- 要件定義・設計がもっとも重要
- モットーは「お客様より知っている」
- 自社開発システムを可能な限り流用
QR・ICカードを使った現金チャージ機
兎にも角にも設計が重要
- 業種
- インターネットビジネス
- 地域
- 大阪府
- 規模
- 30人~50人
- 費用
- 総費用500万~1000万円
地域循環型キャッシュレス決済システムのカード(IC・QRコード)に現金をチャージする据え置き型チャージ機のアプリを開発する。本案件は、現金投入機を搭載するボードを制御しつつ、投入された金額を決済サーバに対してAPIを介してチャージを行います。
最大の課題は、投入された現金を確実にカードへ反映させること、そして連続稼働に耐えうる信頼性を確保することにある。この要件を満たすため、設計段階を最重要課題として位置づけ、堅牢な仕組みづくりに取り組む必要があった。
確実にチャージさせる為の設計
現金投入機からのイベントを取りこぼさないことが絶対条件である。
そのため、アクティビティやフラグメントに依存せず、常時イベントを受け付けられる独立設計が必須となる。さらに、画面操作やタイムアウト発生時など、クロスシーケンスが発生するケースについても、設計段階で明確に定義しておくことが不可欠である。
連続稼働テストを想定した設計
本アプリは基盤制御に依存しており、実際には現金投入やカードタッチなど人の操作を伴わなければ動作しない。そのため、実機に頼らず、アプリ単独でシナリオに沿った連続稼働テストを実行できる仕組みをあらかじめ設計に組み込む必要がある。
- 制作物種別
- 制御系Androidアプリ
- 業務範囲
- 設計 画面設計・シーケンス仕様・データベース設計
実装 Android Kotlin
テスト 単体テストコード・結合試験
運用 現地で実運用試験
- 業務の概要
- 既存システムからの焼き直し、前システムは不具合が多く、止まったり、チャージできないなどの障害が多かった。設計を完全に見直し、リファクタリングを行った。
- 開発規模・期間
- 利用技術
- その他言語
- 利用サーバー環境・DB
- Android
- 備考
実績・事例画像
実績・事例の詳細
本チャージ機は現在も継続的に稼働しており、以下の検証を実施している。
現金・チャージの整合性検証
チャージ機内での現金投入記録と、決済サーバ側でのチャージ記録を定期的に照合。紙詰まりなどのイレギュラー発生時にも、両者に差異がないことを確認している。
連続稼働
本機は電源を落とさずに運用している。リアルタイムOSではないため当初は懸念があったが、メモリ使用状況の監視なども問題なく、実際に長時間の連続稼働に耐えていることを確認できた。
担当者のコメント
・画面が固まり現地への派遣件数がなくなった。
・投入金額とチャージ金額が完全に一致するようになった。
・投入からチャージまでの速度が速くなった。
実績・事例
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QRコードを使った鉄道チケット販売
—— 堅牢な品質- 業種
- 旅行・交通業
- 地域
- 情報非公開
- 規模
- 3000人以上
スマホから販売サイトにアクセスし、乗車券を購入する。乗車券はQRコードで表示し、改札のQRコードリーダにかざすことにより入場する。利用者は、ソーシャルログインでログインを行い、各種決済手段(クレジット、A …
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地域型決済サービス加盟店間精算システム
—— 既存React + Node.jsの流用- 業種
- その他
- 地域
- 情報非公開
- 規模
- 30人~50人
企業様は、地域で利用する電子マネーの決済システムを提供している。QRコードやICカード、スマホアプリを媒体に、電子マネーのチャージ・支払いを行なっている。電子マネー決済を利用する加盟店と電子マネーの発行 …
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QR・ICカードを使った現金チャージ機
—— 兎にも角にも設計が重要- 業種
- インターネットビジネス
- 地域
- 大阪府
- 規模
- 30人~50人
地域循環型キャッシュレス決済システムのカード(IC・QRコード)に現金をチャージする据え置き型チャージ機のアプリを開発する。本案件は、現金投入機を搭載するボードを制御しつつ、投入された金額を決済サーバに …