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オフセット印刷の特徴とは?向いている印刷物とメリット・デメリット

公開日:2017年07月24日 最終更新日:2022年03月15日
オフセット印刷の特徴とは?向いている印刷物とメリット・デメリット
この記事で解決できるお悩み
  • オフセット印刷のメリット・デメリット
  • オフセット印刷に向いているもの
  • オフセット印刷が得意な会社

印刷について調べると出てくる「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」。この2つの違いは何でしょうか。

ここではオフセット印刷の特徴や費用から向いている印刷物、さらにオフセット印刷が得意な印刷会社をまとめました。利用を検討中の方は必見です。

オフセット印刷とは

オフセット印刷とは、市場に出回っている雑誌や書籍、商業印刷などの7割近くを占める、一般的な印刷方法です。色の再現性が美しいオフセット印刷は、写真・アートなど美術印刷に適しており、活用されています。

オフセット印刷の名前の由来

「オフセット」の名前は、その独特な印刷工程から来ています

オフセット印刷は、印刷版につけたインキを柔らかいゴムでできた「ブランケット」というローラーに転写するのです。この工程をオフ(OFF)と言います。そして、インキの載ったブランケットから紙にさらに転写をしていて、この工程をセット(SET)と呼びます。これがオフセット(OFF-SET)印刷の名前の由来です。

このように、直接印刷物に転写を行わないこのオフセットの工程は、他の印刷方法にない独自のものなのです。

オフセット印刷の特徴

オフセット印刷は、印刷版として凹凸の無いアルミ製版を使用しています。表面には感光剤が塗られ、光を当てることで化学反応による印刷をする技法です。版を水で湿らせ、この状態でインキを付け、油であるインキが水と反発しあう仕組みです。

インキが載った部分と水を弾いた部分でインキの印刷面が決まります。平版といっても厳密にはわずかに凹凸があります。水と油(インキ)を載せる2種類の場所が版にでき、この性質を利用して印刷を行うものがオフセット印刷といわれているものなのです。

水と油の反発によって印刷されるゆえ、オフセット印刷では顔料油性インクを使用します。そのため、水性インクに比べて高品質かつ速乾で大量に印刷することができます

先述したように紙が直接版に触れないため、摩擦がかからず印刷が鮮明になるほか、ブランケットはゴム製なので紙を傷めにくいのも特徴です

オフセット印刷の仕組み

オフセット印刷の機械は、大きく分けて「輪転機」と「枚葉機」の2種類があります。それぞれ特徴を見ていきましょう。

輪転機

ロール状の紙に印刷し、高速で印刷したあとにカットを施すのが輪転機です。スピードとコストパフォーマンスに優れており、とにかく大量に印刷したいときにぴったりの機械です。新聞印刷やチラシ印刷などに用いられます。

輪転機は全長40mとかなり大きな機械なので、都心にはあまりありません。少し離れた郊外に工場をもっている企業が多いです。

枚葉機

家庭用プリンターのように、すでにカットされた紙に印刷していくのが枚葉機です。さまざまなサイズの用紙に印刷できるので対応範囲が広く、汎用性が高いです。こちらは輪転機と違って少ないロットにも対応できるという特徴があります。

枚葉機はそこまで大きな設備ではないため、都心で工場をもっている企業もあります。

オフセット印刷の色の表現方法

オフセット印刷における色は、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色でフルカラー印刷を行います。色を混ぜるのではなく、この4色の画線部の密度によって、様々な色を表現します。

つまり、オフセット印刷で使っているインキは透過性のあるもので、色が重なり合うことでフルカラーを表現することが可能なのです。

オフセット印刷のメリットとデメリット

印刷方法を選ぶとき、メリットとデメリットを知っておくのは大切ですよね。具体的に見ていきましょう。

オフセット印刷のメリット

  • 写真が綺麗
  • 費用が安い
  • 多色印刷、カラーで可能
  • 大きなサイズにも印刷可能
  • スピーディに大量印刷できる

オフセット印刷のメリットは、版が印刷用紙に直接触れないので、印刷がとても鮮明である点でしょう。非常にスピーディに印刷できるため、大量部数の印刷もスピーディに仕上げることができます。

また、一度作った版は何度でも使えるため、ロットが増えれば増えるほど1枚あたりのコストも下がります。小さな文字やグラデーションがにじまずに印刷できるのも魅力的です。

オフセット印刷のデメリット

  • 小ロットだと割高になる
  • 白黒印刷にはもったいない
  • 版を起こさないといけない

一番のデメリットは、やはり印刷部数が少ないと割高になることでしょうか。オフセット印刷には製版が必要になり、ここに初期コストがかかります。部数が少ない印刷物には、オフセット印刷はおすすめできません

オフセット印刷に向いているもの

  • 1)大量印刷が必要なもの
  • 2)写真が多いもの
  • 3)デザインにこだわりたいもの

オフセット印刷の特徴から、この3つのいずれかに当てはまる印刷物は、オフセット印刷が向いているでしょう。具体的には、新聞、チラシ、名刺、はがき、写真集、カタログなどが挙げられます。

逆にいうと、下記のようなものはオフセット印刷には向いていません。

  • 1)小ロットで印刷したいもの
  • 2)テキストがメインのもの
  • 3)モノクロ印刷のもの

部数の目安としては、100〜200部以上を印刷するのであれば、オフセット印刷を選ぶとコストが安く済みます。逆にそれ以下の部数なら、オンデマンド印刷をおすすめします。どちらにせよ、見積もりをとって担当者としっかりコミュニケーションをしておくのが大切です。

印刷方法はオフセット印刷だけではないので、向いている印刷方法をしっかり吟味して、コスト・クオリティともに納得できる発注をしたいですね。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い

オンデマンド印刷とは

オンデマンド印刷とは、版のいらない印刷方法です。レーザープリントのことで、パソコンからデータをプリントアウトします。オンデマンドは「on-demand(必要に応じて)」という意味で、必要な分だけ印刷を行えます。

オンデマンド印刷のメリット

オンデマンド印刷は版の作成が必要ないので、小ロットでも単価が安く対応できます。また、納品までスピーディにでき、種類が多数ある印刷物にも適しています。

オンデマンド印刷のデメリット

色が毎回安定しないというデメリットがあります。同じものをオフセット印刷とオンデマンド印刷でそれぞれ刷ったときに出力された色が全然違う…なんてこともざらにあります。色むらができたり、微妙なグラデーションなどもつけにくい傾向にあります。プリンターを使用するため、紙の種類、厚さにも制限があることも覚えておきたいですね。

オンデマンド印刷は、ネット印刷やプリンターの印刷時代と共に品質は良くなっています。ただ、オフセット印刷にはまだおよびません。

オフセット印刷とオンデマンド印刷の使い分け

綺麗さやクオリティを重視するなら「オフセット印刷」を商業用で使って、あとあとあまり残しておくことがないような印刷物であれば、 早さ・安さを重要視する「オンデマンド印刷」を使ったほうが良いということになります。

印刷量が多いときは、オフセット印刷の方が1枚単位の費用が安くなりますし、クオリティも高く仕上がります。デジタル印刷で使われるカラーとは、全く比にならないような仕上がりを見せることができるので、名刺に色を入れたりデザイン性を重視するならオフセット印刷を選ぶのが良いでしょう。

オフセット印刷が得意な印刷会社3選

タナカ印刷株式会社

参照元:タナカ印刷株式会社

  • 大正12年創業、90年の実績
  • 細心の注意を払った情報セキュリティ
  • 安心のワンストップサービス

さまざまな業種との取引実績が豊富なタナカ印刷株式会社は、創業90年の実績と経験を誇ります。企業から信頼されるその理由の一つに、徹底した情報セキュリティがあります。ユニバーサルデザインへの知見も豊富で、あらゆるニーズにこたえることができるのも魅力ですね。

企業情報

住所:東京都 江東区平野2-2-39

協和オフセット印刷株式会社

参照元:協和オフセット印刷株式会社

  • 希少な輪転機を所有
  • 環境に配慮した印刷に特化
  • 不備がないよう品質検査の徹底

高品質で安定した印刷を提供する協和オフセット印刷株式会社は、全国でも台数の少ないオフセット輪転機を稼働しているほか、電力や使用インキ等環境に配慮した印刷を行っています。商業印刷の実績が豊富で、オフセットの版を作る技術に長けています。

企業情報

住所:東京都 港区浜松町1-3-1 浜離宮ザ タワー 301

株式会社 プリントパック

参照元:株式会社 プリントパック

  • 印刷通販サイトNo.1、業界屈指のユーザー数
  • 多彩な印刷物の取り扱い
  • 日本全国送料無料

カラー印刷の安さに定評のある株式会社プリントパックは、顧客数も業界最多、印刷物もサポートも大変充実しています。もちろんオフセット印刷対応、依頼物の紙質や枚数によって最適な提案をしてくれるでしょう。見積りもホームページで出せるので、手軽に値段をチェックすることができます。

企業情報

住所:京都府 向日市森本町野田3-1

まとめ

どの印刷を選ぶかは、求める質と印刷部数、予算、納期によって変わりますので、何が必要かをチェックして最終決断をするのが良いでしょう。オフセット印刷には紙の選択に自由度があり、大ロットでも安く対応できるのが強みです。また、色使いもきれいなので汎用性があります。

最近では両面を一度に刷れるタイプや、大ロットの印刷に向いている点も見逃せません。もちろん名刺にすれば、長持ちするのにきれいな印刷を保つことができますので、長期保管、配布用にもバッチリですね。色合いもきれいなので、名刺だけでなく工夫次第でいろいろな印刷物に使うことができることでしょう。

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