特許と意匠の違いを例と共に解説!アイデアと技術は特許、デザインは意匠で覚えよう

更新日:2020年12月04日 発注カテゴリ: 意匠登録
特許と意匠の違いを例と共に解説!アイデアと技術は特許、デザインは意匠で覚えよう

ビジネスにおいて、自分たちがオリジナルで作ったものは守っていかなければなりません。その対象は名前であったり、仕組み・技術であったり、デザインであったりしますが、それらを守るための仕組みを活用してこそ安心できるのです。その中でも、特許権と意匠権は混同されがちです。無駄なく確実に発明やデザインの権利を守るためにも、それぞれの違いをしっかりと知っておく必要があります。

特許権とは

そもそも特許権とは何かという話になりますが、これは「発明を保護するための権利」になります。もう少し踏み込んだ説明をするなら、進歩性のある新しい発明を保護するための制度です。発明と聞いて色々と頭に浮かぶかもしれませんが、技術を保護するものと考えてください。

我々が使う様々な道具は、色々な発明を組み合わせて作られています。その中でも、これまでにない画期的な仕組みが見つかった場合、特許登録をすることで、一定期間保護されるようになるのです。そうすることによって、発明をしたその人の権利が守られるようになりますし、安易な模倣品の抑制にもつながります。

例えば、スマートフォンの場合は、タッチパネルの部分は特許権で守られますが、そのタッチパネル自体も複数の発明が組み合わされて作られ、改良されているのです。

一定期間と書きましたが、特許権は永続のものではありません。特許出願の日から20年間保護されます。存続期間は特許出願の日がスタートとなっていますが、権利期間は登録が完了した日からのスタートです。そのため、権利期間が存続期間より短くなる場合があります。

例外として、医薬品の発明は、それが人体に害のないものであると証明する必要もありますが、何よりも安全性確保のために法律が定められています。それによって、登録査定が遅れることもあるのです。その際には最大5年を限度として、権利期間の延長登録が可能な場合もあります。

意匠権とは

特許権は技術を守るためのものですが、それに対して意匠権は商品のデザインを保護をするための仕組みです。

デザインそのものが発明と関わる部分もありますが、意匠権が保護するのは科学的な技術を含まないものになります。同じ技術を使っていたとしても、デザインが異なるものなら意匠権の侵害にはなりません。

デザインそのものがブランド力を持っている場合、意匠権で保護されていなければ悪質な模倣品が市場に出回ってしまいます。あえてそういう商品を販売しているケースもありますが、その際には意匠権を侵害されたと裁判を起こすことで、該当商品の販売差し止めを請求できるのです。

基本的には科学的な技術を含まないものが対象になる意匠権ですが、デザインそのものが科学的技術と密接な関係にある場合は、意匠権の登録がそのまま技術の保護につながる場合もあります。

意匠権は特許権と同じく、意匠登録から20年間が保護期間になります。特許権とは異なり、権利期間と存続期間が同じですので気をつけましょう。

わずかな違いのように見えるかもしれませんが、自分たちの権利がどれだけの期間有効なのかを知っておかなければ、不要なトラブルの原因になることもあります。

特許権と意匠権の違い

特許権と意匠権による最大の違いは、何を保護するのかです。

特許権は発明や新技術を保護するためのもので、意匠権が保護するのは工業デザインです。他者に真似されたくないアイデアを保護するなら特許権になり、デザインを真似されたくないなら意匠権と考えれば、それぞれを区別しやすくなります。

登録の審査時に見るべきものが異なるため、特許権の審査では新規性がないと判断されたものも、意匠権の審査では新規性ありと判断される場合があります。何を真似されたくないのかで、どちらの権利を選べば良いのかは変わってきますが、それぞれどちらで審査に通るのかは別問題なのです。

また、保護期間にも違いがあって基本は20年間となっていますが、特許権の場合は権利期間が存続期間よりも短くなる傾向にあります。延長登録が必要・可能なものなのかどうかも、特許権と意匠権の選択ではポイントになるのです。もちろん、特許と意匠の両方で登録しての権利化もできるので、ケースバイケースと言えます。

ちなみに、特許と意匠の場合、登録にかかる手間や費用は特許の方が高くなっています。デザインと技術による違いもありますが、手続きの流れも特許登録の方が長いのです。このことも、どちらで登録するべきかを迷っているときの判断材料のひとつになります。

特許権のケース

実際に特許と意匠のどちらで登録するべきかで迷ったときには、自分が登録しようとしているものは、どんな特徴を持っているのかで考えてみてください。

デザインが影響しない純粋な技術なら意匠権での登録ではなく特許で登録することになりますが、それ以外にもデザインのバリエーションが多い場合は特許権で保護する方法が効果的です。

デザインで登録する意匠権の場合、バリエーションが豊富だとそれぞれの登録が必要になります。しかし、特許権で登録するならひとつの登録だけで済むので、時間もお金も最小限で済みます。もちろん特許によって技術が保護されているので、ひとつの特許ですべてのバリエーションを保護可能です。

意匠権のケース

技術とデザインの違いには曖昧なものもありますが、デザインが重要なものなら意匠権で登録した方が良いです。

代表的なものになると、例えばデザインが画期的なだけでなく真似される可能性があるものは、意匠権で保護する方法が良いです。車のデザインはデザイン上で似た部分が出てくることもありますが、車両全体の意匠で登録できれば真似される可能性がなくなります。

ほかにも、そのデザインそのものが製品の顔になる場合は、間違いなく意匠権での保護が必要です。そのブランドと言えばこのデザインと言えるようなものがあるなら、意匠を取得して真似されることを防ぎましょう。

そのデザインがどのような意味を持っているのか、そして単一のものなのか、複数なのかなどで、意匠登録をするべきなのかどうかが変わってくるのです。

まとめ

特許登録と意匠登録の登録作業をする際には、様々な知識が必要です。あくまでもどちらを選ぶのが良いのかを考えて、実際に登録をするときは専門家へ依頼すると良いでしょう。

特許や意匠の登録については弁理士などの専門家へ相談すると、より詳しく教えてもらえます。しかし、実際に弁理士へ依頼しようと思っても、どこが良いのかわからず困ってしまいます。そういうときは『比較ビズ』から探してみましょう。

どんな弁理士がいるのか、それぞれの費用はどれくらいなのかを比較するなら、一括で見積もり請求や比較のできるサービスは積極的に活用しましょう。

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