株式会社CCG C.REP

建築・不動産の建築企画用ソフトウェアの開発・販売で、業界をリードするS社様。主力製品は35年以上にわたる開発と進化の継続により、ゼネコン・設計事務所からの非常に高い評価と満足度を得ながら事業を順調に成長させておられます。
ご依頼の内容は、メインのソフトウェア事業ではなく、設計業務で判定や申請業務の難易度の高い天空率関連の受託事業（代行請負）のマーケティング強化に関するご相談でした。
受託事業は、クライアント内では戦略事業と位置付けられているものの、どうしてもメイン事業の拡大に合わせて組織や人的リソースをメイン事業にシフトせざる得ない状況の中、受託事業の売上や成約数の伸び悩みに直面しており、「効率的に集客・成約できるマーケティングフロー・施策を構築する」ことで、人的リソースの増強なく売上アップ・成約数アップを実現したいというご依頼でした。

クライアントのご担当者様にご協力いただきながら、受託事業の新規成約におけるカスタマージャーニーを整理し、現状の施策状況と年間の成約数やＣＶ数の分析を行いました。分析を通じて、新規見込み客に適したアプローチ施策やコンテンツの仮説が明確に見えたため、WEB施策（リスティング広告＋ディスプレイ広告＋LP2種）とＤＭ施策（企画・デザイン・印刷・発送）を絡めながら、スモールスタートで、継続モニタリング・改善していくプランをご提案いたしました。LPに関してはなるべく費用を抑えたいとのご希望もあり、ノンコーディングツールでの制作をご提案し、採用いただきました（ＬＰの企画制作にあたっては、制作前に受託事業のサービスの魅力をエンドユーザー目線で再度明確にすることと、ご利用者の最新の声を掲載するために、クライアントからサービス利用者へのアンケート・ヒアリングをこちらからの提案によりご採用いただきました）。

ご利用者へのアンケート・ヒアリングにより、改めて事業・サービスの強みが明確になり、分析によって立てた仮説を実証していくことは比較的容易でした。それだけクライアントの事業に魅力・強みがすでにあったということだと思います。月額のご予算を抑えたWEB広告運用でも、広告レポートはもちろん、GA解析も併用して行いながらレポーティングしていくこと、またＤＭ実施時にはその反響状況なども分析しながら、クライアントから定量・定性での結果を共有いただきながら運用・改善継続を行っています。

ご支援して1年以上になりますが、現状では毎月コンスタントなCV獲得と、成約件数では対前年比123％という結果につながりました。
まだまだ育成しながらではありますが、当初の目的であった、人的リソースの増加なく「効率的に集客・成約できるマーケティングの仕組みを構築する」ことにもつながったように思います。