリットがある」と感じられる作りにしましょう。

7. 効果を分析し改善点を見つける

商品紹介動画の投稿後、効果の分析と改善策を講じることも必要です。重要なのは商品紹介動画が会社の売上にどのような影響を与えているかを分析することです。効果が出ていない場合、原因を探らなければなりません。

効果を分析し効果が見つかれば、次の動画制作に活かしましょう。動画の世界観やシナリオの見直し、投稿する媒体の変更だけではなく、別の商品開発が必要な場合もあります。

8. 著作権・肖像権に注意する

商品紹介動画では、著作権や肖像権に十分な配慮が必要です。不特定多数の人が視聴する商品紹介動画では、著作権や肖像権の侵害によって莫大な損害賠償を請求されるおそれがあります。

動画に登場するキャラクターや絵画、使用する音楽、テロップの字体などが著作権侵害にならないか厳しくチェックしなければなりません。

成功した商品紹介動画事例4つ

商品紹介動画は多くの企業が作成しています。成功を収めた商品紹介動画の事例4つを紹介しましょう。

1. 商品の使い方を伝える「株式会社バンダイスピリッツ」

株式会社バンダイスピリッツが作成した『「一番くじ 星のカービィ EVERYDAY KIRBY!」商品紹介動画』は、くじ引きで当たる商品の紹介動画です。出演者が実際に商品を使っているシーンが映し出され、視聴者が商品の使い方を簡単に理解できる作りになっています。

使用されている音楽も軽やかで、視聴者が実際に使ってみたいと感じさせるものです。動画の長さは1分8秒と短く、飽きずに最後まで見られる点もポイントです。

2. アニメを使ってアプリをおすすめする「テレビ東京ビジネスオンデマンド」

テレビ東京ビジネスオンデマンド作成の『動画配信サービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド」アプリ紹介動画』は、動画配信サービスの商品紹介動画です。アニメ仕立てで、視聴者が楽しみながら閲覧できる内容になっています。

商品の概要を説明することに加え、移動中や在宅中にサービスを使用している様子が盛り込まれているため、視聴者が実際に利用している姿をイメージしやすい点がポイントです。30秒と短い動画で、伝えたいポイントがしっかりまとめられているところも参考になります。

3. 心に残るストーリーを使っている「株式会社パイロットコーポレーション」

株式会社パイロットコーポレーションが作成した『PILOT社/Dr.Grip 「フレフレ先輩」篇』は、心に残るストーリーを使ったドラマ仕立ての商品紹介動画です。女子高校生があこがれの先輩とシャーペンを使いながら受験勉強に励む青春ストーリーになっています。

振って芯を出すシャーペンの使い方の説明とともに、登場人物のシャーペンを振った数が画面に表示されストーリーが進みます。商品と動画の内容を関連付けることでオリジナリティーを出しています。最後に出てくる「振った数だけ、夢に近づく。」というテロップも効果的です。

4. ドキュメンタリー風の「セールスフォース・ドットコム」

セールスフォース・ドットコムが作成した「次の世界。大切なこと 練習 篇」は、大谷翔平選手のインタビューを使用したドキュメンタリー風商品紹介動画です。商品の概要やメリットは一切触れず、最後の数秒でテロップを利用してインパクトを残す手法が用いられています。

多くの視聴者が好感を持つ人物を動画に採用し、短いインタビュー動画にすることで飽きさせない作りになっているのがポイントです。商品の説明はなくても、企業に対する興味をかき立てる商品紹介動画です。

まとめ

商品紹介動画は、目的やターゲットを明確にし、構成や世界観を視聴者にあわせることで効果的なものになります。アニメーションやテロップを使い、視聴者の悩みや課題を取り上げると、一層興味を引けるでしょう。

高品質の商品紹介動画を作成したい場合は、プロの制作会社に依頼するのがおすすめです。

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監修者の一言

商品紹介動画を作るメリットは大きく、販促媒体として高い効果が期待できます。バナーやPOPでは伝えられない実際の動きや、解説は販促において大きな武器になるのではないでしょうか。

サービスであれば簡潔明瞭に伝わること、商品であれば魅力や実際に使っている自分がイメージできるかどうかが1つの基準になると思いますが、オリジナリティや面白さを押し出した訴求など、コンセプトを決める作業が動画を成功させるうえでは重要になってきます。

また、動画の制作を業者に依頼する場合、デザインなどに統一感を持たせる意味でも、吟味して選んだ1つの業者に制作を全て依頼した方がクオリティは安定して高くなります。予算が少なかったり本数が多い場合は、複数の業者に相談してみてはいかがでしょうか。

SUGI WORK
代表 杉山茂幸
監修者

山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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