地盤改良工事の費用・相場を徹底解説!コストを抑えるポイントは?

更新日:2019年01月16日 発注カテゴリ: 基礎・土木工事
地盤改良工事の費用・相場を徹底解説!コストを抑えるポイントは?

建物を建築・増築する場合、地盤がそれに耐えられる環境かどうかが重視されます。そのままの地盤の状態では不安定な状態になってしまうと判断された場合には、人工的に地盤を改良したうえで建築する必要があるのです。そのため地盤が緩い、安定性に問題がある土地の場合、改良工事の費用も計算に入れたうえで予算を組んでいく必要が出てきます。この改良工事の費用に関しては工事の種類はもちろん、地盤の状態によっても大きく左右されるだけに事前の情報収集が重要になってきます。

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なぜ地盤改良工事が必要なのか?

地面の状態は自然環境に大きく左右されます。強固な地盤のところもあれば緩い状態のところもあり、建物を建てる時には「この地盤で建てて大丈夫なのか」をしっかり調べておく必要があるのです。この点をしっかり行っておかないと建てた後になって傾いてしまうこともありますし、そこまで行かなくても大雨や地震などの自然災害の影響で問題が生じてしまうこともあります。

これは新築だけでなく増築の際にも重要になってくることが多く、必ず地盤の調査をした上で問題なく作業ができるか確認しておく必要があります。この地盤と建物の関係においては重さが大きな鍵を握ります。

一般的な木造の住宅の場合、建築物全体の重量はそれほど地盤が大きな問題になることはないのですが、これが鉄筋コンクリートなど重量のある建築物になると、地盤がその重さを支えることができるかが問われるようになります。オフィスや店舗などビジネス目的の建物はたいていがこうした重量のある建築物になるため、地盤の調査と確認が欠かせません。

地盤改良工事の費用を決めるポイントは?

このように建物の重量によって地盤改良工事が必要かどうかがまず問われるわけですが、どれぐらいの費用がかかるかは状況によって異なってきます。重量が重ければ重いほど念入りに地盤を改良する必要があるので費用が高くなるのはもちろんですし、建物の床面積が広いほど高くなるのも容易に想像がつきます。

加えて土地の状態です。もともと強固な地盤の土地と緩い土地では必要とされる工事の内容に違いが出てきます。これは建物を建てる土地選びの段階で重要になってくる部分ですが、たとえば昔は沼や池だったところを埋め立てた場所、田んぼを土地活用した場所などは地盤が緩いケースが多く、オフィスビルなどを建てる際には地盤改良工事が必要になることが多くなります。

そして、もうひとつ工事の費用を決める重要なポイントが工事の種類です。現在地盤改良工事にはさまざまな種類が用意されており、地盤の状態や業者の事情などによって選択されます。

費用がかかる種類もあれば比較的コストが低く行える工事もあるので、どの工事を行うかも最終的な費用を決める上での重要なポイントとなってくるわけです。

柱状改良工法

現在行われている地盤改良工事の選択肢の中でも、もっともコストを低く抑えられる方法が柱状改良工法です。これは地中にセメントの柱を埋め込んで建物を支える方法で、シンプルなこと、コストがかからないセメントを使うことなどから費用を安く済ませることができます。

それほど大規模ではない建物を建てる場合、地盤がそれほど緩くない場合に適しています。なお、この柱状改良工法にもいくつかの種類があり、強度に優れた「NSVコラム工法」などの特殊な選択肢も用意されています。

費用が安く済むメリットに対して注意したいのは、業者によって品質や費用に大きな差がつくケースです。セメントの柱をしっかりと埋め込んで建物を支えられる状態にできるか、経験と技術力が問われます。

ノウハウに長けた業者が効率よく行う場合と、そうでない業者が時間をかけて行う場合とで費用にも差が出てくることもあるので注意したいところです。

表層改良工法

柱状改良工法がセメントの柱を埋め込んで建物を支える形をとっているのに対して、こちらはセメントで地面そのものを固める方法です。非常にシンプルな方法ですが、どれぐらいの面積を固めるのかによって費用に大きな差がつくのが大きな特徴です。

またセメントで固めた表面部分の地面を、その奥にある地盤がしっかり支えることができるかどうかを確認しておかないと、固めた部分ごと傾斜してしまうリスクも抱えています。

そのため表面だけでなく、深いところまで地盤の状態を確認したうえで工事を行える経験や技術力が問われます。通常は地面から2メートルくらいの深さまでセメントで固められますが、地面全体をセメントで固めるのではなく「田」の字のようにセメントをクロスさせる形で固めていく「クロスベース工法」という種類もあります。

鋼管杭工法

こちらは鋼管を地中に埋め込んで建物を支える工法です。柱上改良工法と似ていますが、使用するのがセメントの柱ではなく鋼管なので、強度と安定性が格段に優れており、質の高さではこれが一番優れているといわれています。ただ、セメントに比べて材料のコストが高くつくので全体的な費用は少々高めになります。

また地盤が緩い状態が深いところにまで達している場合(2メートル程度が目安)には、柱状改良工法と表層改良工法はあまり適していないため、この方法が選択されることが多くなります。30メートル程度まで柱を埋め込むことができるので、地盤が緩い場所でも確実に強化できる点も大きなメリットです。

実際の費用はどの程度か?

改良工事にかかる費用に関してはこのように種類によって違いが出てきますから、それぞれの目安を確認しておきましょう。まずセメント柱を埋め込む柱状改良工法の場合には、坪あたり4〜5万円程度です。建物を支える形になるので、建物の床面積によって左右されます。

これが表層改良工法になると、セメントで強化する土地の面積と、セメントの深さによって費用が変わってきます。通常深さ1メートルで埋めていく場合には、坪あたり2〜3万円程度です。ですから、地盤強化が必要な面積が建物の床面積に近ければ近いほど費用が安く済む一方、建物以外の場所も改良しなければならないと費用が高くなってしまいます。

柱状改良工法とどちらが安く済むかは、敷地面積と建物の床面積との関係に大きく左右されるでしょう。また、1メートル以上の深さを強化しなければならない場合には、もう少し単価が高くなるので注意したいところです。

鋼管杭工法の場合も床面積が費用を決める重要なポイントとなっており、坪あたり6〜7万円程度と、柱状改良工法に比べて高めの設定になります。ただ先ほども触れたようにこの工事は軟弱な地盤でも行いやすく、埋め込む柱が長くなればなるほど費用が高くなります。

こうした坪あたりの単価を考慮したうえで、全体の費用を検討していくことになります。一般的な相場としては60万〜200万円程度となっており、ビジネス用の建物ではやや高めの水準を目安としたうえで予算を検討していく必要が出てくるでしょう。

まとめ

地盤改良工事はしっかり行っておかないと5年後、10年後に大きな問題を引き起こしかねません。それだけに地盤に不安がある土地に建物を建てる際には、相応しい形で工事を行うことが絶対条件です。

ですから費用も大きな問題ですが、それだけでなくきちんとした工事を行ってくれるか、こちらの事情に耳を傾けながら最適な工事を選択してくれるか、業者の質にもこだわりたいところです。

業者に見積もりを依頼する際にも単に費用の面だけを見るのではなく、それぞれの業者がどんな工事の方法を選択するのかをチェックし、話を聞いてみたうえで納得のいく説明をしてくれるか、安心して任せることができるかなども重視しましょう。

そして最終的な費用と品質のバランスが取れたところを選ぶことができるかどうか、大事な点を意識しながら業者と工事内容を選んでいきたいところです。

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