パンフレット制作費用の相場は?安くおさえる方法と依頼先を選ぶポイントも紹介!

最終更新日:2023年08月01日
株式会社ウイングフォーム
監修者
代表取締役 伊藤友也
パンフレット制作費用の相場は?安くおさえる方法と依頼先を選ぶポイントも紹介!
この記事で解決できるお悩み
  • パンフレット制作費用の相場は?
  • パンフレット制作費用を安くおさえる方法は?
  • パンフレット制作の依頼先を選ぶポイントは?

パンフレット制作を外注したときの最安値が、フリーランスに依頼する際の5万円です。パンフレットは自社のブランドや商品のイメージを伝える重要な役割を持ちます。クオリティにこだわりたいと思う反面、制作費を予算内に収めるためにも、費用を事前におさえておくことが大切です。

本記事では、自社の宣伝・広報用パンフレットを外注したい方に向けて、パンフレット制作費用の相場や費用を安くおさえる方法を解説します。記事を読み終わる頃には、パンフレットの制作費用を把握して、自社に合った外注先に依頼できるでしょう。

「パンフレットを制作したいけど費用が気になる…」方は、ぜひ参考にしてください。

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パンフレット作成の費用相場【種類別】

パンフレット作成費用の相場を、種類別にまとめました。費用相場は500部から1,000部作成した場合を想定しています。

パンフレットの種類 費用相場
二つ折りパンフレット 5万円〜20万円
三つ折りパンフレット 8万円〜20万円
中綴じパンフレット 20万円〜40万円

二つ折りパンフレット

二つ折りパンフレットの作成費用は5万円〜20万円ほどです。1枚の紙に折り目をつけるため、ほかの種類と比べて工程が少なく安価です。

ただし、サイズが大きかったり、デザインが複雑だったりすると費用が跳ね上がることがあります。

企画の段階で、パンフレットのサイズとデザインを注意深く検討しましょう。

三つ折りパンフレット

三つ折りパンフレットを作成する場合の費用相場は、8万円〜20万円です。丈夫でコンパクトに収納できるため、二つ折りよりも作成コストがかかります。

3分割で効率よく活用できるため、飲食業界や観光業界などの商品やサービス紹介のパンフレットによく利用されています。

中綴じパンフレット

中綴じパンフレットの作成費用は、20万円〜40万円です。折った部分をホチキスやノリなどで綴じるため、作成工数がかかる分、コストが高くなります。

会社説明会で、自社の商品やサービスをプレゼンテーションする資料として向いています。

外注先の選び方で費用はどう変動する?

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パンフレット制作の主な外注先と費用相場は、以下のとおりです。パンフレット制作に必要な費用は、依頼先をどこにするかにより大きく変わります。

外注先 費用相場
デザイン会社 30万円〜80万円
印刷会社 15万円〜30万円
フリーランス 5万円〜30万円

※A4サイズ8ページのパンフレットを依頼した場合

デザイン会社に依頼する場合

デザイン会社に依頼すると、30万円〜80万円ほどかかります。デザイン会社に依頼した際の特徴を、以下にまとめました。

  • デザイン品質が非常に高いものに仕上がる
  • 希望するイメージやレイアウトへ柔軟に対応できる
  • 品質が高い分制作費が高額である

デザインを専門としている会社のため、洗練されたクオリティの高い成果物を期待できるでしょう。その分、制作に必要な費用も高めです。

実績やノウハウが豊富であり、ディレクションもおこなってくれる会社が多いため、初めてパンフレットを制作する方にもおすすめです。

印刷会社に依頼する場合

印刷会社に依頼する場合の費用相場は、15万円〜30万円です。印刷を専門としている印刷会社にも、パンフレットのデザイン制作を依頼できます。

依頼した際のメリットとデメリットは、下記のとおりです。

  • 印刷費を安く抑えられる
  • 制作〜納品まで短納期で対応できる
  • デザインのクオリティが安定しない場合がある

自社直営の印刷工場を保有している会社も多く、デザインから印刷までスピーディな対応が期待できます。デザイン会社と比べるとデザインのクオリティが安定しない点がデメリットです。

限られた予算とスケジュールのなかでパンフレットを制作したい場合は、印刷会社への依頼がおすすめです。

フリーランスに依頼する場合

フリーランスで活躍している個人のデザイナーに依頼すると、費用は5万円〜30万円程度です。

下記が、フリーランスに依頼した場合の特徴です。

  • 企業への依頼よりも安価なケースが多い
  • 経験や実績が豊富なデザイナーに依頼できる場合がある
  • デザイナーによるクオリティの差が大きい傾向である

個人で制作するため、人件費や中間コストなどがおさえられ、企業へ依頼するよりも安くなる傾向があります。デザイナーによるクオリティの差が大きい点や、突然連絡が取れなくなるリスクがある点がデメリットです。

フリーランスへ依頼する場合は、過去の実績をチェックしたうえで依頼しましょう。

パンフレット制作にかかる料金の各内訳

パンフレット制作にかかる具体的な費用の内訳を、表にまとめました。

内訳 費用相場
ディレクション費 2万円〜8万円
デザイン費 5万円〜20万円/1ページ
原稿製作費 2万円〜3万円/1ページ
取材費 2万円〜5万円
撮影費 5万円〜10万円/1日
印刷費 10万円〜25万円/1000部

1. ディレクション費

ディレクション費はおおよそ2万円〜8万円ほどです。ディレクション費とは、パンフレット制作の企画から納品までの進行管理にかかる費用です。

具体的には以下の業務を管理します。

  • クリエイターのヒアリング対応
  • 企画書の作成
  • 各工程の進捗管理

デザイン会社にパンフレット制作を依頼した場合、パンフレット全体の制作費用の10%〜20%程度と想定しておきましょう。

2. デザイン費

デザイン費の作成費用の相場は、1ページあたり5万円〜20万円です。1ページごとに費用を細かく設定している制作会社や日数で費用を設定している制作会社など、価格設定はさまざまです。

オリジナルのキャラクターやロゴなどを作成する場合は、さらに費用がかかる可能性があるでしょう。デザイン費用が極端に安い制作会社は、修正回数が制限されている場合が多いため、制作会社の料金表を注意深く確認しましょう。

3. 原稿制作費

原稿製作費は1ページあたり2万円〜3万円ほどです。10ページ単位で値段が変動することが多いでしょう。

ページ数が多いほど、1ページあたりの単価が安くなる場合が多い傾向です。

4. 取材費

取材費の費用相場は2万円〜5万円です。制作会社によっては、ディレクション費に含まれていることがあります。

取材は、パンフレット制作の商品やサービス内容のヒアリングから制作の要求まで対応します。

5. 撮影費

撮影費は1日あたり、5万円〜10万円かかります。以下の内容によって価格が変動します。

  • 商品やサービスの撮影個数
  • 社員の撮影人数
  • カメラマンの交通費
  • カメラマンの宿泊費(※撮影に1日以上かかる場合)

費用はかかりますが、商品やサービスの写真をよりよく撮って魅力的な写真で集客を上げるために、出費した方がいいでしょう。

6. 印刷費

印刷にかかる費用は、1,000部あたり10万円〜25万円かかります。印刷費用はカラーかモノクロ、サイズによって価格が変動します。

印刷のカラーにこだわる場合は、彩度や明度をオーダーメイドできる制作会社を選ぶといいでしょう。

印刷会社によっては、印刷する原稿の版下作成費がかかる場合があります。

パンフレット制作の一般的な流れ

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パンフレット制作における一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 初回打ち合わせ・ヒアリング
  2. 撮影・取材
  3. ページ構成案の作成
  4. デザインの作成
  5. 校正・校了
  6. 印刷・納品

制作費用をおさえるにはどうすればいいか理解するためにも、おおまかな流れを把握しておきましょう。

1. 初回打ち合わせ・ヒアリング

どのような目的で制作したいのか・配布するターゲットは誰か・イメージやコンセプトはどうするかなどを決めるために、打ち合わせをおこないます。

打ち合わせの段階で、おおまかな費用やスケジュールも決まります。クオリティに納得できるパンフレットを作るために、制作の目的・目標・課題を制作会社へ詳細に共有しましょう。

2. 撮影・取材

必要に応じて、パンフレットに掲載する写真の撮影や、文章など原稿になる情報を集めるための取材をおこないます。ページの構成案が完成した後におこなうケースもあります。

自社で用意した写真を掲載する場合や、文章の原稿を自分で考える場合、撮影・取材は不要です。画像データや原稿を制作会社に渡して、構成案を組み上げてもらいます。

3. ページ構成案の作成

写真や文章の素材がそろったら、全体の構成案やレイアウトを制作会社から提示してもらいます。

構成案は複数提示されるケースが多いため、希望の案を選定し、方向性を絞り込みます。この時点で台割が決まり、どのページにどのような内容が掲載されるかが決まるため、要望や修正希望がある場合は忘れずに伝えましょう。

台割とは?

冊子を作る際に、各見出しのページ数と内容を割り振ること

4. デザインの作成

構成案が決まれば、本格的なデザイン作成に移ります。ヒアリングや構成案で検討した内容をもとに、デザイナーによって写真やイラスト・文章が配置されます。

5. 校正・校了

デザインが完成したら、校正をおこないます。デザイナーから提案されたデザインに対して、要望や修正点などのフィードバックをおこなう工程です。

校正は、1度だけではなく何度か実施するケースが多いです。フィードバックをもとにデザイナーが修正をおこない、再度フィードバックを実施するサイクルを回します。

修正点がなくなったら校了となり、制作内容が決定します。

6. 印刷・納品

パンフレットを紙で配布する場合は、印刷物を納品してもらいます。データのみ納品の場合は、ai形式やPDF形式で納品される場合が多いです。

パンフレット制作費用を安くおさえるポイント

パンフレットの制作費用を安くおさえるには、以下の方法が有効です。

  1. 原稿を自分で作成して提供する
  2. 掲載する写真を自分で用意する
  3. ネット印刷会社へ印刷を依頼する

文章を制作会社に依頼すると、原稿制作費が発生します。取材をおこなう場合は取材費も必要となるため、制作費をおさえたい場合は自分で原稿を作成して、制作会社へ提供しましょう。

写真を自分で用意できればカメラマンによる撮影費用もおさえられます。

制作物をデータのみで納品してもらい、ネット印刷会社へ印刷を依頼方法もあります。印刷会社の選定や発注が別途必要ですが、制作会社に対応してもらうよりも低コスト・短納期で納品できる点がメリットです。

パンフレット制作会社を選定する際のポイント

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パンフレットの制作会社を選定する際は、下記のポイントをおさえましょう。

  1. 制作実績や強みを確認する
  2. デザイナーやカメラマンの作品例を確認する
  3. 担当者の対応力を確認する

イメージどおりの制作物を作ってもらえそうか、細かい要望やニーズを汲んでくれそうかを判断するために、会社の実績や強みは必ずチェックしましょう。デザイナーやカメラマンの作品例がある場合は、制作会社を選ぶ有効な判断材料となります。

担当者が修正依頼や要望に対して迅速に対応してくれるか、要望をデザイナーへ適切に伝えてくれるかで制作物のクオリティに大きく影響します。見積もり提示や提案のタイミングで、チェックしましょう。

パンフレット制作費用は経費計上できる

パンフレットの制作費用は、経費として計上可能です。勘定科目は「広告宣伝費」または「接待交際費」となります。

制作物を配布する対象が「不特定多数の一般消費者」である場合は、広告宣伝費として仕訳しましょう。配布対象が取引先や企業の場合は「接待交際費」となります。どちらの勘定科目に該当するのか間違えやすいポイントのため、計上する際は注意が必要です。

パンフレット制作に必要な費用は高額のため、適切な勘定科目で計上し、税負担額を減らしましょう。

まとめ

パンフレットの制作費用は、どの会社に依頼するか・どの範囲まで作業を依頼するかにより大きく変動します。費用をおさえることも大切ですが、ブランディングや集客に効果的なものを制作するためにも、業者選定時のポイントはしっかりおさえておきましょう。

パンフレットの制作会社選びでお悩みの方は「比較ビズ」の一括見積もりをご利用ください。「比較ビズ」では、パンフレットの制作実績が豊富な制作会社を一括で検索し、相見積もりを取得できます。

自社のイメージにあったクオリティの高いパンフレットを制作するためにも、ぜひ活用してください。

監修者の一言

パンフレットは、自身の会社や商品を取引先や個人のお客様に知ってもらう為に用いるツールのひとつです。

一概にパンフレットと言っても様々な形状のものがあるので、何を相手に知ってもらう為のパンフレットであるかを検討し、内容はもちろん、サイズ、紙質、ページ数などを細かく決めていくと、よりターゲットに刺さる印刷物になります。

特に1枚の用紙を折りたたんで1冊のパンフレットにする折りパンフレットであれば、シンプルな2つ折りからページ数が多めの際に用いる観音折りや十字折りなどもあり、折り方だけでも見せ方が変わります。

また、特に商品案内や採用向けは、持ち帰って見てもらえるような作りがベストなので、その点も踏まえて形状の選択をしましょう。

株式会社ウイングフォーム
代表取締役 伊藤友也
監修者

広告代理店勤務を経て、地元である埼玉県さいたま市地域の広告物に特化して取り組める環境をと思い、株式会社ウイングフォームを起業。主に企業や飲食店のDTP印刷、ホームページ制作および広告代理業などを行い、地元地域のみならず各地域クライアントが「根差すPR」を目指して展開。会社やお店だけでなく個人の依頼も取り扱い、数量の少ない印刷物や小回りの利くちょっとした制作物を低価格で制作できるよう努めている。

比較ビズ編集部
執筆者
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
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  • 印刷物の品質と納期のバランスが取れない
  • オリジナルデザインを活かしたいが方法がわからない

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の印刷会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

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