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井戸掘りの費用相場はどのくらい?さく井・井戸工事の基礎知識を解説!

最終更新日:2022年02月03日
井戸掘りの費用相場はどのくらい?さく井・井戸工事の基礎知識を解説!
この記事で解決できるお悩み
  • 井戸掘りにかかる工事費用の相場が知りたい
  • さく井工事・井戸工事の基礎知識が知りたい
  • 井戸掘り事業者を選ぶポイントが知りたい

「井戸掘りの費用はどのくらいかかるんだろう?」そんな疑問を感じている方は意外に多いかもしれません。なぜなら、東京ローカルTVで井戸掘り番組が放映されるなど、にわかに井戸が注目を集めているからです。

万一の防災用として水を確保するためにも、井戸掘りに興味を持つ方が増えているのです。しかし、さく井工事・井戸工事ともいわれる井戸掘り工事は、多くの方にとって未知のもの。なにから手をつけていいかわからない方がほとんどでしょう。

そこで本記事では、井戸掘りにかかる工事費用の相場や、工事方法など、さく井工事・井戸工事の基礎知識を徹底解説!井戸掘りに関連するよくある疑問と回答、井戸掘り事業者を選ぶポイントも紹介していきます。

井戸掘り(さく井工事)の手順

井戸掘り(さく井工事)というと、ボーリング工事を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実際にどのような手順で井戸は作られるのでしょうか?井戸掘りの対象となる土地の条件によって工法は異なりますが、まずは、代表的ともいえる井戸掘り工事の手順を簡単に紹介しておきましょう。

井戸掘り工事の手順 概要
資料調査・現地調査 井戸掘り工事が可能か?井戸水が出そうか?調査を実施
井戸掘り工事の準備 掘削機搬入、井戸設置場所の整備・がれき撤去作業(ハツリ作業・ガラ撤去)
井戸掘り掘削作業 地下水が出る深さまで掘削作業を進める
ケーシング設置 井戸水を給水するためのパイプを設置
仕上げ・洗浄 ケーシング先端のストレーナー(吸水口)保護のために川砂利を挿入し、井戸内を洗浄
ポンプ設置 井戸水を汲み上げるためのポンプを設置。手動式・電動式がある
井戸掘り工事完成 井戸水の濁りがなくなるまでポンプで汲み上げる

工事のおおまかな手順が把握できたところで、井戸掘り費用にどのくらいを見ておけばいいのか?相場観を解説していきます。

井戸掘りの費用相場:さく井工事

上述したように、井戸掘りは対象となる土地の条件によって工法が異なるうえ、どのくらいの取水量が必要とされるのかによってケーシングの径(太さ)も変えなければなりません。

もろもろの要因で井戸掘りの工事費用は変動しますが、一般家庭の生活用水に使う井戸掘り工事の費用の相場としては下記の金額が相場です。

井戸の深さ 工事費用
20〜40m 約20〜50万円程度
50m以上 約60〜100万円程度

さく井工事の費用は井戸の深さで変動する

井戸掘りは地下水のある場所まで掘削していく工事であるため、井戸の深さに応じて工事費用が変動します。一般的な井戸掘り工事事業者であれば、20〜50万円程度の基本料金にプラスして、掘削する深さに応じた追加料金が請求されるケースが多いようです。その場合の掘削単価相場は以下の通りです。

  井戸掘りの掘削単価(1mあたり)
井戸掘りが50m未満の場合 5,000〜10,000円程度
井戸掘りが50m以上の場合 15,000円〜

ただし、地中深くまで井戸掘りが必要な場合でも、基本料金のみで対応してくれる事業者も存在します。井戸掘りする場所の条件にもよりますが、工事費用を抑えるには事業者選定が非常に重要なポイントとなるでしょう。

井戸掘りの費用相場:ポンプ設置

井戸掘り工事の費用は、掘削からケーシング設置、仕上げ・洗浄、ポンプ設置までが含まれている場合がほとんどですが、地下水を汲み上げるための「ポンプ」の費用は、別途、追加でかかります。

ニーズにあわせて手動、もしくは電動ポンプを選択できますが、おおよそ6万円から15万円程度の予算を考えておけば間違いありません。

ポンプの種類 費用相場
手動ポンプ 60,000円程度〜
電動ポンプ 100,000円程度〜(消費電力による)

電動ポンプは井戸水を自動で汲み上げてくれるため手がかかりませんが、電力がなければ動かないため防災用としては充分とはいえません。電動ポンプを設置する場合は、万一に備えて発電機も用意しておくことがおすすめです。2万円程度から良質な発言機を入手できます。

飲料水として利用したい場合は?

井戸掘り工事によってキレイな井戸水が汲み上げられるようになっても、そのままでは飲料水として利用できません。キレイに見えてもあらかじめ消毒されているわけではない地下水は、水質検査によって飲料水として利用できるかどうかを確認する必要があるのです。

それでは水質検査の結果、飲料水として適切な井戸水ではなかった場合はどうすべきか?庭への散水や生活用水として利用する分にはそのままでも問題ありませんが、飲料水としても利用したいなら「水質改善」する必要があります。

水質を改善するためには、専用の装置を購入・設置する必要があり、約6〜10万円程度の追加費用がかかります。高性能な水質改善装置であれば20万円を超える場合もあります。

井戸掘りの費用相場:メンテナンス

さく井工事が完了すれば、そのまま井戸をずっと使い続けられる、というわけではありません。定期的な洗浄をはじめとした井戸のメンテナンスが必要であり、これは井戸の所有者の責任でもあります。

ただし、所有者自身が洗浄・メンテナンスすることは現実的とはいえないため、井戸掘り工事事業者に依頼することになるでしょう。井戸の状態・形状などによって異なりますが、井戸掘り工事事業者にメンテナンスを依頼した場合の費用相場は、おおよそ6万円前後からとなります。

井戸掘り(さく井工事)の方法・種類

井戸掘りするための工事方法には、大きく3種類あります。

  • パーカッション工法
  • ロータリー工法
  • エアハンマー工法

「どのような井戸を掘るのか?」「井戸掘りする場所の地質はどうか?」そして「まわりの環境はどうか?」 といった要素を鑑み、適切な手法、もしくは複数の手法の組み合わせが採用されます。

井戸掘り工事事業者が適切な工法を提案してくれるため、クライアントである依頼者が詳しく知っておく必要はありませんが、それぞれの特徴を把握しておくことも肝心。以下から簡単に解説していきましょう。

パーカッション工法

パーカッション工法とは、先端にビット(錘)のついたワイヤーロープを一定間隔で自由落下させ、その衝撃で地層を突き崩しながら掘削していく工法です。

200〜1,000mm程度の大口径、かつ200m以内の浅めの井戸を掘削するのに適した工法ですが、溜まった掘りクズをすくいながら掘り進めていくため、掘削工事の時間がかかってしまう難点もあります。

パーカッション工法の長所 パーカッション工法の短所
敷地が狭くても工事が可能 ほかの工法に比べて時間がかかる
少人数でも工事を実施可能 ロータリー工法よりも騒音・振動が大きい
掘削後の仕上げが簡単  

比較的柔らかい地層に向いており、工事費用を安価に抑えられる一方、騒音・振動が大きめなため、工場・水道施設・ゴルフ場などの掘削でパーカッション工法が採用される場合が多いようです。

ロータリー工法

ロータリー工法とは、先端にドリル付きのビット(錘)を取り付けた管を回転させ、地層を破砕しながら掘削していく工法です。

300mm以下の小〜中口径、かつ1,500mまでの深い井戸を掘削するのに適した工法ですが、ポンプで送り込んだ泥水で、ビットを洗浄しながら掘りクズを地上へ搬出させるため、排水処理に経費がかかる、仕上げに時間がかかる難点もあります。

ロータリー工法の長所 ロータリー工法の短所
どんな地層でも安定して掘削できる 泥水・排水処理に経費がかかる
騒音が少なく市街地でも工事しやすい 泥水を使うため仕上げに時間がかかる

浅い井戸から深い井戸掘りまで対応でき、市街地でも工事できるロータリー工法は、一般家庭を中心としたさく井工事にもっとも活用される手法だといえるかもしれません。

エアハンマー工法

エアハンマー工法とは、エアハンマーと呼ばれるバーカッションドリル + ビット(錘)を管の先端に取り付け、コンプレッサー(空気圧)の力によって掘削・掘りクズ除去を同時に行う工法です。

350mm以下の小〜中口径、かつ固い地盤の井戸掘りに適した工法ですが、あまり深く掘れない、騒音が大きく市街地では使いにくいなどの難点もあります。

エアハンマー工法の長所 エアハンマー工法の短所
固い地盤を素早く掘削できる 柔らかい地盤には使えない
掘削・掘りクズ所を同時に行うため仕上げが早い 深い井戸掘りには使えない
  騒音が大きく市街地では使えない

井戸掘りの工事期間はどのくらい?

ここまでで、一般家庭の井戸掘り工事にかかるおおまかな費用相場を解説するとともに、さく井工事の方法・種類、それぞれの工法の特徴など、知っておきたい井戸掘り工事の基礎知識を紹介してきました。

しかし、工事の概要や費用相場以外にも、身近とはいえない井戸掘り工事に関連するさまざまな疑問を抱えている方も多いでしょう。そんな方に向け、以下から井戸掘りに関連するよくある疑問と回答を紹介していきます。

まずは、井戸掘り工事には、どのくらいの期間が必要なのか?地質・深さ・大きさなど、井戸掘りの対象となる土地の条件に応じて工事期間は変動しますが、一般家庭の掘削工事であれば2〜3日程度で完了する場合が多いようです。

その後のケーシング設置・洗浄・ポンプ設置などを含めても、井戸水が使えるまでに7〜10日程度を見ておけば問題ありません。

所有地なら井戸掘りに申請は必要ない?

自分自身が所有している土地だとはいえ、勝手に井戸用に穴を掘ってもいいのか?疑問を感じる方も少なくないかもしれません。

実際、地方自治体によっては地下水採取に関連する規制・条例が設けられている場合があり、井戸掘り予定地が規制・条例の対象になっていないか?事前の確認は必要です。

ただし、ほとんどの自治体は「地下水採取用の電動ポンプが300W以下」ならば、申請を必要としないケースが多いようです。一般家庭用の井戸掘りであれば、それほど気にする必要なないかもしれません。

工場や農地などの産業向けの場合は取水量に制限が設けられる場合も

一方、工場や農地などの産業向けに井戸掘りする場合は事情が異なります。無制限に地下水採取してしまうと地盤沈下などの要因になる場合があるため、取水量に制限が設けられていることがほとんどです。

井戸水の使い途は?

飲料水として井戸水を利用するためには、水質検査をパスする必要がありますが、仮に飲料水として使えなくても井戸水には幅広い使い途があります。

たとえば、庭木や家庭菜園への散水、クルマの洗車、太陽光パネルの冷却用などに利用できるほか、バス・トイレ・洗濯機などの生活用水として利用することも可能です。

電動ポンプを利用すれば、家屋内に井戸水を引き込むのも難しくありません。通年で15℃と、ほぼ水温が一定に保たれている井戸水は、夏は冷たく冬は暖かくて使いやすいというメリットもあります。

井戸水を使うなら水道料金はかからない?

井戸水を飲料水として使える、生活用水として充分な取水量が得られるのであれば、上水道を使う必要がないため「上水道料金」は一切かかりません。ただし、庭への散水以外に、バス・トイレ・洗濯機などの生活用水に井戸水を使うなら「下水道料金」を支払う必要があります。

この場合、公共下水道使用届を提出する必要がありますが、自治体によっては井戸水を利用している家庭を対象に、下水道料金を割引していることも。いずれにしても、排水が必要なのであれば、井戸水を利用していても下水道料金が必要であることを覚えておくべきでしょう。

井戸水は水道水よりコストが安い?

井戸水で上水道を賄えるなら、水道水を利用するよりも低コストになるのではないか?そう考える方が多いかもしれませんが、こればかりはケースバイケースとしかいいようがありません。

たとえば、一般家庭の平均水道料金は月額5,000円以下だといわれています。井戸掘り工事の費用が総額40万円程度に収まり、飲料水として使えるケースであっても、工事費用を回収するまでに7年はかかってしまう計算です。

その間に井戸の洗浄・メンテナンスが必要になれば、その分だけ回収期間も長引きます。電動ポンプを利用するなら、電気代も考慮に含める必要があるでしょう。

長い目で見れば工事費用の回収は可能かもしれませんが、コストパフォーマンスを重視して井戸掘り工事を検討することは、あまりおすすめできません。

井戸掘り前の調査はどうする?

井戸掘り工事の最初のステップは、地下水を取水できるのか?工事が可能なのか?判断するための調査です。それでは、井戸掘り前の調査はどのように実施するのでしょうか?

一般的には、国土交通省のホームページで公開されている「全国地下水資料台帳調査」を参考にした資料調査、井戸掘り工事事業者による現地調査の組み合わせで実施されます。

資料調査のみを頼りにDIYで井戸掘りする方も存在するようですが、経験・実績豊富な専門家に任せることがおすすめです。その際には、

  • どのような目的・用途で井戸掘りしたいのか?
  • どのくらいの取水量を必要としているのか?

明確にしておくと調査・工事をスムーズに進められます。

参照元:国土交通省「全国地下水資料台帳調査

井戸掘り(さく井工事)事業者を選定するポイント

地質・条件によって費用が変動する井戸掘り工事ではありますが、だれしもが条件に応じた適切な費用で確実に工事してもらいたいと考えることでしょう。そのためには、優良な井戸掘り工事事業者を選定することが重要です。

では、優良な井戸掘り工事事業者を見極めるにはどうすべきか?ヒントとなるポイントを簡単に解説していきます。

見積書の項目が作業ごとに記載されているか?

まずは、井戸掘り工事事業者から受け取る見積書の内容をしっかり確認してください。

井戸掘り工事に限ったことではありませんが、優良な事業者であれば「見積書が作業項目ごとに明確に分類されている」「それぞれの作業にかかる費用が明確に記載されている」はずです。

間違っても「工事費用一式」といった見積書を提出する事業者を選んではいけません。見積書を確認する際にもうひとつ気を付けておきたいのが「どんな場合に追加費用が発生するのか?」「その場合の追加費用はいくらなのか?」が明確にされているかです。

もし見積書に記載がないようなら、直接事業者に問い合わせてみましょう。具体的な回答が得られないようなら要注意です。

井戸水がでなかったときの保障はあるか?

資料調査・現地調査をしっかり行っていても、井戸掘りさえすれば地下水を取水できるというわけではありません。ときには100m掘り進んでも地下水がでない場合もあります。

高額なさく井工事費用を支払っただけで井戸水が使えないといった事態にならないよう、万一の保障がある井戸掘り工事事業者を選定すべきです。

たとえば、井戸水が出なかった場合、最低限の実費のみで工事費用を返金してくれる事業者も存在します。見積書の値段ばかりを気にするのではなく、万一の保障があるかどうかを確認しておくことが重要です。

アフターサポートの体制が整っているか?

工事費用でも触れたように、井戸掘り工事以降も洗浄を含めた井戸のメンテナンスは必要です。こうした定期的に必要になるメンテナンスにも対応できるのか?アフターサポートの体制が整っているのか?なども井戸掘り工事事業者を選定する際のポイントとなるでしょう。

工事後の不具合に対応してくれるのか?保障期間が設定されているのか?なども同時に確認しておきたい要素です。

井戸掘り(さく井工事)専門事業者を選定する

井戸掘りは外構工事に含まれる場合が多いため、リフォーム会社やハウスメーカーなどに依頼する方も少なくありません。しかし、井戸掘り工事は専門事業者に直接依頼することがおすすめです。

なぜなら、リフォーム会社やハウスメーカーに依頼することで、中間マージンがかかってしまう可能性が高くなるからです。場合によっては、中間マージンだけで10万円以上が加算されてしまうこともあります。

適切な費用で確実に井戸掘り工事してもらうためにも、専門事業者を選定することが重要です。

まとめ

防災用としての井戸掘りに興味があるが、詳細はまったく分からない、そんな方に向け、本記事では井戸掘りにかかる工事費用の相場や、工事方法など、さく井工事・井戸工事の基礎知識を解説してきました。

一般的な井戸掘りの工事費用は、20〜40万円といったところですが、どこまで掘削するのか?深さに応じて費用相場は変動するうえ、絶対に地下水が出るという保障もありません。適正な費用で確実に井戸掘りするためには、井戸掘り経験・実績の豊富な優良工事事業者を選定することが近道です。

しかし、身近とはいえない井戸掘り工事では、どの事業者を選べばいいのか?迷ってしまうことも多いでしょう。そんなとき「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、優良な井戸掘り工事事業者をスピーディーに探せます。工事事業者の選定に迷うようなことがあれば、是非利用してみてください。

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