シャッター修理にかかる費用はどのくらい?コストを抑える方法を解説!

最終更新日:2023年01月19日
シャッター修理にかかる費用はどのくらい?コストを抑える方法を解説!
この記事で解決できるお悩み
  • シャッター修理の費用相場はどのくらい?
  • シャッター修理の費用の内訳は?
  • シャッター修理の費用を抑える方法はある?

シャッター修理を考えている方であれば、「費用が高額になってしまったらどうしよう」「そもそも相場はどのくらいなの?」といった疑問や不安を抱えていることでしょう。シャッター修理は頻繁に行うわけではないので、詳しいことがよく分からない方も多いはず。

この記事では、シャッター修理の費用相場と修理内容別の費用について解説します。

費用を抑えるコツについてもご紹介するので、これからシャッター修理を依頼しようと思っている方はぜひ参考にしてください。

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シャッター修理費用の平均は5万円前後

シャッター修理の費用相場の平均は5万円前後です。大掛かりな工事が必要になるケースでは費用が20万円を超えることもありますが、通常は5万円前後でほとんどの修理が行えるでしょう。

以下のような要素によってシャッター修理の費用が左右されることがあります。

  • シャッターの大きさはどのくらいか?
  • 電動または手動か?
  • どのような不具合なのか?
  • どこのパーツが不具合の原因なのか?

使用するパーツの種類や価格、不具合の程度によって費用は大きく変わるのです。

シャッター修理費用相場【修理箇所別】

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シャッター修理の費用相場は、修理箇所によって異なります。修理が必要な箇所がどこなのか把握すると、おおよその修理費用も分かるでしょう。シャッターの修理箇所別費用相場は以下のとおりです。

スラット・グリルの全交換 20万円〜25万円
シャッターレールの交換 2万円〜2万5,000円/本
中柱の交換 2万5,000円〜3万円/本
スプリングシャフトの交換 7万円〜10万円
水切りの交換 4万円〜6万円
鍵交換 5,000円〜2万円
シャッターの電動化 20万円〜
シャッターの全交換 25万円〜

スラット・グリルの全交換

シャッターの本体であるスラットを全交換する場合には、20万円〜25万円の費用がかかります。スラットの部分的な交換であれば、より低コストで施工できるでしょう。スラットは幅によって価格が変動し、1枚あたり5,000円〜8,000円前後です。

グリルとは、シャッターを閉めた状態でも中が見えるスラットの一種。通行人の興味を引きたい店舗でよく用いられるタイプのシャッターです。グリルの交換は高額になるケースが多く、一般的なスラットの交換の1.5倍〜2倍の値段になります。

シャッターレールの交換

シャッターレールの交換は、1本あたり2万円〜2万5,000円前後です。スラットの両側には支えとしてシャッターレールが設置されており、シャッターがスムーズに開閉できるように補助しています。

シャッターレールは柱に溶接されているので、レールを外して新しいものと交換しなければなりません。シャッターレールの交換費用には、施工費用と取り外した古いレールの処分費用が含まれています。

中柱の交換

2枚以上あるシャッターの中柱を交換する際に必要な費用相場は、1本あたり2万5,000円〜3万円前後です。中柱はスラットを真ん中で分割する場合にシャッターレールとして機能するもの。中柱を入れず、スラットが横長に広がると強度が不足し、開閉もしにくくなります。

シャッターレールと同様に、中柱もいったん古い部材を取り外して新しい部材を取り付けなければなりません。中柱を支えている中柱受金具や上げ落とし金具も交換するのが一般的なので、施工費用や廃材の処理費用がやや高くなります。

スプリングシャフトの交換

手動シャッターの開閉器であるスプリングシャフトを交換する場合、費用相場は7万円〜10万円前後です。スプリングシャフトはシャッター上部の収納ボックス内にあり、交換に手間がかかります。

収納ボックスを開け、スラットを取り外してからスプリングシャフトを交換しなければなりません。大掛かりな工事になるので、修理費用は他の工事に比べると高額になります。シャッターの大きさによってスプリングシャフト自体の価格も変わる点に注意が必要です。

水切りの交換

スラットの最下部についている水切りを交換したい場合、かかる費用は4万円〜6万円前後です。水切りはシャッターの一番下にあり、水やホコリが溜まりやすく腐食しやすいため定期的な交換が必要となります。

水切りを交換する際には、いったんシャッターレールを外して、水切りを固定している部品を取り外さなければなりません。水切りを交換後、再度シャッターレールを設置する必要があります。やや手間のかかる工事なので、費用がかさむことを覚えておきましょう。

鍵交換

シャッターの鍵を交換する際の費用相場は5,000円〜2万円前後です。鍵の部分が壊れており、錠前だけを交換するのであれば、簡単な工事で済み、費用も5,000円程度に抑えられるでしょう。

鍵が付いているスラットを交換する場合には、シャッタースラットの交換と同じ工事が必要。スラットの幅や材質、鍵の種類によって価格は変動しますが、1万円〜2万円前後の費用がかかると考えておくべきです。

シャッターの電動化

手動シャッターだったものを電動化する場合、20万円前後の費用がかかります。手動シャッターをすべて取り外し、電動化するためモーターの設置が必要です。

シャッターの電動化は大規模な工事と多額の費用がかかるため、手動シャッターが劣化してきて全交換が必要なタイミングで行うのがベスト。もしくは、シャッターの開閉がスムーズに行えなくなってきたタイミングでもいいでしょう。

シャッターの全交換

手動シャッターを新しい手動シャッターに全交換する場合、25万円前後の費用がかかります。手動シャッターを全交換しなければならないケースは少なく、通常は特定の部品を交換するだけで十分です。

しばらく放置されていたシャッターや、カビやサビがひどいケースでは、全交換が必要になることも。シャッターの劣化を放置しておくと、施工費用がかさむ恐れがあるので注意が必要です。シャッターの全交換では、電動化も含めていくつかの案を検討するといいでしょう。

シャッター修理費用相場【症状別】

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シャッター修理の費用相場を症状別にみると以下のようになります。

開閉時にシャッターが引っかかる 5,000円〜2万円
スラットが重い・斜めに開く 7,000円〜7万円
スラットが開かない 1万円〜20万円
スラットが途中で止まる 5,000円〜4万円

1. 開閉時にシャッターが引っかかる

開閉時にシャッターが引っかかるように感じる場合、原因によって5,000円〜2万円の費用がかかります。シャッターレールの調整だけで症状が改善するのであれば、5,000円程度で済むでしょう。シャッターレールやスプリングシャフトの交換が必要になると、それだけ費用がかさみます。

シャッターが引っかかる際にかかる費用はおよそ以下のとおりです。

ガイドレールの調整 6,000円〜
サビ落とし・錆び止め塗装 4,000円〜
ガイドレール交換 20,000円〜
巻き取りシャフト調整 7,000円〜

2. スラットが重い・斜めに開く

シャッターのスラットが重かったり、斜めに開いてしまったりするケースでは、7,000円〜7万円前後の費用がかかります。このケースでも、原因によって施工費用が大きく変わる点に注意が必要です。スプリングシャフトの調整であれば簡単に行えますが、スプリングシャフトの交換ではかなりの費用がかかるでしょう。

シャッターのスラットが重い、斜めに開く場合の費用は以下のとおりです。

巻き取りシャフト調整 7,000円〜
グリスアップ・潤滑剤散布 2,000円〜
スプリング交換 70,000円〜

3. スラットが開かない

スラットが開かなくなってしまった場合、大規模な修理が必要になるため、費用は1万円〜最大で20万円前後かかります。スラットが開かないということは、スラットが歪んでしまっている恐れがあるからです。調整できれば費用は抑えられますが、全交換の可能性もあることを覚えておきましょう。

スラットが開かない場合の費用は以下のとおりです。

スラットの調整 10,000円〜
スラットのへこみ・変形修理 20,000円〜
スラット全交換 200,000円〜

4. スラットが途中で止まる

電動シャッターのスラットが途中で止まってしまうケースでは、スイッチに不具合があると考えられ、6,000円〜5万円前後の費用がかかります。モーターを停止させる座板スイッチやスラットの巻き取りすぎを防ぐリミットスイッチに不具合が生じているかもしれません。

スラットが途中で止まる場合の費用相場は以下のとおりです。

座板スイッチ交換 6,000円〜
リミットスイッチ交換 40,000円〜

シャッター修理の費用を左右する4つのポイント

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シャッター修理の費用は、いくつかの要素によって大きく変動します。自宅や会社のシャッター修理にどの程度の費用がかかるか把握するためにも、費用が変動するポイントを知っておきましょう。

シャッター修理の費用を左右するポイントは以下の4つです。

  1. シャッターの種類
  2. シャッターのサイズ
  3. シャッターの材質
  4. 修理を依頼する時期

1. シャッターの種類

シャッターの種類は、修理の費用を大きく左右するポイントです。シャッターには大きく分けて手動シャッターと電動シャッターがあり、電動シャッターの修理費用の方が高くなる傾向があります。構造が複雑なシャッターを使用している場合には、修理費用が高額になるでしょう。

手動シャッターの方が修理費用は安いものの、修理が必要になる頻度は高くなるのがデメリット。手動シャッターはスプリングを使用しており、時間とともに必ず緩んでしまいます。電動シャッターと異なり、遅かれ早かれ修理や交換が必要になることを覚えておきましょう。

2. シャッターのサイズ

シャッターのサイズが大きければ、修理費用も高くなるのが一般的。とくに重要となるのが、シャッター修理を1人でできるか、2人以上の人数が必要になるかという点です。シャッター修理でもっとも大きな費用は人件費なので、小さなシャッターは修理費用も抑えられます。

会社のシャッターで高さが5m前後になると、高所作業車を使わなければならず、さらに修理費用が高額になるでしょう。

3. シャッターの材質

シャッターの材質によって、修理費用が変動することがあります。シャッターでもっともよく用いられる材質はスチールで、全体の9割程度。その他にアルミのシャッターや、ごくまれにステンレスの製品が使用されています。

もっともよく用いられているスチールのシャッターであれば、修理業者も慣れており低コストで修理が可能。ほとんど使われていないステンレスのシャッターの場合、特別な部品や施工が必要になることもあり費用が高くなるかもしれません。

4. 修理を依頼する時期

シャッター修理を依頼する時期も、費用に影響を与えます。とくに繁忙期は職人の手配にコストがかかるので、修理費用が高くなるでしょう。シャッター業界の繁忙期は新年度前の3月、台風シーズンの9月、冬が深まる12月です。

繁忙期を避けていても、夜間や緊急の修理は費用が高くなります。19時以降にシャッター修理を依頼した場合、通常の1.5倍〜2倍程度の技術料を請求される恐れも。特別に緊急でなければ、翌日修理を依頼する方がいいでしょう。

シャッター修理時に追加でかかる費用は?

シャッター修理の費用は主に部材費と施工費用ですが、ケースによっては足場代とシャッターの撤去費用がかかります。5m以上の高さがあるシャッターの場合、通常の修理費用に加えて2万円〜5万円前後の足場代を予算に組み込んでおきましょう。

シャッターの一部を修理するのではなく交換するケースでは、部材の撤去費用や処分費用が必要。小さな部品やシャッターレールであれば2万円前後、電動シャッターのモーターやスラット全体では5万円〜6万円前後の費用がかかるでしょう。

シャッター修理費用を抑える4つのポイント

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シャッター修理には5万円前後の費用がかかるので、少しでも費用を抑えたいと思うはずです。シャッター修理費用を抑えるために、以下の4つのポイントを意識しましょう。

  1. 地域密着型の工務店を選ぶ
  2. 火災保険が活用できるか確認する
  3. 修理範囲や内容を業者と確認する
  4. 相見積もりを取る

1. 地域密着型の工務店を選ぶ

シャッター修理費用を抑えるポイントの1つは、地域密着型の工務店を選ぶことです。地域密着型の工務店は対応するエリアを絞っているため、交通費をあまりかけずに修理を依頼できるのがメリット。利益よりも地域住民に寄り添った見積もりをしてくれるので、交換よりも柔軟に修理・調整に応じてくれるでしょう。

大手メーカーの場合、夜間や緊急の修理に一律技術料が上乗せされるのが一般的。地域密着型で普段から懇意にしている工務店であれば、大手メーカーよりも安い料金で対応してくれる場合もあります。

2. 火災保険が活用できるか確認する

自然災害によってシャッター修理が必要になったのであれば、火災保険を活用して費用を抑えられる可能性があります。地震や台風、雹害、雪害による故障は、火災保険で補償されるかもしれません。

重要なのは、火災保険を活用したシャッター修理の経験がある工務店・業者を選ぶこと。火災保険の適用を受けるためには、修理業者が作成する現地調査報告書と工事見積書が必要です。ある程度の知識と実績を持つ業者を選ばなければなりません。

3. 修理範囲や内容を業者と確認する

見積もりの段階で、シャッター修理の範囲と内容を業者と確認することも、費用を抑えるうえで重要なポイントです。業者の中には、施主に許可を得ずに部品やスラットを交換し、多額の費用を請求するところもあります。

修理する箇所、交換する部品の数が多ければ修理費用も高額になるのが一般的。見積もりを出してもらったときに、「どの箇所の調整や交換が必要か」「どの部品にいくらかかるのか」「他に修理箇所はないか」を確認し、見積もり通りの請求になっているか確認しましょう。

4. 相見積もりを取る

シャッター修理を依頼する前に、相見積もりを取ることも非常に重要です。相見積もりは、複数の業者から見積もりを取ることで、修理費用の適正価格を知るのに役立ちます。

一番安い見積もりを出した業者を選べばいいわけではなく、内容を精査して適正価格を提示している信頼できる業者を選ぶのがポイント。できるだけ詳細な内容を記載している修理業者を選ぶようにしましょう。

シャッター修理を依頼できる2つの業者

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シャッター修理を依頼できるのは主にシャッターメーカーとシャッター修理会社です。

1. シャッターメーカー

シャッターメーカーの中には、修理・メンテナンス部門を持つ会社が少なくありません。シャッターメーカーであれば、必要な部品の在庫を多数所有しており、日本全国の拠点からすぐに駆け付けてくれる安心感があります。

シャッターメーカーの修理は調整よりもパーツ交換に頼る傾向があるため、修理費用はやや高額になるのがデメリット。費用がかかっても緊急に対応してほしい、あまり一般的な作りではないシャッターの修理を依頼したいケースでは、シャッターメーカーに依頼するのがおすすめです。

2. シャッター修理会社

シャッターメーカーの他に、シャッター修理会社に修理を依頼する選択肢もあります。シャッターメーカーよりも安価に修理を依頼できることが多く、交換に頼らない調整や修理を得意としているのがメリット。近隣に評判のいいシャッター修理会社があるのなら、積極的に利用するといいでしょう。

シャッター修理会社は、メーカーに比べて所有しているパーツが少ない、対応できるエリアが限られているのがデメリットです。

シャッター修理はDIYでできる?

シャッター修理は専門的な技術が必要ですが、簡単な調整であればDIYでやってみようと考える方もいるでしょう。シャッターのトラブルをDIYで修理しようとしてさらに症状を悪化させてしまうケースもあるため、シャッター修理はDIYではなく専門の業者に依頼するのがベストです。

シャッター修理ではなく、定期的なメンテナンスをDIYで行うようにするのが賢い方法です。シャッターレールに週1回程度オイルをスプレーする、年に1回か2回中性洗剤でスラットを掃除するといったメンテナンスで、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。

シャッター修理の費用まとめ

シャッター修理の費用相場は5万円前後ですが、シャッターの全交換や電動化など、大規模な工事が必要なケースでは20万円〜25万円前後の費用がかかることもあります。相見積もりを取る、地域密着型の工務店を選ぶ、本当に修理が必要な箇所を見極めるなどの方法で費用を賢く抑えられるでしょう。

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比較ビズ編集部
執筆者

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