求荷求車のメリットとお勧め業者4社

更新日:2020年10月13日 発注カテゴリ: 物流・運送会社
求荷求車のメリットとお勧め業者4社

運送会社を経営していると「運びたい貨物があるのにトラックがない」あるいは「トラックはあるのに運ぶべき貨物がない」といった状況になることも多いでしょう。そんなとき、貨物を運びたい荷主、運ぶべき貨物がない運送会社双方にとってメリットのあるシステムが「求貨求車」です。

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求荷求車とは

「求貨求車」(きゅうかきゅうしゃ)とは、貨物を目的地まで運送した帰りのトラックの荷台に載せられる貨物がない運送会社の「車両情報」と、輸送したい貨物を運ぶための車両の手配が何らかの事情によってつかず、輸送困難に陥っている荷主の「貨物情報」をインターネットでマッチングを行うための仕組みです。

事業会社の多くは自社便を保有する、もしくは運送会社に商品の輸送を委託することで商品輸送を行っています。しかし、時にはもともとの予定を超過する量を受けたり、緊急で商品の納入を行わなければいけなくなる場合が発生します。

運送会社側から見た場合、貨物をある目的地に届け終わったトラックも、その帰路に載せる貨物が見つからなければ空車となってしまい、人件費や燃料費などの経費がかさんでしまうことになってしまいます。

このような荷主・運送会社の双方が抱える問題点を解決し、ロスを減らすためのシステムが「求荷求車」サービスです。

荷主側のメリット

予定外の急な受注を受けた場合、あるいは緊急に大量の納品を行わなければいけないような状況に陥った場合、自社便や、契約委託している運送会社だけでは輸送便を手配することが非常に困難な状況になってしまいます。そのような時に「求荷求車」サービスを利用すれば、必要に応じて適切な配車を行うことが可能になり、貨物の輸送を滞りなく行うことが可能になります。

運送会社側のメリット

輸送を完了した車両を空車のままで帰り便にしてしまうと、人件費や燃料費といった経費のロスが生まれてしまいます。「求荷求車」サービスを利用することで、帰り便に載せられる貨物を見つけることが可能となり、無駄な経費を削減して売り上げの向上を図ることが可能です。

求荷求車の運営形態

「求荷求車」サービスは、2020年8月現在、主に3種類の運営形態に分類されており、それぞれの運営形態に特徴とメリットが存在します。自社のニーズや企業体力に応じて適した運営形態を選択することが、「求荷求車」サービス活用を成功させるカギと言えるでしょう。

エージェント型(Logistics Agent)

荷主自身が車両を探して手配する、または運送会社自身が貨物を探すのではなく、「求荷求車」サービスを提供するサイトの運営者(会社)が二社の間に立って、適切な運送会社の紹介や貨物の仲介を行うなど、両者の情報の取捨選択に関与し、取引を効率的にサポートする運営形態です。日本の一般的な自動車運送事業者のほとんど(99.9%以上)が中小企業であるといわれており、配送業務のためにリソースを割くことが困難な状況が一般的な中、エージェント型「求荷求車」サービスは、自社のリソースをかけずに効率的な配車や貨物の手配ができるという点で大きなメリットがあります。また、成約率が他の運営形態と比較して高いというのも特徴となっています。

掲示板型(Bulletin board provider)

荷主と運送会社双方が、自分たちでネット上の電子掲示板に直接情報を登録し、マッチングを希望する相手と直接交渉、条件が合えば契約するというスタイルで運営されるサービスです。電子掲示板の他、メールで情報が届くものなど、他にもいくつかの種類があります。大量の情報を包括的に確認できるというメリットがありますが、自社から積極的な情報発信を行う必要があり、受け身では必要な情報の入手が困難です。リソースを割く必要があるため、運用していくためには、相応の企業体力が必要となります。

シェアリングエコノミー型(Sharing economy)

荷主と運送会社が第三者の仲介なしに直接コンタクトする点においては掲示板型サービスと同様ですが、トラック運転手自身がアプリ等を通じて貨物の輸送を希望している荷主を簡単に検索することが可能で、アメリカのUber Technologiesが展開している配車サービス「Uber」のトラック版という感じのサービスになっています。

求荷求車の活用例

「求荷求車」サービスを上手く活用するために、押さえておきたいポイントがあります。

積極的に自社PRをする

「求荷求車」サービスを利用する際には、自社の会社情報や車両情報などを積極的にPRすることが必要です。自社の情報を十分に公開せずに他社から仕事をもらおうとしても、情報不足の相手では依頼する方は不安を感じてしまい、良い仕事を依頼してくれません。必要な情報を積極的に開示して、相手から信頼を得て依頼しやすい環境を整えましょう。

直接会う機会を活かす

「求荷求車」サービスの運営者の主催による交流会をはじめ、他の事業者と会うことができる機会がある場合は、可能な限り参加する方が良いでしょう。実際に面識ができることによって、お互いの信頼性が高まり仕事を依頼しやすくなります。また、万一行き違いなどのトラブルがあっても面識がある同士であった方が解決しやすくなります。

価格には必要以上に固執しない

できるだけ安く運んでほしい、あるいは、できるだけ高く運びたい、と考えるのは当然ですが、必要以上に価格だけに固執するのはやめた方が無難です。価格に固執して同業者に無理な仕事を押し付けてしまうと、結局自社の評判を落としてしまいます。

自社の強みと弱点を把握する

特に自社が得意とする、実績のある輸送は前面に打ち出していきましょう。逆に自社が得意としない、あるいは不可能なことについては、しっかり自社内で線引きを行い、対応不可能な事例でクレームに繋がるリスクを回避することも重要です

求荷求車のサービス例

日本国内ではすでに複数の業者が「求荷求車」サービス事業を展開しています。なお、日本国内における「求荷求車」運営事業者はそのほとんどが「エージェント型」もしくは「掲示板型」業者であり、「シェアリングエコノミー型」はまだ普及していません。

「ハコベルコネクト」(エージェント型)

インターネットで印刷と広告のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を展開するラクスル株式会社が運営するエージェント型求荷求車サービスです。元配車マンの社員スタッフが空車・貨物の情報マッチングのコントロールを行っています。2017年7月にヤマトホールディングスと資本提携しています。

「とらなび」(エージェント型)

愛知県名古屋市に本社を置く総合物流会社であるトランコム株式会社が運営するエージェント型求荷求車サービスです。独自の求荷求車システム「COMPASS」を使用して、空車と貨物の情報マッチングを行っています。2019年に日野自動車と資本提携しています。

「WebKIT2」(掲示板型)

全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会が運営する求荷求車サービスで、公共性が高いことが特徴です。入会にはトラック協会とKIT事業参加組合の会員であることが条件となります。会員間の交流会が活発に行われています。

「ローカルネット」(掲示板型)

日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会が運営する日本最大級の物流ネットワークです。1990年に供用が開始され、2019年に30周年を迎えています

まとめ

「求荷求車」サービスは、中小の運送会社が抱えがちな配車の問題を解決してくれるサービスです。上手く活用してみてください

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