チラシデザインの依頼のポイントは5つ！依頼先別の費用相場やサービスも紹介

チラシデザインの依頼で押さえておきたい5つのポイント

チラシデザインの依頼で押さえておきたいポイントは下記の5つです。

1. 目的やターゲットを明確にする

効果的なチラシを作成するためには目的やターゲットを明確にすることが重要です。チラシ作成の目的とターゲットを明確にすることで、デザイナーとの認識のズレを防ぎ、スムーズな制作が可能になります。

目的は、チラシを通じて達成したい内容で、新商品の販売促進やイベントの告知、顧客情報の獲得などが挙げられます。ターゲットは、チラシを誰に届けたいかを意識することが重要です。 ターゲットを設定することで、効果的なデザインや文章表現が見つかります。

2. 素材やイメージを決定する

チラシデザインを依頼する際は、素材やイメージを決定することが重要です。全体的なデザインのテイストや色合い、フォントなどを明確にします。イメージを共有する場合は、過去に作成したチラシをデザイナーに見せるとわかりやすいでしょう。

3. 伝えたい情報を整理する

チラシに掲載する情報を簡潔にわかりやすく整理します。重要な情報は目立つように配置し、ターゲットにあわせた表現を使用することが重要です。

専門用語は避け、箇条書きや図表を活用すると内容が伝わりやすくなります。

4. 予算と納期を明確にする

依頼先の選定や効率的な制作のために予算と納期を明確にすることが重要です。予算には、デザイン制作費や印刷費、送料などが含まれます。納期は、いつまでにチラシが必要なのかを明確にしましょう。

予算と納期を明確にすることでトラブルを避けられるでしょう。

5. 著作権の取り扱いを把握する

チラシデザインでは素材の著作権を把握しておくことが重要です。チラシに使用する写真やイラストなどの素材には、著作権が存在します。

著作権を侵害する行為は違法のため、誤って写真やイラストを無断使用すると、法的な問題や損害賠償請求に発展するおそれがあります。

トラブルを予防するためには著作権フリー素材の使用や、権利者からの使用許可を得ることが必要です。素材の出典を明記することも重要です。

チラシデザインの依頼先別の費用相場

チラシデザインの依頼先別の費用相場は下記のとおりです。

フリーランスデザイナー

フリーランスデザイナーの費用相場は、5万円〜30万円です。フリーランスデザイナーは、企業に属せず個人で業務を請け負っているデザイナーです。低価格で自由度を求める場合は、フリーランスデザイナーへの依頼が適しています。

デザインの自由度が高い反面、経験やスキルの差によっては納期の遅れや品質面でのリスクがあります。

デザイン会社

デザイン会社の費用相場は、10万円〜50万円です。デザイン会社に依頼することで高品質なデザインが期待できます。デザイン会社は、広告・マーケティングに関連する商業デザインを専門に請け負います。

豊富な実績や提案力が魅力です。フリーランスのデザイナーに依頼するよりも費用がかかりますが、高品質なデザインを重視する場合はデザイン会社への依頼が適しているでしょう。

印刷会社

印刷会社の費用相場は、デザイン込みで15万円程度です。印刷会社では印刷とデザインをまとめて依頼できるため短い納期で対応可能です。印刷会社にチラシデザインを依頼する場合、デザインの自由度が低く、複数の業者から見積もりを取る必要があります。

チラシ作成依頼の流れ7ステップ

チラシ作成依頼の流れは下記の7つのステップで行われます。

ステップ1. 相談・打ち合わせ

最初は依頼先と相談や打ち合わせです。チラシの目的やターゲット、予算などを依頼先やデザイナーで共有し、デザインの方向性を決めます。

デザイナーとの打ち合わせを通じてイメージを共有しましょう。

ステップ2. 見積提示

依頼先を選定した後に見積もりを依頼します。見積もりには、以下の項目が含まれていることを確認しましょう。

複数の依頼先に見積もりを依頼し、比較検討したうえで依頼先を選びましょう。

ステップ3. チラシデザイン

見積もりが承認されたあとにデザイナーによるデザイン作業が始まります。提案されたデザイン案に対して気になる点がある場合は、修正依頼をしましょう。最終デザインが確定するまで、複数回打ち合わせが行われます。

ステップ4. デザイン校正

デザインが完成したあとは、色校正や文字校正の作業です。フィードバックを受けて必要に応じて修正を行い、デザインを確定させます。必要に応じて修正が行われることで、クライアントの要求に適合する仕上がりが可能です。

ステップ5. 印刷・納品

デザインの校正が完了したら、印刷を発注し、納品日を調整します。チラシが納品されたら、納品物の最終確認が必要です。印刷と納品に関するスムーズな手続きがプロジェクトの成功に欠かせないでしょう。

ステップ6. 折り込み・ポスティングなど

チラシの印刷・納品が完了したあとは配布方法を検討します。必要に応じて、折り込みやポスティングなどの手配を行いましょう。配布方法はターゲット層によって異なるため、適切な方法の選択が重要です。

ステップ7. 分析・効果検証

最後は、チラシ配布後の分析・効果検証を行います。チラシ制作の目的達成度を評価し、次回のチラシ作成に活かすために重要なステップです。

以下の項目を分析することで、チラシの効果を測定できます。

チラシ作成を依頼できるサービス5選

チラシ作成を依頼できるサービスには下記の5つがあります。

クラウドワークス

参照：クラウドワークス

クラウドワークスは、個人や企業が業務委託の仕事をインターネット上で発注・受注できるクラウドソーシングサービスです。約12万人のデザイナーが登録しており、幅広いジャンルに対応しています。

チラシの企画から印刷まで一貫して依頼できるため利便性が高いです。専任のコンシェルジュに無料で電話相談できるため、初めて利用する方でも安心して依頼できます。

クラウドワークスでチラシデザインを依頼する料金相場は1万円〜5万円です。原稿や素材を提供する場合は、A4サイズの1ページ（片面）で5,000円から依頼が可能です。

ココナラ

参照：ココナラ

ココナラは、スキルや経験、知識を売り買いできるオンラインフリーマーケットです。フリーランスデザイナーやクリエイターが多数登録しており、スタイル豊かなチラシ作成が可能です。

デザイナーのプロフィール情報が公開されているため、自分にあったデザイナーを選びやすいのが特徴です。簡易的なチラシ作成やデザインのみの依頼も受け付けています。

ココナラでチラシデザインを依頼する料金相場は3,000円〜2万円です。

グラフィック・ビズ

参照：グラフィック・ビズ

グラフィック・ビズは、チラシ作成から印刷までを一括して依頼できるWebサービスです。標準コース、フルサポート、データ修正・複製の3つのコースからプランを選べるため、ニーズにあわせた依頼が可能です。

修正回数や納期はコースによって異なります。グラフィック・ビズでチラシデザインを依頼する料金相場は1万5,000円〜4万円です。 チラシの企画や原稿作成を依頼する場合は、オプション料金が加算されます。

ASOBOAD

参照：ASOBOAD

ASOBOADは、デザイン事務所AMIXが運営する広告・デザイン関連サービスです。チラシ作成をリーズナブルな料金で依頼でき、一貫したサービスを提供しています。幅広いジャンルに対応しており、印刷費も含めたプランで依頼が可能です。

ASOBOADでチラシデザインを依頼する料金相場は3万円程度です。 

ChirashiFactory

参照：ChirashiFactory

ChirashiFactoryは、チラシのデザインから戦略までトータルにサポートしてくれるサービスです。幅広いジャンルに対応しているため、チラシ作成に関するさまざまなニーズに応えることが可能です。

ChirashiFactoryでは、料金プランが非公開のため料金相場は不明であるため、見積もりや問い合わせが必要となります。

まとめ

チラシのデザインはビジネスの成否に直結する重要な要素です。プロの手によるデザインや印刷を選択することで、より効果的なチラシを制作できます。

理想のチラシ制作を実現するためには、自分にあった依頼方法を選び、費用相場や依頼の流れを理解することが大切です。プロの手に委ねることで、効果的なチラシを作成し、ビジネスの成果を最大化できるでしょう。

「比較ビズ」では、必要事項を入力すると2分程度で、目的や目的にあわせたデザイン会社をスピーディーに探せます。ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント

SeekNext合同会社

代表 兼 CEO　佐藤 潤嗣

福岡県のホームページ制作会社代表。福岡県出身。趣味はフットサル。システム会社、ホームページ制作会社に勤務した後、SeekNext合同会社を立ち上げる。福岡を中心に全国のサイト制作・運用に携わっている。中小企業はもちろん大手企業との制作実績あり。制作したホームページは100件以上。SEO対策やSNS運用でも実績あり。動画制作や名刺・チラシ・パンフレット・パッケージデザインなども手がける。

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チラシのデザインはとても奥の深いものです。質の高いデザインを作るのはもちろん「誰に」「どんな目的で」チラシを作成するのかを考えながら作成しなければ効果的なチラシを作ることはできません。

また、配布方法もポスティングにするのか資料請求者に配布するのかなどによって訴求ポイントも異なってきます。本当に質の良いチラシの作成を考えた際は、上記のような「マーケティング思考」＋それを「質の良いデザイン」で表現してくれる依頼先を探さないといけないので、意外と骨の折れる作業です。。。

これを満たす会社は大手の会社に多いです。しかし、記事の中にある通り、チラシ数枚だけの単発依頼を大手の会社が依頼を引き受けてくれる可能性は極めて低いので、現実的には「中程度の企業」「小規模の企業」「フリーランス（個人）」に依頼することが多くなると思います。

質の高い会社やフリーランスの方は多くの案件を抱えていることもめずらしくないので、「チラシ作成＋ホームページの作成」や「ロゴ制作＋チラシ作成」や「チラシ作成5種類以上」などのセット依頼や複数依頼の方が質の高い依頼先や担当者に当たる可能性が高くなります。発注者側の豆知識として頭に入れておくと役に立つかもしれませんね。

気になる依頼先が見つかった場合は、見積もりも含めてどんな条件で作成してもらえるのか一度相談してみることをおすすめします！

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。