株式会社エスシステム

日立製メインフレームでCOBOLとPPGで構築されていた基幹システムを DELL社のPCサーバーとMicrosoft社の.net C#へとダウンシジングとスキル転換。

メインフレームとCOBOLやRPGしかご存知では無かった情報システム部の4名様を対象に 以下のようなカリキュラムで研修とOJTを実施。
・データーベースの論理設計と物理設計
・オープン系の設計・開発の進め方
・開発Toolのインストールと使い方
・グループウェアのインストールと使い方
・開発言語やToolの使い方と留意事項

●データベース開発技術
　SQL−Server 、ER/Studio
●サーバ管理技術
　Windows Server
●エンタープライズ向け
　クラスタリングによる活用性、冗長化 等
●フロント開発エンド技術
　WPF
●サーバサイド開発技術
　WCF
●ソース管理技術
　Git、Subversion
●プロジェクト管理技術
　Redmine

前述の其々の技術を座学研修とOJTにて進めると共に 既存システムの調査・分析をしながら リビルドではなくフルスクラッチで新システムを構築。

提案を受けた時は このままメインフレームで行くのか LinuxやPCサーバーにダウンサイジングをするのか 開発環境はどうするのかを悩んでいた時期だったこともあり 不安はもちろんありましたが業者の提案を採用する決断をしました。

結果を申し上げるのであれば 大成功と云っても過言は無いと思います。
研修を進めながら 新システムの要件定義や基本設計を進め 100を超える参照・入力画面が必要となってしまいましたが 業者さんが設計・作成されたFrameworkやコンポーネント類を活用する事で 予想以下の工数と費用で新システムを構築する事ができました。
また技術者のスキル転換も無事に終了し COBOLやRPGの技術者を求人するよりも .net C#等のオープン系の技術者を確保する方が容易となり 人材不足と云うテーマも改善されたと感じています。

現在は作成したシステムの保守はもとより 新作するプログラムも全て内作が可能となり 過去年に要していた外注費をZEROとする事もできています。

お客様から御礼の言葉を頂戴できるので とても嬉しく感じています。

Windows系で参照・入力画面を作成するのはWPFやWCFを用いますが それなりに敷居も高く ゼロから作成できる技術者はあまり多くはないのではないでしょうか？
その中で弊社が作成したFrameworkやComponentを 割り切って流用・活用して頂けていることもあり ユーザー様エンジニアの方にとっても有益な提案になったようにも思えます。

ただ弊社として このお客様からシステム開発のお声がけが無くなってしまったのが 営業的には心残りと云うのも本音ですが…