ドローン撮影の費用相場とは?費用内訳や依頼する3つのメリットを解説

SUGI WORK
監修者
SUGI WORK 代表 杉山茂幸
最終更新日:2024年02月07日
ドローン撮影の費用相場とは?費用内訳や依頼する3つのメリットを解説
この記事で解決できるお悩み
  • ドローン撮影の費用相場とは?
  • ドローン撮影をプロに依頼するメリットとは?
  • ドローン撮影を依頼する前の注意点とは?

「ドローン撮影の費用相場は?」「ドローン撮影を外注する前に確認すべきことは?」とお悩みの経営者・企画担当者、必見です。ドローン撮影の費用相場は3万〜300万円です。写真撮影や映像制作など、目的によって費用は異なります。

この記事では、ドローン撮影を業者に依頼したいと考えている経営者・企画担当者へ向けて、費用相場や依頼前に確認するべきことなどを紹介します。

記事を読み終わった頃には、ドローン撮影を外注し、クオリティの高いビデオを作成できるでしょう。

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ドローン撮影の費用相場|3万〜300万円

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ドローン撮影を依頼した場合の費用相場を以下にまとめました。基本料金であり、対人・対物保険料をはじめ別料金がかかる場合があります。

  • ドローン撮影費用:3万〜4万円
  • ドローン撮影費用:7万〜9万円
  • 土地測量費用:15万〜300万円

ドローン撮影で土地測量を行う場合、撮影条件によって費用は変動します。複数の外注先から見積もりを取り、提案内容と費用の相場を見極めることが重要です。

ドローン撮影費用:3万〜4万円

ドローンを使用しての撮影を依頼した場合、料金の相場は4万〜5万円です。撮影内容や成果物の品質などに関して、以下の表にまとめました。

撮影内容 内容
飛行撮影時間 約15分
カット数 静止画5カット、動画1カット
拘束時間 60〜90分

ドローン撮影費用:7万〜9万円

ドローンを使用しての動画撮影をプロに依頼した場合、料金の相場は7万〜9万円です。以下の表に撮影内容や成果物の品質をまとめました。

  内容
飛行撮影時間 約45分
カット数 静止画10カット・動画5カット、30カット前後
拘束時間 2〜3時間

「Inspire 2」や「Holy Stone HS720」など、写真撮影よりも大型でハイスペックなドローンを使うため、撮影費用も高くなります。動画撮影の場合は写真撮影と違い、撮影とドローンの操縦を複数名にわかれて行うケースが多く、出張費の支払いも人数分必要です。

土地測量費用:15万〜300万円

国土交通省が建設現場でのデジタル技術の積極的な活用を推進しており、ドローンを使用して土地測量を行う企業が増えています。

ドローンを使った土地測量をプロに依頼した場合の料金相場は、15万〜300万円です。「Phantom4」や「Inspire2」など、空撮でも使う機種を選択した場合は、1日15万円ほどに費用を抑えられます。3D測量の場合は1日100万円前後、レーザー測量の場合は300万円が費用相場です。

参照:ドローンスクールナビ「ドローン測量の費用の目安は?自社で測量または外注した場合の費用の目安も解説!」

ドローンの機種選択や赤外線カメラの有無など、現場を見てから判断するケースが多く、撮影条件が固まらないと正確な費用を算出できません。

以下のリストは、費用を定めるための撮影条件です。

  • 撮影日数
  • ドローンの機種
  • 赤外線カメラの有無
  • 使用するレーザーやカメラ
  • 画像解析の方法

外注先と何度も打ち合わせを重ね、撮影条件を絞り込んでいくことが重要です。

ドローン撮影の費用内訳

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ドローン撮影の費用内訳は以下のとおりです。

  • 人件費
  • 映像撮影費
  • カメラ・ドローンなどの機材費
  • 撮影許可申請費
  • 映像編集費
  • キャンセル料金
  • 再撮影費
  • 出張費・交通費

以上の費用はプロジェクトの性質やスコープ・場所・プロバイダーの料金体系などによって異なる場合があります。提供されるサービスや品質、撮影の規模などを考慮して、料金が設定されることが一般的です。

人件費

人件費は、主に撮影者やクルーの労働に関連する費用です。撮影者・ドローンの操縦者・助手・スタッフが含まれます。専門知識やスキル、労働時間に応じて料金が設定されます。

映像撮影費

映像撮影費は、実際の撮影プロセスに関連する費用です。撮影時間・使用する機材・クルーの人数・撮影地のアクセスなどによって料金が異なります。時間単位での請求や、プロジェクト全体に適用される一律の費用として計算されることが一般的です。

カメラ・ドローンなどの機材費

撮影に使用される機材のレンタルもしくは購入にかかる費用です。高品質のカメラ・ドローン本体・レンズ・付属品・安定装置などが含まれます。機材の購入やメンテナンスにかかる費用も考慮されます。

撮影許可申請費

撮影を行う場所によっては、公共の場や特定のエリアでの撮影に許可が必要な場合があります。地方自治体や公共施設管理部門・警察署に提出する許可申請費用が含まれます。

映像編集費

撮影した映像や写真の編集に関連する費用です。編集者や編集ソフトウェアの利用料・編集作業にかかる時間に基づく料金が含まれます。編集の複雑さやクライアントの要求によって料金が変動します。

キャンセル料金

契約におけるキャンセルポリシーに基づく料金です。予定された撮影がキャンセルされた場合は通常、全額もしくは一部がキャンセル料としてかかります。

再撮影費

クライアントが撮影結果に不満を抱いた場合や何らかの問題が発生した際に、追加の撮影が必要な場合の費用です。追加の撮影時間やクルーの配置に応じて料金が設定されます。

出張費・交通費

撮影場所への移動に関連する費用です。遠隔地への移動や宿泊・食事代・交通機関の利用にかかる費用が含まれます。場所や距離によって異なるため、出張にかかる費用は変動します。

ドローン撮影をプロに依頼する3つのメリット

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ドローン撮影をプロに依頼すると以下3つのメリットが得られます。

  • 魅力的な写真や映像を撮影できる
  • 広告費を抑えてプロモーション活動が展開できる
  • 法令違反のリスクを抑えられる

ドローン撮影をプロに依頼することで、自身で撮影を行うよりも高品質な動画を作成できるでしょう。

魅力的な写真や映像を撮影できる

ドローン撮影を依頼することで、魅力的な映像を制作することができます。ドローンでは、狭小地や断崖絶壁など通常と異なる視点からの撮影が可能です。

ドローン撮影の会社には、高度な撮影スキルを持つスタッフが多数在籍しています。数百時間を超えるフライト経験を重ね、さまざまな状況での撮影実績があるため、クオリティの高い作品を望めるでしょう。

広告費を抑えてプロモーション活動が展開できる

ドローンで撮影した映像は、新商品の宣伝やイベント告知など、さまざまなプロモーション活動に利用できます。

オリジナリティや特別感を演出でき、競合他社との差別化を図れます。拡散力に優れたSNSに動画を投稿すると、不特定多数の方へ効率的に情報を発信でき、購買意欲や企業認知度を高められるでしょう。

SNSのユーザー同士が投稿をシェアしていくため、多額の広告費をかける必要もありません。

法令違反のリスクを抑えられる

ドローンの撮影経験が豊富なプロに映像制作を依頼することで、法令違反のリスクを最小限に抑えられます。航空法や小型無人機等飛行禁止法などの法律を把握しているためです。事前に撮影地の撮影許可も取得してくれるため、安心して撮影を依頼できます。

法律違反を犯すと多額の罰金を支払うだけではなく、社会的信用を失うリスクもあります。今後の企業経営やビジネスマンとしてのキャリアに多大な悪影響を及ぼすでしょう。

ドローン撮影を外注する前に確認すべきポイント8つ

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ドローン撮影を業者に依頼する前にいくつかのポイントを確認しましょう。社内における事前準備や優良なドローン撮影会社の選び方を解説します。

  1. 天候による事故やキャンセルの詳細
  2. 空撮できない区域
  3. 保険内容
  4. ドローン撮影の目的の共有
  5. サンプル作品の品質
  6. 使用するドローンの品質
  7. キャンセル料金が発生するタイミング
  8. 動画編集の対応可否

以上のポイントをおさえることで、ドローン撮影を業者に依頼する際のリスクを最小限に抑えることができます。

1. 天候による事故やキャンセルの詳細

ドローン撮影では、天候の影響を大きく受けます。風や雨などの悪天候により事故や撮影キャンセルが起こった場合の取り決めをこまかく確認しましょう。業者と事前に撮影予定日や撮影予備日、キャンセルポリシーを共有することが重要です。

2. 空撮できない区域

ドローンの飛行には制限があります。空港周辺や政府機関、一般的に人の集まる場所など、飛行が制限される区域があります。撮影予定地域の飛行制限や撮影許可が必要かを確認しましょう。

ドローンの飛行制限エリアを確認する際、Webサイトやアプリの利用がおすすめです。Webサイトの代表例として「国土交通省の特別機関・国土地理院 地理院地図」や「DJI 安全飛行フライトマップ」が挙げられます。

3. 保険内容

ドローン撮影は、機体故障や事故のリスクが伴います。業者が適切な保険に加入しているかを確認しましょう。万が一の事態に備えて、保険の範囲や補償内容を把握することが重要です。

撮影時の責任やリスクを明確にするために、契約前に保険に関する詳細を確認しましょう。

4. ドローン撮影の目的の共有

どのような被写体を撮影し、撮影した映像をどう利用するか、ドローン撮影を行う目的を決めましょう。導入目的が曖昧な状態では、優れた実績を誇る外注先に映像制作を依頼しても、イメージにズレが生じる可能性が高くなります。

たとえば、観光スポットのプロモーションのため、ドローン撮影を検討していたとしましょう。「周辺の街並みや風景をさまざまな角度から撮影し、ダイナミックさを演出したい」と伝えると、外注先も具体的なイメージを描きやすくなります。

認識のズレを招かないよう、目的や求める映像のイメージを明確にすることが重要です。

5. サンプル作品の品質

サンプルで公開している映像の品質が優れているかを確認しましょう。サンプルとして提示している作品の品質は、撮影や編集のスキルの高さを表しています。

撮影や編集スキルが低い外注先を選択しないよう、サンプル作品に以下の現象が発生していないか確認しましょう。

  • 全体的な色味は暗くないか
  • 被写体や背景がつぶれていないか
  • 映像は傾いていないか
  • ホワイトバランスは適切か

6. 使用するドローンの品質

スタンダードモデルからハイエンドモデルまで、撮影で使用するドローンを幅広く取りそろえているかを確認しましょう。予算や目的に応じてドローンの使い分けが必要になるためです。

写真撮影の場合は小型カメラを搭載するため、ドローンも小型タイプを使用します。

動画撮影の場合は臨場感やスケールの大きさを演出するため、ドローンとカメラは大型機種を使うのが一般的です。以下にスタンダードモデルとハイエンドモデルの一部をまとめました。

モデル 機種名 特徴
スタンダード ・Mavic 2 Pro
・Mavic 2 Zoom
・Phantom 4 Pro
・優れた安全性能
・3軸ジンバルで高画質な映像を撮影
・イメージセンサーが大きく、ノイズの少ない綺麗な映像を撮影
ハイエンド ・Inspire 2
・Matrice 600
・Matrice 200/210
・大型カメラを搭載し、ダイナミックかつ高画質な映像を撮影
・高速飛行を実現
・優れた障害物回避能力

見積もりを依頼する前にドローンの機種をいくつか覚えておくと、依頼先のドローンの品揃えを確認できます。

7. キャンセル料金が発生するタイミング

キャンセル料金が発生するタイミングを確認することは重要です。キャンセル料金の規定は企業によって異なるため、必ず確認しましょう。

予定日に必ず撮影ができるとは限りません。別日への変更が可能な場合、一定回数順延になるまで再撮影料金が発生しなければ、安心して撮影を依頼できます。

事業の都合によって急に撮影をキャンセルする場合もあるでしょう。何日前までに連絡を入れればキャンセル料金が発生しないかも、あわせて確認が重要です。

8. 動画編集の対応可否

映像撮影から動画編集までプロに依頼する場合、動画編集の対応も依頼できるかを確認しましょう。自社に動画編集スキルに長けた人材がいない場合、プロに依頼するのが無難な選択でしょう。

動画編集では、映像素材の選択・テロップ出し・効果音の挿入、カラーグレーディングやエフェクトの追加など、センスや専門的なスキルを問われる工程が多いです。

動画編集がサービス料金に含まれているのか、オプション扱いになるかで費用も大きく変わってきます。見積もり依頼時に確認をしましょう。

ドローン撮影を依頼できる3つの外注先

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ドローン撮影は以下3つの外注先に依頼できます。

  • 動画制作会社
  • ドローンパイロット
  • フリーランスカメラマン

それぞれの外注先の特徴を解説します。自社の要望や予算に応じて外注先を決定しましょう。

動画制作会社

ドローン撮影を動画制作会社に依頼することで、映像撮影から動画編集まで、一連の作業を依頼できるメリットがあります。カメラマンや動画編集者など、各分野のスペシャリストが動画制作会社には在籍しています。

依頼先に一括発注できるため、他のクリエイターを探す必要はありません。優れたスキルや豊富な実務経験を持ったクリエイターも多く、完成度の高い映像を納期どおりに入手できます。

特定の業界やジャンルに特化している動画制作会社が多いため、見積もり依頼前にホームページで実績や得意分野を確認しましょう。事前に完成した映像の納品形態を決めておくと、トラブルや追加費用の発生を回避できます。

ドローンパイロット

ドローンパイロットは優れた操縦・撮影スキルを駆使して、空撮映像を撮影する操縦士です。空撮カメラマンに加え、三次元測量や農地の散布作業などの仕事でも活躍しています。

ドローンパイロットに依頼するメリットは、狭小地や高所での撮影など、高度な操縦スキルが必要な場所からの撮影依頼ができる点です。さまざまな距離や角度から被写体の撮影も期待でき、視聴者の関心を惹き付けられるでしょう。

撮影を依頼する前は動画編集が可能かどうか、どのレベルの作業まで対応できるかを確認しましょう。

フリーランスカメラマン

ドローンを駆使した空撮を専門の仕事としているフリーランスカメラマンに依頼するのも1つの選択肢です。

民間資格を取得している方が多く、優れた操縦スキルや表現方法によって高画質の映像制作が期待できます。1人もしくは少人数で仕事を完結するため、企業に依頼するより人件費を削減できる点もメリットです。

映像制作全般のスキルをどの程度持っているか、スムーズなやり取りが可能かを契約前に確認しましょう。

まとめ

ドローン撮影をプロに依頼すると、高画質かつ高技術な映像の仕上がりが期待できます。ドローン撮影の費用相場が3万〜300万円と幅広いのは、使用するドローンの種類やカット数により差が出るためです。

ドローンで撮影した映像はインパクトを与えられるため、マーケティングやプロモーションに活用する企業が増えています。

「比較ビズ」では、必要事項を入力する2分程度の手間で、ドローン撮影に詳しい専門家をスピーディーに探せます。どの専門家に相談すべきなのか迷うようなことがあれば、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
SUGI WORK
代表 杉山茂幸

山形県出身。埼玉県越谷市と山形県上山市の2拠点で活動中のフリーランス。開業5年目でSUGI WORK代表。国内・海外法人から行政案件まで経験。WEB制作をはじめ、デザイナー・エンジニア・出張撮影・ドローン空撮・取材・自社メディア運営など幅広い分野で活動中。中小企業の課題解決が得意。

ここ数年、ドローン空撮を行う業者・個人が増えたことで映像のクオリティはもちろん、フライトの経験値、安全面への配慮において業者ごとに大きな差を感じています。間違いのない業者を選ぶためには、費用はもちろんですが、過去の実績・評価・保険・対応をしっかり比較して選ぶことを強くおすすめします。過去実績の掲載が少なく、回答が遅い・曖昧な回答が多い業者には要注意です。

最新のドローンは4Kカメラを標準搭載するほど性能面で優秀になっているため、よほど速い動きや特殊な空撮シーンでなければ、一定の経験を積んだドローンカメラマンであれば希望どおりの撮影が可能かと思います。もちろん映像の画質で悩む心配はありません。

企業コンプライアンスや映像クオリティを求めるCMやドラマ撮影などは専門業者に任せるのが間違いありませんが、1-2時間程度の小規模な撮影や、複数箇所を回って撮影したいなどのシーンでは業者より個人の方が手頃な価格でドローン撮影ができるうえ、比較的融通が効きやすいのでおすすめです。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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