任意整理は弁護士と司法書士のどちらに依頼すべき?【徹底解説】

更新日:2021年07月13日 発注カテゴリ: 民事再生・自己破産
任意整理は弁護士と司法書士のどちらに依頼すべき?【徹底解説】

任意整理を行うことで借金の負担を軽減することができます。近年、借金の悩みを早期に解決するために法律のプロである弁護士や司法書士の力を借りて任意整理を行う方が増えてきました。しかし、弁護士と司法書士のどちらに依頼することがベストなのか?と悩んでしまう方も少なくありません。そこで本記事では、任意整理を弁護士と司法書士に依頼するメリットやデメリットのほか、それぞれの業務や役割について詳しく解説していきます。

まずは弁護士と司法書士の業務・役割の違いを把握しよう

借金の問題や悩みを抱えたときに自己解決することはおすすめできません。

今ある借金の負担をできるだけ軽くしたいと思っているのであれば、法律のプロに頼り借金の返済計画を改めて立て直してみることもおすすめの方法です。 スムーズに借金の悩みを解消したいなら、まずは借金問題に詳しい弁護士や司法書士の力に頼ってみると良いでしょう。

とはいえ、多くの方が弁護士と司法書士の違いがわからないという方が大半です。 また、どちらに相談すれば良いのか悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。

自分に合った方法で借金の問題や悩みを解消するには、事前に弁護士と司法書士の違いや依頼したときのメリットやデメリットを知っておくと安心です。

弁護士の業務と役割

弁護士は、司法試験に合格し司法修習を終えなければ弁護士として業務を行うことはできません。

弁護士だけでなく司法書士においても国家資格を取得しなければなりませんが、弁護士の場合、書類作成を代行するだけでなく日常生活で起きるさまざまな問題に立ち向かうことができます。 依頼人の代理人としてサポートしてくれるのはもちろんのこと、和解立会人としても活躍します。

弁護士は、借金問題や離婚問題のほか、犯罪やご近所トラブルなどさまざまな問題解決に向けて依頼人のサポートを行うのも業務の1つです。 また、依頼人に代わって専門的な知識を活かしながら交渉を行うこともあり、社会生活における問題に悩まされてしまったときに強い味方になってくれる存在と言えます。

司法書士の業務と役割

司法書士は、司法書士試験に合格した者でなければ業務を行うことはできません。 相続や不動産の登記申請を行うほか、商業登記など登記業務を代行することも多くあります。

また、このほかにも遺言書の作成や相続に関する悩みをサポートするのも司法書士の業務の1つです。 近年では、高齢者社会が年々進んでいることもあり、成年後見制度における後見人としての役割を担う機会も多くなっています。

司法書士は、書類作成の代理人として業務を遂行することが多くあります。 任意整理はもちろん、自己破産や個人再生における手続きを進めることも可能です。

司法書士と聞くと書類作成を行う代理人といったイメージを持つ方も少なくありませんが、書類作成のほかにも書類の準備や提出など手厚く依頼人のサポートを行っています。

しかし、司法書士は、弁護士のように制限なく裁判官とのやりとりを行うことはできません。 そのため、審尋など裁判官との話し合いが必要となるケースであっても代理人として同席することはできないため、注意が必要です。

任意整理を弁護士に依頼するメリット・デメリット

借金問題の確実な解決を目指して任意整理を弁護士に依頼する方が増えています。 ここでは、弁護士に任意整理を依頼するメリットとデメリットについて解説していきます。

専門的な知識を活かしてスピード解決できるのもメリット

任意整理を弁護士に依頼すると時間や手間をかけることなく貸金業者に借金交渉を行い、しつこい督促をストップさせることができます。 任意整理は自身で行うことも可能ですが、取引履歴の開示請求をしなければならず、専門的な知識も必要になります。

また、貸金業者に自ら直接交渉しなければならないのがネックです。

和解を目指すには、専門的な知識と交渉術が必要になります。 間違った方法で交渉してしまうと、より大きなトラブルに見舞われてしまうこともあるため、注意しなければいけません。

さらに、任意整理に関する専門的な知識がなければ一から調べなければならないため、時間や手間がかかるだけでなく、精神的な負担を感じてしまうこともあるでしょう。

しかし、弁護士の力を借りることで借金問題をスムーズに解消することができます。 専門的な知識を多く持つ弁護士の力を借りることで強い交渉力を発揮して手続きを進めていくことが実現します。

そのため、貸金業者をしっかりと納得させたうえで借金問題を解決することも可能です。 利息の負担減や過払い金を正しい方法で返還請求を行えるなど、弁護士ならではの知識と交渉術を使ってスピード解決を目指せます。

借金の金額に関係なく手続きを進められる

弁護士には、任意整理を行ううえで依頼人の借金の限度額がありません。 依頼できる負債の上限額に制限がないため、多額の借金を抱えている方も安心して相談することができます。

任意整理を行うと利息制限法の上限金利まで金利を引き下げることも可能です。 人によっては、20%近くもの金利ダウンに成功できる可能性もあるため、大規模な借金を抱えている方は、できるだけ早く弁護士に相談することが得策と言えます。

任意整理であればリスクが少ないのも嬉しい点です。

多額の借金を抱えている方の場合、自己破産の手続きを検討する方も多くいます。 しかし、自己破産には多くのデメリットがあるため、できるだけ避けたいものでもあるでしょう。

任意整理であれば借金額をゼロにすることはできませんが、返済する金額を減額できる可能性があり、負担を減らすことにつながります。 特に、140万円を超える多額の借金を数社から借入している方であれば、負債の上限額に関係なく任意整理を進められる弁護士が強い味方になってくれます。

適切な方法で依頼人の負担を最小限にまで減らす手伝いをしてくれるので、相談して損はありません。

家族や職場に内緒で借金問題を解決できる

借金の悩みを抱えていても家族や職場の人たちには相談できないという方も多いのではないでしょうか。 しかし、1人で悶々と悩んでいても借金の悩みをスムーズに解決することはできません。

弁護士に任意整理を依頼するのは敷居が高いと思ってしまう方も少なくないかもしれませんが、秘密厳守で手続きを進めてくれるため、家族や職場の人たちに借金があることを知られてしまうことがなく安心です。

また、これまで自宅や職場へのしつこい督促で悩んでいた方も弁護士が代理人となって手続きを進めることで強い交渉力を発揮した結果、直接の督促がなくなったと実感している方がほとんどです。

弁護士の力を借りて任意整理を行うことで借金の悩みを解消し、将来の不安も同時に軽減することができるでしょう。

費用が高いのがデメリット

弁護士に任意整理を依頼することでスピード解決が目指せますが、司法書士と比較すると高額な費用が発生してしまう可能性があります。 相談料のほかにも着手金や報酬金を支払わなければならない弁護士事務所が多く、多額の負債を抱えている場合、大きな負担になってしまうことが考えられます。

精神的な負担だけでなく経済的な負担もできるだけ軽減したいという方は弁護士に相談する前に必ず費用に関する情報を集めることをおすすめします。

一般的に弁護士に任意整理の相談をすると1時間あたり5,000円から10,000円ほどの相談料が発生することがほとんどです。 弁護士事務所の中には、着手金や報酬金の負担を軽減しているところもあります。

借金の問題を解決できたとしても弁護士費用に頭を抱えてしまっては意味がありません。 弁護士に相談する前には、無理なく費用を支払えるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

人によっては敷居が高いと感じてしまう

弁護士と聞くと敷居が高いと思ってしまう方も多くいるようです。

多額の借金を抱えていても弁護士に相談することや法律事務所に足を運ぶことに躊躇してしまうという方も少なくありません。 「こんなことを聞いても大丈夫だろうか」「バカにされてしまうのでは」といった不安を抱えてしまう方もいます。

弁護士や法律事務所に対して敷居が高いと感じてしまう方は、自分と相性の良い弁護士を探すことが大切です。 なんでも聞きやすい弁護士を見つけることで安心してどんなことでも相談できます。

初回は無料で相談を受け付けているところもあるので、妥協することなく相談しやすい弁護士を探してみると良いでしょう。

任意整理を司法書士に依頼するメリット・デメリット

次に任意整理を司法書士に依頼するメリットとデメリットについて解説していきます。 弁護士と比較してどのようなメリットやデメリットがあるのかを確認してみてください。

費用が安いのもメリット

司法書士に任意整理を依頼する一番のメリットといえば、弁護士に依頼するときと比べて費用の負担を大きく軽減できる点が挙げられます。 司法書士は、弁護士よりも権限が小さいことから任意整理の手続きを行う際にも費用が安くなる傾向にあります。

現在多額の借金を抱えている場合、できるだけ費用を抑えて任意整理の手続きを進めたいと思っている方が大半です。 費用は、依頼する司法書士事務所によって違いがありますが、弁護士の場合、数十万円かかる着手金を数万円に抑えて任意整理を依頼できる司法書士も存在します。

費用の負担を最小限に抑えたいという方は、まずは司法書士に任意整理を依頼した際にどれくらいの費用がかかるのかをきちんと把握しておくと安心です。

司法書士事務所の中には、減額報酬や成功報酬を受け取らないところもあります。 また、相談も無料で受け付けている司法書士事務所もあるため、費用の不安がある方も安心して任意整理を進めていくことができるでしょう。

書類作成に関する知識が豊富

司法書士は、書類作成の代行のプロとも言える存在です。 限度額はあるものの任意整理の書類作成が行えるほか、相続や不動産の登記業務の手続きに関する知識も豊富に持ち合わせています。

弁護士は、話し合いの解決に向けたサポートを行う一方で司法書士は書類作成に重きを置いているため、紛争の負担がなく、比較的穏やかな環境で任意整理を行うことができます。

140万円以上には対応できないのがデメリット

司法書士は、任意整理の上限額が1社あたり140万円までと決められています。 140万円以下であれば司法書士であっても交渉や訴訟代理を行うことが可能です。

万が一、140万円を超える借金の任意整理を行うのであれば司法書士に相談することはおすすめできません。 また、地方裁判所や高等裁判所などの控訴審の訴訟代理ができないので注意が必要です。

ケースによっては時間がかかる

弁護士の場合、借金額にかかわらず貸金業者や裁判官と直接交渉が行えます。 しかし、借金額だけでなく、相談する時点で貸金業者と大きなトラブルになっていると交渉がスムーズに進まない可能性があります。

司法書士は、強い交渉術を持つプロとは自信を持って言えません。 というのも、相続や登記に関する業務を担っており、交渉を目的とした業務はほとんどありません。

任意整理を行う中で自己破産や民事再生に切り替える場合でも司法書士が申し立てを行うことはできないため、ケースによっては改めて弁護士に相談することを検討しなければならないでしょう。

弁護士に依頼したほうが良いケース

任意整理を行うにあたって、自己破産しなければならないような大きな借金を抱えてる場合には、弁護士に相談したほうが良いと言えます。

弁護士であれば依頼人の代理人として貸金業者と交渉していくことが可能なため、スムーズに問題を解決できるでしょう。 また、140万円を超える過払い金がある場合には、弁護士に任意整理を依頼することで回収できる可能性があります。

任意整理を進めていく中で人によっては、自己破産を検討するケースもあるでしょう。 このような場合、司法書士では手続きを行うことはできません。

自己破産や個人再生を申し立てる際には、裁判官との面接が設けられます。 そのため、140万円の任意整理を行えず裁判官との立ち会いが認められていない司法書士の場合、自己破産や個人再生の手続きを完了させることはできません。

弁護士は、簡易裁判所や地方裁判所のほかにも最高裁判所など、どの裁判所でも依頼人の代理として立ち会うことができます。 万が一、大規模な借金を抱えていて任意整理から自己破産や個人再生を行う可能性があるのであれば、裁判官との面接も可能な弁護士に相談したほうが良いでしょう。

また、任意整理を行うと5年間にわたり信用情報機関に事故情報としてその事実が記載されることになります。 さらに、将来の利息を軽減できる効果は見込めるものの、借金そのものの元本を減らせるわけではありません。

そのため、借金減額の効果が薄いと感じてしまう場合や任意整理後の生活に不安を抱えしまう方もいます。

任意整理には、家族や職場の人たちに秘密にしながら借金の減額を目指せることや保証人に迷惑をかけないといったメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。 任意整理を終えるまでに3ヶ月から半年ほどの長い期間がかかってしまうこともあるため、人によっては大きな負担になってしまうことも少なくないでしょう。

しかし、借金問題に強い弁護士であれば任意整理に関する相談を受けているだけでなく、社会生活におけるすべての問題に対応しています。 もちろん任意整理を行った後の悩みや問題解決に向けたサポートを受けることもできるのも弁護士の強みと言えます。

司法書士に依頼したほうが良いケース

平成14年に司法書士法が改正されたことにより、任意整理の手続きを代行できるようになりました。 裁判所に提出する書類を依頼人に代わって代行できるようになったことから任意整理を司法書士に相談することも不可能ではありません。

しかし、司法書士に任意整理を依頼する場合、1社あたり140万円以内といった制限が設けられています。

一方、弁護士であれば金額の制限はないため、任意整理を行う金額によっては司法書士に依頼することが難しくなることを覚えておくと良いでしょう。

任意整理では、あくまで1社ごとに交渉を行い手続きを進めていきます。 借金の総額が140万円を超えていたとしても1社の借金額が140万円以下であれば司法書士に依頼することも可能です。

比較的、借金額が少ないのであれば、費用を抑えて任意整理が行える司法書士に依頼することをおすすめします。 多数の貸金業者から借入がある場合には、まずは1社ごとにどれくらいの借金があるのかを把握することが大切です。

借金に関する相談は、弁護士はもちろんのこと司法書士も受け付けています。 まずは、自身の借金の内容をしっかりと把握するために弁護士や司法書士に相談することから始めてみると良いでしょう。

まとめ

任意整理において、弁護士に依頼をするべきなのか、司法書士に依頼するべきなのかは個人の状況や希望によって異なります。 まずはそれぞれのできることやメリットをしっかり理解し、そのうえで、各事務所を比較して依頼しましょう。

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