【YouTube】動画編集のやり方は？おすすめのツール3選や上達のコツを紹介

【初心者向け】YouTube動画編集のやり方

YouTubeの基本的な動画編集のステップは以下のとおりです。

ステップ1. 編集したい動画の取り込み

はじめに、編集したい映像をデバイスへ取り込みましょう。映像素材の長さやデータサイズ、電波環境に応じて取り込みにかかる時間が変動します。早くて数分、長いと1時間以上かかります。

ステップ2. 動画のカット

続いてのステップは、動画のカットです。カットとは、映像素材のなかから不要な部分を排除し、動画の長さを調節する作業を指します。動画のカットは、動画編集のなかでもっとも時間がかかる作業の1つです。

動画のカットは、ただ時間に応じて映像を切るだけではありません。視聴者に違和感を与えないよう、接続を意識して動画を切ることが大切です。カット作業は繊細な調節が必要になるため、動画によっては10時間以上の作業時間が必要になります。

ステップ3. テロップ挿入

カットが終わったら、テロップ挿入作業にうつります。テロップとは、動画内に追加する文字情報です。字幕と似ていますが、字幕が発言すべてを文字に起こすのに対し、テロップは必要な部分だけを表示する違いがあります。

テロップは、視聴者が必要とする情報を補い、視聴ストレスを低減すること主な役割です。動画の内容の要約や、必要な背景知識の補足がテロップの例に挙げられます。テロップが多すぎると映像視聴の妨げになるため、バランスよく文字情報を追加する必要があります。

ステップ4. 画像・アニメーション挿入

動画の全体的な構造が完成したら、画像やアニメーションの素材を追加します。画像は、映像素材に不足していた情報を後から追加する役割です。アニメーションは必須の要素ではありませんが、適宜追加することでオリジナリティのある動画になります。

画像やアニメーションなど追加素材が多いほど動画は充実しますが、編集作業が複雑になります。細かい編集を追加すると作業時間が長くなるため、動画の仕上がりイメージと作業時間のバランスに注意しましょう。

ステップ5. BGM・効果音挿入

映像部分が完成したら、BGMや効果音を挿入しましょう。動画の種類によっては、ナレーションが必要になることもあります。

動画におけるBGMや効果音は、視聴者が動画の世界観に没入するために大きな効果があります。視聴者に与えたい印象になるべく近いサウンドを選び、雰囲気を統一しましょう。効果音は、画面切り替えや映像に動きがあるタイミングで追加すると効果的です。

BGM選択の際は、著作権に注意しましょう。YouTubeにアップロードする動画は、権利問題が複雑です。さまざまな用途で使えるフリー素材を利用すると、リスクを抑えられます。

ステップ6. 確認や修正

動画が完成したら、全体的なチェックをおこないます。動画を確認する際は、視聴者視点を大切にしましょう。視聴者は背景知識なしで動画を見るため、補足すべき情報があればテロップや画像で補う必要があります。

【スマホOK】YouTube動画編集におすすめのツール3選

YouTube動画を編集する場合、スマホでも使いやすいおすすめツールは次の3つです。

1. PowerDirector

PowerDirectorは、編集作業を時短で効率的に進められるツールです。AI機能を豊富に搭載しており、時間をかけずに品質の高い編集ができます。AI機能のなかには、人物切り抜き、スタンプ作成、音声修復などが含まれます。

映像に流れる音声を聞き取り、自動で字幕を生成する機能も特徴的です。複数の動画を一画面に組みあわせて再生する加工も簡単にできます。フリー素材が多く、オリジナリティのある動画を目指す方に最適です。

2. Filmora

Filmoraは、世界150カ国にユーザーがいる世界的に人気な動画編集ツールです。500万以上の素材があるため、ほかにはない独創的な動画の雰囲気を作れます。シンプルでわかりやすい操作性で、動画編集の知識がなくても直感的に扱えます。

Filmoraの魅力は、ディテールの編集や細かい映像効果にも対応している点です。さまざまな動画編集のレベルに対応しているため、使用しながら動画編集のレベルアップができます。

3. Inshot

Inshotは、シンプルな動画編集に最適なツールです。PCとスマホの両方に対応し、編集知識がなくてもすぐに使い方がわかります。視覚的な操作性が高く、初めての方におすすめです。Inshotではフィルターやサウンドが充実しているため、シンプルでも個性的な動画を作成したい方に適しています。

YouTubeの動画編集を上達させるコツ

YouTube動画の編集をうまくするやり方は、次の3つです。

1. 必要なコンテンツのみを抜粋する

YouTube動画の編集では、必要なコンテンツの取捨選択が大切です。不要な要素が多い動画は長くなり、視聴者を飽きさせるためです。映像素材を編集する際は、要点に関連している部分だけを抜粋します。

カット後ほかの映像に接続する場合は、前後の内容のつながりに不自然な点がないかチェックしましょう。テロップやエフェクトも、不要な要素が増えると見にくく感じる可能性があります。慎重なコンテンツ選定が大切です。

2. 見やすい動画の仕上がりを参考にする

動画の仕上がりでは、視聴者が見やすい構図を大切にしましょう。動画は決められた画角のなかに必要な情報を含める必要があります。情報過多やアンバランスな構図では、視聴の際にストレスになりかねません。

動画が見やすいかを検討するには、スマホで再生してチェックすることが大切です。YouTube動画の多くはスマホで再生されるため、小さな画面で見た際の印象をチェックする目的があります。

文字の大きさは、PCで見る場合と難易度が大きく変わるため注意が必要です。視聴者視点を大切に動画を編集しましょう。

3. 文字情報のバランスに注意する

テロップや字幕を挿入する場合は、一画面に含まれる文字情報のバランスに注意しましょう。たとえば字幕が2行以上になると、画面における文字の割合が高くなり、視聴者に圧迫感を与えます。1シーンに1行程度であれば、楽に視聴可能です。

テロップとしてたくさんの文字を画面に表示する場合は、表示時間を長く確保しましょう。長文を読むためには時間がかかり、読み終わる前に次の画面に進んでしまうと視聴者の離脱を招きます。文字はなるべく少なく要点をまとめるだけに留め、ナレーションで情報を補うバランスが理想的です。

動画編集のやり方で迷った際の対処法

動画編集のやり方でわからないことがある場合、次の対処法を試しましょう。

1. YouTubeを参考に編集方法を学ぶ

動画編集の方法は、他のYouTube動画をとおして学べます。YouTube動画クリエイターはYouTubeに適した動画を熟知しているため、動画制作のコツを的確に知る機会になります。動画をツールで編集する際の操作手順は、文章で読むより映像の方がわかりやすい傾向にあるため、積極的に活用しましょう

2. 動画編集ツールの使い方を調べる

動画編集ツールのやり方がわからない場合、ネットで検索すると必要な情報を得られることがあります。日本語で公式サイトがある動画編集ツールは日本人ユーザーが多いため、ネット上の情報も充実しており便利です。

海外のツールを活用すると日本のクリエイターとは異なるテイストが得られますが、日本語情報が少ないデメリットがあります。まずは、日本人ユーザーが多いツールから動画編集を始めましょう。

3. 制作会社に依頼する

動画編集スキルに自信がない方には、制作会社への依頼がおすすめです。制作会社は動画編集のノウハウがあるため、エフェクトや効果が充実した動画を作成できます。

制作会社ごとに得意な動画ジャンルは異なるため、事前にポートフォリオを確認しましょう。YouTube動画の制作実績が豊富な会社であれば、YouTubeで禁止されている内容や見やすい構図のコツを熟知しているでしょう。参考になる動画があれば、編集のアイデアに取り入れられます。

編集を制作会会社に依頼する際のポイント

編集を制作会社に依頼する際は、次のポイントに注意しましょう。

1. 動画の仕上がりイメージを正確に伝える

制作会社への依頼では、動画の仕上がりイメージをなるべく詳細に伝えることが大切です。動画の雰囲気は編集により大きく変わります。イメージが伝わらなければ、チャンネルの世界観と異なる動画が納品されるリスクがあります。

具体的には、文章や絵コンテによるイメージの伝達が有効です。制作で参考にしている動画があれば、制作会社に共有しましょう。なるべく細かく情報を伝えることで、依頼内容と完成品のギャップを最小限にできます。

2. 複数社に見積もり依頼して比較する

制作会社への依頼は、必ず複数社に見積もりをとりましょう。最初から1社に絞ってしまうと、価格やサービス内容が的確かどうか知るための基準がないためです。複数の選択肢から条件を比較し、最適な依頼先を見つけることが大切です。

複数社への見積もり依頼は手間がかかります。時間を有効活用するためにも、複数社への一括見積もりサービスの利用がおすすめです。比較ビズでは、複数の制作会社への見積もり依頼を無料でおこなっています。制作会社をお探しの際は、ぜひお気軽に比較ビズをご利用ください。

まとめ

効率的なYouTubeの動画編集には、ツールの活用やポイントの把握が必要です。やり方がわからない場合、YouTubeやネットでの情報収集や、制作会社への依頼で解決できます。

品質の高いYouTube動画を制作するためには、制作会社の活用がおすすめです。条件のいい制作会社を見つけるためには、一括見積もりサービスを利用しましょう。

最適な制作会社を見つけたい方は、ぜひ比較ビズの一括無料見積もりサービスをご利用ください。比較ビズでは、複数の制作会社から条件にあうところを無料で探せます。約2分の簡単な無料登録で始められます。ぜひご活用ください。

監修者のコメント

株式会社フォーズン

代表取締役　松隆 祐也

2021年に動画制作・映像制作会社である株式会社フォーズンを設立。BtoB、BtoCの動画を中心に幅広い業種・用途の動画制作にワンストップで対応。予算内で効果を最大化する企画力に定評を持つ。動画制作事業だけでなく制作フローを効率化するためのSaaSの開発も行っており、動画制作における包括的なサポートシステムの構築を目指している。

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今では、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末などでも簡単に動画編集ができるようになりました。

動画編集ソフトの作業自体は直感的に操作できるものも増えており簡単になりましたが、ソフトを使ってどのように表現するかという点が重要であり、難しい点でもあります。これから動画編集を始める方は、まず色んな動画を見て、お手本になる動画を探してみると良いでしょう。

この箇所はこの動画を、あそこの箇所はこの動画を、という風に、いろんな動画の良いところを加えながら作り続けていくことで、お手本がなくても自分の感覚で動画を編集できるようになるはずです。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。