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古民家リノベーション・リフォームの費用相場は?安くする方法を紹介

最終更新日:2023年01月24日
ローバー都市建築事務所
監修者
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹
古民家リノベーション・リフォームの費用相場は?安くする方法を紹介
この記事で解決できるお悩み
  • 古民家リノベーションの費用相場は?
  • 古民家リノベーションを安くする方法は?
  • 古民家リノベーションで活用できる補助金とは?

古民家リノベーションの費用は、安くする方法を知ることでリスクを抑えることが可能です。築100年以上経っているようなものでも、リフォームやリノベーションをすれば、快適で安全な家へと生まれ変わります。

この記事では、「古民家リノベーションの費用を知りたい」と思っている方に古民家リノベーションの費用相場を紹介します。値段を安くする方法や補助金についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【箇所別】古民家リノベーションの費用相場

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古民家リノベーションの費用を箇所別で紹介します。

  • リビング:200万円〜400万円
  • トイレ:20万円〜100万円
  • キッチン:80万円〜400万円
  • お風呂:リノベーション内容による
  • 屋根・壁:材料によって変わる

リノベーションしたい箇所を参考にしてください。

リビング:200万円〜400万円

リビングの工事は下記の作業があります。

  • 畳の交換
  • 畳のフローリング化
  • 段差の解消
  • 床暖房の設置
  • 和室の洋風化

工事に必要な原材料によって費用が変動します。床や壁など、面積あたりで価格が算出される作業がメインです。材料費と性能のバランスを考えながら予算を組みましょう。

トイレ:20万円〜100万円

トイレの工事は下記の作業があります。

  • タンクレストイレへの変更
  • 洗面所の改修
  • トイレ全体の改修

トイレが家のなかでも重要視する方が多いので、綺麗に保つ方が印象はいいです。将来のことを考えて、バリアフリーのトイレにするのも1つの方法です。

キッチン:80万円〜400万円

キッチンのリノベーションは工事の内容によって大きく費用に差がでます。キッチンの工事は下記のとおりです。

  • IHコンロへの交換
  • システムキッチンの交換
  • オール電化への改修

オール電化への改修やシステムキッチンの交換は、工事費が高額です。IHコンロへの交換は低額で済みます。キッチンは毎日使うところなので、じっくり考えてリノベーションしましょう。

お風呂:リノベーション内容による

お風呂の費用はリノベーションの内容によって大きく変わります。リノベーション内容は下記のとおりです。

  • 浴槽の交換
  • システムバスの交換
  • オール電化への改修

上記3つのなかで最も費用がかかる工事は、オール電化への改修です。家庭によっては、システムバスにしたい、浴槽をヒノキにしたいなど要望が変わるので、相談しながら決めましょう。

屋根・壁:材料によって変わる

屋根・壁のリノベーションは、材料によって大きく費用が変わります。リノベーションの内容は下記のとおりです。

  • 外壁材の重ね塗り
  • 雨どいの交換
  • 屋根瓦の交換

屋根のリノベーションは、耐震性を向上させるためにも大切な部分です。金属屋根と呼ばれる素材は、軽く、耐久性が高いので、耐震性能を挙げられます。

古民家リノベーションのメリット3選

古民家リノベーションのメリット3選

古民家リノベーションのメリットを理解したうえで工事を行うと、理想的な古民家を作れます。上記の3つからメリットをそれぞれ解説します。

日本家屋を保存できる

古民家リノベーションは、日本古来の家屋を活かしたリフォームができます。吹き抜けや土間、縁側の趣を残しながらのリフォームはとても人気です。年数を経た柱や梁などがいい雰囲気を醸し出します。日本家屋が好きで残したいと思う方は、古民家リノベーションを行いましょう。

資源の保護ができる

古民家リノベーションは資源の保護にも繋がります。日本家屋で使われている資源は手に入れることが難しく、高価なものだからです。

日本家屋で使われている木材は、ヒノキやケヤキが多く使われており、とても強度が高いものになります。ヒノキで1,200年、ケヤキは800年の寿命があり、家屋の品質の面ではとても上質です。資源の保護の観点から日本家屋のリノベーションは推奨されています。

税金の軽減ができる

古民家リノベーションによる日本家屋の延命は、税金の軽減(節税)にとても効果的です。築年数によって固定資産税の税額が決まります。

築年数の古い日本家屋は増築許可が下りないケースもあるので、詳しくは関係自治体に問い合わせてみましょう。

古民家リノベーションのデメリット3選

古民家リノベーションのデメリット3選

古民家リノベーションのメリットを紹介しましたが、デメリットも存在するので覚えておきましょう。上記の3つからそれぞれデメリットを紹介します。

耐震性に不安がある

日本の家屋は、壁や柱などの接合部分を変形させて地震の揺れを吸収できる作りです。古民家が建てられたときと現在の耐震基準が違うため耐震性に注意が必要です。日本は地震の多い地域なので、住宅診断を受けリノベーションを行いましょう。

断熱性が低い

日本家屋は気候風土に合わせて風通しのよい作りとなっていますが、機密性が低いです。夏は涼しく快適に過ごせても、冬は断熱性が低いため暖房などのコストがかさんでしまいます。断熱材の導入をリノベーションの予算に組み込むことをおすすめします。

予想より費用がかかる場合がある

古民家リノベーションは、予想以上に費用がかかる場合があるので注意が必要です。特に、希少価値のある木材が使われているので、素材を重視しすぎると予算が高額になる可能性があります。予想以上に劣化している部分が見つかるかもしれません。親世帯と暮らす方は、バリアフリー工事のことも考えましょう。

古民家リノベーションを安くする方法3選

古民家リノベーションを安くする方法3選

古民家リノベーションを安くする方法を上記の3つからそれぞれ紹介します。

古民家の特徴を活かす

古民家のよさを引き立て、なおかつ既存利用の割合を増やすことでリフォーム費用を抑えられます何もかもリフォームしてしまうと住みやすさは向上しますが、古民家としての魅力が薄れてしまいます。

古民家のよさを楽しむためにリフォームの範囲を限定することで、結果的に費用を抑えることが可能です。

リノベーション範囲を決める

リノベーションするときには優先順位を決めることが大切です。すべての箇所で素材にこだわると予算が大きくなります。水回りやリビングなど自分の生活スタイルに合わせてリノベーションの場所を考えましょう。

補助金を利用する

古民家リノベーションの費用が高い場合は、国や自治体の補助金を利用しましょう。耐震工事の補助金や耐震診断の補助金など幅広くあります。自治体によって利用できる補助金は異なるので調べてみましょう。補助金をうまく活用できると、設備や素材を豪華にできます。

古民家リノベーションを業者に依頼する際の5つのポイント

古民家リノベーションを業者に依頼する際の5つのポイント

古民家リノベーションを業者に依頼する際にはポイントがあります。ポイントを知らずに依頼すると損するかもしれません。上記の5つからそれぞれポイントを紹介します。

地元の業者を選ぶ

地元の業者は地域のことをよく知っているので、周りの住宅の雰囲気に調和したデザインにしてくれます。住民からの信頼度が高いため、長年地元でお店ができている可能性が高いです。大手ハウスメーカーに比べて費用も安いので、費用を抑えたい方は地元の業者に依頼しましょう。

有資格者がいる業者を選ぶ

リノベーションを業者に依頼するときには、有資格者がいる会社に依頼しましょう。資格取得には時間もかかるため、リノベーションに対する知識があるといえます。「古民家鑑定士」や「耐震診断士」などの有資格者のいる業者だと心強いです。信頼度が高いので安心して依頼できるでしょう。

相見積もりを取る

相見積もりとは、複数の業者に同じ内容の見積もりを聞いて値段やサービスを比較することです。1つの業者に依頼すると費用の相場がわからず、高額請求にも気づかないかもしれません。適正な料金でリノベーションするためにも相見積もりを取りましょう。

実績を確認する

業者の実績を確認することは大切です。過去に同じリノベーションをしている場合は、作業をスムーズにできます。実績が少ない場合は信頼性が低い可能性があるので、依頼するのを避けましょう。

補助金に詳しい業者に依頼する

補助金に詳しい業者は、リノベーションに詳しく丁寧な対応をしてくれる可能性が高いです。リノベーション費用は高いので、少しでも安くしてくれる提案はとても助かります。補助金利用の提案をしてくれる業者とはいい関係を築ける可能性が高いので、安心して依頼しましょう。

古民家リノベーションで活用できる補助金4選

古民家リノベーションで活用できる補助金4選

「古民家リノベーションの費用が高い」と感じている方に、リノベーションで活用できる補助金を4つ紹介します。

自治体の補助金

住んでいる自治体によりますが、補助金がもらえるケースもあります。補助金なので、返済の必要はありません。自治体によっては100万円以上の補助を受けられるケースもあるので、積極的に利用しましょう。

耐震診断や耐震補強の補助金を設けている自治体は多いです。興味のある方は、住んでいる自治体に問い合わせてみましょう。

リフォーム減税(投資)

「耐震」「バリアフリー」「省エネ」「同居対応」のいずれかのリノベーションを行った場合、工事費の10%が所得税額から控除される制度です。控除対象限度額は250万円で、控除期間は1年です。リフォーム減税の投資型を利用したい場合は、地域を管轄する税務署で行なっているので申請しましょう。

リフォーム減税(ローン)

「バリアフリー」「省エネ」「同居対応」のリノベーションを行った場合、工事費用の年末ローン残高の2%か1%が5年間、所得税額より控除される制度です。

控除対象限度額は工事費用の2%か1%で、控除期間は改修後移住開始した年から5年です。リフォーム減税のローン型を利用したい場合は、地域を管轄する税務署で行なっているので申請しましょう。

住宅ローン減税

住宅ローンを使ってリノベーションした場合に、所得税額が控除される制度です。令和4年から改正されており、控除期間が10年から13年に変更されています。借入限度額が住宅の性能や時期によってわかれているので、自分の状況と照らし合わせてみましょう。

住宅ローン減税の相談窓口は、税務署になっているので問い合わせてみましょう。国税庁のホームページでも調べられるため活用してください。

まとめ

古民家リノベーションの費用相場やメリット、デメリット、安くする方法を紹介しました。費用の相見積もりを取る場合は、複数のリフォーム業者にコンタクトを取らなくてはいけません。1社1社に足を運んで相談する作業は、かなりの労力になるでしょう。

比較ビズなら運営しているリフォームを検討している方とリフォーム業者をマッチングさせるので、リフォームの相見積もりを簡単に取ることが可能です。一度使ってみてはいかがでしょうか。

監修者の一言

古民家をリフォームする際は、経験・見識の豊富な専門家のアドバイスを受けることが肝要です。というのも、現代の住宅とは違い、先人の知恵・地域の風土を積み重ねながら、古民家は工夫を重ねながら築造されていますので、その工法にあった、適切な改修内容が必要となるからです。

古民家の改修工事には、現代住宅のリフォームとは少し異なる、独自のノウハウが必要になることが殆どであり、また、次世代につなぐという観点からも、きちんとした補強改修を施しておく必要があります。

古民家の持つ、ぬくもりのある空間をうまく活用しながら、老朽化している部分を補強し、耐震性の向上を図る必要があります。あわせて、現代の技術を活用しながら、快適で過ごしやすい居住空間の構築を目指していくこととなります。

ローバー都市建築事務所
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士 野村正樹
監修者

京都市出身。同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。2000年「ローバー都市建築事務所」設立。京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。設計実績 約500件。2006〜2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回〜第274回執筆掲載。京町家再生・古民家再生から、大規模商業施設まで、幅広く多方面にて様々な設計を行う。京都の伝統的な建築と現代的建築を融合させる手法を特徴に、先人が育んできた生活の知恵や幸せに暮らす方法を調和的にアレンジし提供する。

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