物置移設の費用はどのくらい?解体・再組み立てが必要?パターンごとに解説!

最終更新日:2023年12月28日
株式会社阿久津建築
監修者
阿久津匠市
物置移設の費用はどのくらい?解体・再組み立てが必要?パターンごとに解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 物置の移設費用はどのくらいかかるか知りたい
  • 移設時の物置解体・再組み立てが必要なのか知りたい
  • 物置移設・解体・組み立てはどこに依頼すべきなのか知りたい

「物置を移設したいが費用はどのくらいかかるのだろう?」個人の方はもちろん、事務所敷地内の物置・倉庫の移設に悩んでいる法人の方は少なくないでしょう。

複数の要因に左右される物置移設は、外注した場合の費用相場を想定しにくい一面があります。物置・倉庫は素材や大きさもさまざまであり、敷地内で移動したいのか?引越しに伴った移設が必要なのか?状況がさまざまなためです。

本記事では、物置移設にかかるおおまかな費用相場を解説します。移設時には物置解体・再組み立てが必要なのか?どこに依頼すべきなのか?も紹介しました!記事を読むと、物置を移設する内訳費用まで把握し、必要に応じて業者に依頼できるでしょう。

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物置の移設は可能?

そもそも物置の移設は可能なのでしょうか?これに関してはさまざまな考え方ができるでしょう。たとえば、一般的な組み立て式物置であれば、ブロックなどのアンカー付き基礎に固定しているだけというパターンが多いため、比較的簡単に物置を移設できると考えられます。

中型物置 Mr.ストックマン

参考元:株式会社田窪工業所「中型物置 Mr.ストックマン」

ただし、しっかりとした基礎を作って物置を固定しているケースでは、移設にあたって基礎の撤去や再構築が必要になるため、費用対効果の面で物置移設が割にあわないという場合もあります。

タクボ・イナバ・ヨドといった有名メーカーの物置であれば、20年は利用できるといわれているものの、耐用年数との兼ね合いで「古い物置を解体・撤去」して「新しい物置を組み立て・設置」するという選択肢もあり得ます。

物置移設には解体・再組み立てが必要?

それでは、まだまだ使えると判断した物置を移設するのであれば、具体的にどのような移設方法が考えられるのでしょうか?

数メートルから十数メートル、同じ敷地内の離れた場所に物置を移設する場合、コンパネの上に数本の鉄パイプを並べ、その上に物置を乗せて転がすなどという方法を採用する強者もいるようです。

この方法は「物置を解体・再組み立てする必要がない」というメリットがありますが、大型物置の移設は難しく、そもそも引越しなどでの物置移設では使えません。

解体せずに移動させることで物置の各部が歪む、それによりドアが開きづらくなるなどの弊害が生じる可能性もあります。こうした事態を避けるためにも、物置を移設する際は解体して再組み立てする方法がおすすめです。つまり、物置移設は、

  • 物置の解体
  • パーツの移動
  • 基礎設置
  • 物置の組み立て

という手順で行うことが基本です。

物置移設の外注費用はどのくらい?

物置移設に伴う手順を外部事業者に依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのか?本記事をご覧いただいている方なら、もっとも気になることかもしれません。

そこで以下からは、考えられるいくつかのパターンをもとに、物置の「解体費用相場」「組み立て費用相場」「移設費用相場」を解説していきます。

物置解体の費用相場

物置の解体を外注した場合、費用相場は「物置の大きさ」によって変動します。たとえば、一般的な組み立て式物置を解体費用は、1坪なら約1万5,000円からといったところが相場です。

おおよそ縦・横1,800mmの物置が該当しますが、依頼先によっては縦・横・高さの合計で解体費用を定めている場合も。物置の大きさに応じた解体費用のおおよその目安は以下の通りです。

物置の大きさ 解体費用
0,3坪まで(縦・横600mm程度) 1万円前後
0,3〜0.9坪まで(縦・横1,600mm程度まで) 1万3,000円〜
1〜1,4坪まで(縦・横2,500mm程度まで) 1万5,000円〜
1,5〜1.9坪まで(縦・横3,400mm程度まで) 1万9,000円〜
2坪前後(縦・横3,600mm程度以上) 2万2,000円〜

基礎撤去・処分費は別途必要

古い物置を処分して新しい物置に入れ替える、あるいは物置を処分して更地にするのであれば、物置の「基礎撤去・処分費」、物置自体の「処分費」が別途必要になります。

物置の基礎撤去・処分費は、ブロックなどの場合で約4,000円程度からというのが費用相場となります。しっかりと作られたコンクリート基礎などを撤去して更地にするのであれば、広さに応じた整地費用、ガラ・土砂の処分費用がかかります。

パーツを無料で引き取ってリサイクルに回してくれる場合も

気になる物置の処分費用は、新しい物置を購入した販売店で古い物置の解体・処分も依頼すれば、解体した物置のパーツを無料で引き取ってリサイクルに回してくれる場合もあります。ただし、パーツに断熱材が貼られている物置の場合は「産業廃棄物」扱いとなるため、別途処分費用が発生する場合があります。

物置組み立ての費用相場

物置を移設するには、解体後に新たな場所で再組み立てする必要があります。物置組み立てを外注した場合も「大きさ」によって費用は変動しますが、小型から中型程度の物置であれば、約2〜3万円程度といったところが相場です。

もちろん、新品の物置を組み立てるのも、解体済の物置を再組み立てするのも手間は同じであるため、新品だから、中古だからといった要因で費用が変わるわけではありません。

組み立て費用にはブロックの値段も含まれていることが一般的ですが、水平の取れているコンクリートに物置を設置する場合は、もう少し安く収まることもあるようです。

物置組み立て以外にかかる工事費用

組み立てるだけでは物置が設置できたとはいえません。自然災害の多い日本では、物置が倒壊してしまわないためにも「転倒防止工事」が必要です。

  • 転倒防止工事

    オールアンカーで物置と基礎を固定し、倒壊しにくくするための工事のこと

株式会社田窪工業所「転倒防止」

参照元:株式会社田窪工業所「ワンポイントアドバイス」

転倒防止工事の費用は、コンクリートを流し込む場合で約1万2,000円前後というのが費用相場。コンクリートの土間に物置を固定するのであれば、工事費用はもう少し安く収まるようです。

物置組み立て時におすすめの工夫

コンクリートの土間に物置を組み立てる場合は特に問題ありませんが、土の地面に物置を設置すると、基礎ブロックとの間に雑草が生えやすく、湿気もこもりやすくなります。物置に収納している荷物にも影響を与えるため、なんらかの工夫を施したいところです。そんなときにおすすめなのが

  • 「防草シート」
  • 「玉砂利」

です。基礎ブロックのスキマを埋めるように防草シートを並べ、玉砂利で固定すれば雑草が生えてくるのを防止できるでしょう。それぞれ数千円、数百円で入手できるため、倉庫移設の際は事前に用意しておくのがおすすめです。

物置移設の費用相場

ここまでの解説でもおわかりのように、敷地内で物置を移動する場合の移設費用は「物置の解体費用」と「物置の組み立て費用」の合計です。たとえば、敷地内になる1坪(縦・横1,800mm程度)の物置を移設する場合の費用相場は、以下のようになります。

物置移設に必要な作業(1坪の場合) 費用相場
物置の解体 1万5,000円〜
物置の組み立て 2〜3万円
転倒防止工事 1万2,000円〜
合計 4万7,000円〜5万7,000円程度

依頼先によっては単純な個別工事の費用合算ではなく、工事一式として割引が適用されるケースもあるため、1坪程度の物置移設は、おおよそ4〜5万円程度が費用相場と思っておけば間違いありません。これは、倉庫を数十センチあるいわ、十数メートル移動する場合でも同じです。

運搬が必要な場合は別途運搬費がかかる

同じ敷地内の物置移設であれば、解体したパーツを移設先に運ぶだけですが、引越しを伴う物置移設となればそうはいきません。つまり、運搬が必要な物置移設の場合は、別途運搬費が追加されることは覚えておくべきです。

たとえば、引越し時にほかの荷物とともに解体した物置を運搬してもらうのであれば、荷物の総量に応じた運搬費用で済みますが、物置だけを運ぶのであれば割高になってしまうケースもあるでしょう。

運搬費は距離に応じて高額になる傾向がある為、状況によってはレンタカーなどで運搬する方が安上がりになる可能性もあります。

物置移設は自分でもできる?

ここまでで、物置の解体・組み立てを含む移設作業を外注した場合のおおまかな費用相場を解説してきましたが、自分だけでも物置移設できるのでは?そう感じた方も多いかもしれません。

もちろん、物置の解体・組み立てに特別な資格などは必要ないため、DIYに自信のある方であれば、外注せずとも物置移設は可能です。小型の組み立て式物置であれば、解体から移設・再組み立てまで、1日あればすべての作業を完了できるかもしれません。

物置解体・再組み立ては専門事業者に任せた方がいい?

ただし、物置の移設に時間と手間をかけたくないという方はもちろん、中型以上の物置移設を検討している方なら、専門の事業者に任せた方がいい場合も多いでしょう。

物置倒壊などの危険がある

中型程度までの組み立て式物置は、ユーザー自ら作業できるよう設計に配慮されてはいますが、大きくなればなるほど物置のパーツそれぞれも大きくなります。

特に解体時には、思わぬ作業ミスが物置倒壊につながってしまうため、慣れていない方が作業することは危険を伴うことでもあります。

まれに、クルマのジャッキで物置を持ち上げた隙に台車を差し込めば、解体しなくても移動できる、などというアドバイスを送る方を見かけますが、非常に危険です。作業に慣れている専門の事業者に依頼すれば、安全かつ確実に物置を希望の場所に移設してくれます。

レベルを正確に出してくれる

組み立てた物置をしっかりと機能させるためには、水平を保った基礎のうえに設置しなければなりません。しかし、所有地に空いているスペースがあっても意外に水平は確保できていないものです。

そのまま設置してしまうと、時間の経過とともにドアが開きにくくなるといったことも起こり得ます。専門の事業者であれば、レベラーを使ってしっかりと基礎の水平を確保したうえで、物置を組み立ててくれます。

古くなった物置は、ボルトやナットが錆び付いて解体が難しいというケースがままありますが、こうした状況でも専門業者ならスムーズに対応してくれます。

木製・プレハブ物置や倉庫の移設は可能?

ここまでは、一般的な組み立て式倉庫を移設するケースで解説を進めてきましたが、木造やプレバブの物置、あるいは倉庫などを移設したい場合はどうすべきなのでしょう?

残念ながら、木製の物置を移設するのは現実的ではありません。一方、プレハブの物置・倉庫などは、解体・再組み立てが可能な場合もありますが、溶接で建築されてしまったものは解体・再組み立てできないこともあります。

クレーンで移設するという方法もありますが、いずれのケースも組み立て式物置よりも費用は高額になってしまいます。木製やプレハブの物置、倉庫の場合、解体撤去を視野に入れつつ、専門事業者に相談・見積もりを依頼するのがおすすめです。

物置移設・解体・組み立て工事はどこに依頼すべき?

物置の移設といっても、大きさ・種類・条件などによって、さまざまなパターンが考えられることがおわかりいただけたのではないでしょうか?それでは、物置移設に関連する作業は、どのようなところに依頼すべきなのでしょうか?考えられる候補先を簡単に紹介しておきましょう。

ホームセンター

既存の組み立て式物置を解体撤去し、新しい物置へ入れ替えるのであれば、物置を販売しているホームセンターなどに依頼する方法があります。

ホームセンターであれば、購入した物置の組み立て・設置はもちろん、古くなった物置の解体・撤去・処分まで、窓口を一本化できるメリットがあります。購入も含めた作業一式を依頼すれば、総額から値引きしてくれるなどの特典が得られる場合もあるでしょう。

工務店

既存の組み立て式物置を移設するため、解体・再組み立てを依頼したいのであれば、工務店へ依頼する方法があります。

物置の大きさによって費用相場が変動するのは上述した通りですが、1坪程度の大きさでおおよそ4万円から5万円程度で請け負ってくれるでしょう。

もう少し物置移設費用を安く抑えたいというニーズがあるなら、地域の便利屋さんに依頼する、引越し時に物置も持っていきたいニーズがあるなら、引越し会社に相談してみる方法もあります。

解体事業者

木製やプレハブの物置・倉庫などの場合は、解体撤去が視野に入ってくるため、解体事業者などに相談してみることがおすすめです。

特に物置というよりは倉庫の規模になると、手作業で解体するのは現実的ではありません。移設を希望するにしても、撤去・処分までを依頼するにしても、解体事業者に相談してみるのが早道です。

まとめ

物置の移設を検討しているが、どうしたらいいか分からない。そんな方に向け、本記事では、物置移設の手順を含めた基本を紹介するとともに、想定されるいくつかのパターンをもとにした物置移設のおおまかな費用相場を解説してきました。

特に組み立て式物置の移設を検討している方なら、なんとなく自分でもできそうになってしまうかもしれませんが、まずは対応してくれる複数の専門事業者に見積もり依頼することがおすすめ。自分自身で作業するかどうかは、見積もりの金額を見ながら比較検討すればいいのです。

しかし、種類・大きさ・状況によって異なる物置移設をどこに依頼すればいいのか?候補先を絞り込むことさえ難しいと感じる方もいるかもしれません。そんなとき「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、物置移設に対応する優良な専門事業者をスピーディーに探せます。候補先の選定に迷うようなことがあれば、是非利用してみてください。

監修者の一言

物置の移設は、既存の物置を一度解体し、希望の位置を決め、再度組み立てを行います。物置を再度組み立てする際、部材に大きな損傷が無い状態、必要な部品の欠品が無く残っていれば作業に支障ありませんが、必要な部材が著しく劣化・損傷している場合は、新品の部材を入手し、組み立てを行うことになります。

このとき、移設する物置が古く、廃盤製品の場合、必要な部材が入手できないケースがあります。その場合は、現行製品の代替品等で対処することになります。また、一度解体し、組立てとなるため、解体の際、部材を痛めたり、誤った組立て方法を行ってしまうと再組み立てが困難となるケースもあります。

これらのトラブルが起きてしまった場合は、新品の物置を購入し、設置することになり、既存の物置の解体・処分費用が別途必要になります。

株式会社阿久津建築
阿久津匠市
監修者

栃木県宇都宮市出身。栃木県宇都宮市の株式会社阿久津建築に所属。栃木県内の官庁関係施設の建築改修工事を中心に現場管理を担当。一般住宅等の新築・改修にも対応。大規模工事よりも小規模工事が得意。社員一同、お客様からの要望に迅速・丁寧な対応を心がけて日々の業務に取り組む。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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