税務調査とは?調査対象になった際の一般的な流れや必要書類を徹底解説!

最終更新日:2023年06月26日
大原政人税理士事務所
監修者
代表税理士 大原政人
税務調査とは?調査対象になった際の一般的な流れや必要書類を徹底解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 税務調査とは?
  • 税務調査が入りやすい法人や個人の特徴は?
  • 税務調査の流れは?

「税務調査が入ったときに備えて準備をしたいが、税務調査の流れがわからない」とお悩みの方、必見。税務調査の対象になったら冷静な対応を心がけ、正確な情報提供をしましょう。

この記事では経営者や個人事業主に向けて、税務調査の流れや必要な書類について解説します。最後まで読めば、 税務調査で指摘された際の対処法もわかります。

税務調査に入られた場合の注意点も紹介するため、税務申告に関心がある個人もぜひ参考にしてください。

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税務調査とは

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税務調査は、税務当局が納税者の税務申告や財務記録を審査する手続きです。目的は、税法の遵守度や申告の正確性を確認し、適正な税金の納付を確保することです。

税務調査では、納税者の所得や資産、経費の妥当性などの詳細な調査が行われ、申告の正確性や税務規定への遵守が検証されます。調査結果に基づいて、追加の税金の請求や罰則を科される可能性があります。

税務調査は税務当局の重要な手段であり、公平な納税体制を維持するための重要な活動です。

税務調査には強制調査と任意調査がある

税務調査には、強制調査と任意調査の2つのタイプがあります。強制調査は税務当局が権限を行使し、納税者に対して調査を実施するもので、証拠の提出や口頭での尋問が含まれます。

任意調査は納税者の同意に基づいて行われ、当局が協力を要請する形式です。任意調査では証拠提出や尋問はありませんが、納税者の協力は求められます。

一般的に行われる税務調査は、任意調査です。一般的な税務調査が任意調査とされるのは、税務当局が税務行政の適正な遂行と納税者の協力を重視するためです。

税務調査が入りやすい法人の特徴2つ

ここでは、税務調査が入りやすい法人の特徴を2つ紹介します。

  1. 大規模企業である場合
  2. 複数の事業体が絡む場合

1. 大規模企業である場合

大規模企業は高額な取引や複雑な経済活動を行うため、税務上のリスクが高まります。税務当局は大規模企業の申告書や財務記録に注目し、詳細な調査を行うことがあるでしょう。

取引の正確性や適切な税務処理の確認、関連会社間の取引の適正性などが重視されます。大規模企業は公に注目されるため、税務当局の監視対象になりやすく、税務調査のリスクが高いです。

2. 複数の事業体が絡む場合

関連会社や子会社を持つ法人は、税務上の複雑さが増し、調査の対象となる可能性が高まります。税務当局は関連会社間の取引や財務関係を詳細に調査し、適正な価格設定や税務処理の妥当性を確認します。

関連会社間の利益配分やコスト振り分けなどが注目され、不適切な取引や税務上の不正が疑われると調査の対象になるでしょう。複数の事業体が絡む場合は、内部統制や関連会社間の取引の適正性を確保し、税務上のリスクを最小限に抑えるための対策が重要です。

税務調査が入りやすい個人の特徴2つ

ここでは、税務調査が入りやすい個人の特徴を2つ紹介します。

  1. 高額な控除や免除の利用がある場合
  2. 複雑な所得源を持つ場合

1. 高額な控除や免除の利用がある場合

高額な控除や免除の利用は、税務調査の対象となる可能性があります。税法で提供される控除や免除は、合法的に利用できますが、その適用条件や要件を満たしているかを厳密に審査されます。

高額な控除や免除を利用する場合は、正確な記録の保持や関連する書類の整備、必要な条件を遵守することが重要です。

2. 複雑な所得源を持つ場合

複雑な所得源を持つ個人は、税務調査の対象になる可能性が高いです。異なる種類の所得(給与や自営業所得、投資収入など)や複雑な財務取引を持つ場合、納税申告書の作成が困難であり、誤りや過誤のリスクが増えます。

税務当局は複数所得からの申告に対して詳細な調査を行い、収入や経費の正確性や妥当性を確認します。収入や経費の正確な計上や適切な控除の利用が重要であり、根拠を証明するための書類や記録は保管しておきましょう。

税務調査の流れ

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税務調査は、税務当局が法人や個人の財務記録や税務申告に対して厳密な調査を行う手続きです。一般的な税務調査の流れは、以下のとおりです。

1. 通知税務当局が調査の意図を通知する。
通常、書面や電子メールによる通知が行われる。
2. 書類の提出納税者は通知に従い必要な書類や証拠を提出する。
申告書や会計帳簿、銀行取引記録、契約書、請求書などが含まれる。
3. 対話と尋問税務当局は納税者と対話し、追加の情報や説明を求める場合がある。
口頭での尋問や面談が行われることもある。
4. 資料の審査税務当局は提出された書類や証拠を審査し、正確性や適法性を確認する。
申告書と実際の取引や記録との整合性を評価する。
5. 調整と修正税務当局が調査結果に基づいて不一致や誤りを発見した場合、納税者は修正を求められる。
調整された金額に基づき、追加の税金や罰金が課される可能性がある。
6. 結果の通知調査の結果が納税者に通知される。
通常、結果に不服がある場合は、異議申立てや訴訟手続きを行える。

税務調査を受ける際に必要な書類一覧

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税務調査を受ける際は、企業や個人が税務当局に提出すべき書類を紹介します。

  • 納税申告書
  • 会計帳簿
  • 銀行取引記録
  • 請求書や領収書
  • 給与関連書類(従業員の給与台帳、給与明細、源泉徴収票、労働契約書など)
  • 税務関連書類(過去の確定申告書、税務調整申告書、節税措置に関する書類など)

税務調査で指摘された際の対処法2つ

税務調査が入った際は、適切な対処策を取ることが重要です。ここでは、税務調査で指摘された際の対処法2つを紹介します。

  1. 修正申告をする
  2. 更正の請求をする

1. 修正申告をする

修正申告では、調査結果に基づき申告書や記録を正確に修正し、誤りや不一致を訂正します。必要な書類や証拠を整理し、税務当局に提出しましょう。

修正申告は追加の税金や罰金を回避するための重要な手続きであり、税務アドバイザーの助言を受けながら適切な修正を行います。

2. 更正の請求をする

更正の請求は、納税義務者が申告した税額が過大であることを知った際に、税務署や都税事務所に対して減額更正を求める行為です。修正申告が税額を増加させる場合に利用されるのに対し、更正の請求は税額を減少させる場合に利用されます。

更正の請求は、正当な理由や証拠の提供が必要となるため、慎重な対応が求められます。

税務調査に入られた場合の注意点3つ

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税務調査に入られた場合、適切な対応をすることが重要です。ここでは、税務調査に入られた場合の注意点を3つ紹介します。

  1. 冷静な対応をする
  2. 正確な情報提供をする
  3. 専門家の助言を受ける

1. 冷静な対応をする

税務調査に入られた場合、冷静な対応が重要です。感情的にならずに落ち着いて対応しましょう。要求された書類や情報を提供し、調査に協力する姿勢を示します。冷静さと協力姿勢は円満な調査結果につながるでしょう。

2. 正確な情報提供をする

税務調査に入られた場合、正確な情報提供が重要です。要求された書類や情報を迅速に整理し、誤りや漏れがないように注意します。過去の記録や取引に関する詳細な情報を提供し、正確な説明や補足を行います。

税務当局との対話の中で不明点や疑問があれば、適切に回答するよう努めましょう。正確な情報提供は信頼性を高め、調査の円滑な進行や誤解の解消に寄与します。

3. 専門家の助言を受ける

税務調査に入られた場合、専門家の助言を受けることが重要です。税理士や税務アドバイザーに相談し、適切なアドバイスを受けましょう。専門家は調査プロセスを理解し、納税者の権利を守るために必要な手続きや文書作成を支援してくれます。

専門家は冷静な第三者の立場からアドバイスを提供し、納税者と税務当局のコミュニケーションを円滑にする役割を果たします。信頼できる専門家の助言を受けながら、適切な対応策を立てましょう。

まとめ

税務調査は、税務当局が納税者の税務申告や納税状況を検証するために行われます。税務調査の対象になったら、冷静な対応を心がけ、正確な情報提供をしましょう。不明な点があれば焦らずに、税理士の助言を受けることも1つの解決方法です。

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大原政人税理士事務所
代表税理士 大原政人
監修者

川崎・横浜起業、確定申告支援センター 税理士大原政人。1975年茨城県土浦市出身。趣味はサッカー。法政大学経営学部経営学科卒業。都内税務会計コンサルティング会社勤務の後、税理士として独立。川崎市(駅徒歩5分)で中小企業・個人事業主を支援して今年で17年目。法人税務申告約1,500件、個人確定申告約1,200件、相続税申告約200件、セミナー、研修会講師年間平均30回。

比較ビズ編集部
執筆者
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