ストレイドッグ株式会社

部門月次収支：▲220万円 → ＋65万円へ改善（90日）
粗利率：22％ → 31％へ改善
営業の1週間あたりの案件創出数：1.2件 → 4.8件へ
製造ライン稼働効率：62％ → 83％へ
遅延率：28％ → 9％へ削減
不良率：7.1％ → 2.8％へ
社長の意思決定時間：日平均20件 → 8件（基準化により削減）
改善の“鍵”は、現場・営業の改善ではなく、「社長の意思決定が再現性を失い、組織全体が迷い続けていた」構造だった。

■【財務・収益】
月間赤字220万円 → 月間黒字65万円
90日後の損益改善額：＋285万円
原材料ロス削減：月20万円 → 月8万円
納期遅延によるペナルティ・割引：月15万円 → 月4万円
■【営業】
商談創出：月5件 → 月20件
見込み管理の精度向上により、受注率が22％ → 38％へ
高粗利商品の比率：全体の28％ → 44％へ
■【製造ライン】
稼働効率：62％ → 83％
ボトルネック工程の改善により、1日あたりの生産量が25％増加
作業者の迷いが消え、作業時間のバラつきが大幅減少
不良率：7.1％ → 2.8％
■【組織・意思決定】
社長の判断項目を「再現性」「利益貢献」の2軸で整理
週次会議を意思決定の場に再定義し、“現場の声に振り回される構造”を解消
標準作業書を導入 → 属人作業が3割削減
組織の混乱要因のトップ3（情報の断絶・役割重複・優先順位未定義）を解消

■90日で確実に起きた成果
赤字から黒字へ転換し、その後も黒字維持
営業と製造が同じ方向を見て動き出した
社長が「今日どこを見るべきか」で迷わなくなった
従業員の自走が始まり、現場の空気が改善
納期遵守率向上 → 大手取引先からの信頼回復
新規商談の増加により、翌期売上の基盤が形成
■中期的に得られた効果
年間で約3,000〜4,500万円の損益改善インパクト
補助金活用（設備投資）による追加の生産性向上
工場長不在問題の整理 → 管理体制が再構築
社長の視座が“現場対応”から“経営判断”へシフト

「改善してもすぐ元に戻る理由が、意思決定に基準がなかったことだと初めて理解できた。」
「営業・製造・管理がそれぞれバラバラに動いていたが、同じ基準で判断するようになって会社が安定した。」
「現場の混乱やラインの遅延が、たった90日でここまで減るとは思わなかった。」
「社長である自分が一番ブレていたことに気づき、意思決定が軽くなった。」

F様の再建は、社長の意思決定が“再現性基準”へ切り替わった瞬間に一気に加速しました。製造業の再建は、現場改善や営業強化だけでは成立しません。経営判断の基準が揃い、組織が同じ方向を向いたとき、黒字化は必然的に起こります。
引き続き、黒字体質の強化と次の成長ステージ構築を支援してまいります。