田村博社会保険労務士事務所

多くの企業がある中「優良企業」もあればそうでない企業もあります。就職活動を行う多くの方がスマホやインターネットを使って企業の情報を集める時代で、会社の評判は優秀な人材を確保できるか否かにも関わってきます。

また、取引先や顧客からの信用を得るためにもあの会社はあやしいと言われることなく「優良企業」としての評判が必要です。いわゆる「優良企業」となるためには、内部的にもいくつものやらなければならないことがあります。



　そのひとつは、まず会社の労働環境を整えることです。労働環境を整えるために利用できるのが、「給与計算代行」です。社労士などの専門家が給与計算代行業務を行うことで、就業規則に則った雇用保険や健康保険・厚生年金保険・介護保険なども含めて間違えのない適正な給料の支払いが行え、さらには残業代未払防止にもなります。


　残業代がきちんと支払われないことでのトラブルを起こした企業にレッテルを貼られてしまう現代において、賃金の支払いには細心の注意を払う必要があります。故意的なものでなくても、企業の信頼に関わります。


　また、勤怠管理に外部の目が通ることで、報告された残業が本当に必要であったかを精査することも可能です。無駄な残業が多いことが判明した場合は就業規則を改善でき、コストカットにも繋がるでしょう。不必要な残業が常態化している環境が改善すれば、従業員満足度の向上に繋がるだけでなく、仕事に対してのモチベーションを上げることにも繋がります。それだけ労働環境は大切なのです。


中堅以上の規模の会社であっても給与計算を内製化せずにあえて外部にアウトソースする会社が多く存在するのはそれだけの十分なメリットがあるからにほかなりません。