ロゴにも著作権が発生する?トラブルを起こさないためにすべきこと

更新日:2020年07月28日 発注カテゴリ: 弁理士
ロゴにも著作権が発生する?トラブルを起こさないためにすべきこと

Webサイトを立ち上げたり、パンフレットやカタログを作ったりする時には、イラストレーターや写真家を含む様々な制作者に依頼します。もちろん、作ってもらった画像などはそのまま利用できますが、権利関係でトラブルが生じることがあります。その原因となるのが著作権で、取り扱いが難しいケースもあります。しっかりとこの権利について理解していないと、契約をする時や利用する時にいらぬ問題を引き起こしてしまいます。こうした事態を避けるためにも、著作権の意味や侵害に関係するポイントをチェックしておきましょう。

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著作権とは何か?

まずは、そもそも著作権とは何かを知っておくことが重要です。かなり細かく法律で定められている権利で、制作するものに応じて異なる細則が設けられています。細かいところまで見るとかなり複雑ですので、ここではロゴ制作に関係する大まかな内容について理解できるようにしましょう。

著作権の概要

一般的な製品のような「モノ」そのものではなく、アイディアやイメージ、ロゴのような知的創造による作品にも、制作者に権利が発生し、それが著作権ということになります。一般的な製品に発生する財産権というのは産業を守るためのものですが、著作権は文化を守るための権利という意味合いが強く、他の権利とは特徴が異なります。

たとえば、一般的な製品が機能を提供するものであるのに対して、知的創造された著作というのは、思想や感情を表現する作品のことを指します。そのため、単なるデータや事実を書いたものは著作とは認められません。

そして、一般製品が特許出願や登録をしないと権利発生しないのに対して、著作権は作品を作った時点で出願の有無に関わらず、制作者に発生します。登録がなくても発生するため、逆にトラブルが起こりやすい事由となっています。

また、誰かに利用してもらう場合、その内容ごとに権利が決められるという特徴もあります。たとえば、作品をコピーする権利、インターネットなどで公表する権利などです。

著作権侵害となるケース

上記のように、著作権は一般製品の財産権よりも扱いがあいまいなところが多く、しかも細かく権利を分けられるという特徴があります。そのため、権利侵害もいろいろなケースで起こりえるのです。

最もシンプルなのは、制作者の許可を得ずにコピーしてロゴや画像の一部を使うというケースです。ネット上で公表されている画像だから、特に登録されているものではないからと、勝手に画像をロゴ代わりに使うと、権利侵害となるのです。

また、ロゴ制作をWebサイトに掲載するために依頼し、その後受け取った作品を名刺やパンフレットなどにも入れて複製した場合も、契約内容によっては著作権侵害となりえます。一回作品を受け取ったら、後は依頼者が好きなように何にでも使ってよいというわけではないのです。

他にも、作ってもらったロゴを改変するのも権利侵害となりえます。ロゴの色を変えてみたり、完成品の上にキャラクターを入れて大きなイメージとしたりするといった例があります。

著作権を侵害してしまうと

何らかの方法で著作権を侵害すると、当然その作品の使用は差し止められます。また、裁判に発展すると権利を侵害した企業というイメージが付きますので、印象を大きく下げてしまいます。

さらに、罰則も科せられることになり、10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金です。罰則の中でも重いものですので、著作権侵害が起こらないように真剣に考えないといけないということです。

ロゴ作成時の著作権の取り扱い

Webサイトに掲載するためのロゴを依頼した場合にも、著作権が関係してきます。ロゴは小さいですし、気軽に依頼することができるものですが、権利のことはしっかりと考えないと思わぬトラブルを招きかねませんので注意しましょう。

ロゴ作成に関係する著作権

著作権は作品の大きさや支払う金額には全く関係がありません。そのため、Webサイトに載せるための数センチくらいの小さなロゴでも、制作者が完成した時点で著作権が発生します。

そして、この権利は制作者が個人であれば、その人の死後70年継続し、法人であれば公開からやはり70年継続します。実際には、ロゴ制作を依頼した場合、制作者との間で契約を結び、作品そのものだけでなく権利を譲渡してもらうことになります。

しかし、契約はサイトに載せるのみなど、利用が制限されることもありますので、その内容に注意を払う必要があります。

作成依頼をする時の注意点

ロゴを作ってもらい受け取る時には権利も譲渡されることを確かめましょう。上記のように、利用媒体が制限されることもありますので、その契約条項もしっかりと確かめておきます。

もし、いろいろな用途で使いたいということであれば、著作権の完全譲渡をすべきです。そして、その内容を証明書にする、契約書を明確に交わすなどしてはっきりとさせておくことが大事です。

もう一つの注意点は、作ってもらったロゴ自体が著作権違反となっていないかを確かめることです。譲渡されたロゴが、他人のロゴに似ているというのも著作権侵害となるからです。

既存のロゴに似ているものとならないように、依頼の仕方に気を付けることが重要です。具体的には、企業のシンボルなどをこうした形や色で表してほしいと、できるだけ具体的な依頼を出すことです。

イメージだけのあいまいな依頼ではなく、ある程度の方向性と含めたいアイディアを伝えるようにしましょう。

すでに利用しているロゴの著作権保護

すでに使っているロゴを競合社や、悪意のある第三者に利用されてしまう危険もあります。著作権は前述のように登録が不要なので、トラブルが生じると処理が大変です。

そのため、こうした事態も想定に入れて、ロゴの権利を明確にするために登録をするのがベストです。

商標登録とは

権利登録する具体的な手段としては、商標登録があります。特許庁に出願して行うものであり、1万円程度のコストでできます。商標登録すると、独占的にロゴを使えますので、他社が不正使用することはできなくなります。

また、類似したロゴの使用も禁じられますので、フェイク商品やフェイクサイトを作られてしまっても、すぐに差し止めなどの処置をすることができるのもメリットです。

まとめ

著作権は小さなロゴにも関係するもので、トラブルが生じると処理が大変になりますので、しっかりとした取り扱いが必要です。そのためには、権利完全譲渡をしてくれるロゴ制作会社を見つけることや、商標登録などの手続きを代行してくれるプロに頼るのが一番です。

その点、「比較ビズ」では権利関係をしっかりと扱うイラスト制作会社や、問題を適切に扱ってくれる法律事務所を一括比較できます。こうした比較サイトを利用して、安心のサイト運営をしていきましょう。

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