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ダブルトランザクションとは?メリットとデメリットを紹介

公開日:2020年09月10日 最終更新日:2022年05月13日
ダブルトランザクションとは?メリットとデメリットを紹介
この記事で解決できるお悩み
  • ダブルトランザクションの基礎知識を得たい
  • ダブルトランザクションのメリット・デメリットを知りたい
  • ダブルトランザクションの注意点を知りたい

物流の世界で課題になるのは、倉庫のスペースを効率的に活用することです。庫内作業を効率化させるために欠かすことのできない前提条件です。

庫内スペースの効率性を高めるためには、ダブルトランザクションを導入するのも一つの手法です。ただし倉庫の特徴によって効果が出る場合とさほどではない場合とに分かれます。

ダブルトランザクションとは

ダブルトランザクションとはゾーンを2種類に分類することで、保管やピッキング作業を行う方式です。その2種類のゾーンとは、ピッキングエリアとストックエリアです。

ピッキングエリアとは

ピッキングエリアとは文字通り、ピッキング作業をするためのゾーンです。

  • 保管方法

    ケースなどの単位である程度在庫をまとめておきます。そしてピッキング作業をする際に小ロットで出荷できるようにします。

  • 特徴

    ピッキングエリアを確保するためには、動線と作業スペースにある程度の余裕を持たせることです。通路幅を広くすればスムーズに在庫を持って移動できるため、作業効率が向上するわけです。

ストックエリアとは

ストックエリアとは、在庫を大きい姿で保管する場所を指します。

  • 保管方法

    パレットやケース単位の大ロットで保管します。

  • 特徴

    大ロットの出荷オーダーに対応するだけでなく、ピッキング作業を行って、ピッキングゾーンの補充も同時に行います。ストックエリアは作業頻度についてはさほど多くないです。よって通路幅は狭くして、ほかのエリアの最大化を図ることがポイントです。

固定ロケーションとダブルトランザクションの違い

固定ロケーションとダブルトランザクションを混同している人も多いです。しかし両者には違いがあります。

固定ロケーションとは、商品ごとに保管する場所を固定する方法です。一方、ダブルトランザクションとは、ストック用とピッキング用の用途別にゾーン分けをするのが両者の違いです。

ダブルトランザクションの場合、ピッキングエリアでは固定ロケーションを利用するのが一般的です。一方、ストックエリアではフリーロケーションと言って、空いている場所に商品を保管する手法をとることが多いです。

ダブルトランザクションのメリット

  • 保管効率を高められるストックエリア
  • 作業効率を高められるピッキングエリア

ダブルトランザクションを導入するメリットは、主に以上の2点となります。簡単にまとめると、効率性のアップ、保管効率と作業効率を同時にアップできるところが大きな魅力です。以下で詳しく解説していきます。

保管効率を高められるストックエリア

ストックエリアには大きな荷姿を保管します。作業頻度も少ないので、通路幅は狭くしても問題ありません。

ということは、その分保管スペースを大きくできます。限られたスペースの中で保管効率を高められるわけです。

作業効率を高められるピッキングエリア

一方、ピッキングエリアの場合、保管スペースは必要ありません。その分を通路幅や作業スペースに割り振りできます。

移動もスムーズになりますし、作業スペースが広ければ、一度に多くの従業員が同時に作業できます。ということは作業効率性がアップするわけです。

ダブルトランザクションのデメリット

ダブルトランザクションを導入することでメリットのある半面、デメリットもあります。それは作業の遅れや事故リスクを高めてしまう点です。

このようなデメリットが出てくるかどうか、それは補充作業がスムーズにできるかどうかがポイントです。高度なシステムを導入し出荷予測を正確に行え、適切に在庫補充できるようになればデメリットも克服できるでしょう。

ダブルトランザクション向きの倉庫がある

どこの倉庫でもダブルトランザクションを導入すれば、効率性が高まるわけではないです。実はダブルトランザクション向きの倉庫があります。それは出荷頻度の高い倉庫です。

ダブルトランザクションとはピッキングの効率性を高めることが目的です。このため、頻繁に出荷を行う倉庫の方が効果も出やすいわけです。

大型機器の場合

ダブルトランザクションでは補充作業を行うので、大型の機器など移動するのが大変なものを取り扱っている倉庫には適さないと言われています。

小型機器の場合

一方、雑貨やコスメ、機器の部品などの小型の商品の取り扱いの多い倉庫なら、スムーズに補充作業が行えます。つまりダブルトランザクションを導入すれば、より大きな効果が見込めるわけです。

ダブルトランザクションの注意点

ダブルトランザクションを導入するにあたって、注意すべきポイントがいくつかあります。それはレイアウトをどうするか、スケジュール管理に関する問題です。

  • レイアウトを考える
  • スケジュールのルールを設ける

以下で詳しく解説していきます。

レイアウトを考える

ダブルトランザクションとはピッキングエリアとストックエリアに分類する方式です。このエリア分けをどのようなレイアウトで行うからポイントになります。

一般的に縦配置と横配置の2種類に分類できます。縦配置とはピッキングエリアとストックエリアを團別に分けて立体的なレイアウトにする方式、横配置は平面で2つのエリアに分ける方式です。

どちらがいいか、どのような品物を取り扱っているか、倉庫のスペースがどの程度あるかによって変わってきます。もし倉庫のスペースがさほど広くない場合には、縦配置の方が効率的にスペースを活用できます。

縦配置

ピッキングエリアとストックエリアを團別に分けて立体的なレイアウトにする方式です。

ただし縦配置にするためには品物を持ち上げたり下ろしたりしなければなりません。パレットトラックなど、高いものを取り出すための設備を準備する必要があります。

横配置

横配置の場合、持ち上げたりおろしたりの作業が必要なくなります。このため、いろいろな設備を導入する必要はありません。ただしある程度広いスペースが必要になるので注意しましょう。

スケジュールのルールを設ける

ダブルトランザクションのデメリットとして、在庫欠品が起こると出荷作業の遅れや事故を招く恐れが挙げられます。このような危機を回避するためには出荷予測を正確に行うほかにも、在庫補充のタイミングを検討することも大事です。

例えば当日出荷する品物は午前中にピッキングエリアに移動させます。そうすると午後はピッキング作業に集中できるので、欠品が起こるリスクも低減されます。

まとめ

倉庫の限られたスペースを有効活用できていないと感じているのであれば、ダブルトランザクションの導入は一考すべきです。ゾーニングすることで作業の効率化が図れるだけでなく、限られたスペースをより有効に活用できるからです。

ただしどのような倉庫でもダブルトランザクションを導入すれば、効率がアップするわけではないです。特に補充作業をスムーズにできるかどうかはポイントになります。

そのためには倉庫内のレイアウトをどうするか、ピッキングをどのタイミングで行うか、スケジューリング管理が重要です。事前準備を入念に行ったうえで、導入しましょう。

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