「ここでいい」を「ここがいい」へ。発注先探しなら比較ビズで

ビジネスフォンの価格はどのくらい?導入パターンごとの相場を解説!

公開日:2019年12月24日 最終更新日:2022年03月15日
株式会社ビジネスクロース
監修者
代表取締役 山口嘉太
ビジネスフォンの価格はどのくらい?導入パターンごとの相場を解説!

ビジネスフォンの価格って電話機の価格?これまでビジネスフォンを導入したことのない方なら感じる素朴な疑問かもしれません。しかし、内線間の通話はもちろん、複数の外線を各電話機に自在に割り振れるビジネスフォンは、家庭用の電話機とはまったくの別物です。事業の成長にともなってビジネスフォンが必要になった企業・個人事業主の方であれば、予算を確保するためにもビジネスフォンの価格が知りたいでしょう。そこで本記事では、ビジネスフォンの基礎知識を簡単に解説するとともに、相場が大きく変動する理由や、導入パターンごとのビジネスフォンの価格例を徹底解説!どのような導入パターンが最適なのか?企業ごとに最適なビジネスフォンの選び方も紹介していきます。

ビジネスフォン価格の内訳は?

一般的な家庭用電話は、回線契約を別とすれば、家屋まで配線されている電話線(モジュラージャック)にアナログの電話機を接続するだけ。ひかり電話を利用する場合でも、ひかり電話対応ルーターを電話機との間に挟むだけです。

一方、複数の電話回線(外線)を複数の電話機で共有する、複数の電話機間で内線を共有するビジネスフォンでは、外線と内線を各電話機につないで割り振る「交換機」が必要。このビジネスフォンの中枢ともいえる役割を果たす交換機のことを「主装置」と呼びます。

つまり、ビジネスフォンの価格は、各端末となる「電話機」に交換機である「主装置」をプラスした金額が基本。さらに、ビジネスフォンを設置・設定するための「工事費」をプラスしたものが、ビジネスフォンを導入するために必要な価格総額です。

ただし、ビジネスフォンとひとことにいっても種類や機能はさまざまです。単純に電話機の数が増えれば価格が高くなることは想像できるはずですが、価格相場が変動する要因がそれだけでないのもビジネスフォンの難しいところでしょう。

以下から、ビジネスフォンの価格が変動する要因を個別に解説していきましょう。

ビジネスフォンの価格:1. 電話機の種類・数

ビジネスフォンの端末となる電話機にもさまざまな種類があり、機能や接続方式によって価格もさまざまです。必要な台数が増えれば、電話機の単価に応じてビジネスフォンの価格も変動します。

たとえば、一般的な電話線で接続するアナログ電話機であれば、新品でも1台10,000円前後からの価格で入手できますが、LANケーブルを使って接続する「IP多機能電話機」になると30,000円以上、コードレスのIP多機能電話機だと90,000円を超えるものもあります。

ビジネスフォンの価格:2. 主装置の種類・サイズ

主装置の種類・サイズも、ビジネスフォンの価格が変動する大きな要因です。なぜなら、ハードウェアの主装置の場合「主装置と電話機のセット導入」が基本となるからです。

どのような主装置を選ぶのかによって利用できる電話機も変わるため、影響はビジネスフォンの価格全体におよびます。簡単に解説していきましょう。

主装置の種類:主装置かIP-PBXか

ビジネスフォンの交換機である主装置は、外線と内線を機器内に収容して端末に割り振る、オフィス内の電話局のような役割を果たしており「PBX(Private Branch Exchange)」と呼ばれる場合もあります。

ただし、1か所のオフィス内で機能するアナログのPBXを「主装置」と呼ぶ場合がほとんどであり、PBXと呼ぶ場合は「IP-PBX」を指すことが多いようです。IP-PBXとは、その名の通りIP電話などインターネット網を利用できる主装置のことです。

LANネットワークでIP多機能電話機を接続するのはもちろん、PCやスマートフォンを端末として接続できる、多拠点で内線を構築できるなどのメリットがあります。アナログの電話機を接続できる機種もあります。当然、主装置よりもIP-PBXの方が高額になる傾向にあります。

主装置のサイズ

主装置は、接続できる電話機の数に応じて「クラス」分けされており、ビジネスフォンネットワークの規模(サイズ)によっても価格が変動します。

主装置のクラス 概要
Sクラス 電話機10台、電話回線4チャンネル程度
Mクラス 電話機30台、電話回線12チャンネル程度
Lクラス 電話機80台、電話回線24チャンネル程度

オフィスの規模に応じてS〜Lまで、どの主装置を選ぶのかが変わってきますが、主装置の価格は少なくとも200,000円程度から、大規模の主装置が必要であれば300,000円以上になることもあります。

クラウドPBXという選択肢も

近年では、物理的なハードウェアとしてのIP-PBXの代わりに、クラウドサービスを利用する「クラウドPBX」も登場しており、主装置を使わないビジネスフォンネットワークを構築する企業も増えています。

クラウド環境に構築された仮想PBXを活用する「クラウドPBX」は、スマートフォンはもちろん、PCを利用したソフトフォンも使えるため初期費用を大幅に削減できることが魅力でしょう。ただしオフィスに固定電話を置きたい場合は、LAN接続可能なIP多機能電話機が必要です。

ビジネスフォンの価格:3. 工事費

ビジネスフォンの設置・設定にかかる工事費も、総額としての価格に影響してくる要因です。

主装置と電話機で構成される一般的なビジネスフォンの場合、電話機1台に対して約10,000円程度の工事費がかかるため、多数の電話機を設定する必要のある大規模ビジネスフォンでは工事費の総額も高くなります。

また、オフィス内の電話線ネットワークなどの物理的な工事費も必要。IP-PBXやクラウドPBXであれば、オフィス内の既存LANネットワークを活用できるため、配線工事費が削減できる可能性もあります。

ビジネスフォンの価格:4. 導入パターン

導入パターンも、ビジネスフォンの価格に大きく影響してくる要因です。大きくは、

  • 新品のビジネスフォンを購入
  • 新品のビジネスフォンをリースで導入
  • 中古のビジネスフォンを購入

という3つのパターンが考えられますが、それぞれには異なるメリット・デメリットがあります。以下から簡単に解説していきます。

新品のビジネスフォンを購入

新品のビジネスフォン購入は、もっとも初期費用が高額になる導入パターンです。

法人が導入する際には、数年かけてビジネスフォンの価格を設備費として償却していく手間も必要ですが、ランニングコストを使った分だけに抑えられる(電話代・電気代など)、導入時の最新機種が選べるメリットがあります。

ビジネスフォンの耐用年数は6年に定められていますが、丁寧に使えば10年以上使い続けることも可能です。最新のビジネスフォンに切り替えたいというニーズがあれば、既存ビジネスフォンを中古として販売できるなど、自由な運用ができることも魅力です。

新品のビジネスフォンをリースで導入

多くの企業で採用される導入パターンが、新品ビジネスフォンのリース導入です。リース導入の魅力は、なんといっても初期費用を抑えられること。ビジネスフォンのリース料は経費として落とせるため、節税効果を得られるというメリットもあります。

ただし、ビジネスフォンの価格にリース契約に応じた利率が上乗せされるため、新品購入よりも総額は大きくなってしまいます。

新品同様、電話代などのランニングコストがかかるほか、月々のリース料金も支払い続ける必要があり、リースアップ時にはビジネスフォンの返却も必要です。契約期間中はビジネスフォンの入れ替えなどができないことも考慮に入れておく必要があるでしょう。

中古のビジネスフォンを購入

ビジネスフォンの価格・総額をもっとも抑えられる導入パターンが、中古ビジネスフォンの購入です。

近年では、クリーニングの行き届いた中古ビジネスフォンを取り扱う代理店が数多く存在するため、比較的自由に機種を選べることもポイント。新品同様、自社所有ならではの自由な運用ができることも魅力です。

一方、耐用年数以上の利用が可能とはいえ、新品ビジネスフォンのように長く使えない可能性があるのは中古ならではのデメリットでしょう。

保証面がどうなっているのか?サポートが得られるのか?など、販売代理店の選び方が重要になります。また、中古ビジネスフォンではリース契約が使えないことも念頭に置いておくべきです。

新品ビジネスフォン購入の価格例

それでは、実際にビジネスフォンの価格はどの程度を見ておけばいいのか?具体的なイメージをつかんでいただくため、導入パターンごとの費用例を紹介しておきましょう。まずは、小〜中規模のオフィス向けに、新品ビジネスフォンを購入した場合の価格例です。

参照元:NTT西日本「SmartNetcommunity αA1 Standard」

価格例としてピックアップしたビジネスフォンは、NTTの人気機種「SmartNetcommunity αA1 Standard」です。

スマートフォンも接続できるIP-PBXであるため、外出先から会社電話番号で発信することも可能。電話機3台セットで約450,000円から、電話機1台あたりの工事費を10,000円として算出しています。

価格内訳 3台セット 5台セット 10台セット
ビジネスフォンの価格 450,000円〜 550,000円〜 800,000円〜
工事費用 30,000円 50,000円 100,000円
総額 480,000円〜 600,000円〜 900,000円〜

もちろん、製品に応じてビジネスフォンの価格も異なるため、安い機種を選定するというのも総額を抑える方法。たとえば、ビジネスフォン大手「Saxa PLATIA II」であれば、NTTと同等の機能を持ちながら、3台セット330,000円程度から入手できます。

新品ビジネスフォンのリース導入価格例

新品ビジネスフォンをリース導入した場合はどうでしょう?一般的に、リース契約は法定耐用年数に従って契約年数が定められます。

ビジネスフォンの場合は「5年」「6年」「7年」となるケースが多く、料率は企業ごとの審査結果に応じます。上述した「SmartNetcommunity αA1 Standard」3台セット(450,000円)を例に、リース導入の月額・総額例を紹介しておきます。

  5年リース(2%) 6年リース(1.7%) 7年リース(1.5%)
リース月額料金 9,000円 7,650円 6,750円
リース料を含むビジネスフォンの価格 540,000円 550,800円 567,000円
工事費用 30,000円 30,000円 30,000円
総額 570,000円 580,800円 597,000円

ビジネスフォンを新品購入するケースよりも、90,000円以上総額が多くなることがおわかりでしょう。一方で、初期費用として最初に出て行くお金を減らせることはリース契約最大のメリット。企業・店舗それぞれの事情によって、どちらが適切なのかは異なってきます。

中古ビジネスフォン購入の価格例

ビジネスフォン価格をもっとも抑えられる導入パターン、中古購入の場合はどうでしょう?多くの方が「中古だから使いにくいのではないか?」心配しているかもしれません。

近年のビジネスフォンは充分に進化しているため、数年落ちの製品でも機能的に見劣りすることはそれほどありません。同じNTTが2013年まで販売していたビジネスフォン「SmartNetcommunity αNX Plus」を中古購入した場合の費用例を紹介しておきます。

参照元:NTT東日本「SmartNetcommunity αNX Plus」

価格内訳 3台セット 5台セット 15台セット
中古ビジネスフォンの価格 52,800円〜 62,800円〜 140,000円〜
工事費用 30,000円 50,000円 150,000円
総額 82,800円〜 112,800円〜 290,000円〜

ご覧のように、中古購入であれば新品の約1/4〜1/5程度の価格でビジネスフォンの導入が可能。多くの機能を求めないのであれば、より価格を抑えた導入も可能でしょう。

クラウドPBX導入の価格例

主装置の導入が必要ない「クラウドPBX」を選択した場合、費用相場はどのくらいになるのでしょうか。

クラウドPBXの場合、固定電話機を必要とするのか?どのくらいのユーザー数が必要なのか?などの要因で異なるため、一概にいくらという価格例を挙げるのは困難ですが、クラウドPBXサービスベンダー側のおおまかな費用を紹介しておきます。

費用内訳 費用相場
初期費用 10,000〜50,000円
月額料金(1ユーザーあたり) 1,500〜3,000円

スマートフォン・ソフトフォンなどを社内LANに接続するのであれば、電話機も工事も必要ありませんが、オフィス内に固定電話機を置きたい場合は、LAN接続できるIP多機能電話機が必要。中古で入手するなどで価格を抑えることも可能です。

ビジネスフォン導入パターンはどれがおすすめ?

ここまでで、ビジネスフォンの価格が大きく変動する理由、なかでも重要な要素となる導入パターン別の価格例を紹介してきました。

ビジネスフォンの導入を検討する企業・店舗の事情・予算によって、どの導入パターンが最適なのかは異なりますが、以下から、適切な導入パターンを選択するためのヒントとなるポイントを紹介していきます。

ビジネスフォンを長く使いたい企業は新品購入

比較的予算に余裕があり、導入したビジネスフォンを長く使っていきたい企業・店舗の方であれば、新品購入がおすすめです。

上述したように、法定耐用年数は6年ではあるものの、丁寧に扱えばビジネスフォンは10年以上使用し続けることも可能です。

ビジネスフォンの技術は非常に成熟したステージにあるため、最新機種を導入すれば機能面での見劣りを感じることも少ないといえます。リースアップ時の返却を気にする必要がないのも、ビジネスフォン新品購入の魅力です。

それでも初期費用を抑えたい企業はリース導入

ビジネスフォンを長く使いたいと考えてはいるが、初期費用の予算は抑えたい、そんな企業・店舗の方であれば、リースを活用した新品ビジネスフォンの導入がおすすめです。

リースアップ時のビジネスフォン返却に伴って、新たなビジネスフォンを導入しなければならないデメリットはありますが、場合によってはリース後の買取や延長リースが可能なケースも。リース料を経費として落とせるのも新品購入にはないメリットです。

とにかく安くビジネスフォンを導入したい企業は中古購入

新品を購入できるほどの予算はないが、ビジネスフォンの導入が必須だという企業・店舗の方であれば、中古購入が選択肢となるでしょう。

人気のビジネスフォンであれば、中古の数が出回っている場合が多いため、こなれた価格で多機能なビジネスフォンを入手できる可能性が高まります。

ただし、しっかりとクリーニングされているのか?保証やサポートはどうなっているのか?などが重要となるのは上述した通り。中古購入に限ったことではありませんが、特に代理店の選定がポイントです。

スタートアップならクラウドPBXがおすすめ

クラウドPBXには、初期費用が安い、専用の電話機がなくても使えるメリットがありますが、長く使い続けることによってトータルコストがかさんでしまう可能性があることも事実でしょう。

こうしたクラウドPBXの特徴を活かせるのは、事業の成長・従業員数の増加に伴って、頻繁に拠点を移動する可能性のあるスタートアップだといえるでしょう。

主装置はあらかじめ接続できる電話機の台数が物理的に決められているため、急激な事業成長による電話機増大への対応には限界があります。こうした制限がないのもクラウドPBXのメリット。オフィス移転する際も、ビジネスフォンの物理的な引越しは必要ありません。

販売店は複数の候補に見積もり依頼して決めよう

さまざまな導入パターンが考えられるビジネスフォンですが、機種・電話機の数に関しては、自社ニーズを明確にすることで自然と絞り込まれてくるはずです。

しかし、ビジネスフォンの価格自体も販売代理店に応じて変動します。中古購入に限らず、ビジネスフォン導入で販売代理店の選定が重要になるのはこのためです。

適切な販売代理店を選定するためには、複数の候補先から見積もりを取り、問い合わせ時の対応、見積書の内容を比較することが鉄則です。

中古ビジネスフォンも扱っているのか?リース契約に対応できるのか?工事を含めたトータルサポートが可能なのか?あらゆるポイントをしっかりと見極めましょう。

まとめ

ビジネスフォンを導入したいが、どうしたらいいか分からない。そんな方に向け、本記事では、ビジネスフォンの基礎知識を簡単に解説するとともに、相場が大きく変動する理由や、導入パターンごとのビジネスフォンの価格例を解説してきました。

しかし、ビジネスフォンの価格に大きく影響する要因として、販売代理店の存在があることを見逃してはいけません。適切な一社を選ぶためには、自社ニーズに対応できる優良な販売代理店を複数ピックアップし、それぞれに見積もりを依頼することが重要。とはいえ、その候補先を絞り込むことすら難しい場合もあるでしょう。

そんなとき「比較ビズ」なら、必要事項を入力する2分程度の手間で、ビジネスフォンに強い販売代理店をスピーディーに探せます。どの販売代理店に相談すべきなのか?迷うようなことがあれば、是非利用してみてください。

監修者の一言

ビジネスフォンの料金は、主装置、ユニット、電話機本体、工事費で構成されています。導入パターンによって金額の差があるのですが、ビジネスフォンは10年以上利用する会社も多いので長く利用する事を考えると購入する選択肢が一番多くみられます。

初期費用を抑えたい会社はリースでの導入が多く、リース終了後にビジネスフォンを買い取れるリース会社も増えているので、初期費用の負担を減らしたい会社はリースでの導入がお勧めです。

また、ビジネスフォン業界では中古の電話機が多くあり、今では中古専門の電話機業者も存在します。シンプルな機能しか利用しない場合は、中古の機械を利用する事が一番お安く導入する方法です。

さらに、電話回線とセット申し込みにする場合、ビジネスフォンが半額以下で導入できる場合もありますので、一度業者を比較することも大切でしょう。

株式会社ビジネスクロース
代表取締役 山口嘉太
監修者

東京都千代田区出身。オフィス機器販売店を5年間経て株式会社ビジネスクロースを設立、代表取締役就任。累計1,000社以上の中小企業のオフィス機器周りをサポートし、コスト削減を実現。現在は、外資系企業、上場企業のオフィス機器も担当。オフィス機器の他に、営業コンサルティング、営業研修など幅広い分野で活動中。

電話回線を一括見積もりで発注先を楽に探す
電話回線を一括見積もりで発注先を楽に探す
比較ビズへ掲載しませんか?

一括見積もりで発注先を探す