アニメ制作費の相場は?テレビアニメから企業PR用の小規模アニメまで

更新日:2020年07月28日 発注カテゴリ: 動画編集・映像
アニメ制作費の相場は?テレビアニメから企業PR用の小規模アニメまで

アニメを1本制作するのにどのぐらいの費用がかかるのでしょうか。最近では企業のPRツールとしてアニメが活用されることも増えてきましたが、PR用のアニメ動画に関しても、制作費の相場などわからないことが多いのではないでしょうか。そこで、ここではテレビアニメの制作についてその費用や制作期間などを解説し、後半では企業が活用できる小規模アニメの制作事情について詳しく見ていきましょう。

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テレビアニメの制作費

最初にテレビアニメについて、一般的に必要とされる制作費や制作期間についてお伝えします。

30分アニメ1本の平均

テレビアニメといっても、現在放映されているテレビアニメの枠は、民放に限っても50枠以上あるとされています。そのため、個々の作品によって制作費にもかなり差があるのですが、ここでは一般的なことを述べましょう。

30分アニメの場合、1本の制作に必要な費用は平均1,300万円程度です。昔のアナログ放送のころはもう少し安く、550万円程度で制作できたと言われていますが、現在はハイビジョンに対応しなくてはならなくなったため、制作費が大幅に上昇しているのです。

1,300万円というのも平均的な予算であり、作品によっては3,000万円ぐらいかけて制作されるものもあります。

制作費の内訳

30分アニメを1本を制作するのに1,300万円かかるとして、具体的にはどんな項目にどの程度の費用がかかるのでしょうか。これまで放映された作品から平均的な金額を出してみました。

  • 脚本 20万円
  • 監督 20万円
  • 原画 120万円
  • 背景 130万円
  • 絵コンテ 25万円
  • 動画 90万円
  • 材料 50万円
  • 設定 30万円
  • 制作進行 100万円
  • 撮影 100万円
  • 演出 50万円
  • 音響制作 150万円
  • プリント 50万円
  • 編集 25万円
  • 仕上げ 120万円

以上の合計が1,100万円です。これには制作スタッフや声優の人件費を含めていないため、実際にはもっとかかります。ゆえに、1,300万円が平均的な金額です。

作品によって変動する制作費

テレビの30分アニメにもさまざまな種類があります。日常生活を描くような静かな作品もあれば、冒険活劇や戦闘物などアクションシーンの多い作品など千差万別です。制作費は必要な動画枚数によって大きく変動するため、同じ30分アニメでも作品のジャンルが違うだけで制作費は変わります。

テレビの30分アニメの場合、1話の平均的な動画枚数は3,000〜5,000枚です。平均的な作品よりも動きの少ない作品、たとえば『ちびまる子ちゃん』のような静的な絵が多い作品では2,000枚ほどで収まるとされています。

一方、冒険シーンの多い『ワンピース』のような作品では、8,000枚前後の動画が必要です。さらに、激しい戦闘シーンが多い『進撃の巨人』ともなると、10,000枚もの動画が必要とされています。

動画枚数で制作費を調整

このようにして動画の費用が決まるため、アクション物でキャラクターの人数が多い作品の場合、どうしても制作費がかさんでしまいます。

しかし、いくらそういうジャンルの作品だからといって、毎回激しいアクションシーンを描けるほど予算がある制作会社は多くありません。

そのため、テレビアニメの場合、たとえ激しいアクション物でも、1クールに1話ほど日常生活の描写など閑話休題的な回が設けられています。こうやって動画枚数を減らすことで、制作費がかさみすぎないよう調整しているのです。

テレビアニメの制作期間

テレビの30分アニメは毎週1話放映されますが、1本完成させるのに必要な期間はどのぐらいでしょうか。

30分アニメ1本に3か月

毎週放映されるテレビの30分アニメですが、1本完成させるのにおよそ3か月かかると言われています。毎週放映されているからといって週に1本ペースでできるわけではないのです。

しかも、たった30分のアニメでも、それに携わる人数は100人を優に超えます。制作陣に音響、声優、クライアントなどを含めると膨大な人数に上るでしょう。それだけの人数が3か月もかけて制作しているため、30分アニメ1本を制作するのに平均1,300万円もの多額な資金が必要になるのです。

小規模アニメの制作費

ここまでテレビアニメの制作事情について見てきましたが、ここからは企業が活用できる小規模アニメの制作についてお伝えします。

最近では動画広告などで自社をプロモーションする企業が増えているように、アニメは注目のPRツールです。そこで、実際に制作会社にアニメ動画制作を依頼した場合の費用相場について詳しく見ていきましょう。

アニメ制作に必要な費用項目

アニメ制作でも実写映像と同じく制作スタッフの人件費がベースです。キャラクターデザインからやってもらったり、声優を起用したりする場合は、制作工程が増えるため総費用も高くなってしまいます。

一方、自社でキャラクターやロゴなどを用意して、動画枚数を必要としないスライドショー式のアニメにするなど工夫すれば、大幅に費用を抑えることも可能です。

小規模アニメの制作に必要な費用項目には以下のようなものがあります。

  • 制作費 10〜80万円
  • 音響・ナレーション 5〜20万円
  • 声優 2万円〜
  • スタジオ使用料 2〜3万円
  • 販促物 2〜8万円

それぞれの項目について、以下に詳しく見ていきましょう。

制作費

制作費というのは、依頼内容をもとにシナリオや絵コンテを作成し、最終的にアニメーションにするまでに必要な費用のことです。

大別すると、企画や絵コンテの作成などの準備段階に当たる工程と、実際にアニメーターが動画を作成するまでのプロダクション工程に分かれます。

ただ、工程ごとに分けて料金設定しているところは少なく、多くの制作会社はまとめて制作費として請求するのが一般的です。

10〜80万円と制作費には幅がありますが、これはアニメ動画の長さや描き込み具合などによるものです。動画が長尺になるほど料金が高くなりますし、たとえ30秒のアニメでも精緻な描き込みを必要とする内容ならそれに応じて費用がかかります。

音響・ナレーション

アニメ動画にBGMやナレーションを入れる工程です。多くの制作会社には専門のサウンドクリエイターや音響エンジニアがいます。そのため、オリジナルの効果音やBGMも要望に合わせて制作してもらえるでしょう。

動画の長さによって費用は変わりますが、30秒程度の動画なら5万円ぐらいが相場です。

それ以外の項目

企業のPR用のアニメ動画にはあまりありませんが、制作会社が用意するナレーションとは別に、自社のキャラクターを声優に演じてもらいたいなどの要望がある時は、声優をアテンドするための費用が別途必要です。

声優の知名度や実績などで大きく異なりますが、1時間2万円程度から声優を起用できます。また、その場合に、高度な機材を備えたスタジオを利用するのなら、別にスタジオの使用料も必要です。

アニメ動画と一緒に、パンフレットなど、その動画をプロモートするためのツールを制作してもらえる制作会社もあります。もちろんそのための費用が別途必要ですが、パンフレットなら2万円程度で依頼可能です。

また、アニメのキャラクターを使った漫画などのコンテンツを作る場合は、8万円程度が相場とされています。

これらの項目は、作品の内容や長さによってさらに高額になることもあります。声優を起用したいなどの要望がある時は、上記の目安よりも予算を多めに確保しておいた方がよいでしょう。

アニメの種類と制作費相場

企業のPRのための小規模アニメでも、動画の目的や種類によって制作費が変わります。以下に商品PR用の動画とストーリー性のある動画での違いを見ていきます。

商品やサービスのPR用アニメ動画の場合

最近、IT企業などでアニメ動画による商品やサービスの紹介が増えています。短時間の限られた枠内で自社の商品やサービスの魅力を訴求するのには有効な手段です。

商品やサービスの紹介というのが目的なので、通常のアニメ制作のようにオリジナルキャラクターや複雑なシナリオを制作する必要がなく、比較的安価で請け負ってくれるところが見つかります。

また、自社の商品やサービスなら画像などの資料を素材に使える場合もあるため、その際はさらに制作費を抑えることができるでしょう。

一般的には15〜50万円が1本当たりの相場とされています。

ストーリー性のあるアニメ動画の場合

単なる商品紹介ではなく、企業のブランディングなどには、ストーリー性のあるアニメ動画が用いられることが増えています。

ただ、ストーリー性を持たせるには通常のアニメと同じ制作過程を辿ることになるため、費用は高額です。

コンセプトを立案し、それに沿ってディティールまで考えながらシナリオに落とし込み、さらにキャラクターや背景なども作り込んでいくことになるため、費用は少なくとも80万円以上は必要でしょう。

新海誠監督を起用した大成建設のアニメCMは大きな話題を呼びましたが、このように著名な監督やクリエイターを起用するとなると、制作費は数百万円から1,000万円以上にもなることもあります。

依頼先を決める際には相見積もりを

ここまで見てきたように、企業のための小規模アニメといっても、その制作費は千差万別です。

BGMやナレーションに凝り、声優を起用するとなると費用は高額になります。人気声優や有名クリエイターを起用するとなると、ギャランティーだけで巨額の予算が必要になるでしょう。

一方、制作会社のなかには、テンプレートを用いて安価なアニメ動画を制作しているところもあります。テンプレートが使える制作ツールが普及してきたため、以前に比べると全体的な費用相場は下降傾向にあると言えるでしょう。

できるだけ費用を抑えたいのであれば、1社だけでなく複数の制作会社に見積もりを依頼し、価格差を比較するべきです。そうすることで、どのような項目にいくらぐらいかかるのか傾向が把握できるため、相場観を養うことにもつながります。

費用を抑えるためにできること

費用を抑えるのに有効なのが、自社で可能な限り素材を用意しておくことです。

企業PRなら自社のロゴやイラストなどを使用するでしょうから、事前に用意することは難しくないでしょう。ゼロからオリジナルのキャラクターを作ってもらうよりも、制作費は大幅に安くなります。

自社で大まかにでも絵コンテやシナリオを用意できれば、さらに費用を抑えることも可能です。

アニメ制作会社の選び方

ここまでアニメの制作費について見てきましたが、最後に、依頼する制作会社を選ぶ際に注意したいポイントをお伝えします。

実績を確認する

何よりまずその会社の実績を確認することが重要です。

いくら費用が安くても、実績を公開しておらずどのようなものができあがるかわからないようでは、安心して依頼できません。成果物に満足できる可能性も低いでしょう。

過去に制作した動画をサイトに公開しているところなら安心です。

制作のやり方に注目する

アニメ制作のやり方は制作会社ごとに異なります。企画段階のプリプロダクションだけ自社でやり、あとは外注に任せているところもあるぐらいです。

制作会社に依頼して以降も、途中経過の確認もあれば修正依頼が発生することもあります。その時にスムーズにやり取りできることが大切です。そのためには、外注より内製率の高い制作会社を選ぶことをおすすめします。

知名度にこだわらない

もちろん有名クリエイターがいる大手制作会社の方が、クオリティーの高いものができあがる可能性は高いでしょう。しかし、そういう大手に依頼すると、当然ながら制作費も高くなる傾向があります。

内容によっては、スライドショー形式の簡易的なアニメ動画でも求める効果が得られることもあるでしょう。そういう場合は、知名度やクオリティーにあまりこだわらず、安価で請け負うフリーランスも視野に入れると費用を抑えることが可能です。

まとめ

アニメの制作費は、作品のジャンルや内容、目的によって大きく変動します。企業のPR用の小規模アニメでも依頼先と依頼内容によって、格安で制作できることもあれば、多額の費用がかかることもあります。

自社の要望にぴったりのアニメ制作会社を選ぶには、なるべく多くの制作会社に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。

とはいえ、日本に数百あると言われるアニメ制作会社に、1社ずつ自力で問い合わせるのはたいへんな労力です。そんな時には「比較ビズ」はいかがでしょうか。

比較ビズには多数の制作会社が登録しており、一括見積もりも可能です。無料ですので安心して活用してみてください。

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