株式会社CCG C.REP

不動産業界の中でも法人様向け不動産サービスを営まれています。対象としては工場用地・貸し倉庫、また事業所や店舗物件を探される企業様や、仕入れ先として物件用地や既存建物など不動産オーナー様がターゲットとなります。一般消費者が直接的な対象ではないため、これまで人海戦術オンリーで長年やってこられました。
CCG C.REPではこれまでI社様とは従業員様のお名刺をオーダーに合わせてご納品していました。そんな中、CCG C.REPの事業全体をご解説させて頂いた際、実はホームページに課題を抱えているとのお話が出ました。現状の公式サイトもサーバーも契約期間が2021年8月に終了されるとのこと。
これを大きな転機として、改めてI社様の特徴やビジネスの在り方、想定できる課題について徹底的にヒアリング。流通事業部様は大阪と福岡で事業展開されているため、福岡のご担当者様ともお会いさせて頂きました。

これまでの公式サイトは「どんな会社なのか分かれば良い」という会社パンフレットのような構成でした。一応、不動産物件を掲載できるようになっていましたが、検索軸が曖昧で正しく抽出表示できない状態でした。また一方で物件情報を上手く管理できないため、I社様もうまくご活用されていないご様子でした。物件以外のサービス紹介ページも遷移がよく分からず情報が重複していました。
そこでイマス様と情報の整理を行って徹底的に無駄を削除。次いで物件情報を可能な限り見つけ（検索）やすくすることと、見つからなかった場合に問い合わせやすくする方法をご提案しました。さらにこれまで正式にやったことがない「Web広告による集客」をご提案。人海戦術がほぼ全てだった営業スタイルを少しずつ変えていただこうと考えました。

公式サイトは2021年8月に無事公開。その後にGoogleの検索連動型広告を実施して頂くことになりました。 広告開始当初はお問い合わせも月間1件程度。広告配信の設定を徐々に調整しています。またページ内の誘導を増やしたり、ボタン設置を変更するなど定期的にページ改良も行っています。
また掲載物件件数も少なかったのですが頑張って頂き、現在は当初より見ごたえのあるページになったかと思います。
結果として現在ではお問い合わせの件数も増え、徐々にですがWebからのお客様が増えてきているご様子です。Web広告は現在も継続してご利用いただいており、I社様とは良好なお取引を頂戴しております。

現状のビジネスや流通経路、I社様の特色、ターゲット企業など全体を把握するのにかなりの時間を費やしました。またそこからユーザー側の「物件の選び方/選ぶ条件」を想定し、実際の物件情報の管理方法や情報の入力方法と結びつける方法を考案。加えて訪問されたユーザーが他社に流れなくするための方法。さらにページご訪問者を後からフォローできるようにするための設計も取り入れました。
このように公式サイトの設計をしつつ、リニューアル後のWeb広告（検索連動型広告）もご提案させていただきました。「せっかく探してもらえるサイトになるので、Webで物件を探すユーザーを呼び込みましょう」とご説明しました。