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シーリング工事(外壁・防水工事)の費用・相場を徹底解説

最終更新日:2022年08月02日
シーリング工事(外壁・防水工事)の費用・相場を徹底解説
この記事で解決できるお悩み
  • シーリング工事(コーキング)の費用はいくらくらいが妥当?DIYは可能?
  • シーリング工事(コーキング)費用は状況によって変動する?単価は?
  • シーリング工事(コーキング)費用を安く抑える方法はある?

シーリング工事とは、住宅の外壁で使われるサイディング・ALCボードなどの目地をシーリング(密閉する)・コーキング(詰め物をする)する工事のこと。外壁塗装と同様、建物のメンテナンスの一環として定期的に実施する必要のある工事ですが、「シーリング工事の費用はいくらかかるのか?」把握している方は多くありません。

そこで本記事では、コーキング工事とも呼ばれるシーリング工事の単価、一般的な家屋を例にした費用相場や、施工手順・必要な材料など、知っておきたいシーリング工事の基礎知識を徹底解説!

DIYは可能なのか?シーリング工事の費用を抑える方法はあるのか?などの疑問にも回答していきます。

シーリング工事(コーキング工事)の単価相場

シーリング、コーキング、それぞれの意味は微妙に異なりますが、建築・リフォームの現場ではどちらも「目地に目地剤を充填する」意味で使われる言葉です。シーリング工事をコーキング工事と呼ぶことがあるのはこのため。

当然、建物によって施工範囲は大きく異なるため、シーリング工事の費用は以下の計算式で算出することになります。

「1メートル単価 × 施工メートル数」

材料となるシーリング剤の種類によっても単価は異なりますが、以下のように大きく2つに分類できるシーリング工事の方法によって、おおまかな単価相場が決まります。それぞれ解説していきましょう。

  • シーリング打ち替え工事
  • シーリング増し打ち工事

シーリング打ち替え工事の単価相場は1メートル900円から

シーリング打ち替え工事とは、文字通り、既存の古いシーリング・コーキングをすべて除去し、新たなシーリング剤を充填していく工事方法のこと。サイディング・ALCボード間の目地を含む、屋外のシーリング工事で採用される一般的な工事方法です。

シーリング打ち替え工事の単価は、1メートルあたり約900円から1,200円程度というところが費用相場感です。

シーリング増し打ち工事の単価相場は1メートル500円から

一方のシーリング増し打ち工事とは、既存の古いシーリング・コーキングの上から、新たなシーリング剤を継ぎ足す形で充填していく工事方法のこと。

シーリング打ち替えと比べ、古いシーリング・コーキングを除去する必要がないため、単価も少し安めに抑えられますが、耐久性の面では劣ります。サッシ周りなど、シーリングを除去しにくい構造物などで使われることのある工事方法です。

シーリング増し打ち工事の単価は、1メートルあたり約500円から900円程度というところが費用相場感です。

一般的な家屋のシーリング工事費用例

メートルあたりの単価では具体的な費用がイメージしにくいため、2階建て・30坪程度の一般的な家屋を例に、シーリング工事費用を算出してみましょう。2階建て・30坪程度であれば、シーリング工事の施工総メートル数はおおよそ200メートル程度です。

シーリング工事の方法 費用相場
シーリング打ち替え(@900〜1,200円 / 1m) 180,000円〜240,000円
シーリング増し打ち(@500〜900円 / 1m) 100,000円〜180,000円

追加で足場費用が必要な場合も

平屋の家屋であれば、上述した費用をそのままシーリング工事費用として当てはめられますが、本記事で例に挙げた2階建ての家屋、それ以上のマンションの場合は「作業するための足場」を組まなければなりません。

足場の費用は1屬△燭900円〜1,100円程度。2階建て・30坪程度の家屋であれば約180屬梁場が必要になるため、追加で「162,000円〜198,000円」程度の費用が必要です。諸経費も含めたシーリング工事費用の総額は、おおよそ以下のようになると考えられます。

シーリング工事の方法 費用総額の相場
シーリング打ち替え (180,000円〜240,000円)
+(162,000円〜198,000円)
+ 諸経費10% = 376,200円〜481,800円
シーリング増し打ち (100,000円〜180,000円)
+(162,000円〜198,000円)
+ 諸経費10% = 288,200円〜376,200円

シーリング工事が必要なのはどんなとき?

そもそもシーリング工事は、主に建物の防水性を高めることを目的に、外壁材の隙間となる目地をシーリング・コーキンングする工事です。当然、充填されたシーリング・コーキングが劣化すれば防水性能も落ちるため、メンテナンスとしての定期的なシーリング工事が必要。

一般的に、シーリング剤・コーキング剤の耐用年数は5年から10年といわれているため、7年〜10年のサイクルでシーリング工事を実施する場合が多いようです。

しかし、定期時期を迎える前であっても、以下の2つのような症状が見られるのであれば、早急にシーリング工事を検討したほうがいいでしょう。

  • シーリング・コーキングのひび割れ・破断
  • シーリング・コーキングの剥離・欠落

シーリング・コーキングのひび割れ・破断

ひび割れも破断も、どちらもシーリング剤・コーキング剤の経年劣化によって起こる症状ではありますが、地震などの自然災害が要因となってひび割れ・破断してしまう場合もあります。ひび割れ・破断している箇所から雨漏りしてしまう可能性が高いため、早急なシーリング工事が必要です。

シーリング・コーキングの剥離・欠落

シーリング・コーキングが外壁材から剥離してしまっている、部分的に剥がれてしまっている(欠落)ケースです。

シーリング・コーキングの剥離・欠落は、経年劣化で発生する症状というよりも、シーリング工事時の施工不良や、シーリング剤・コーキング剤の選択ミスによる不具合・強度不足の可能性が高いといえるでしょう。こちらのパターンも雨漏りしてしまう可能性が高いため、早急なシーリング工事が必要です。

外壁のシーリング工事は打ち替えがおすすめ

予定よりも早くシーリング工事が必要になるなら「打ち替え」よりも安価な「増し打ち」を選択し、できる限り費用を節約したいと考える方も多いかもしれません。

しかし、打ち替えと比べた場合、増し打ちの耐用年数は短くなることが一般的です。サイディング・ALCボードなどの外壁材目地に増し打ちを採用すると、シーリング剤・コーキング剤が2年〜5年程度しか持たないことも。長い目で見れば「打ち替え」を選んだほうが、トータルでのシーリング工事費用の節約になる可能性もあります。

シーリング工事(コーキング工事)の施工手順

それでは、シーリング・コーキングを充填していく以外に、シーリング工事では具体的にどのような作業が必要なのか?早い段階から不具合・強度不足を起こさないためにも、シーリング工事の施工方法・手順を知っておくことが重要です。

以下の6つから、打ち替えによるシーリング工事の施工方法・手順をステップごとにそれぞれ紹介していきましょう。

  1. 古いシーリング(コーキング)の除去・目地の清掃
  2. バックアップ材を目地に装てん
  3. マスキングテープで養生
  4. 目地にプライマーを塗布
  5. シーリング剤(コーキング剤)を目地に充填
  6. ヘラで表面ならし・マスキングテープの除去

参照元:シャープ化学工業株式会社「コーキング施工 キホンのキ」

仝鼎ぅ掘璽螢鵐亜淵魁璽ング)の除去・目地の清掃

外壁材目地に充填されている古いシーリング・コーキングを、カッターなどを使いながら「完全に」除去していきます。施工不良によるシーリングの不具合・強度不足を起こさないためにも、ハケなどを使って丁寧に清掃しておくことがポイント。目地の部分が濡れている場合は、次のステップに移る前に充分乾燥させておくようにします。

▲丱奪アップ材を目地に装てん

木造住宅の場合、あるいは目地の底面が揃っていない場合などは、二面接着で施工していくため、バックアップ材を目地に装てんしていきます。鉄筋コンクリートのビル・マンションの場合は三面接着で施工する場合も少なくないため、バックアップ材を目地に装てんしないこともあります。

マスキングテープで養生

外壁材にマスキングテープを貼り、プライマーやシーリング剤・コーキング剤などで外壁材が汚れてしまわないよう養生します。目地の外側にマスキングテープをまっすぐ貼ることがポイントです。

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シーリング剤・コーキング剤が接着する目地の外壁部分に、プライマーを塗布していきます。プライマーとは、シーリング剤の接着力を強化する効果のある下地剤のこと。また、シーリング剤の成分が外壁材に染み込むのを防ぐ効果もあり、見た目のキレイさ・強度を保つためにも欠かせないひと手間だといえるでしょう。

施工不良で発生することの多いシーリング・コーキングの剥離・欠落は、適切なシーリング剤を選べていなかったというほかに、プライマーの塗布を怠ったからである場合も少なくありません。

ゥ掘璽螢鵐虻沺淵魁璽ング剤)を目地に充填

ここまでのステップで、目地にシーリング剤・コーキング剤を充填する準備が整いました。コーキングガンにシーリング剤をセットし、手早く目地に充填していきます。

充填したシーリング剤・コーキング剤はすぐに硬化がはじまるため、内側に空気が入らないように、なおかつ素早く作業を進めていくことがポイントです。

ヘラで表面ならし・マスキングテープの除去

目地に充填して盛り上がったシーリング剤・コーキング剤は、段差が出ないようヘラを使って表面をならしていきます。

作業終了後は、マスキングテープを剥がして完了です。しかし、マスキングテープを剥がすのは意外に難しいため注意が必要。勢い余って外壁材を汚してしまったり、シーリング面に影響が出てしまうこともあるため、作業は慎重に行いましょう。

さらに詳しい施工方法2点

ここまででシーリング工事の方法・手順を簡単に解説してきましたが、シーリング工事のステップでも少し触れた施工方法について、さらに詳しく説明しておきます。以下の2つの方法についてそれぞれ見ていきましょう。

  • 先打ち・後打ちとは?
  • 二面接着・三面接着とは?

先打ち・後打ちとは?

打ち替えによるシーリング工事はさらに「先打ち」「後打ち」に分類できます。先打ちとは、文字通り、先にシーリング工事を済ませてから、シーリングも含めて外壁塗装する工事方法のこと。

一方の後打ちとは、外壁塗装を済ませてからシーリング剤を充填する工事方法のこと。先打ちとは異なり、後打ちでは「シーリングを塗装しない」のが大きな違いです。それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。

シーリング工事の方法 メリット デメリット
先打ち 塗装がシーリングを保護するため劣化を防げる。外へと同色にできる シーリング部分の塗装が環境の変化や地震などの影響でひび割れしやすい
後打ち シーリングを塗装しないため、塗装面のひび割れがない シーリングが太陽光や雨風に直接さらされるため劣化しやすい

二面接着・三面接着とは?

シーリング工事の対象となる目地は、隣り合わせた外壁材の側面2つ、下地となる構造材の底面1つ、合計3つの面で構成されています。これらにシーリング剤を充填する方法は大きく以下の2つに分かれています。

  • 「三面接着」

    3面すべてにシーリング剤を充填する方法

  • 「二面接着」

    底面にバックアップ材を装填し、外壁材の側面2つのみにシーリング剤を充填する方法

それでは、なぜ建物の種類に応じて「二面接着」と「三面接着」を使い分ける必要があるのか?それは「硬化したシーリング剤は二方向の伸縮に強い」反面「三面接着で一方向が動かないと切れやすい」特性があるからです。

木造住宅では、地震などがなくても気温や湿度の影響で外壁材が伸縮するため、それに応じてシーリングも伸縮を吸収する必要があります。二面接着なら伸縮を吸収する柔軟性がありますが、三面接着ではシーリングが切れてしまうことがあるのです。

シーリング工事(コーキング工事)に必要な材料

不具合・強度不足を起こさずシーリング工事を実施するためには、建物の種類に応じた適切な材料・道具を揃えなければなりません。特に強度に直接影響するシーリング剤・コーキング剤の選び方は重要。以下から、一般的な木造住宅のシーリング工事で必要な材料を簡単に4つ紹介しておきます。

  • シーリング剤(コーキング剤)
  • バックアップ材
  • プライマー(下塗り剤)
  • コーキングガン・マスキングテープ・ヘラなど

シーリング剤(コーキング剤)

シーリング剤・コーキング剤は、目地に充填してからゴム状に硬化するまでの過程に応じ、実にさまざまな種類が存在します。

参照元:シャープ化学工業株式会社「コーキング剤の種類をわかりやすく図解」

このうち、外壁のシーリング工事で使われるのは、硬化後に塗装が可能な「変成シリコン系シーリング剤」、ALCボードの目地充填に使われることのある「ポリウレタン系シーリング剤」です。間違えやすい「シリコン系」は、浴室やキッチンなどの水廻りの補修に使われる「塗装できない」シーリング材のため注意が必要です。

参照元:シャープ化学工業株式会社「シャーピー ヘンセイシリコーン NB-LM」

バックアップ材

木造住宅などで、シーリング剤を二面接着させたいときに必要なのが「バックアップ材」です。シーリング剤を目地に充填しても、面に接着しないのがバックアップ材の特徴。チューブ型のタイプ、目地の大きさに合わせた四角断面のタイプがあります。

参照元:エスエス産業株式会社「バックアップ材」

プライマー(下塗り剤)

プライマーとは、シーリング剤の接着力を強化する効果のある下塗り剤のことです。シーリング剤に応じて適切なプライマーは異なるため、商品を選定する際は注意が必要です。

参照元:セメダイン株式会社「プライマーMP1000(変成シリコン専用プライマー)」

コーキングガン・マスキングテープ・ヘラなど

シーリング工事では、シーリング剤を充填する「コーキングガン」はもちろん、マスキングテープ、ヘラ、カッター、ハケなども必要。コーキングガンは2,000円程度から入手可能ですが、高いものになると20,000円近くするものもあります。

シーリング工事(コーキング工事)はDIYできるのか?

意外に高額な施工費用がかかるシーリング工事ですが、DIYすることによって費用を抑えられるのか?そもそもシーリング工事はDIY可能なのか?気になっている方も少なくないはず。以下から少し検証してみましょう。

DIYでシーリング工事した場合の費用相場は?

DIYでシーリング工事した場合にかかる費用は、材料・道具の費用です。シーリング工事の費用相場で例にした「施工総メートル数 = 200メートル」を想定した場合、材料・道具にかかる大まかな費用は以下の通りです。

材料・道具 単価 数量 費用合計
シーリング剤 8,000円(320ml × 10) 8 64,000円
バックアップ材 1,000円(10m) 20 20,000円
プライマー 1,200円(150g) 7 8,400円
コーキングガンなど 10,000円〜 1 10,000円
費用総合計 102,400円〜

打ち替えによるシーリング工事の費用相場が180,000円からということを考えれば、DIYにチャレンジすることによって、施工費用をかなり安くあげられることがわかります。

シーリング工事は施工会社に任せるのがおすすめ

ただし、平屋であればともかく、2階建て以上の多い日本の住宅事情を考えれば、DIYでシーリング工事するのは現実的とはいえません。

足場をどうするかという問題はもちろんのこと、シーリング除去から充填までの各作業ステップのクオリティで、耐久性に大きな差ができてしまうからです。天候に左右されることの多いシーリング工事では、作業スピードも重要。将来的なことも考えれば、シーリング工事は専門の施工会社に任せるのがおすすめです。

シーリング工事費用を抑える方法はある?

それでは、DIY以外にシーリング工事の費用を抑える方法はあるのでしょうか?以下の2つからそれぞれ解説していきましょう。

  • シーリング工事と外壁塗装工事のタイミングを合わせる
  • 複数の施工会社から相見積もりを取って比較検討する

シーリング工事と外壁塗装工事のタイミングを合わせる

ひとつは、シーリング工事と外壁塗装工事のタイミングを合わせることです。どちらも耐用年数が比較的近く、足場を使うという点で共通しているため、シーリング工事と外壁塗装工事を同時に施工することで「足場の費用を1回分節約」できます。

複数の施工会社から相見積もりを取って比較検討する

もうひとつは、優良かつリーズナブルにシーリング工事を施工してくれる、信頼の置ける施工会社を選定すること。そのためには、候補となる複数の施工会社をピックアップし、相見積もりをとって比較検討することが鉄則です。

費用面だけを見るのではなく、担当者の対応力、提案力、実績を含めた総合面で判断することがポイント。優良な施工会社を選定できれば、シーリング工事と外壁塗装工事のタイミングがどうしても合わないといったときにも、適切な解決策を提案してくれるでしょう。

まとめ

シーリング工事の費用はどのくらいかかるのか?知りたい方に向け、本記事では、シーリング工事の単価、一般的な家屋を例にした費用相場や、施工手順・必要な材料など、知っておきたいシーリング工事の基礎知識を解説するとともに、DIYは可能なのか?シーリング工事の費用を抑える方法はあるのか?などの疑問にも回答してきました。

屋内の水廻りやサッシなど、近年ではシーリング工事もDIYで済ませる方が増えていますが、屋外となる外壁シーリング工事はそれほど簡単ではありません。DIYで施工してみたものの、結局やり直しになってしまったという失敗をしないためにも、信頼の置ける施工会社に依頼することがベスト。

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