- 川上から川下までを網羅する「一気通貫のSPA体制」
- 企画から資材調達まで丸投げできる圧倒的な提案力
- 小ロット・短納期を実現する柔軟な生産ネットワーク
神戸レザークロス株式会社について
神戸レザークロス株式会社は、1948年の創業以来、日本の靴の聖地である兵庫県神戸市を拠点に、日本のフットウェアおよびファッション雑貨の総合企業です。
弊社の最大の特徴は、単なる靴の製造メーカーや小売業にとどまらず、「素材の開発・調達」「靴の土台となる木型(ラスト)の製造」「商品の企画・デザイン」「国内外での生産(OEM/ODM)」「自社ブランドによる小売(SPA)」にいたるまで、靴ビジネスにおけるすべてのバリューチェーンを自社グループ内で完結できる独自の垂直統合型ビジネスモデル(一気通貫体制)を確立している点にあります。
2019年には大手アパレルグループである株式会社ワールドの100パーセント子会社となり、同グループが持つデジタルプラットフォームや店舗運営ノウハウ、プラットフォーム(ソリューション)事業と融合。これにより、伝統的な「職人のモノづくり」と「先進的なデジタル技術」「大手アパレルのマーケティング力」を兼ね備えた、業界でも唯一無二のポジションを築き上げています。
「 コア・コンピタンス(5つの本質的な強み)」
1)川上から川下までを網羅する「一気通貫のSPA体制」
多くのシューズブランドやアパレル企業は、素材、木型、製造、販売をそれぞれ別々の企業に依存しています。しかし、神戸レザークロスはこれらすべてを内製化しています。
・トレンドの即時回収と具現化
自社ブランド(エスペランサ等)の店頭やECで得た消費者のリアルな購買データやトレンドの兆候を、即座に川上の資材開発やデザイン企画にフィードバックできます。
・圧倒的なスピード感
各工程間のロスを最小限に抑えることで、トレンドの移り変わりが激しいレディースファッション市場において、他社の追随を許さない圧倒的な短納期での製品化を実現しています。
2)靴の命である「木型(ラスト)資産」と職人技
靴の「履き心地」と「シルエットの美しさ」のすべてを決定づけるのは「木型(ラスト)」です。同社は長年にわたり日本人の足型を徹底的に研究し、数千型に及ぶ膨大な木型データを蓄積しています。
・熟練の足型職人(モデリスト)
同社には、ミリ単位の調整で極上の履き心地を生み出す熟練の職人が在籍しています。その技術力は高く評価されており、有名コレクションブランドのランウェイ用シューズの木型制作を手がけた実績があります。
・アパレル雑貨への応用
この「立体を美しく、機能的に成型する」という靴作りのノウハウは、バッグやポーチといったアパレル雑貨の美しいシルエットや耐久性の向上にもダイレクトに活かされています。
3)デジタル技術を融合した「スマート・モノづくり」
伝統的な職人技を大切にする一方で、同社は業界に先駆けてデジタルテクノロジー(DX)を積極的に導入しています。
・3D CAD・3Dプリンターの活用
職人が削り出した木型を即座に3Dデータ化し、3Dプリンターを用いてヒールや底材(ソール)のプロトタイプを迅速に造形する「KLC Craft Lab」を運営しています。これにより、従来数週間かかっていた試作期間を劇的に短縮し、開発コストの削減と精度の向上を両立させています。
4)課題解決型の「ハイエンドOEM / ODM事業」
自社で資材、木型、デザイン、生産ノウハウのすべてを持っているからこそ、有力アパレルブランドや大手セレクトショップから委託されるOEM/ODM事業において、圧倒的な強みを発揮します。
・「丸投げ」に応える提案力
クライアントから提示されたデザイン通りに作るだけでなく、「今季の服のトレンドがこうだから、この素材を使ったこの形の靴が合う」という、素材提案からのトータルプロデュース(ODM)が可能です。
・「痛い・合わない」の解消
アパレル企業が靴ビジネスに参入する際、最大の障壁となる「サイズ不良による返品・クレーム」を、同社が持つ高品質な木型とフィッティングデータによって未然に防ぎます。
5)業界をリードする「サステナビリティ(ESG)の先進性」
神戸レザークロスは、環境配慮への取り組みが叫ばれる遥か前、1973年から兵庫県内での植林・造林事業を展開している環境先進企業です。
・循環型製造システム(プララストのリサイクル)
靴の量産に不可欠なプラスチック製の靴型(プララスト)に目をつけ、役目を終えた靴型を自社で回収・粉砕し、再生材料を90パーセント以上使用したエコ靴型として再び製品化するリサイクルシステムを確立しています。
「主な事業領域とブランド特色
・リテール(小売)事業
ESPERANZA(エスペランサ)
10代後半から20代を中心に、日本のギャルカルチャーやトレンドシューズの代名詞として長年愛されてきたアイコン的ブランド。「カラフル」「キャッチー」「歩きやすい高ヒール」を強みに、現在はワールドグループの持つ店舗運営ノウハウを掛け合わせ、時代に合わせたモダンなリアル店舗とEC展開を行っています。
・アパレル雑貨・ライフスタイル事業
靴の開発で培った「素材の選定眼」と「立体成型技術」を横展開し、バッグ、ポーチ、アクセサリー、その他ファッショングッズの企画・製造を行っています。アパレル衣料のトレンド(カラー・素材感)と完全にシンクロした雑貨を、タイムリーかつ適切な価格で市場へ投入できる点が大きな特色です。
「未来への展望と社会的価値」
神戸レザークロス株式会社は、長年培った「クラフトマンシップ(職人技)」に「サイエンス(3D技術・データ)」を掛け合わせ、さらにワールドグループの「デジタル・マーケティング力」を注入することで、斜陽化が懸念される日本の製靴産業において「持続可能な次世代型モノづくり企業」への脱皮を果たしました。
事業内容
卸・資材開発事業
靴のベースとなる合成皮革やテキスタイルなどのファッション素材を自社で開発・調達し、メーカーやアパレル企業へ卸販売しています。
OEM / ODM事業
大手アパレルや有名セレクトショップ向けに、婦人靴やバッグなどの雑貨を企画・提案・製造。豊富な木型(ラスト)資産を活かした「履き心地の良い靴作り」が強みです。
小売(リテール)事業
レディースシューズの人気ブランド「ESPERANZA(エスペランサ)」をはじめ、バッグやアクセサリーなどの店舗およびECサイトを運営しています。
生産・サステナブル事業
自社工場での靴型(木型・プララスト)やヒール・底材の製造。また、使用済みプラスチック靴型の「リサイクル事業」や、1973年から続く「植林・造林事業」といった環境保全活動も行っています。
会社情報
- 会社名
- 神戸レザークロス株式会社
- 業種
- 製造業:アパレル
- 代表者名
- 小倉 一憲
- 郵便番号
- 650-8585
- 所在地
- 兵庫県神戸市中央区港島中町6-8-1