ブロック塀の設置・解体撤去・交換・補強のリフォーム工事費用と単価相場を徹底解説

更新日:2019年04月26日 発注カテゴリ: 外構・エクステリア工事
ブロック塀の設置・解体撤去・交換・補強のリフォーム工事費用と単価相場を徹底解説

この記事では、ブロック塀のリフォーム工事にかかる費用と単価の相場を、設置、解体撤去、交換や補強・補修のケース別で徹底解説しています。ブロック塀工事は目隠し効果、防犯対策に有効で、外構工事でもフェンス工事などと同様に行うことの多い工事です。地震対策における耐震診断・点検・調査は国の義務として、補助金制度がある地域もあります。工事のメリット・デメリットや費用、注意点などをよく理解し、最適なブロック塀リフォーム工事を行えるように、ぜひこの記事を参考にしてください。

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ブロック塀工事の必要性

ブロック塀とは、モルタルで充填しながらコンクリートブロックを積み重ねて作る塀のことを指します。ただ積み重ねているのではなく、内部には鉄筋が入っており倒壊の危険がないように補強されています。

ブロックには、普通コンクリートブロックと化粧コンクリートブロックの2種類があります。一般的なブロック塀は駐車場などでよく見られるグレーで無機質なものですが、住宅の外構として外柵やフェンスではなくブロックで塀を作るというご家庭も多いため、デザイン性を重視した「化粧ブロック」といううものが誕生し、好みのイメージを表現することが可能になりました。

ブロック塀に使うコンクリートブロックは規定サイズや寸法があり、厚さは10cm、12cm、15cm、19cmの4種類が基本です。厚さが4種類あるのには理由があり、基本で使うものから飾り用や端部を固める用、鉄筋を横に配筋出来るタイプまでその用途は様々。

軽量のブロックはブロック塀には使えないので、家の外構で用いるブロック塀には建築用コンクリートブロックC種(厚さ12cm〜15cm)というものが使用されています。

耐用年数が長く、丈夫でメンテナンスも不要なブロック塀ですが、ひび割れや傾き、カビや苔による見た目の劣化など老朽化によって補強、交換、解体撤去などが必要になることは多くあります。ブロック塀においては、国で定められた耐震診断や点検・調査の義務もあるので、少しでも劣化してきたら業者に相談しましょう。

ブロック塀の解体撤去や補強が必要なケースとは

ブロック塀は耐用年数が長いため、どのタイミングで補強や解体撤去が必要なのかの判断がしづらいことがあります。工事を検討する判断基準は、上から優先度が高い順に、

  • 塀にヒビ割れや傾きが生じた
  • 地震対策で耐震強度が十分な施工をしたい
  • 苔やカビなどが目立つので外観を綺麗にしたい
  • 塀の範囲を広げたい、高さを変えたい
  • 通気性や目隠し機能に不満がある

などがあります。業者に相談しに来る方の多くがギリギリまで老朽化した状態を放置し、一部が倒壊したりした段階でようやく相談に来るそうです。ひび割れや傾きも少しであれば見逃してしまいそうですが、一箇所でもひび割れが目に見える状況になると、内部の鉄筋はさらにひどい状態になっている場合もあります。

また、一つの亀裂から芋づる式にひび割れが増え、ちょっとした刺激で全面が崩れるということもあり得るので、できるだけ早い段階で相談するというのが何よりも大事です。その他、見た目の問題なども早めに相談することで施工費用が安く済むこともあります。

ブロック塀の設置・リフォームの費用と単価の相場

ブロック塀を解体撤去する場合の費用相場

劣化してひび割れや傾きが目立つようになった古いブロック塀は、解体し廃棄物を撤去する既存構造物撤去工事を行わなければなりません。この解体にかかる費用は、解体方法と面積や高さによって異なります。

まず、解体方法ですが、重機で取り壊す方法と、人力でハンマーなどを使って破壊する方法があります。重機を搬入して取り壊す方法が取られる場合は取り壊す範囲が広いことがほとんどなので、費用もそれだけ高くなります。

単価の相場は、人力での解体で1(1.0m×1.0m)あたり5,000〜1万円円程度、重機を用いて解体する場合は、1(1.0m×1.0m)あたり、1万円〜2万円程度と考えておきましょう。ブロック塀の解体には、解体費の他に廃材処分費がかかります。

その他、ブロック塀の種類や大きさ、量や立地によっても費用は変わってきますので、あくまで平均的な相場ということで理解しておきましょう。

ブロック塀を交換・設置する場合の費用相場

古いブロック塀を撤去し、新しいブロック塀に交換する工事を行う場合には、まず既存のブロック塀を撤去する工事を行います。その場合は、先に紹介した解体費用がかかります。その上で、新しいブロック塀を設置する工事を行っていきます。手順としては、

  • 基礎工事
  • ブロック塀の設置
  • (必要に応じて)フェンスの取り付け

という流れで行います。基礎工事では、まずブロック塀をしっかり固定するために土工事を行い、基礎のコンクリートなどを埋める穴を作ります。この土台がしっかりしていないと、耐用年数に影響を及ぼしたり、塀が倒壊する原因になります。

土を掘る掘削作業、土の廃棄や追加で、大体1万円〜2万円程度の費用がかかるでしょう。続いて、ブロックを積み上げるための土台を作る基礎工事を行います。コンクリートを埋める基礎工事には、1屬△燭蠅涼渦舛5,000円〜1万円程度なことが一般的です。

最後に、土台のコンクリートの上にブロックを積み上げブロック塀を作っていきます。かかる費用として、ブロック本体の価格と充填するモルタル、鉄筋があり、ブロックの種類によって単価の相場は1屬△燭9,000円〜1万5千円程度と幅があります。

この時、塀をすべてブロックにせず、開放感がありデザインも豊富なフェンスにする家庭も増えています。その場合は、下の部分をブロックにし、上の目隠し部分はフェンスにするパターンがい多いですが、好みや目的に応じてどのようなデザインにするか業者と相談してください。

フェンスの費用については、下の記事の中でも詳しく紹介しています。

ブロック塀の一部を補強・補修する場合の費用相場

倒壊の心配はないものの、一部のひび割れや変色、色あせなどが気になるという場合もあるでしょう。その際は、その部分だけ補強・修正する小規模な工事で済みます。ひび割れの補強をする場合は、ひどくなければ1屬涼渦舛△燭5,000円〜1万円程度で修復可能です。

ひどい場合はブロックを交換する場合がありますが、解体ではないのでブロック本体と工事費用のみかかります。色あせや変色が気になるという場合は、左官工事でコテで塗料を塗るか、ペンキでローラー施工するという方法があります。

塗装は1屬△燭蠅涼渦舛1,500円〜3,000円程度、左官工事はとなると1屬△燭蠅涼渦舛4,000円〜1万円程度になります。ブロック塀を長持ちさせるには、いかに水から守るかがポイントとなりますので、透湿性・防水性に優れた塗料を選びましょう。

苔やカビなどがつき、見た目上古びた印象を与えてしまうという場合には、高圧洗浄で汚れを落とすだけで見違えるほど綺麗になることもあります。高圧洗浄は数千円程度で依頼が可能なので、ちょっとした劣化であれば洗浄程度で済むでしょう。

地震対策のブロック塀設置や補強工事は補助金を活用

ブロック塀の解体撤去は、お住まいの自治体ごとに助成金・補助金制度を設けている場合が多いです。その理由としては、これまでの大地震でブロック塀の倒壊による事故(怪我・死亡含む)が起きたことから、地震時に倒壊する恐れのあるブロック塀は撤去が推奨されているためです。

ブロック塀を解体、補強する場合は、まず助成金・補助金を活用できるか自治体や都道府県のホームページを確認してみましょう。ブロック塀の改善に活用できる助成制度一覧(東京都)では、東京都で活用できる助成金・補助金が掲載されていますので、参考にしてください。

地域によって補助金の活用条件や期間にルールや制限が異なるため、タイミングや内容に注意した上で申請を行うようにしましょう。

ブロック塀工事で抑えておきたいポイント

ブロック塀のメリット・デメリット

ブロック塀のメリットは、防犯対策に有効で目隠し効果が高いという点です。近隣住宅と隣接していたり、窓が大きいという場合にはプライバシーをしっかり保護することが出来ます。メリットはそれだけでなく、耐久性がありこまめなメンテナンスが必要ありません。

しっかり施工されていることが前提ですが、耐用年数が30年以上と長いため、長い目でみた時におすすめできる外構素材です。反対にデメリットは、見た目上圧迫感があるように見える点と、通風性が悪くなる点です。

また、老朽化が進み万が一崩壊してしまった際に大きな危険が伴う重量感があります。圧迫感に関しては、塗装や化粧ブロックを使うことで緩和でき、通気性も一部に穴をあけたデザインにすることで風の通り道ができます。

崩壊の危険については、耐震診断でしっかり点検することと、建築基準法施行令に即したブロック塀になっていることをしっかり確認しましょう。

ブロック塀を設置する際の注意点

ブロック塀を設置する際は、以下のような点にも気をつけておきましょう。

ブロック塀の耐用年数は約30年

いくら丈夫で耐用年数が長いとはいえ、ブロック塀も他の素材同様に劣化していきます。耐用年数は30年以上と言われていても、その間にカビや苔が発生したり、一部が破損、ひび割れ、塗装の剥がれ、鉄筋の劣化、白華現象(エフロレッセンス)などが起こる可能性が高いです。

カビや苔、白華現象などであれば、問題になるのは見た目上だけなので、高圧洗浄機や薬剤を使いある程度汚れを落とすことが出来ます。しかし、ひび割れや内部に入っている鉄筋のサビや劣化などは、ブロック塀が崩れたりする危険性があるため、早急に補強・撤去する必要があります。

長持ちする反面、ずっと交換や撤去作業が必要ないというわけではありませんので、その点は理解しておきましょう。

ブロック塀の耐震診断・点検調査は義務

2018年11月27日以来、ブロック塀の耐震診断が義務化されました。具体的に義務化の対象になったのは、以下のような条件のブロック塀です。

  • 1981年以前に作られた
  • 建物が多く集まる耐震義務付け道路に面している
  • 塀が25m以上道路に面している
  • 塀が道路の中心からの距離の1/2.5を超える高さ

点検は、建築基準法施行令を基準とした以下の項目に則って個人で行っていきます。

  • 塀は高すぎないか
  • 塀の高さが地盤から2.2m以下になっているか

  • 塀の厚さは十分か
  • 塀に使われているブロック1つの厚さが10cm以上になっているか(塀の高さが2m以下の場合は厚さ10cm以上、2m以上の場合は厚さ15cm以上)

  • 控え壁はあるか
  • 塀の高さが1.2mを超える場合に、塀の幅3.4m以下ごとに、高さの1/5以上の長さの控え壁があるか

  • 基礎があるか
  • 倒壊の恐れがないように、地盤・土工事、基礎工事を済ませコンクリートの基礎がある状態か

  • ブロック塀に破損箇所などはないか
  • 傾きやひび割れ、老朽化による亀裂、ぐらつきなどが生じていないか

  • ブロック塀の内部にしっかり鉄筋が入っているか
  • 塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか

  • 基礎の根入れ深さは30cm以上になっているか
  • ブロック塀の高さが1.2m超の場合は、基礎の根入れ深さが30cm以上である必要あり

高さや厚みなどは素人目でも計測することが出来ますが、内部の鉄筋や基礎の根入れ深さなどは業者を呼んで点検してもらう必要があります。少しでも不安に感じたり、おかしいと思うことがあれば、傾きやひび割れを確認する前に早い段階で専門業者に相談しましょう。

【種類別】おしゃれでおすすめなブロックを紹介

ブロック塀というと、グレーのコンクリートブロックを想像する方も多いでしょう。昔ながらの住宅地では、このコンクリートブロックが積み上がった塀をよく目にしますが、暗い・堅いというイメージがあり、デザイン性はあまり重視されていませんでした。

最近では、ブロック塀であってもおしゃれに仕上げられる化粧ブロックというものが登場し、色味やデザインまで細かく指定することが出来るようになりました。この化粧ブロックは数多くありますが、中でも人気の高い種類をいくつか紹介したいと思います。

ランダム積みの高級石材

ブロックを規則正しく積み上げるのではなく、サイズが違う天然石材をランダムに積み重ねていくことでスタイリッシュな雰囲気を演出できる人気のデザインです。あえて表面の凸凹を出すことで、自然なイメージになります。

また、天然石ならではの高級感溢れる重厚感で家の雰囲気をスマートにまとめてくれます。明るいベージュとダークグレーのカラーバリエーションで全く違ったイメージにもなります。更に詳しくイメージを確認したい方は、こちらを御覧ください。

ボーダーデザインの石材

ブロックの1つ1つに細かい横線が刻まれており、積み重ねることで横ストライプに近いボーダー柄を演出することが出来ます。品のある繊細な雰囲気で、庭の緑との相性も抜群。自宅を落ち着いた雰囲気にしたい、優しい風合いを出したいという方からとても人気があります。

更に詳しくデザインイメージなどを確認したい方は、こちらを御覧ください。

キューブ型の正四角形石材

カントリー調、洋風の家にピッタリマッチするのが、キューブ型のデザインブロック。様々なカラーのブロックを組み合わせて、芸術性の高いデザインにすることも可能です。鋳物のフェンスとの相性も抜群で、かわいい雰囲気を出したい、柔らかく落ち着いた雰囲気にしたいという場合におすすめです。

更に詳しくデザインイメージを確認したい方は、こちらを御覧ください。

まとめ

ここまでブロック塀の費用と単価の相場を中心に、助成金や撤去が必要なケース、メリット・デメリットや抑えておきたいポイントなどをご紹介しました。無機質な冷たいイメージだったブロック塀ですが、今ではフェンスとの同時工事も一般的になり、化粧ブロックによって多様なデザインが可能です。

耐用年数も長く防犯対策にも有効なブロック塀ですが、施工業者によっては費用が高くついたり、施工技術にムラがあったりするので注意が必要です。ブロックを綺麗に正確に積み上げていく技術は、実績数だけでは分からない部分がありますので、ホームページの施工例などを見て施工技術を確認してください。

ブロック塀は家の中からも家の外からもとても目につく部分なので、安全面だけでなく見た目上にも美しい仕上がりにしてもらえるよう業者と相談しながら進めていきましょう。業者を比較する時間がない、どの業者が良いのか分からないという場合には、比較ビズのお問い合わせをご活用ください。

無料で複数の業者から提案や見積もりをもらうことが出来、予算や施工・サポート内容から最適な業者を選ぶことが可能です。不明点やお困りごとがあれば丁寧にサポートさせていただきますので、検討段階からぜひお気軽にお問い合わせください。

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