株式会社アイ・アンド・シー

医薬品業界には、製薬会社から卸を経て病院など医療機関や福祉施設、調剤薬局に販売した数量実績を指す「実消化」という言葉があります。膨大な消化データの最適化と各種マスタの整備・再構築により、データの円滑な処理を可能にしました。

消化データの最適化処理とクレンジング機能を実装して大量のデータでも正確かつ円滑に処理できるようにし、データの欠落が起きないようにしました。
病院の開院・閉院、調剤薬局・ドラッグストアの開店・閉店など商品販売に関連する情報をカテゴリー別にまとめ、MR（医薬営業）や企画担当者が担当地域・職務で必要な情報をマイページとして作成できるようにしました。

消化データが正確に記録されるようになったため、BIツールによる複合的なデータ分析が可能となりました。それにより、病院、調剤薬局、ドラッグストアへの営業戦略・マーケティング施策の企画が策定できるようになりました。また、担当者別・部署別の分析もできるようになったため、公平な人事評価に役立ちました。

これまで使っていたシステムは消化データの処理速度に難があり、毎日のようにデータの欠損が発生してそれらの抽出・修正に多くの時間を取られていました。また、病院・診療所やドラッグストアの開所・閉所情報がリアルタイムに共有されず、それらを社内の組織体制に反映させて販売情報とMR（医薬営業）の紐づけを行うことが困難でした。
今回のシステム導入で、それらの課題が完全に解決できて非常に助かっています。